時を駆けるオヤジ in尾道
一夜明けて、今度は尾道へ。
尾道は当初新幹線に素通りされたこともあってか、海沿いに寂れた感じの家並みが連なる街といった感がなくもないのですが、数多くの映画のロケ地になったこともあってか、その寂れ具合が返って魅力となって多くの観光客を惹きつけています。
尾道に来たのは2度目。駅前は知らぬ間に大規模な再開発が行われたようで、なんだか初めて来たような気さえしました。街には「文学のこみち」とか「古寺めぐり」とかの案内板が目立ちますが、オッサン的にはどちらもあまり興味がなく、千光寺に登って瀬戸内海を眺め、あとは海沿いに街を散策すれば十分。当然ロケ地巡りもなし。
「おのみち映画資料館」にも行って見ましたが1Fは小津安二郎、2Fは新藤兼人監督の作品紹介が中心。映画好きの方ならそれはそれでOKなのでしょうが、今となっては尾道を広く知らしめた最大の功労者といってもいい大林監督に全くといっていいほど触れていないのは理解に苦しみます。資料館建設にあたって大林監督との間に何かあったのかもしれません。
11時近くになってきましたのでラーメン屋に行って見ましたが、有名どころはどこも長蛇の列。仕方なく空きの見えた「壱番館」というところに入りました。派手な看板を掲げた店だったのでもともと大した期待もしていなかったのですが、出てきたものはその期待を寸分と裏切らず可もなく不可もなし。ただ化学調味料が多いのか、食べ終わるとのどがやたら渇きました。不思議なことに店を出ることにはここもちょっと行列が出来ていました。
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