オッサン、南紀を行く(2)
平成8年登場ながらなかなか乗る機会のなかった特急「オーシャンアロー」に乗って一路白浜へ。梅雨時とは思えない酷暑の中、まだ正午前にも関わらず白浜駅は大賑わい。白良浜で「ビーチフットボール」の大会が催されているせいでしょうか、若者の団体客が目立ちます。
型通り三段壁・千畳敷を巡って、海辺の露天風呂で知られる「崎の湯」へ向かいます。崎の湯は最近リニューアルされたらしく、粗末だった脱衣所が多少きれいになりました。その代わりもともと無料だったのが300円になってしまいましたが、管理人を置いているくらいだし、やむを得ないでしょう。
改修工事中とのことで残念ながら海側の湯船は閉鎖されていましたが、台風の影響で荒れ気味の太平洋を眺めながらの入浴は格別。漢なら一度はここでスッポンポンで仁王立ちになり「アレオー、アレオー、俺達の浦和レーッズ!」とかましてみるのもいいでしょう。闘莉王ならきっとやってくれると思いますが、いかんせん関西圏なので周りの視線はものすごく冷たいと思います(「六甲おろし」なら大合唱になるかもしれませんが)。
なお男湯は近隣の展望台から丸見えなので、そういう趣味の方はそちらへ向けて仁王立ちになるのもいいかも。
湯は無色透明ながらやや塩辛く、またちょっと硫黄臭がします。やや熱いとの評判もありますが、この日はそうでもありませんでした。酷暑なので管理人さんが気をつかってくれたのかもしれません。
ガイドブックには必ず掲載されている有名な古湯であり、また場所柄えてして若者の団体が騒ぐだけ騒いで帰ってゆくことも多くてうっとおしいものですが、管理人さんの談によればこの日は土曜にしては人出が少なかったようで助かりました。
| 固定リンク