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2005.06.12

浦和 2-2 マリーゼ

 勝てた試合を勝ちきれなかった印象が強いゲームでした。但し後半半ば以降はマリーゼに一方的にやられていたので、引分けは妥当な結果だったかもしれません。

 北本が「6月24日まで大学の教育実習で北海道に帰る」(公式マッチデイ)ためか、安藤をFWに上げて若林との2トップ。これでトップ下が出来る選手がいなくなってしまったためか、中盤をいつものダイヤモンド型からフラット4っぽい感じに組み替えてきました。

   若林 安藤
木原 岩倉 高橋 山本
西口 笠島 笠井 田代
    小金丸

 暑い中今日は安藤がキレキレ。その安藤がドリブルで切れ込んだ後のこぼれ玉を若林が蹴りこんで早い時間に先制。その後前半は共に中盤を潰しあうような感じで双方大したチャンスも掴めず、レッズの得点機はやはり安藤の個人技頼みの色が濃かったのですが、終了間際に高橋の右CKをファーにいた木原がヘッドで叩き込んで追加点。

 マッチデイで監督は「中盤でのボール支配率を高めること」を狙いとして掲げていますが、前半に関して言えば中盤のプレスが良く効いてマリーゼにほとんどサッカーをさせなかったといっても良い出来でした。

 後半立ち上がりは前半あまりうまく行かなかったサイド攻撃が機能し始め、さらに高い位置でボールを奪ってのカウンターも嵌って何度か得点機を作りましたが、これを決め切れなかったのが今日の反省点。マリーゼの2点目を決めた丸山のシュートを見ると、どうもレッズの選手はFWもMFもシュート力が弱いのが歴然としています。残念ながらエリア周辺からどフリーで撃ってもゴールを奪える感じがしません。

 このチャンスを逃した後は一貫してマリーゼペース。前半40分あたりからレッズの運動量低下が見え隠れしていましたが、2点負けていることもあって後半早めに2人の選手を代えてきたマリーゼに対し、中盤で良い形でボールを奪えないどころか、随所で走りまけてマークもカバーも判然としないようになります。前からプレッシャーをかけてくるマリーゼにタジタジになってミスも続出。

 1失点目はゴールライン際のボール処理に躊躇したDFのミスですし、2失点目はエリア近くでファウルか?と思って一瞬足を止めたところをやられたようなもので、ともに相手に崩された感じはしなかったのですが、失点には繋がらなかったものの後半半ば以降は立て続けにDFライン(特に右サイド)を破られたことを考えると2失点は妥当なところでしょう。

 涼しいところで観戦しているだけでもげんなりしてくるような中、炎天下で走り回る選手達は誠に気の毒(しかし、せめて夕方に試合時刻を移せないのでしょうか?)。明らかに疲労で動けなくなっている選手(特に山本)を放置しておいては勝てるものも勝てなくなります。現監督は就任当初から途中であまり選手を代えないのですが、夏場もそれを続けるのは自殺行為でしょう。相手もバテているため、保坂や松田がそこそこ使い物になっていたことから見て、今日勝ち点3が取れなかった責の大半は監督が負うべきだと考えます。

17-06-12marize

サクサク帰る若林(4番のビブス)、いきなり後ろを向いてしまうキャプテン。大丈夫か、このチーム・・・ それとは対照的に小金丸が深々と頭を下げているのが目に付きます。

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