闘魂 ~ 浦和 1-0 鹿島
鹿狩り!鹿狩り!鹿狩り! 血豆色の鹿どもはもはや埼玉の地で地ベタに這いつくばり続けるしかないのだ。
得点こそエメルソンの1点に留まったが、セットプレー以外鹿にチャンスらしいチャンスを与えない完勝。あれだけボロボロだったDFが闘莉王の加入と中盤の奮闘で安定し出したのが勝因だろう。やはりこのチームはオッサンの直感どおりあの広島戦後半45分で何かを掴んでいたのだ。
細かく見ればまだまだ粗はいっぱいあるのだけれど、今日は選手の闘う姿勢が素晴らしかった。点が入らなくても楽しい試合。こういう試合をオッサンは見たかったのだ。あまりに嬉しくて、オッサンは帰りにエビスのロング缶を買ってしまったのだ(^^)
達也の負傷で広島戦後半と同じ1トップ2シャドー(といってもほとんどの時間で長谷部が前、山瀬が後ろ)。今日は中盤でボールを奪った時の動き出しに格段の改善が見られた。ポジションチェンジは右サイドで見られるくらいで、オフト時代に戻ったような感じだが、それが選手たちの迷いをかき消したのかもしれない。平川-長谷部の連携で何度も右サイドを突破。前半は闘莉王のロングフィードからのチャンスメークも目立った。
今日目についたのはアレックス。「4億円の不稼動資産」なりに反省するところがあったのか、髪をいきなり赤く染めたマッチ棒スタイルでスタジアムを驚かせたが、わずかながら覚醒の兆しを見せ始めたように思う。サイドからの鋭いクロスが一本あった他、徐々に持ちすぎの傾向が解消し出し、パス&ゴーの動きが出来るようになってきたのではないか。但し守備意識が希薄なのは相変わらず。
アレックスと長谷部が攻撃に重きを置く分、啓太&酒井&平川&山瀬の奮闘振りは凄まじいの一言に尽きた。彼らが鹿島の中盤を好きにさせなかったのが何より良かった。山瀬はエリア内へ飛び出す動きがどうも思うようにいかないせいか、長谷部と比べると攻撃面の存在感は薄いもののなりがちだが、危ないところは最終ライン近くまで駆け戻って必死に防戦。きっと何かを掴むためにもがき苦しみながら懸命に走っているのだろう。
試合前日には毎回非公開練習をやっている割には、さっぱり改善の後が見られないセットプレー。これが今日の最大の課題だろうか。
P.S.
オッサンは嬉しさのあまり帰宅して2回もビデオを見返してしまったのだが(^^; エメの頭もなんか剃刀負けみたいな痛々しい感じに仕上がっている(笑) これなら坪井もなんかやって欲しかったところだが、「カブ・ドットコム証券」からお叱りがあるかもしれんなぁ(^^)
あと闘莉王の横髪に入っているストライプもなんだか変。
そういえば出てきたばかりの内館がファウルを取られてブチ切れ、いきなりイエローをもらうのも変だったが、「闘莉王効果」でこのチームはどんどん笑いを取る方向へ走ってしまうのではないかとオッサンはくだらん心配をしてしまうのであった。
なお振り切られた室井が思わず相手を引き倒してしまうのは仕様通りなので案ずることはない。
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