惰性:浦和 1-1 柏
我々の思いとは無関係に、レッズは消化試合モードに入ってしまったようだ。
今日の前半はまさに消化試合そのもの。前半終了間際にFKで先制を許したが、都築の気の抜けたようなプレーを見れば、この試合へのレッズイレブンの意気込みがいかばかりか誰でも推し量れようというものだ。
平日の駒場。休日よりはチケットが取りやすく、この日が初観戦という人も少なからずいたことだろうが、残念なことにこれもまたレッズなのだ。
後半頭から酒井に代えて長谷部を投入し、立ち上がり早々に同点に追いついたのみならず、その後も何度か見せ場を作ったが、総じて見れば「適当に放り込んでおけば後はFWがなんとかしてくれるだろう」的なサッカーが繰り広げられるばかり。あの清水戦はいったいなんだったのだろうか? 邯鄲の夢か、駒場の夢か。
いつもいつも清水戦のようなゲームができるわけではないと頭ではわかっていても、オッサンは夢を追ってしまうのよ。寂しさ紛らすこの酒をぉー、誰が名づけた夢追い酒とぉー・・・
柏は露骨な引き分け狙い。自陣内に深く引きこもる相手が苦手なのは今に始まったことではないが、それにしても芸がなさすぎた。深い位置から鋭いパスが出せる長谷部の投入はその打開策として評価したいが、両サイドの活性化も必要だろう。縦に抜け出してから良いクロスを送った三都主はまだしも、今日の暢久は攻撃面では良い所が全くなく、永井と代えるべきなのは山瀬ではなく暢久だったと思う。もっともこの試合のようなやり口では山瀬が機能しないのも道理なのだが。
怪我明けのエメはやはり完調にはほど遠く、達也も未だキレが戻らない。FW頼みのサッカーとはいえ、どちらかが好調なら絶対に逆転できた試合だったはずだが、それを言っても詮無いこと。
今日あえて刮目すべき点があるとすれば、後半35分過ぎに三都主を下げて岡野を入れたこと。岡野の左サイドっていうのはちょっと記憶になく、案の定何の機能も果たさなかったが、暢久をベンチからも追放したギドのことだ。桃太郎ではきっと何かが起こるものと信じたい。
P.S.
帰りの京浜東北線は事故。おまけに川口駅で線路内にバカが立ち入ってまた遅延。
ついていない日はトコトンついていない。
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