「かなべえ」と「ひのっこ」
98年神奈川ゆめ国体のマスコットは「かなべえ」。行政の怠慢に対しては手厳しい、いわゆる「うるさ型」の多い神奈川の割には、よくこんなマスコットの登場を許したな、というのが正直なところ。
宮崎駿とスタジオジブリ作らしいが、神奈川県民は作り手の名前に騙されとるんとちゃう??? ジブリ作なる読売新聞の新マスコットもずいぶんと妙だが(ナベツネがモデルという説もあるくらい・・・)、ジブリに変なもんこしらえられて、返品しようとしても名前負けしてできなかったというシナリオが容易に脳裏に浮かびますね。
もちろんカモメがモチーフになっているのだが、表情のない顔とでかい口ばしが恐怖を煽る。子供なんか泣き出すんとちゃう??? 着ぐるみの画像が見当たらないが、あの口ばしは着ぐるみではどうなっているのだろうか?
続く99年熊本国体では国体史上初の三体ユニット型マスコットが登場した。ユニット名は「ひのっこ」で、赤が「ヒックル」、青が「ミックル」、緑が「モックル」というらしいが、ローカル色溢れたマスコットでもなく、かといって一般受けする可愛げのあるマスコットでもない。
キャンディーズしかり、たのきんトリオしかり、シブガキ隊しかりと(例えがいずれも古くてスマン)3人組ユニットを作ると一人が落ちこぼれるというのが芸能界の鉄則だが、誰一人として愛されることなく、ひっそりとあぼーんしてしまった点では日韓W杯のマスコットに比肩しうる存在ではなかろうか。もちろん誕生した当時はそんなことは思いもしなかっただろうが。
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