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2004.08.16

日本 2-3 イタリア

 結局最後まで試行錯誤。達也も闘莉王もアテネにたどり着くことなく、彼らの五輪が終わりました。

 今後は4バックですか。このチームは相手が3バック気味で来た時にゲームの中で4バック気味のシステムへシフトすることがあり、4バックは全く初めてというわけではないのでしょうが、やはり不安定感はぬぐえませんでした。一応駒野・徳永とSBの出来る人材がいるので机上論としては4バックはありうる選択ですが、やっぱり一度も試したことがないシステムを本番でいきなりやるのは無理というもの。

 さらに徳永の負傷(?)で駒野を右サイドに回さざるを得なくなると、左にはなんと那須を起用。ところが不思議なことにこれがそこそこ機能します。昨日那須に焼きを入れたのが奏効したか・・・

 バイスクルで叩き込まれた1点目は相手の凄さを誉めるべきでしょうが、2失点目は痛かった。振り切られた茂庭が悪いようでもあり、ラインコントロールに失敗した闘莉王が悪いようでもあり、いずれにせよ4バック採用が裏目に出た場面だったように思います。

 セットプレーで1点を返し、さらにイタリアが後半は徹底して引いて闘ったことも手伝って何度かチャンスは作ったのですが、イタリア相手に早々にディフェンスが崩壊しては話しになりません。同点で後半半ばまで凌げるようでないとちょっと勝ち目はなかったかなというのが正直なところ。少ないチャンスを正確にゴールに結び付けてくるイタリア。得失点を気にして自然体で試合に臨んできたら、恐ろしい結果になったでしょう。

 3人目の森崎投入は事実上タオルを投げたようなもので悪あがきにもなんにもならず。普通なら阿部→石川だと思うのですが、怪我明けの石川は最後までコンディションが上がらなかったのかなぁ・・・

 基本となる戦い方が最後まで定まらなかったことに加え、対戦相手がいずれもかなり格上と決まったにも関わらずユーティリティーを重視した選手選考を貫いた結果、守備力に疑問符がつくチームになってしまったのが早期敗退の主因でしょうか。A代表を含めて人材不足の左サイドはある程度やむを得ないとはいえ、阿部と小野の併用に拘ったのが祟ったような気がしてなりません。

 達也も闘莉王もあとは適宜観光でもしてから、浦和に無事帰ってくるように。それだけがオッサンの願いです。

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