ごとPよ。
先週から話題沸騰の後藤コラム。その続編が載ったが、何度読んでも釈然としない。
どうも「外人」と言う表現を使ったことについて言い訳を並べているようだが、オッサンが釈然としないのはその言い訳が見苦しいからではない。
後藤氏が原文の前段で「『大量点が取れるから失点してもいい』というのでは勝ちきれないんじゃないか」という趣旨を言おうとしているのは判るし、オッサンもそこは同意する。
ところが後藤氏がその理由として「浦和の『圧倒的な攻撃力』の大部分は外人部隊によるものだから」と述べてしまったのが最大の問題点ではないか。いいかえれば「外人部隊がいなければ大量点が望めないので、レッズは失点していては勝ちきれないのではない」と現実性に乏しい仮定に基づいた議論を展開してしまっているのが後藤コラムの残念なところだと思う。
レッズの「外人部隊」は不正・不当な手段で編成されたものではない以上Jリーグから部隊解散を命じられるリスクはなく、また資金繰りに行き詰まって「外人部隊」を売りに出さざるを得なくなるリスクもない(今のところはネ)。「外人部隊がいなくなる」仮定はいかなる根拠に基づくものなのだろうか?
巷で「エメルソンがいなければレッズはJFL並」という話がよく出るが、それと同じようなレベルの話を後藤大先生とあろう方が堂々とコラムに掲載してしまったのが本騒動の根源なのではないかと思う。続編で「外人部隊」の字句を後藤氏がどう定義し、釈明しようとも、もともとの議論が馬鹿げていることには変わらない。
オッサンが釈然としないのは、馬鹿げた話をやってしまったことについて後藤氏の反省が見られないからなのだろう。
P.S.
もっとも本件をもって後藤氏の功績を全否定してしまう気はさらさらないですねどね。 抹殺したい評論家って「他にたーくさんいーるしー(←持田香織のマネで歌う)」
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