ごらんアウェー:新潟
何をいまさらという話かもしれないが、新潟のサテライトゲームは有料などころか、前売り券が売られている。当日券よりも200円安い。ちなみにチケットの紙質が安っぽくて容易に偽造できそうなのだが、新潟にはそんな不埒な人はいないのだろう。
「サテライトのチケットを前売りで買うなんて」と思わず笑いたくなるところだが、先日のレッズ戦にはなんと4,521人もの観客が詰めかけた。平日かつ雨という悪条件を割り引く必要はあるが、4/13における味スタの観客(3,267人)よりもはるかに多い。ジェフも観客5,000人台の試合がざらにあるから、新潟がサテライトゲームで前売りチケットを売るのも不思議ではない。
昨年の会場(新発田・五十公野)ではレッズ戦はこなせないと判断したのかどうかは定かでないが、今年はサテライトゲームにも関わらずビックスワンを大盤振る舞い(市陸上を使わなかった理由も謎)。それでも当初予定のメインスタンド1Fだけでは観客を収容しきれず、ホーム側サイドスタンドを開放するハメになったのだから、新潟恐るべしという他ない。
ロープで仕切られたメインスタンドの1ブロックでまったりと観戦。この周辺にはさすがに新潟サポも少なかったので実情はよくわからないといったほうがいいのだろうが、つまらない試合内容にも関わらず自チームに野次を飛ばす輩は目立たなかった。
客層は家族連れが実に多い。帰り際にはオッサンのレプリカを後ろから引っ張って、「前には何て書いているんですか?」とオバハンに素朴な質問をぶつけられる一幕も。
サポの人数は多いが終始単調で、俗に「カラオケ隊」と言われる応援スタイルには少々違和感を禁じえないけれども、こんなのんびりした観戦風景を目の当たりにすると、ある意味極度に戦闘的な浦和とは対極的なチーム・サポーターが一つぐらいあってもいいかなと思う。
ただ、何度も降格争いに巻き込まれたり、実際に降格したりすると新潟サポといえども多少の変質は免れないかもしれない。いかんせんフットボールの歴史が浅い土地柄なのでどう変わるかは即断できないのだが。
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