日本、アジアカップ連覇
地元の大声援を背に必勝を期して堅くなってしまったのか、中国はいいところなく日本に完敗。唯一の得点も実質的に加地がアシストしているようなもの(笑)で、それ以外の得点機は川口の飛び出しで阻まれた1回だけでしょう。またそれ以上に日本の強烈な武器であるセットプレーに対して無策すぎました。
アジア杯で日本が戦った相手だと中国はタイよりはかなり強いかなといった程度で、残念ながらイランやバーレーンは当然、オマーンやヨルダンよりも力が落ちる印象しかなかったですね。この決勝の闘いぶりでは。
確かに中田コの得点はハンドを取られてもおかしくないとは思いますが、それがあろうとなかろうと中国はかなりの確率で負けてたと思いますよ。
主力を大幅に欠き、両WB(特に右)は最後まで大して機能せず、体調の良否や試合のスケジュールとは無関係に不動のスタメンを続け、さらには相手に主導権を握られる試合を続けながらも優勝する日本。レバノン大会はアジアでは抜きん出た日本の力強さが目立ちましたが、今大会は日本の勝負強さが際立ったといっていいでしょう。
残念ながら「メンバーを固定して時間をかければなんとかなる」という爺古の方針がアジアレベルでは通用することを図らずも実証する大会になってしまったわけですが、主力が戻って来た時、そして短期でのメンバー離合集散が続くW杯予選で爺古はどうするのか。ここまで来れば腹を括って見守ってゆくしかないようですね。
アジアカップをぶっちぎりの強さで優勝したトルシエ日本はフランス戦で辛酸を舐めましたが、爺古日本はどこで軌道修正を余儀なくされるのでしょうか。
そもそも軌道があるのかどうかも怪しいのですが・・・
P.S.
一連の判定の流れからすれば、中田コの得点はハンドを取られてもおかしくないのだが、ここだけ不問にしてしまったのは不思議。狡猾さをもって最良とする爺古主義がここで生きてくるとは、いやはや恐るべしとしか言いようがない。
P.S.2
主力離脱で当初マスメディアの関心は薄かったにも関わらず、中国観客の反日活動が話題となって妙な盛り上がりを見せた今大会。
日本サポーターへ向かっての物の投げ込みは大会運営の拙さを問われるべき問題でしょう。ましてや大使館の車を襲う奴が出てくるとはやっぱりこの国で国際大会をやるのは時期尚早かなという気もしますが、スタジアムでの日本選手への野次がなんでそんなに問題となるのか、普段サッカーを見ている者にとっては不思議でした。
自国の最大のライバルである日本を罵倒し、日本と闘う第3国を声援するのはスタジアム内では極めて自然なことでしょう。友好的に観戦しろって、自国チームに思いいれのある奴ならそんな気持ち悪いことできるかっちゅーねん。
ただスタジアムの中でやっていいことと、外でやっていいこととの区別がつかない奴らがあまりにも多いというなら話は変わってくるのですが、そこは2次情報しか持たないものにとってはなんともいえません。
| 固定リンク