怨霊退散:名古屋1-4 浦和
凡庸なDFしか有していないチーム(パナディッチがいなくなったのでDFの人材不足が目に付きます。秋田・角田を補強するくらいなので人材活用下手といったほうが良いかもしれませんが)が、何の策もなく慢然と3バックで試合に臨み、攻めてはこれまたマルケス&中村頼みで慢然と中央突破を繰り返すだけでは試合の行方は自ずから明らか。かつて策士と言われたネルシーニョも衰えたのか、策らしい策はスピードのない秋田に代えて海本慶をスタメンに起用したくらいで、それでは浦和に大敗するのは当然でしょう。
前半半ばで井川・古賀がエメに対応できずにイエローをもらった時点で勝負あり。永井と対峙する中谷は何もできないどころか永井の突破を許してエメの先制弾を呼び込んでしまいます。せめて中盤くらいは互角に持ち込まないと勝負にならないのですが、それもままならず。数ヶ月も風呂に入ってなさそうなクライトンがフリーでボールを持った時はやや危険でしたが、持ちすぎの傾向があるようでこれも大過には至らず。
点差はつきましたがレッズの決定機が山のようにあったわけではありません。しかし、その決定機を達也がことごとく決めてハットトリック。市原戦で復調の兆しを見せた達也が大事な試合で大爆発。名古屋の息の根を止めた三点目はエリア内のごちゃごちゃした中を、よく冷静に狙えたと思います。エメが抑えられても達也が決める。昨年猛威を振るった驚異の2トップがついに復活です。
今日の達也は前線からのチェイシングも凄まじかった。これは岡野の復活で計算できる攻め駒が増えたため、達也には最初から飛ばせとの指示があったのでしょう。これぞまさに好循環。
いつも通り暢久・啓太・酒井は懸命に汗をかく。守備のうまくない永井や平川はたまにスコンと交されることがあるけれど、彼らも手を抜くことなく奔走。永井、最後は足つってたしな。
角田と接触した酒井が担架で運ばれ、そのまま退場となり場内騒然という一幕がありましたが、最後は挨拶に出てきたので大したことはない模様。負傷の酒井を堀之内に代えたのはともかく、さらにテストの意味合いかギドは暢久を千島に代えて見ましたが、中盤を一気に2枚かえたのはさすがにやりすぎで、中を割られて中村に一点を返されて完封はならず。
従前のレッズならここで雰囲気が一気に悪くなるところですが、すかさず達也の3点目が決まって事実上試合終了。最後は岡野も投入して浦和祭りもフィナーレに。鬼門瑞穂での大勝で名古屋駅かいわいの飲食店はレッズサポで大賑わい。エスカの「矢場とん」には長蛇の行列が出来ていました。「山本屋本店」はまだ暑いせいか列はそれほどでもなかったですけど。
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