2025.07.09

サーモン丼@なか卯

Salmondon2507001

 「なか卯」で2025年6月25日から期間限定で発売中の「サーモン丼(890円)」を試食。発売開始からかなり日が経ってしまったせいか、店内外の広告類は次回発売予定の「旨辛チゲ風親子丼」一色になっていて、「サーモン丼」及び同時発売の「サーモンユッケ丼」はすっかり影が薄くなっていました。

 なおなか卯は過去何度か期間限定でサーモン丼を発売しており、直近では2023年6月に試食済。ただその時からなんと200円も値上がり!!

Salmondon2507002

 「なか卯特製のタレに漬け込んだサーモンを使った商品です。贅沢に盛りつけたノルウェー産アトランティックサーモンは、上質な脂と鮮やかな色合いが特長です。2種の醤油や、鰹と昆布の出汁を使用した特製ダレのまろやかな味わいが、サーモンの上品な甘みを引き立てます。サーモンの濃厚な旨みと、とろけるような口どけを存分にお楽しみください。」というのがなか卯のウリ文句。

 ウリ文句だとサーモン自体が特製ダレに漬け込んであるので、なか卯はそのまま食べることを推奨しているようです。でもそれだけではちょっと物足りない感じがしたので、卓上のだし醤油で別添えの信州安曇野産本わさびを溶かしてわずかに回し掛けすると実に良い感じに。

 また2023年6月のウリ文句には「特製ダレ」には触れていなかったので、そこでひと手間かけた分が大幅値上げに反省されたのかもしれません。

 サーモン本体は安モンのスーパーで出てきそうな妙に筋っぽい奴でもなく、100円回転寿司のサーモンみたいな妙にパサついた奴でもなく、さらにサーモンと特製ダレの相性も抜群で、サーモンの甘み、そしてとろけるような食感が存分に楽しめました。惜しくらくはご飯がちょっとパサつき加減だったこと。

 丼ものチェーン店の中では海鮮系の丼ものに強みをもつ「なか卯」。随分高くなってしまいましたが、それでも漁港近くのしょーもない海鮮丼よりは遥かにコスパが良く、安心安定の美味さを維持していると思います。

|

2025.07.08

味一@宇部 ~ 肉天うどん

Ajiitiube001

 山陽本線宇部駅にある立ち食いうどん屋「味一」。宇部市の中心市街地には宇部新川駅のほうがずっと近くて、宇部駅は街はずれの位置づけでしたが、宇部新川駅周辺の衰退が著しくて今や宇部駅のほうが乗降客数は遥かに多い模様。それゆえ宇部新川駅からはコンビニが撤退したのに対し、宇部駅はうどん屋が残っているのかも。

 なお「味一」は下関にも店があり、広島や山口で駅ナカ事業を展開している「ジェイアールサービスネット広島」の傘下のようです。

 店内の券売機で「肉天うどん(740円)」を注文。どのメニューもそばのほうが10円高いのが目を惹きました。 先客ゼロ、後客2。

Ajiitiube002

 山口のチェーン店「どんどん」で試食した際には九州のうどんの影響を強く受けているのか口当たり柔らかめでしたが、ここは立ち食いでさっと湯を通すだけのせいか、ちゃんとコシがありました!!麺は店先に幟が揺れている「宇部丸うどん」なのかな?

 肉はかなり甘ったるい味付け。そして肉の甘みが良い感じにつゆに移って、つゆの旨さがマシマシ。

 一方天ぷらはコロモだらけの小さなかき揚げでかなり残念。まあトッピングならたった+100円なのも納得の出来で、これなら「肉うどん」で十分だったと後悔するも時すでに遅し。

 場所柄いつまであるか判らないので記録しておきます。

|

2025.07.07

"レモン風味"のねぎ塩ロースかつ定食@松のや

Negisio2507001

 「松のや」が2025年7月2日から期間限定販売中の「"レモン風味"のねぎ塩ロースかつ定食(830円)」を試食。同じ趣向で「本格唐揚げ定食」や「ささみかつ定食」も併売。

 「たっぷり乗ったレモン風味の塩ダレに加え、刻みねぎによるシャキシャキ食感も楽しめる逸品です。肉の旨味と絶品塩ダレ、ご飯を一緒に食べれば夏の訪れもすぐそこに。」というのが松のやのウリ文句。

Negisio2507002

 細かく刻まれた玉ねぎと青ネギが塩だれまみれになってロースかつの上に大量に乗せられています。あまりにも量が多いので、一部は千切りキャベツのドレッシングに転用。

 そして"レモン風味"とわざわざ強調している通り、塩だれはやたら酸味が強いのが特徴。あまりにも酸味がうるさすぎて、レモンだとは判らないくらい。ただ松のやのいう通り夏向きのさっぱりした味になっているのは確か。

 梅肉はお口直しのつもりで添えたようですが、酸っぱいものに対して酸っぱいものが口直しになるという感覚が謎すぎ。梅肉自体あまり好きではないので、これは全残し。

|

2025.07.06

一天張@大街道(松山市) ~ 汁なしタンタン麺・赤

Ittennbari2506001

 松山三越の1ブロック南にある飲食店街内。先客1、後客8。出足は鈍かったものの、正午を回ると近所で働いていると思しきワイシャツ姿のオッサンばかりゾロゾロやってきました。

 券売機はなく、卓上のメニューを見ると各種タンタン麺にご飯orミニ杏仁豆腐とサラダがついた「ランチサービス(880円)」が格安だったので、「汁なしタンタン麺・赤」をランチサービスで御願いしました。後払い。

 なおデフォルトだと「汁なし」は「汁あり」より100円安いせいか、ランチサービスではさらに温泉卵が付いてきました。

 もともと飲み屋だった感じの店内は入口近くに2人卓×1と6人卓×1、奥に縦長カウンター6席、さらに店奥にも座席がある模様。卓上に調味料類なし。残念ながら店員の愛想は正直良くありません。

Ittennbari2506002

 「本場四川直輸入の花椒と特製ラー油をたっぷりと使用しています。痺れる辛さと旨味のヤミツキ系です」というのが店のウリ文句。個人的には痺れが結構強くて辛さはほどほどという印象を受けました。よって途中で温泉玉子を投入して味をマイルドにするのも吉。

 麺は中細ストレートタイプ。水気が少なそうなややごわついた食感で、やや硬めの仕上がり。

 総じて広島の汁なし担々麺と同じ感じでしょうか。麺があまり好みではないので、ご飯を投入して大量に余った肉味噌や刻みネギを絡めながらいただいたほうが正直遥かに美味かったような・・・でもコスパは抜群なのでオッサンがワラワラやってくるのも納得。

Ittennbari2506003

Ittennbari2506004


 飯食って、風呂入って終わる一日・・・

|

2025.07.05

海苔つけそば@いろり庵きらく

Noritukesoba2507001

 JR東日本系列の立ち食い蕎麦屋「いろり庵きらく」が2025年6月26日から9月3日までの期間限定で発売中の「海苔つけそば(600円)」を特盛50円割引セールをやっているのに釣られて「特盛(+150円)」で試食。ただ店外の広告の扱いは同時発売の「夏野菜のネバトロそば」のほうが上でした。

 なお「いろり庵きらく」は改札内にある店がほとんどですが、蕨店は珍しく改札外に店を構えています。

 「海苔つけそば」は「毎年大人気のピリリと辛い海苔つけそばが今年も登場!」とあるので夏の恒例商品なのでしょう。

Noritukesoba2507002

 「暑い季節でも食欲をそそるような特製のピリ辛だれは、2種類の黒胡椒の香りとラー油の辛味を効かせました。大根おろしでさっぱりとした後味を加え、ばら海苔が全体の風味を引きたてます。やみつきになるピリ辛の旨さをお楽しみください。」というのがいろり庵きらくのウリ文句。刻みネギが別皿で付いてきます。

 大根おろしやばら海苔の量が案外多いせいか、麺を汁にちょんと浸けようにも麺が全然沈みません!!必然的に麺をつゆにどっぷり浸けざるを得ず、自分の好みよりも辛いものを食べる羽目に。ラー油の辛味ははっきりと判るのですが、「2種類の黒胡椒の香り」は判然とせず。

 麺はかけそばと同じなのかな?まぁ立ち食い蕎麦屋のもりそばには多くを期待していないので、その辺は目を瞑ります。

 特盛は2玉だそうですが、トッピングがないに等しいと胃もたれしようがないのであっという間に完食。夏向きのさっぱりとした後味なのは確か。配膳口横に蕎麦湯のポットが置いてあったので、蕎麦湯を少々堪能してフィニッシュ。

|

2025.07.04

資さんうどん 足立鹿浜店 ~ 冷かしわごぼ天5本ぶっかけ

Sukesan2506001

 すかいらーくホールディングス傘下になって首都圏進出を開始した北九州ベースの「資さんうどん」。うちからチャリで行ける範囲内に「足立鹿浜店」が出来たので、開店当初の大ブームが一段落した頃を見計らって往訪してみました。

 店に到着したのは平日11時ちょい前だったので待ち時間ゼロで入店できましたが、そんな早い時間帯から店は大盛況。退店時には店内外に待ち客が20人くらい出来ており、駐車場は満車に。

 資さんうどんは入店すると「受付機で人数・座席希望を入力」→「指定された席に着席」→「タッチパネルで発注」→「伝票を持ってセルフレジで会計」という回転寿司とそっくりなシステムを採用しています。ライバルの「丸亀製麺」のオペレーションが昔ながらの「セルフうどんの店」の延長線上でしかないのと対照的。なおタッチパネルではメニューの全容が掴みづらいせいか、紙のメニューも置いてありました。早速「冷かしわごぼ天5本ぶっかけ(770円)」を注文。

 出来上がりに結構時間がかかるのは予想外。でも「ぶっかけ」のつゆが最初からうどんにかけられた状態ではなく、小瓶で別添えで出てくるのには感心しました。これは丸亀製麺にはない配慮。

Sukesan2506002

 個人的には福岡のコシがない柔らかすぎるうどんは超苦手で、もはや「天敵」のレベルだと思っています。それでも北九州のうどんは博多よりはマシという評価。さらに「冷」なら柔らかすぎることもなかろうと思って「冷かしわごぼ天5本ぶっかけ」を注文したのですが、これが大正解。弾力性がはっきりと感じられる、自分の好みに近いうどんが出てきました。

 ごぼう天は資さんうどんの売り物だけあって、これがまた美味い。太目でしっかりした歯応えで、しかも軽く揚がっていて全然油臭くない。ただ麺量と比べると5本は過剰でした。次回は3本でいいかな?

 九州のうどんにありがちな「かしわ」は案外量がありましたが、かなり甘めの味付け。それもまた九州風かも。他になると、刻み青ネギ。卓上の「とろろ昆布」が面白いアクセントに。

 丸亀製麺の値上がりが著しいせいか、資さんうどんが割安に見えるのも人気の秘訣でしょうか?大満足の一杯でした。隣のオッサンが食べていた小倉名物「焼うどん」が美味そうだったので、次回はそれにチャレンジしてみます。

|

2025.07.03

本郷油倶楽部@本郷三丁目 ~ 醤油油そば

Hongoabura2505001

 丸ノ内線本郷三丁目駅を出て本郷通を南へ下ってすぐ。かつて「175°DENO担担麺」があったところで、その前後もラーメン屋ばかりしょっちゅう入れ替わっている鬼門的な立地のようです。先客ゼロ、後客2。

 券売機は無くオーダーシートを書いて注文する方式。メニュー先頭の「醤油油そば(850円)」を注文。麺をストレート麺or縮れ麺から選べるので、縮れ麺で。また並盛(200g)・大盛(260g)同料金なので大盛にしました。先会計制。

 メニューは他に旨塩油そば、辛味噌油そば、ジャンク油そば(醤油・塩)、特製油そば(醤油・塩)など。

 店内は縦長カウンター5+5席のみ。席の背後がやや狭いのが鬱。卓上には、胡麻油、酢、ラー油、かえし、魚粉、ブラックペッパー、ガーリックパウダー、一味、すりゴマ、タバスコ、カレー粉と油そば専門店らしくゴテゴテと置いてあります。水セルフ。最初にスープが出てきました。

Hongoabura2505002

 配膳後天地をひっくり返しながらひとしきり混ぜ混ぜしてから試食しましたが、底に溜まっている醤油ダレの量こそ多くないものの、デフォルトでもややしょっぱめ。よってあまり味を重ねても意味はないと思って、途中で魚粉とラー油を少量垂らすだけに留めました。

 店では油そばで一般なサラダ油ではなく、背脂と葱油を混ぜて使っているのをウリにしていますが、そそくさと混ぜ混ぜしたのが良くなかったのか、そのウリはよく判らずじまい。

 麺は極太の縮れ入りで、しっかりした噛み応えが気に入りました。

 具は炙りチャーシュー、極太メンマ、背脂、揚げネギ、刻みネギ。

|

2025.07.02

二田理央選手 湘南ベルマーレへ育成型期限付き移籍

 本日(7/2)二田理央選手(22歳)の湘南ベルマーレへの育成型期限付き移籍が公表されました。

 二田の移籍話は本日未明にスポニチが機関紙らしく単独で報じ、それを追認する格好での正式発表となりました。

 スポニチの報道では完全移籍なのか、あるいはレンタル移籍なのかが判らなかったのですが、「育成型期限付き移籍」という形に落ち着きました。「育成型期限付き移籍」だったのはFCWCモンテレイ戦で最後に投入されたことに象徴されるように二田はスコルジャ目線で全くの戦力外という訳ではなく、おまけに二田はまだ22歳と若いのでレンタル先で出場機会を得ることで成長が見込めるとの判断からでしょう。

 また浦和は2列目が過剰で両SBが質・量とも、CHは量的に、CFは質的に不足している状態なので、足りないポジションを獲得するために2列目を整理したという見方も出来ましょう。

 一方湘南はリーグ戦チーム最多4得点のFW福田翔生がデンマーク1部ブレンビーへ完全移籍することが決まっており、二田はその穴埋めとしての獲得のようです。湘南の基本フォーメーションは3-1-4-2なので2トップの一角=FW鈴木章の相方と目されます。

Nitta

 二田は鳥栖U-18出身で21年6月に2種登録で18歳でトップチームデビュー。翌月にオーストリア2部インスブルックのU―23チームに期限付き移籍し、21―22年は3部リーグ19戦21得点で得点王に。22年夏にザンクト・ペルテンへ移籍し、23-24年は2部リーグで25戦2得点という経歴の持ち主。そしてWGが怪我人だらけで量的に不足していた浦和に24年6月完全移籍加入。

 途中投入ながら浦和加入後2試合目(札幌戦)でゴールを決めたところまでは良かったのですが、もともとヘグモ向けに採った選手のせいか、監督がスコルジャに代わると二田はベンチに入れるかどうかという位置づけになってしまい、さらに怪我人の復帰もあって結局2024年のリーグ戦の出番は10試合227分のみ。

 2025年は二田のポジション=右WG/SHに金子が加入してすぐさま鉄板のレギュラーに。控えの前田は放逐されたものの、なおも故障明けの大久保や便利屋扱いされている関根、さらには場合によってはサヴィオが右WG/SHに転用されることもあって、二田の出番はさらに減ってリーグ戦の出番はわずか4試合16分に留まっています。

 結局浦和での二田の最大の見せ場は昨年の町田戦@国立で、松尾が試合を決定づける3点目をゲット!!!と思われたのに、松尾と併走していた二田が下田を背後から引き倒していたのを咎められてゴール取り消しになったあの大失態だけ。あれにはホトホト参りました。

 今時の選手らしくない、ハングリー精神むき出しの二田の性格&プレースタイルはめっちゃ浦和向きだと思いますが、それが悪いほうに転んで視野が狭いというかクレバーなプレーが出来ないような気も少々。湘南で経験を踏んで成長してくれると嬉しいのですが・・・

|

うに・かに・いくら弁当@旭川駅立売商会(新大阪駅在来線改札内「旅弁当 駅弁にぎわい」で購入)

Unikaniikura2503001

 新大阪駅に駅弁売り場は何か所もありますが、個人的には在来線改札内「エキマルシェ」にある駅弁売り場の品ぞろえが一番良いと評価しています。ただ新大阪駅といえども夕方になると売り切れが目立ち、地元関西のまねき食品や淡路屋のめぼしそうなのはことごとく売り切れ。鹿児島や広島の駅弁は食傷気味なので、大阪で扱っているのが意外に思える旭川駅立売商会の駅弁「うに・かに・いくら弁当(1390円)」をチョイスしてみました。

Unikaniikura2503002

 「美味しいものをちょっとずついただける」といういかにも年寄りのニーズに応えた駅弁。量が少なめなのも年寄り向き。そして海鮮系の駅弁にしては塩分3.8gと少なめなのも年寄り向きでしょう。

 真ん中のかには「かにめし」ではなく「かにすし」のようですが、酢が非常に弱くて薄味で、かにの甘みを楽しめるレベル。ただかにすしに混じっているゆず皮が地雷でした。

 かに→うに→いくらの順に味が濃くなるのでその順に食べるのが正解と思いましたがそれは結果論で実際はいくら→かに→うにの順に食べてしまいました。量は少ないものの菜の花大根醤油漬やガリがちょっとしたビールのアテに。

|

2025.07.01

名古屋コーチン鶏づくし弁当@名古屋・JR東海リテイリング・プラス

Nagoyacoach2505001

 名古屋の駅弁と言えば味噌カツがどーーーーんというイメージが強いのですが、さすがにあの手は夜には重すぎると思って相対的に軽そうな「名古屋コーチン鶏づくし弁当(1130円)」を購入。

 名古屋駅の駅弁は新幹線改札内だけではなく、改札外の売店でもJR東海の子会社「JR東海リテイリング・プラス」が「車窓食堂」のブランドで展開している駅弁が幅を利かせていて、この駅弁もその中の一つです。

Nagoyacoach2505002

 「名古屋の名物、名古屋コーチンを贅沢に使用したお弁当が登場! 名古屋コーチンの魅力を三種類のスタイルで楽しめます。」「ふっくらとしたご飯に贅沢に名古屋コーチンの旨味が染み込み、ほろほろとした鶏肉は絶妙なバランスで入っています。名古屋コーチン照焼きは、旨味と歯ごたえを存分に堪能でき、名古屋コーチン入りつくね煮は、優しい味わいで、ふんわり柔らかな食感を楽しめます。また、お漬物で味と食感の変化も楽しめます! お口直しにぴったりです。」というのがJR東海リテイリング・プラスのウリ文句。

 これならビールのアテにちょうどよかろうと思ったのですが、思ったより鶏飯の比率が高くてちょっとがっかり。まあ値段が値段なので仕方ないか・・・ただ鶏飯が結構美味くて、玉子そぼろがかかってないエリアもおかずの助けを借りずともグイグイ食べ進められました。ご飯の量はあまり多くないので晩飯にはちょうど良いくらい。

 よって照り焼きやつくね、さらに人参煮、椎茸煮といった「希少部位」は全てビールのアテに転用して、それなりに満足。

|

2025.06.30

欧風牛タンカレー@松屋

Gyutancurry2506002

 松屋が2025年6月24日より発売中の「欧風牛タンカレー(780円)」を試食。ただ松屋の宣伝は同時発売の「国産雪国育ち厚切りトンテキ定食」に重きが置かれていて、「欧風牛タンカレー」は幟が数本立っているだけでした。

 「とろっとろに煮込んだ牛肉を、深みあるフォンドボーベースの欧風カレーで包み込んだ贅沢な逸品が登場しました。コクと旨味が凝縮された濃厚なソースに、柔らかく煮込んだ牛タンがころりと。一口目から広がるコク、後からジワリと感じるスパイシーな辛さが、食欲を刺激します。」というのが松屋のウリ文句。

Gyutancurry2506001

 カレーは相当粘度高め。ウリ文句通り「ジワリと感じるスパイシーな辛さ」があることはあるのの、総じて甘目で、しかもコクと旨味が過多な感じもして少々くどい気も。ただそれは自分の好みに対して100点満点ではないというだけの話で、牛丼チェーン店の中ではぶっちぎりにカレーが美味い松屋らしい逸品だと思います。

 牛タンはわずかに2片だけ。この辺は値段相応なので仕方ないかな?しっかり煮込まれていてタンだと言われないと判らないくらいに柔らかくなっていました。

|

2025.06.29

村上牛しぐれ弁当@新潟三新軒(東京駅構内「駅弁屋 祭」で購入)

Murakamigyu2505001

 東京駅構内「駅弁屋 祭」で新潟三新軒の「村上牛しぐれ弁当(1400円)」を購入。村上とは新潟県最北部にある市で、どちらかというと牛より鮭のほうが有名ですが、新潟県村上市および関川村ならびに胎内市で飼育された黒毛和牛で、格付等級A-4・B-4以上のものを「村上牛」と呼んでいるそうです。

Murakamigyu2505002

 村上牛しぐれ煮と国産牛そぼろ煮をコシヒカリのご飯の上に敷き詰め、白ゴマを散らしただけのシンプルな駅弁、よくありがちな駅弁ですが、駅弁のコンディションが良くてご飯は固まっておらず、牛肉も柔らかさを保ってきたのでそれだけで大満足。

 牛肉がかなり甘めの味付けなので茎わかめ梅酢漬けが格好の口直しに。紅生姜だけだとまるで牛丼屋ですし(苦笑)。他に玉子焼き、煮しめごぼう。

|

2025.06.28

どうとんぼり神座@赤羽 ~ おいしいラーメン

Kamukura2504002

 赤羽駅高架下商店街「ビーンズ」の一角で「チエゴヤ」の跡地に入居。近隣は大阪王将やてんや、なか卯など外食チェーン店だらけですが、なぜかラーメン専門店はなかったせいか早い時間帯から流行っていて、11時の開店直前に到着したところ先客5。開店後ほどなくテーブルは埋まってしまい、退店時には外待ち7。

 関西と首都圏で多店舗展開している「神座(かむくら)」ですが、個人的には2年ほど前に新宿京王モール店へ行って以来。

 卓上のタッチパネルでプレーンな「おいしいラーメン(850円)」を注文。後払い。

 メニューは一見多彩ですが、相変わらず具でバリエーションを付けているだけでラーメン自体は1種類みたいで。往訪時は期間限定で「香ばしイベリコ豚の肉活ラーメン」を売り出していました。

 店内は2人卓×11、4人卓×2とテーブル席のみでカウンターがありません。一人客が少なくないのにカウンターがないため一人で4人卓を占拠しているオッサンもおり、店は6割程度しか埋まっていないのにテーブルの空き待ちで外待ちが出来てしまうのがこの店の最大の難点みたいで・・・

 卓上には醤油、ラー油、ラー油、ニンニク、ニラ唐辛子、豆板醤。

Kamukura2504001

 やたら広口の丼で登場。もっともスープと白菜がたっぷり入っているだけで麺量は並程度。動物系ベースと思しき出汁の中に白菜から来ると思しき甘みが感じられる、ルックスも味もラーメンのスープというよりは洋食のスープっぽいのがここの特徴。

 少々単調かつ平板な味わいゆえ飽きが来るのも早いのが難なのに、味変アイテムに胡椒がないのには参りました。ニラ唐辛子が入れ放題なので途中で投入してみましたが、ピリ辛になると思いきや、限りなくただのニラで拍子抜け。
 
 スープは中細ストレートタイプ。つるつるした口当たりでコシもしっかり。

 チャーシューは大判ですがペラペラ。ただ「野菜いっぱい(1100円)」を頼まなくても白菜を中心とする野菜の量がプレーンな「おいしいラーメン」には結構入っていて十分満足できます。

 SCを中心に多店舗展開している店らしく、バイトがマニュアル通りにやればそれなりに様になる規格品っぽい一杯ですが、こういう立地のニーズに合い、そしてそんなところで期待値をきっちりクリアしている以上何の不満もありません。今時のラーメン屋にしてはコスパも上々ですし。ただわざわざ外待ちしてまで食べるようなものではないかと。

|

2025.06.27

マルショーラーメン@川口 ~ 中華そば

Marusyo2504002

 川口駅西口からオリンピック通りを西へ進んだ「ララガーデン川口店」内。「葵」の跡地。「マルショーラーメン」は1年半前に秋葉原で食べて以来。11時の開店直前に到着したところ、なんと先客10。退店時には外待ち7と早い時間帯から繁盛していました。

 券売機はなく、卓上のメニューを見て「中華そば(930円)」を注文。ライスは大・中・小いずれも一杯無料とのことなので「ライス中」を注文。 後払い。

 メニューは基本中華そば、つけ中華、唐し中華の三本立て。いずれも背脂入りの「こってり」に出来るとのこと。

 店内は「葵」時代から大改装。「葵」時代はボックス席主体でしたが、マルショーは縦長カウンターを8席用意。その代わりテーブル席は4人卓×3とSC内店舗にしては少なく、退店時の外待ちはいずれもテーブルの空き待ちのようでした。卓上にはコショウ、たくあん、酢、生ニンニク。

Marusyo2504001

 秋葉原店では「当店の中華そばは、じっくり炊き出した豚骨の旨みがあふれるコク深いスープに、継ぎ足しで作られている特製ダレを合わせ完成します。なみなみと注がれた熱々のスープと、のど越しのよい自家製麺を是非ご賞味ください。」というのがウリ文句でしたが、ここも同じでしょう。

 若干とろみがかったスープは確かに豚骨の旨味が満ち満ちています。また脂っ気もかなり強め。卓上には「こってりも出来ます」とのポップが揺れてましたが、これ以上こってりにするとどうなるんだろう??また最初からコショウがたっぷりかかっているのも正直好みではありません。
 
 秋葉原店では「特製ダレ」が強すぎて、味が濃すぎを通り越してしょっぱいのが鬱でしたが、ここは秋葉原店と客層が明らかに違う(年齢層がずっと高い)のを意識してか、塩気はやや抑え気味でした。これは評価できますが、食後の渇水感はやはりかなり強くて、どう考えても健康に良くありません。

 麺は中細ストレートタイプ 。心持ち水気の少なそうな感じで噛み応え強めでスープとの相性は悪くありません。
 
 ぺらぺらのチャーシューや刻みネギがたっぷり乗っているのでご飯のおかずには最適。なお「ライス中」は一般的なラーメン屋の「半ライス」でした。

 総じて秋葉原店よりも良い印象を受けましたが、正直コスパ重視のオッサン向けのラーメンがSCの客に合うのかどうか気になります。

|

2025.06.26

【DAZN短感】FCWC25 GS第3節:浦和 0-4 モンテレイ

 モンテレイはこの試合に勝てばグループステージ突破に大きく前進するのに対し、浦和は残念ながらグループステージ連敗で既に勝ち抜けの目がなくなってしまい、この試合は純然たる消化試合という立場。

 しかしスコルジャはなおも勝利に拘って、この試合のスタメンは前2試合から石原に代えて関根を起用しただけ。石原は前節インテル戦の最後の最後で肩を脱臼したような痛がり方をしており、その結果が芳しくなかったのかもしれません。

 また試合前の会見でスコルジャは「明日の試合に向けて、数人の新しい選手を起用することを考えています」と語っていましたが、新しい選手の起用はどうやら途中投入の選手に留まった模様。「選手を代えれば代えるほど悪くなる」のが浦和の現状なので、中3日での3連戦でスタメンをほぼ固定したのはやむを得ない選択だと思います。

 ただ選手の並びは前2試合と違ってサヴィオが左SH、渡邊トップ下というリーグ戦の通常モードに戻していました。インテル戦が典型ですが、渡邊左SH起用は渡邊が最終ラインまで下がって5バック化することまで念頭に置いた守備重視型。それに対しサヴィオ左SH起用は試合後のスコルジャの弁を借りれば「今日の試合では、よりオープンなサッカーをしたいという狙いがあった中で、モンテレイに対して、より高い位置からプレスをかけようとしました。」ということなのでしょう。

 浦和はコロナ(#17)がボックス内でボザをあっさり交わしてクロス→アルバラード(#11)が難しい体勢から放ったヘッドがバーを直撃する大ピンチがありましたが、その後の戦況はほぼ五分五分。

 早々に自陣に押し込まれてしまった前2試合とは対照的に浦和がボールを握る場面も結構あり、23分には関根が深い位置から金子とのワンツーで長い距離を運び、関根→渡邊→左サイドからボックス内で松尾突入の決定機を作りましたが、相手DFの戻りが辛うじて間に合ってCKへ。

 浦和の試合の入りは上々といって言いくらいでしたが、26分にはサヴィオのバックパスが緩くて相手に攫われそうになり、慌てて飛び出した西川がボックス内で相手と交錯してPKを取られても不思議はない場面がありましたが、ここは主審がVARと交信の上でお咎めなし。

 そして30分センターサークル付近から前進したデオッサが放った無回転ミドルシュートが見事に決まっていきなりモンテレイ先制。デオッサについていたサヴィオの寄せが甘いと言われればそれまでですが、4-4の守備ブロックの前からミドルシュートを撃ってくるなんてJリーグではまずありえない形で、浦和の誰もが予期していなかったのでしょう。

 さらに間が悪いというかなんというか、失点直後にクーリングプレイクが入り、それが浦和の選手たちの集中を切る方向に作用したのかも。34分には最終ラインと両CHの間の守備が緩いのを突かれ、コロナ→アルバラード→ベルデラメ(#7)といとも簡単に繋がれてしまって、ベルデラメのコントロールショットで2点目を取られてしまいました。

 こうなるとモンテレイは気楽なもの。「浦和というか西川はミドルシュートに弱い」と見切ったかのようにシュートコースが空いていればバンバンシュートを撃ってくるようになり、38分にはカウンターから浦和最終ライン前ががら空きになったところで放ったコロナのミドルシュートが決まってしまいました。

 スコルジャは後半頭から金子→サンタナ、グスタフソン→松本と代えて一段と前に出ましたが、ボールを持つ時間こそ長くなったもののこれといった決定機は作れず、典型的な「ボールを持たされている状態」に。

 さらに68分関根→荻原、70分サヴィオ→大久保、81分安居→二田と五月雨的に代え、試合前会見で言っていた「新しい選手」とは大久保&二田であることを確認。84分にはボザの縦パスがベルデラメにカットされてショートカウンターを食らう絶体絶命の大ピンチがありましたが、ここは西川がビッグセーブ。

 90分右サイドから二田クロス→ファーでどフリーのサンタナのゴールが決まったかと思われましたが、サンタナの前=オフサイドポジションにいた松尾の挙動が相手GKに影響している点をOFRで咎められてノーゴールに。

 90+7分には大久保のCKからカウンターを食らい、途中色々あったものの要するに浦和の選手達にはもう守備に戻る余力を失っていたのが主因となって4点目を取られて試合終了。

 「10回やって1回勝てるかどうか」という相手に守備的に闘ってわずかな勝ち筋を見出したようなインテル戦とは対照的に、この試合は普段通りのスタイルでがっぷり四つを挑みにいったらボコボコにされたという印象を受けました。

 「がっぷり四つ」を挑みに行ったのは当然既にグループステージ敗退決定済みという立場ゆえだったのでしょうが、それにしてもスーペルゴラッソという形で彼我の力の差を見せつけられるとは!!しかもそのゴラッソは偶発的ではなく、相手の狙いの一つだったことが試合が進むにつれて判ってしまうのが切ないのなんの。

 Jリーグレベルだと浦和のCFやSBの層の薄さが目立ちますが、今大会でのボザの残念さを見るとFCWCで勝ち負けを語れるレベルに到達するには正直何もかも足りなかったと思います。「Jリーグで頭抜けた力を持っている訳ではないチームが世界に挑んだらこうなってしまった」といったところでしょうか。終わってみれば3強1論外という死のグループで、浦和はグループステージ突破どころか1引き分けすら出来ない厳しいグループでした。

 ここまで何もかんも足りなかったと思わせるFCWCの結果&内容で、監督だけに責めを負わせるのって無意味を通り越して滑稽すぎましょう。選手の力も、強化部の力も、そして資金面で強化を支える力も全く足りませんでした。

 浦和はひとまずコンスタントにJリーグで上位争いに加わるところから始めるべきでしょう。ACLE優勝はその先の話。ACLEノックアウトステージがサウジ集中開催になってACLE優勝のハードルがとてもなく上がってしまいましたが、「それがどうかしましたか?」くらいの圧倒的なチーム力じゃないとFCWCでは話になりません。

 でも浦和がまたFCWCに出てきて、しかもGS突破の可能性が現実味を帯びるのって、もう「ワシの目の黒いうちに!!」くらいのタイムスパンかもなぁ・・・ボコボコ選手を抜かれる一方のJリーグクラブはそのステージに立てるのかなぁ???

 海外から良い選手を引き抜けるくらいの資金力をつけないとFCWCで闘えるレベルに立てないのですが、国内外の投資家にJリーグは特段魅力的な投資対象と思われていないという浦和だけではどうしようもない問題があってなぁ・・・

 浦和だけ頑張ってもどうにもならない問題が山積していて気が遠くなりますが、まずはリーグ戦でコンスタントに上位に入れる力を付けてからまたこの場に帰って来ましょう。それが何年先の話になるかもしれませんが。

Mexico_music_man2

-----松尾-----
渡邊---サヴィオ---金子
---グスタフ--安居---
長沼-マリウス--ボザ-関根
-----西川-----

(得点)
30分 デオッサ
34分 ベルテラメ
38分 コロナ
90+7分 ベルテラメ

(交代)
HT 金子→サンタナ(サンタナCF、松尾左SH、サヴィオ右SHへ)
HT グスタフソン→松本(松本トップ下、渡邊CHへ)
68分 関根→荻原(荻原左SB、長沼右SBへ)
70分 サヴィオ→大久保
81分 安居→二田(二田右SH、大久保トップ下へ)、

 

|

食楽亭@川口 ~ マーボー豆腐セット

Syokurakutei2503002

 川口駅東口、コモディイイダの跡地に近々オープン予定のオーケー栄町店の向かいで、「雲林坊」や休業中の「珍来」の並び。ほぼ1年ぶりの再訪で先客4、後客ゼロ。

 「餃子酒場」がメインコンセプトの店のようですが、ここはランチメニューが豊富で、しかもそこで餃子を推している訳ではないのが不思議なところ。卓上のランチメニューを見て「マーボー豆腐セット(870円)」を注文。唐揚げ一個と玉子スープ、ザーザイ付き。

 定食類は焼き餃子セットが700円と安い他は全て870円で統一。四川風とか上海風とか中国のローカル色を出したメニューは全くなく、日本の町中華でありがちなメニューがずらずら。ラーメンや焼きそば、飯類も一応あるという感じのメニュー構成です。後払い。

 店内は縦長カウンター4+3席と店手前に6人卓×1、店奥に4人卓×2,2人卓×1。ホール係の日本語がちょっと怪しいことも手伝ってか接客態度がかなり大陸的というかちょっと高圧的なのが気になりました。

Syokurakutei2503001

 麻婆豆腐は辛さといい、痺れといい、物足りなくもなければ水を飲みながらじゃないと食べづらいほどでもなく、良い意味で中庸で実に良い感じ。ただ麻婆豆腐にしてはにんにく多めなのが特徴。とはいえご飯のおかずとしては申し分ありません。ご飯は小さなどんぶりというか大きめの茶碗に一杯だけですが、おかずとの量的バランスはちょうどよく、食べ過ぎずに済むのも気に入りました。

 この一年間値上げせずに頑張っているのでコスパが一気に向上。クォリティー的にも可もなく不可もなく、これといった個性は無いけれども、明らかな問題点もない。何度も行きたくなるような店ではないが、駅近で中休みなくやっているので便利といえば便利。何より定食類が充実しているのが強味で、普段使いのローテーションの一角に入れても良さげ。

|

2025.06.25

雪国@梅島 ~ シャウエッセンそば+にんじんかき揚げ

Yukiguni2505002

 東武伊勢崎線梅島駅改札を北へ出てすぐ。スーパー「ライフ」と挟まれた格好の路地に立地。先客、後客ともゼロ。

 券売機はなく、多彩なメニューの中から店頭にデカデカと貼り出さされた、なんか雑誌の企画商品っぽい「シャウエッセンそば(520円)」を注文。さらにコクを深めるべく「ごぼう天」を付けようとしたところあいにく売り切れだったので「にんじんかき揚げ(80円)」にしてみました。後払い。

 この店の面白いところは麺が「更科そば・細白麺(蕎麦粉4割) 180g」「藪そば・細黒麺(蕎麦粉3割) 190g」「田舎そば・太黒麺(蕎麦粉3割) 200g」の3種類から選べること。今回は立ち食い蕎麦では珍しい「田舎そば」にしてみました。

 また若い店主が結構マニアックで、店先には「現在の返し」「現在のおつゆ」の状態をそれぞれ早熟・熟成・完熟の3段階で示し、往訪時の状態は「返し=熟成と完熟の中間」「おつゆ=熟成」となっていました。こういう表示ができるのもおつゆが自家製ゆえ。

 なおこの店はかけそばが350円、各種トッピングは40円~100円、一番高いトッピングがベーコン150円と都内の立ち食い蕎麦屋でもかなり安い部類です。

 店内は小さなカウンターと4人卓×3。空いているのでテーブル席を勧められ、配膳までしてくれました。

Yukiguni2505001

 「シャウエッセンそば」は蕎麦の上にシャウエッセンが2本ゴロン。個人的には味噌汁にウインナーを入れるくらいなので、蕎麦にシャウエッセンの相性が悪かろうはずがなく、噛むとブチン!!と弾けるウインナー界で圧倒的な格上感を醸し出すシャウエッセンの食感を存分に楽しめました。

 またコクを深めるのににんじんかき揚げを付けたのも正解。立ち食い蕎麦屋のかき揚げにしては軽い揚げ具合でまずまずでしたが、ただ80円と安いだけあってサイズは少々小ぶり。

 田舎蕎麦は立ち食い蕎麦屋で普段食べているものよりも若干太目。立ち食い蕎麦屋のでクォリティーを云々するのは野暮でしょう。つゆは店主が凝りまくるだけあって辛くも甘くもなく、良い意味で中庸な上々の出来でした。

|

2025.06.24

古町めんの坊@日暮里 ~ 古町ブラック

Mennohou2505001

 日暮里駅南口を東へ出て急な階段を降り、猥雑な飲食店街を南へ。派手な看板だらけの店の中にちょっと埋没しているようで、うっかり見落としやすいかも。先客3、後客1。先客のうち二人はインバウンド客で、京成電鉄に乗る前に立ち寄った風でした。

 店内の券売機ボタン先頭の「古町ブラック(900円)」を注文。

 メニューは他に「旨塩」「生姜しょうゆ」「節しょうゆ」「味噌ラーメン」「カレーラーメン」など。もともと新潟にあった店が移転したものだそうで、新潟のラーメンっぽいメニューがずらずらと。他に「ガーリック塩バターコーン」「麻婆麺」というボタンもありましたが、往訪時には×が点灯していました。

 店内は縦長カウンター6席のみ。卓上にはブラックペッパーと一味。

Mennohou2505002

 最初からブラックペッパーが少々振りかけられた状態で出てくる「古町ブラック」とは端的にいえば「富山ブラック」に良く似た何か。黒々とした見た目の通りかなりしょっぱいものの、富山の「大喜」みたいにご飯がないと食べづらいほどではないだけマシ。それゆえ動物系出汁の旨味が楽しめないこともないのですが、やっぱりスープを飲むのはチト辛いかと。

 麺は中細ストレートタイプ。スープが絡みまくって麺も黒ずんでいます。正直スープに負けている印象で、富山ブラックにありがちな太麺を採用しなかったのが不思議。

 チャーシューは小さいながらも案外厚みあり。他に穂先メンマ、味玉半個、刻みネギ。

 なおライスを付けても良さそうなラーメンを出しているのに、ライスにも×が点いているのが不思議でした。

|

2025.06.23

ねぎ塩カツ丼@かつや

Negishio2506001

 「かつや」が2025年6月20日から期間限定で発売中の「ねぎ塩カツ丼(946円)」を試食。「ねぎ塩カツ丼」にとん汁を添えた「ねぎ塩カツ定食」も併売。

 「究極の生パン粉で仕上げた鶏ささみ・鮭フライ・海老フライと、特製から揚げ粉で仕上げた鶏のから揚げを盛り付けた『ねぎ塩カツ丼』は、見た目にも迫力満点です。暑さで食欲がわかないかも・・・と迷う気持ちは、たっぷりの青ねぎと玉ねぎ、特製塩ダレがそんな心配を吹き飛ばします。」というのがかつやのウリ文句。

Negishio2506002

 かつやにありがちなてんこ盛り系丼ものですが、かつやらしく揚げ物一個一個がとにかくでかい!!特に鶏ささみが!それゆえ先にある程度揚げ物を食べないとご飯に辿り着きません。

 また特製塩ダレのかかり具合に相当粗密があって、タレがかかりすぎているところと全然かかっていないところの差が激しすぎ。この辺はてんこ盛り系丼ものにありがちな難点で、定食で食べたほうが遥かにマシかと。

 ただ「鶏ささみ・鮭フライ・海老フライ」の3点セットはいずれも味が淡白なので、「あっさりさっぱり」とまでは行かないものの、揚げ物詰め合わせの割にはくどくなくて、胃にもたれないのは確か。そしてそれらだけだと単調になりそうなところを下味がしっかりした鶏のから揚げが良いアクセント(アクセントにしてはでかいのですがw)となって量の割には飽きも来ず、一気に完食。

 なおかつやはいつの間にか100円割引券の紙配布を止めて、公式アプリでの配布に変わっていました。後者はクーポンの期限切れを気にしなくていいので文句なしのGJです。

|

2025.06.22

【DAZN短感】FCWC25 GS第2節:インテル・ミラノ 2-1 浦和

 浦和は初戦リーベル戦で勝ち点ゼロに終わったため、次戦インテル・ミラノ相手に勝たないとグループリーグ突破は難しくなってしまいましたが、インテルも初戦でモンテレイ相手にまさかの引き分けに終わったため、こちらも浦和相手に必勝を期さざるを得ないという立場。

 スコルジャ監督は試合前の会見で「明日インテルに対して我々が使いたいと思っていることは、これまでリーグ戦では使ってきませんでしたし、これは確かに我々が集中したいと思っている要素でもあり、それが効果的であればいいと思っています。」と語っていたので、スタメンに何らかのサプライズがあると予想した向きもあったようですが、蓋を開けてみるとリーベル戦とスタメンは全く同じでした。

 一方インテルは怪我人が出たこともあって、前節からスタメン4名を変更しただけでなく、主力を相当欠いた陣容で浦和戦に臨んできた模様。

 試合は立ち上がりから浦和が自陣に押し込まれっぱなしに。ただ相手をリスペクトしすぎて腰が引けてただただ自陣で守備ブロックを作るだけに終始したリーベル戦の立ち上がりと違って、インテル戦は行くべきところでガツンと当たりに行く積極的な守備がまま見られました。

 またこの試合ではSHの片方が下がって5バックになる時間帯が続いたように見受けられました。これは相手が基本3-4-1-2で、WBを基点としたピッチを広く使った攻撃(=リーベルの1点目が典型)を仕掛けてくることへの対応だと思いましたが、これがスコルジャが言った「明日インテルに対して我々が使いたいと思っていることは、これまでリーグ戦では使ってきませんでした」なのかもしれません。

 これをやると後ろが重くなって、低い位置でボールを奪ってもそこから攻撃に出るのが大変。ゆえにJリーグでは4バックのまま守備ブロックをスライドさせて対応していたかと思いましたが、インテル相手ではそれでは守り切れないと割り切ったのでしょう。渡邊も金子も守備時には最終ラインまで下がり、数少ない攻撃機会では前に出るなど上下動を繰り返し、金子に至っては西川のロングキックの的にもなって(しかも結構競り勝つ!!)彼らの負荷は目に余るものがありました。

 そしてその甲斐あって11分金子が右サイドで独力で対面のアウグスト(#30)をぶち抜いてボックス内突入。そのラストパスに渡邊が反応して浦和が最初の決定機でいきなり先制!!渡邊の前に松尾が走ってインテル守備陣を引き連れての完璧な崩しでした。

 ただその後も浦和が自陣で耐えるだけの試合展開にはなんら変化なし。浦和がなんとかボールを奪ってもインテルの攻守の切り替えが速すぎて浦和はボールを繋げず、カウンターを仕掛けるどころか単に前に蹴りだすのが精一杯だったのは見ていて結構辛いのなんの。

 とはいえ、浦和の守備ブロックは崩れる気配はなく、多少なりとも危なかったのは19分左サイドでアスラニ(#21)クロス→ラウタロ(#10)のヘッドがバーを叩いた場面くらい。インテルのシュートはやたらブロックされ、ブロックされなくても枠を捉えきれずと攻めている割には点が入る感じはしませんでした。

 後半になっても戦況に大きな変化はなく、スコルジャは66分になって消耗著しい金子に代えて関根を投入。70分には浦和が久しぶりにカウンターを仕掛ける場面がありましたが、すでにヘロヘロの渡邊のシュートは枠を捉えきれず。

 浦和がヨレヨレながらも逃げ切り勝ちの気配が漂いだした78分CKからラウタロがバイシクル気味のシュートを決めて同点。ラウタロにはボザが一応付いており、ラウタロの姿勢も良いとは言い難かったのですが・・・これが高額FWの力=「金の力」なのか・・・

 同点に追いついかれたところでスコルジャは79分サヴィオ→松本、松尾→サンタナと交代。松尾もサヴィオも既にヘロヘロで、特にサヴィオは前半ちょっと傷んだので交代が遅いくらいと思ったのですが、この交代が傷口を広げることに。ヘロヘロの両選手よりもサンタナが動けないとはなぁ・・・

 そして90+2分後半途中投入のスチッチ(#8)のシュートのこぼれ球を同じく途中投入のカルボーニ(#45)がゴール左に冷静に流し込んで一気に逆転。格下相手に決定機はそれほど作れていなかったインテルは後半選手交代で火力を落とさずに攻め続けた一方。浦和は「選手を代えれば代えるほど悪くなる」といういつものコースに陥ってしまい、その差が最後の最後できっちり結果に表れた格好。

 何も出来なかった訳ではないどころか、勝てそうだった試合、少なくとも勝ち点1は取れそうだった試合で負けたのは心底凹みました。しかも不運による負けではなくて、負けに至る過程がお馴染みのコースだったのが凹みを加速した感じ。

 それでもスコルジャは10回やって1回勝てるかどうかという相手に勝ち筋を見つけるのがホンマ上手い。インテル相手に渡邊を下げて5バックにする。その前提として渡邊とサヴィオのポジション変更をリーグ戦でテストしておく。ここまではお見事でした。しかし同じようにリーグ戦の最後でテストしたサンタナ投入は大失敗でした。

 全く動けないサンタナがボロクソに言われるのは仕方ないでしょう。でもリーグ戦に出てない髙橋や二田をこの大一番でいきなり出せるわけがないでしょうに・・・言い換えればなんだかんだとリーグ戦で出ていたなんとか倉は一生一度の見せ場を失ったのかもしれません。目先の出場機会に飛びついた哀れな奴です。さらに言えばサンタナに代わる強力なCF獲得に失敗したのが敗戦の遠因なのでしょう。

 強敵相手の連敗で浦和はFCWCグループステージの可能性は潰えてしまいました。最終節の相手モンテレイはグループステージ突破の可能性が残っている一方、浦和にとっては完全な消化試合になってしまいましたが、燃え尽きていないかどうか些か心配です。

Pizza_margherita2


-----松尾-----
渡邊---サヴィオ---金子
---グスタフ--安居---
長沼-マリウス--ボザ-石原
-----西川-----

(得点)
11分 渡邊
78分 ラウタロ
90+2分 カルボーニ


(交代)
66分 金子→関根
79分 サヴィオ→松本
79分 松尾→サンタナ
87分 グスタフソン→原口(原口トップ下、松本CHへ)
87分 長沼→荻原

・解説坪井は基本的にポジティブで、それでいて居酒風屋ではなく、かといって変に戦術論に走る訳でもなく、おそらく誰にとっても心地よい解説で非常に良かった。DAZNもその辺をちゃんとわかっててFCWC浦和戦全試合に起用したのでしょう。

・主審はやたら細かくファウルを取る系でしたが、それで首尾一貫していたので個人的にはそれほど気にならず。ただ防戦一方の浦和がファウルで止めざるをえない場面が必然的に増えるので、その笛の傾向が浦和に不利に働いたのは否めず。

・また今大会から採用された「8秒ルール(=ゴールキーパーがボールを保持できる時間を8秒以内に制限するルール)」は結構GKにプレッシャーになる様子。特に試合の流れを変えるためにGKがボールを長々と持つ技が使えないのはこの試合の西川には辛く、しかも遅延行為でイエローをもらってしまったのでなおさら。

|

牛カルビ焼肉定食@すき家

Gyucalbi2506001

 すき家が2025年6月17日から期間限定発売中の「牛カルビ焼肉定食(850円)」を試食。ただこの商品はどういうわけか店内外での広告が非常に控えめで、「知る人ぞ知る」的な扱いに留まっていました。

 「牛カルビ焼肉定食」は、「特製だれで仕上げた牛カルビ焼肉と、国産米を 100%使用したごはん、みそ汁、リーフレタス、ブロッコリーがセットになった、食べ応え抜群の商品です。にんにくの旨みやリンゴの甘みが凝縮された特製だれを絡めた牛カルビは、注文ごとに店内で焼き上げています。ジューシーな牛カルビは、厳選ブランド国産米を 100%使用したごはんと相性抜群。牛カルビのやみつきになる味わいで、ごはんが進むこと間違いなしです!」というのがすき家のウリ文句。

Gyucalbi2506002

 すき家は松屋とは対照的に定食類にはあまり力を入れていないので、すき家で定食を食べること自体が非常に新鮮。すき家の味噌汁は具の中身こそワカメと麩という松屋と同じ構成ですが、その量が松屋より明らかに多いのには驚きました。

 また牛カルビは全然焦げたり硬くなったりせず、柔らかく焼き上がっていました。経験豊富なはずの松屋より遥かに良い焼き上がり。

 ただ残念ながら自慢の特製だれが甘すぎ。とにかく強烈に甘くてせっかくの牛カルビを台無しに。うーーーん、ここに普段定食を出していない弱点が凝縮された感も。

|

2025.06.21

ロースかつ&サーモンフライ定食@松のや

Salmonfly2506001

 「松のや」が2025年6月18日から期間限定販売中の「ロースかつ&サーモンフライ定食(950円)」を試食。「衣はサクッと、中身はフワッと食感の『サーモンフライ』が復活します。」と松のやが謳っているように、この商品は5年前に試食済。

 「松のやのサーモンフライは、鮮やかな赤みが特徴で、身がふっくらと柔らかく脂がのった『ピンクサーモン』を使用しています。サクサクな衣の食感からサーモンの旨味までじっくり楽しめる逸品です。」というのが松のやのウリ文句。

Salmonfly2506002

 サーモンフライがウリなのに、ボリューム的には「ロースかつ&サーモンフライ定食」の語順通りどう見てもロースかつのほうがメイン。また店頭の幟やポスターだと薄紅色に輝くピンクサーモンが実に華やかですが、実際に出てくるのは当然ながらフライなのでビジュアルは全面まっ茶色で実に冴えません。この辺りは5年前と寸分変わらず。

 ただサーモンフライは松のやのウリ文句通りのなかなかの出来。タルタルソースをちょんちょんと浸けながらロースかつと交互に、たまにキャベツで箸休めしながら食べ進むと最後まで飽きが来ません。

 松のやがたまに出してくる海鮮系フライとロースかつの盛り合わせはとにかく飽きが来ないという点で個人的には高く評価しています。

|

2025.06.20

りぼう@西川口 ~ ホイコーロー定食

Ribou2503001

 西川口駅東口正面の道を東へ徒歩2分ほど。みずほ銀行の向かい辺り。先客、後客ともゼロ。

 卓上のメニューを見て無難そうな「ホイコーロー定食(980円)」を注文。定食はライス、スープ、御新香、サラダ付き。さらにランチタイムはソフトドリンク1杯サービス付き。

 店は中華系の方が運営していましたが外観から判るように西川口にあるがちな「ガチすぎる中華」ではなく、完全に日本人向けのメニュー構成。10種類ある定食は890~980円といったところ。麺類やご飯ものも数多く用意。ただランチタイムで麺類は大盛無料ですが、ご飯は有料(+150円)でした。

 また屋号に「呑食屋」を冠しているように、どちらかと言えば居酒屋的な利用を志向しているにも関わらず、店に大きな島式カウンターがあるのが目を惹きました。

Ribou2503002

 ご飯は大きめの茶碗というか小さめの丼というか、まあそんなのに一杯だけ。回鍋肉の出来も可もなく不可もなし。

 店員の接客態度や店の雰囲気、料理のクォリティーには何の問題もありませんが、激安中華料理屋が多い川口では相対的にコスパが良くないのはちょっと辛いかと。

|

2025.06.19

スパイシーキーマカレー丼@すき家

Kimacry2506001

 すき家が2025年5月27日から期間限定発売中の「スパイシーキーマカレー丼(690円)」を試食。

 「スパイシーキーマカレー丼」は、「ごはんに具沢山なキーマカレーやレタスをのせ、おんたまを添えた、スパイシーな味わいが夏にぴったりの商品です。鶏と豚の合い挽き肉や大豆ミート、玉ねぎ、夏野菜のナスや赤ピーマンを使ったキーマカレーは、食べ応え抜群です。スパイシーな味わいのキーマカレーを、まろやかなおんたま、シャキシャキのレタスと一緒にご堪能ください。」というのがすき家のウリ文句。ただおんたまは別添で、卵を割って自分で乗せる方式。

Kimacry2506002

 さらにウリ文句には別添の「すき家の特製辛口ソース」で辛さを自由自在に調整できるとありましたが、辛口ソースが小袋ではなく瓶で出てくるのには意表を突かれました。しかもさらに意外なことにソースはとろみ強め。

 ただ辛口ソースをかけなくてもデフォルトでも結構辛いように感じました。ゆえにおんたまを絡めて味をマイルドにするも良し、辛口ソースで一層刺激を強めるもよし。シャキシャキしたレタスが絶好の箸休めに。

 牛丼チェーン店でのカレーといえば松屋が頭一つ抜けているというのが個人的評価ですが、松屋でキーマカレーはそんなに頻繁には出てこないので、すき家の試みは嬉しい限り。

|

2025.06.18

【DAZN短感】FCWC25 GS第1節:リーベル・プレート 3-1 浦和

 FCWCはまず4チームによるグループステージがあり、上位2チームが勝ち抜けというレギュレーション。浦和はリーベル・プレート→インテル・ミラノ→モンテレイの順にそれぞれ中3日で対戦するスケジュール。先日のCLで準優勝だったインテル・ミラノが図抜けて強いというのが専らの下馬評で、浦和は初戦のリーベル戦で少なくとも勝ち点1を奪わないとグループステージ勝ち抜けは難しいという立場でした。

 ゆえに浦和は6/1にリーグ戦横浜FC戦を終えた後早々と米国入りしてキャンプを張り、時差ぼけ解消を含めて入念な準備を進めていました。

 その甲斐あってか、リーベル戦のスタメンはいつもの鉄板組が勢ぞろい。直近の横浜FC戦と比べると荻原に代えて長沼が入りましたが、対面の右WGマスタントゥオーノ(#30)が弱冠17歳にしてレアル・マドリー入りが決まっているくらいの逸材で、その対策として荻原よりも守備に信頼が置ける長沼を左SBに置いたものと目されます。

 浦和は序盤ほとんど前からプレスをかけず、専らミドルブロックを敷いて待ち構えることに。ただボールを奪ってもリーベルの攻守の切り替えの速さや守備強度に戸惑って、もともと怪しいビルドアップが壊滅状態になってすぐにボールを失ってしまうのには参りました。

 そして9分ドリウッシ(#15)がアーク付近で反転して浦和守備陣のわずかな隙間から強引にねじ込んだようなシュートがポストを直撃。さらに12分マスタントゥオーノが突如センターサークル付近までカットインして左サイドへ展開し、左SBアクーニャ(#21)がクロス。これをボザがちょっと被ったような格好になってしまって、マリウスとの間に走り込んだコリーディオ(#11)がヘッドでズドン。浦和は早い時間帯に先制を許してしまいました。

 基本4-1-2-3でピッチを広く使う相手が4-4-2の守備ブロックを崩す際の常套手段みたいなもんですが、ここまで上手くやられるとは・・・

 ところがビハインドに陥った浦和は一向に前に出る様子はなく、相変わらずミドルブロックを敷いて待ち構えたまま。2点目を取られたらお話にならないので慎重に試合を進めているのかな?と思ったのですが、さすがにこの姿勢にはスコルジャも怒り心頭だったことが試合後明らかに。松尾も「立ち上がり20分のコントロールに問題があった」と試合後認めていました。

 それでも20分くらいに渡邊と松尾のポジションを入れ替えてゼロトップ状態にした辺りから浦和もようやく反撃開始。32分にはサヴィオFK→マリウスヘッドがネットを揺らしたものの、マリウスがわずかにオフサイド。42分にはボザが前へ運んで金子に繋ぎ、金子の枠内シュートで終わる良い形も。

 反撃ムードマシマシになった展開をぶち壊したのは48分の凡ミスによる失点。マリウスがバックヘッドで西川へ戻そうとしたボールをドリウッシに攫われて失点という非常に情けないものでしたが、マリウスと西川の連携の怪しさもさることながら、その前に相手のクロスを長沼がヘッドで中に折り返したのがこんなしょっぱい失点の引き金に。長沼は先日の名古屋戦でもやらずもがなのヘディングクリア失敗が失点の契機になっており、SBが本職ではない難点がこんなところで露わに(それでも左SB本職の荻原よりマシというのがスコルジャの評価ですが・・・)。

 事実上勝敗は決した感のあった痛恨の2失点目でしたが、一度火が付いた浦和の闘志は全く衰えることなく、56分西川からボールを繋いで浦和得意のロングカウンターの展開に。グスタフソンのパスをボックス内で受けた金子がアクーニャに倒されてPKゲット。58分松尾がPKを決めて1点差に。なお松尾がPKを蹴ったのはプロキャリアで初めてだったそうで。

 その後も浦和が押せ押せの展開になり、62分西川のロングフィードをどフリーで受けた長沼がそのまま前方へ進出してシュートを放つ場面があったり、好位置でFKを獲得する場面があったり。しかし決定機は作れず。

 スコルジャは71分サヴィオ→サンタナ、金子→関根と代えて攻勢を強めましたが、その攻勢をばっさりと断ち切ったのが73分。アクーニャCKに対して後半投入のメサ(#8)が上手くボザの前に飛び込んでヘッドでズドン。

 残念ながらその後の浦和は選手を代えれば代えるほど悪くなるいつもの展開に。80分には守備に奔走する時間帯が長すぎて消耗著しかった安居を代えざるを得なくなり、のらりくらりと時間を使いだしたリーベルに手も足も出ず。終盤浦和唯一の決定機は90分左サイドから松尾クロス→関根がヘッドで後方へ逸らしてサンタナが胸トラップ&シュートという場面でしたが、サンタナはこれを決められず。うーーーん、これを決めないとスコルジャが守備貢献度の低さに目を瞑ってまで使いたくなるCFにはなれんわ・・・

 全く手も足も出なかったわけではなかったけれど、ゲームキャプテンのマリウスが試合前に相手との握手を忘れるくらいテンパってしまったのに象徴されるように、やっぱり場慣れしていないせいか、必要以上に相手をリスペクトしてしまったのが残念でした。ただそんな中でグスタフソンの「普段通り」が別格すぎました。

 またお粗末な2失点目はもちろん、浦和守備陣のちょっとした綻びを確実に突いてくるリーベルのプレー精度には恐れ入りました。Jリーグでは無双レベルのボザがめっちゃやられるんだからなぁ・・・

 リーベル戦で勝ち点ゼロに終わったため、浦和は次戦インテル・ミラノ相手に勝たないとグループリーグ突破は難しくなってしまいましたが、インテルも初戦でモンテレイ相手にまさかの引き分けに終わったため、こちらも浦和相手に必勝を期すことに。ガチガチのガチな状況下で迎えることになった次節はどうなることやら。

Syakoudance1

-----松尾-----
渡邊---サヴィオ---金子
---グスタフ--安居---
長沼-マリウス--ボザ-石原
-----西川-----

(得点)
12分 コリディオ
48分 ドリウッシ
58分 松尾(PK)
73分 メサ

(交代)
71分 サヴィオ→サンタナ(サンタナCF、松尾左SH、渡邊トップ下へ)
71分 金子→関根
80分 安居→松本
80分 長沼→荻原
87分 グスタフソン→原口(原口トップ下、渡邊CHへ)

 アルゼンチンのチームなので「とにかく汚い!」という先入観がありましたが、この試合に関して言えば全然そんな印象は受けませんでした。むしろJリーグのいくつかのクラブの方が遥かに汚いかと。

 アルゼンチンのチームとは思えないくらい汚いファウルが少なかったのは、後方からのファウルにはきっちりイエローを出す神主審だったからかも。主審が良いとプレーも良くなる好循環。またそもそも「手を使って相手を止める」というJリーグでありがちなアホすぎるファウルなんてリーベルにはほとんどありませんでした。

 主審もさることながら、Jリーグみたいに必要以上にオフサイドディレイを取らず、サクサク旗上げる副審にも好印象。FCWCに全く呼ばれないことに象徴されるように、とにかく残念過ぎるJリーグの審判団に見習ってほしい神裁きでした。

|

たれづけ大江戸天丼@てんや

Oedoendon2506002

 「てんや」が2025年6月12日から期間限定で販売中の「たれづけ大江戸天丼(1050円)」を試食。これは2007年から提供しているてんやの夏を代表する商品とのこと。8月上旬まで販売予定。

 「大きくふっくらとした『活〆一本穴子』、しっかりとした食べ応えの『大いか』、そして定番人気の『海老』と『いんげん』を甘辛い丼たれにたっぷりとくぐらせ、“たれづけ”で仕上げた夏にぴったりの一杯。爽やかな青じそ風味の広島菜を添えることで最後のひと口まで飽きずにお楽しみいただけます。暑い夏を吹き飛ばし元気に過ごしてほしいという思いを込めた一杯です。」というのがてんやのウリ文句。

Oedoendon2506001

 まずは苦手の青じそ風味の広島菜を除去・・・と思ったのですが、どこにもその姿は見えず。たいして客は入っておらず、厨房内がパニクる要素は何もないはずですが、たぶん乗せ忘れたのでしょう。

 また活〆一本穴子・大いか・海老と主役流の天ぷらを3本揃えた代わりに、まいたけとかかき揚げとか嵩張る系がないので、丼がちょっと寂しく見えます。この辺「慢性的な不漁のためにそんなに大きな「大いか」を揃えられなくなって丼が次第に寂しくなっていったような気がしてなりません。

 さらに箸休めとなるのはいんげん二本だけ。これだとちょっと飽きが来やすいかなぁ・・・

 先月試食した「たれづけ海鮮天丼」と比べると、「高額なFWばかり補強したけれど、かえってバランスが悪くなった残念なチーム」みたいで。コスパも落ちてますし・・・

|

2025.06.17

らぁめん神社@神田 ~ とんこつ(ラーメン)

Rahmenjinzya2503002

 山手線神田駅北口と西口の中間くらい。線路沿いに並ぶ飲食店街の一角ですが、外観が外観なので見落とすことはないでしょう。先客、後客ともゼロ。

 店内の券売機を見て基本と思しき「とんこつ(950円)」を注文。麺類メニューはそれ一本で、他はトッピングでバリエーションを出しているだけ。食券を渡すとにんにくを入れるかどうか聞かれたので「あり」で。麺の硬さは聞かれず。

 店内は非常に手狭で厨房に向かってカウンター4席と窓際にカウンター3席のみ。ただ椅子が堅くて小さい上に微妙にぐらつくのには参りました。卓上には白ごま、一味、ブラックペッパー、ホワイトペッパー。店はカレー屋のほうが似合いそうなインド系っぽい方一人で切り盛りしていましたが、接客は非常にこなれていました。

Rahmenjinzya2503001

 若干とろみがかったスープは豚骨の旨味がしっかり出ていたのがとにかくポジティブサプライズ。ちょっと甘めかつ表面の脂がやや多めなのも手伝ってルックスとは裏腹に味は割とこってりした印象を受けました。

 麺は三河屋製麺のストレート極細タイプ。これも硬くはないものの案外噛み応えがあって悪くはありません。ただちょっと湯切りが甘いかなぁ。

 チャーシューはこの手のラーメンにしては割と厚め。他にキクラゲ、紅生姜、刻み青ネギ。

 外観から元々低かった期待値をゆうにクリアしたのは慶事だったものの、ボリュームを勘案すると昨今のラーメンのコスパの悪さを象徴するような一杯だったのも確か。

|

2025.06.16

昭和らぁ麺@北浦和 ~ 昭和ラーメン

Syowara2505002

 北浦和駅西口から中仙道を南へ。中仙道を挟んで向かいに「百歩ラーメン」あり。「秀ラーメン」の跡地。先客、後客ともゼロ。

 店内の券売機ボタンを見て「昭和ラーメン(980円)」を注文。っちゅーか、メニューはそれ一本のみ。店のお勧めは「ワンタン麺」でした。

 店内はL字型カウンター8席のみ。どういうわけが調味料類がやたら充実していて、ホットガーリック、昆布醤油、昆布酢、レモン酢、塩わさび、わさび、ゆずこしょう、山椒、ブラックペッパー、かつおぶしをゴテゴテと用意。

Syowara2505001

 ルックスが全然昭和っぽくなのですが(苦笑)。スープは「昆布やかつおぶし、しょうがなどを使用したバランスの良いさっぱりとした鶏がらスープ」というのが店のウリ文句。かえしは終盤ちょっとうるさいかな?と感じる程度に抑えられ、表面の香味油も適度にコクを添える程度。出汁の旨味が堪能できるなかなかの出来。

 麺は中細ほぼストレートタイプで、つるつるした口当たり。見かけよりもコシが強くて気に入りました。スープとの相性も絡み具合も文句なし。

 具は鶏と豚のレアチャーシュー、紫玉ねぎ、穂先メンマ、かいわれ、刻みネギといったところ。具も全然昭和っぽくありません。

 かなり完成度が高く、下手に調味料を投入してあれこれ弄り回さないほうが良さげなのに、なんで調味料をゴテゴテ置いているのか非常に不思議。メニューが少ないので普段使いに向かないのと、金をかけるべきところを明らかに間違っていて、ちょっと経営が心配になります。

|

2025.06.15

豚生姜焼き丼@すき家

Butasyouga2506001

 すき家が2025年6月10日から期間限定発売中の「豚生姜焼き丼(690円)」を「大盛(+50円)」で試食。商品名の「豚」は「ブタ」ではなく「トン」と読むようです。

 「豚生姜焼き丼」は、「タレが染み込んだ豚の生姜焼きをごはんにのせた商品です。生姜焼きには、赤身と脂身のバランスが良く食べ応えのある豚の肩ロース肉を使用しています。たっぷりの生姜に加え、味噌や2種類の醤油、リンゴ果汁を合わせたこだわりのタレで、豚肉にしっかり味が染み込むよう仕上げました。生姜の爽やかな香りと味噌のコクが際立つ豚肉が食欲をかき立てます。」というのがすき家のウリ文句。

Butasyouga2506002

 残念ながらウリ文句の饒舌さとは裏腹に、すき家にしては随分と薄味。牛丼と違ってつゆがないせいかもしれませんが、生姜こそはっきり自己主張してくるものの「こだわりのタレ」はあまり感じられず。

 また薄味なのは大盛にしたがゆえにアタマとの量的バランスが崩れてしまったせいかも。写真を見ても一目瞭然なように、ご飯が顔を出しているエリアがえらく広いですし・・・

 なお「豚生姜焼き丼」では吉野家に先行事例があり、その際も汁気のなさが気になっていました。味は今回のとは逆に特製たれが個人的な好みよりはちょっと辛いというかしょっぱいのに参りましたが(苦笑)。

 定食としては非常にポピュラーな豚生姜焼きですが、丼に仕立て上げるのは案外難しいのかもしれません。

|

2025.06.14

鶏とサバの天ぷら定食@やよい軒

Torisabatenpura2506002

 やよい軒が2025年6月3日から発売中のの「鶏とサバの天ぷら定食(1090円)」を試食。鶏とサバの天ぷら定食は「こだわりの特撰シリーズ」の一環のようですが、同シリーズで過去どのような定食があったのか仔細不明。

 「鶏」は徳島県産の銘柄鶏“阿波彩どり”のとり天で、「鯖」は北海道で水揚げされた脂ののったサバを使用したサバ天とのこと。注文した定食はとり天2個、サバ天2個という構成でしたが、とり4・サバ2の豪華版も用意。

 また、かつおと昆布の旨味あふれる「天つゆ・大根おろし」、宇治抹茶と沖縄県産焼塩を合わせた風味豊かな「抹茶塩」、そしてしば漬けの食感と風味を活かした「青しばタルタル」と3種類もの味付け材料を用意したのも面白いところ。

Torisabatenpura2506001

 サバ天はサバの旨味を極力損なわないという観点から「抹茶塩」をちょんとつけて食べるのが圧倒的に美味いと感じましたし、とり天は「青しばタルタル」との相性が最も良いと思いました。「天つゆ・大根おろし」はどちらにも中途半端。

 サバ天は唐揚げメインの「からやま」はもちろん、天ぷら専門店の「てんや」でもあまり出てこない天ぷらなので多少新奇性があって気に入りましたが、とり天は「からやま」でも時々出てくるので、とり天4個で1090円の「鶏の天ぷら定食」は「からやま」と比べるとコスパ悪すぎなのが気になりました。

 またやよい軒はいつの間にか各テーブルにあった漬物を撤去して、ブリブリお替わりマシンの横に固めて置くようにしたみたいで。

|

«創業ビーフカレー@松のや