ポン様、韓国を行く2004(二)
2005.11.15
ソウル 15:00(KTX19)16:42 東テグ
ソウル駅のKTX改札口は3階。だがプラットフォームは地平にあるので、目的の車両にたどり着くまでだらだらと長い階段を歩かされる。もちろんエスカレーターはあるが、高架化工事真っ最中の赤羽駅を髣髴させる凄まじい上り下りである。
件の案内嬢がしきりに"Backward!"と言っていたので嫌な予感がしたが、案の定座席は悪名高い「後ろ向きの席」だった。座席間隔と窓間隔がバラバラで、運が悪ければ何も見えないと聞いていたが、幸いにも窓だけはあった。
すかさずコーヒー売りや飲み物のワゴンがやってくる。ソウル駅停車中に弁当売りが回ってはいたが、なぜか出発前に降りてしまう。
ビールを買っては見たものの、窓框にものが置けるようなスペースはなく、通風孔みたいなものが覗いているだけ。しかたないのでテーブルを広げてみるとこれがまたバカでかい。
座席感覚が狭いのは噂通り。2×2シートだが横も随分狭く感じる。シートも薄くて硬い感じ。従来の特急「セマウル」は鈍足であることは否めないものの、居住性だけは日本の在来線特急を凌駕していただけに、どこからどこまでTGVのパチものに終始し、セマウルの良さが全く受け継がれなかったのは極めて残念である。
新線区間に入りトップスピードに達しても大した揺れはない。晩秋の韓国の野山は一面枯葉色。単調な風景が延々と続くせいか、それほどスピード感は感じないまま1時間半弱で東テグ着(途中テジョンのみ停車)。これはさすがに速い。が、あの居住性を思えば一度乗れば十分だろう(といいながら、この後もKRパスがもったいないので何度も乗るのだが)。
これは光州駅にて。ねーちゃんがでかい!
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