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2004.07.17

破砕:浦和 2-1 市原

 オシムの策が決まったかのように思えた。

 前半は「走る市原」の片鱗すら見せず、DFラインでちんたらボールを回し、徹底して時間を潰しながらただただ休息。後半はややピッチを上げて縦ポン一発でのカウンター。

 レッズは分厚い市原の守備に苦しみながらもなんとかサイドを崩してシュートを放つが、これが今日はことごとくGKに当たったり、サイドネットを揺らすだけだったりと、なかなか決まらない。セットプレーも山のようにもらえ、あれこれ工夫はしてみたものの、こちらは決定機に至らない。

 そうこうしているうちに蒸し暑さにやられたのか、後半20分過ぎあたりからレッズの選手は動けなくなってしまう。永井(エリア内で相手DFに引き倒されたのは不憫だったが・・・)、岡野を相次いで投入して活性化を図るが、気ばかりあせって却って決定機は遠ざかるばかり。かたや市原は狙いのカウンターで何度かビックチャンスを掴み、アルパイのカバーで2度ばかりは事なきを得たものの、ついに後半34分に失点。

 誰がどう見てもオシムの作戦勝ち。市原も茶野やマルキーニョスやサンドロを欠いており、しかもアウェー。予選突破のためには負けなければ十分という条件下ではこういう闘い方に出るのが道理。

 そのオシムの策にまんまと嵌り、またしても掲示板等で「劣頭」と蔑まれるのかと思うと憂鬱でならなかったのだが、得点は意外な形で転がり込んだ。破れかぶれと思えたエメのクロスを驚いたことに長谷部がヘッドで決めて同点。ロスタイムには岡野がセットプレーからこぼれたところを蹴りこんで逆転(その前の長谷部の空振りが微妙に効いているかも(^^))。

 誰が長谷部がヘッドで決めると思うだろうか。誰が岡野がスペースのないところでシュートを決めると思うだろうか。理外の理としかいいようのない、知将オシムの想像を超越した逆転勝ちだった。ギドの攻撃精神がオシムの秘策を打ち砕いた、苦しくはあったがレッズの成長を確信させてくれたゲームだった。ビデオで見たオシムの表情は「天は我を見放したか!!!」と言わんかのようであった。

P.S.
 オシムの作戦は理には適っているが、市原の美しいサッカーを見に来た者にとってはやるせないことだろう。市原にはこういうリアリズムを受け入れる土壌が育っているのだろうか???

P.S.2
 アルパイ、満点デビュー!!! 守備はもちろん、ロングフィードもまずまず。闘莉王と共に前線に上がってしまうのは心臓に悪いが(^^)


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