惑星:浦和 7-2 東京V
暢久と永井。
好不調の激しさではレッズで一・二を争うご両人だが、この二人が揃って好調だと恐るべき威力を発揮することを証明した立ち上がりの20分であった。2点を返されて嫌なムードが漂う中、永井が後半19分にドリブルで長駆疾走してそのままハットトリック。この追加点で事実上勝負は決した。
そして雪を被ったお地蔵さんのごとく長らく沈黙を保っていた「北の大魔神」山瀬功治が久々に覚醒。憤怒の表情を見せながら得意のエリア内への飛び込みでこれまたハットトリック。東京Vは中盤がスカスカになってしまい、DFも集中力を失ってザルザルになった中とはいえ、いずれも見事な得点だった。山瀬はなぜかヴェルディ戦になると爆発する。そういう巡り合わせなのだろうか。
オッサンは「本気を出した暢久」をめったに見られないものの例えとして「皆既月食」と評したが、暢久も永井も好調を維持し、そして山瀬も噴火するとなるとこれは「惑星直列」級の椿事といって差し支えないだろう。山瀬はともかく、暢久と永井の好調が長続きしないことは長いレッズの歴史が証明するところなので、オッサンはイマイチ両人を信用しきれないのだが、この3人にこれまたやや好不調の波が見られる長谷部(今日はちょっとダメな日でしたね)が良い形で絡むとなると、いったいこのチームはどんな化け方をするのだろうか。
太陽系ならぬ「RED系」にはいろんな惑星があって、比較的安定した動きを見せるものもいれば、思い思いの軌道を描くものもいる。どうも左サイドには全然違う軌道を描いていて、惑星じゃなくって彗星じゃねぇのかと訝しくなる奴もいるけれども、そんなハレー彗星野郎までが惑星直列に絡んで来た日にはマンUも敵ではないと脳内妄想に耽る晩夏のオッサンであった。
P.S.
ヴェルディ戦を埼スタでやるのはやはり無理があった。埼スタを埋めようとすればビジターチームにもそこそこ人気がないと難しい。正直東京V、市原、及び名古屋以西のチーム相手では埼スタ大入りは優勝目前でもない限り無理だろう。おまけに今は五輪の真っ最中。Jリーグをやっていること自体一般の方に知られているかどうか怪しい上に、知っていたとしても自宅で五輪観戦を決め込んでいる人も多いことだろう。
五輪開催中に無理やりリーグ戦を開催したのはレッズの責任じゃないけれども、半分しか埋まらないスタジアムでやるのはちょっと寂しい。
P.S.2
試合終了後にヴェルディサポが挨拶に来た選手に怒りを顕にしていたが、非常に珍しいものを見たような気がする。「森本」のゲーフラを逆さにしていた奴もいたが、それはちょっとお門違いでは???
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