オッサン、九州を行く(2)
博多から特急へ一路南へ向かい、新八代で「肥薩おれんじ鉄道」に乗り換えます。「肥薩おれんじ鉄道」というのは、九州新幹線開業に伴いJR九州から切り離された「八代~川内」間の在来線部分を引き受けた第3セクターを指します。つまり新幹線開業まで特急がバンバン走っていた区間ですが、その実態は幹線とは名ばかりで曲がりくねった単線が続くだけのローカル色溢れたところです。
「肥薩おれんじ鉄道」は鉄道引き受けにあたって経費を削りに削ったため、全線電化されているにも関わらずランニングコストを考えてディーゼルカーを新規導入したとか、駅員はほとんどいないとか、苦労話は絶えないようです。
そんな同鉄道ですが、一般車両に混じってイベント兼用の車両も保有してまして、1台は「おれんじちゃん」、そしてもう1台は「さっぴぃふるさとくん」と名付けられています。今回運良く後者に試乗できましたが、車体全面に沿線の観光シンボルが描かれていて結構賑やかです。
目を惹いたのが写真の若衆。いったいこれは何なのかトンと検討がつきませんが、きっとどこかの踊りなんでしょう。でもボディーに描くにはインパクトあり過ぎ(^^;
沿線は海が一望できるところも多く、「さっぴぃふるさとくん」で一献やりながらの旅は至福のひと時となりました。
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