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2005.10.06

ナビスコ準決勝:千葉2-2浦和

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 この日は柄にもなく最前線で闘いに出た。ぶっ倒れるまでやったのかと言われれば「否」と応えざるを得ず、こういうヘタレがいるためにレッズを勝たせてやれなかったんだという批判は甘受する他ない。

 おそらくJ1では初めてのグラウンドレベルでの観戦。永井が右WBみたいな位置にいたり、長谷部がボランチというにはあまりにも左に寄ったところにいたり、さらに永井と平川の前後関係だとか、何が何でも点を取るためにギドが敷いた陣容は謎のまま。はるか向こうでネットが揺れ、選手と審判の挙動でゴールを確認する。

 2点差を追いつき、1点返され、さらに不幸な判定で闘莉王を失っても同点、いや逆転を信じて浦和の選手は闘い続けたが、闘いの果てに無常のホイッスルが雨の臨海に鳴り響いた。

 寄せ書きが多少の励みになったのか、この日の浦和は気迫が迸っていた。長居では影を潜めていたゴールへ向う気持ちが存分に表れていた。もうそれだけで十分だ。惜しくも約束の地へ帰ることはできなかったが、勝負ごとゆえそうそううまく行くものではない。フットボールと共に過ごす人生は時に辛くて悲しい。だが、それゆえに豊かなのだ。

 帰宅してから知ったことだが、闘莉王に対して主審が試合前に「気をつけろ」と言ったとのこと。選手をあからさまに色眼鏡で見るどころか、選手に心理的プレッシャーを与えるとは言語道断で非常に腹立たしい。

 だがこの事件も含めギドが試合後の会見で冒頭から審判をやり玉に挙げてナビスコ敗退を語るのはいかがなものかと思う。それについては何度も書いたので省略するが、こういうことは会見の最後で語るべきことだろう。

 また試合内容もギドが言うほど「うちのほうがどう見てもいいチームだった」とも思えない。ニッカン式スコアのシュート数で見ると、前半30分までは浦和が圧倒的に攻めているがその後は闘莉王退場までほぼ互角。概して後半は攻め倦んだという現地での感覚通りの数値が出ている。また後半の選手交代は共に機能しなかった。誠に残念ながら引分けは受け入れざるを得ない結果だろう。思いがけずも前半のうちに2点差を追いついて意気上がる後半立ち上がり早々、セットプレーからの失点で出鼻を挫かれたのが非常に痛かった。

17-10-05chiba1

 「信じる者は救われる」という格言が往々にして気休めでしかないことを嫌というほど思い知らされながら人は歳を取ってゆく。だが信じないことには何も始まらない。ナビスコ杯奪回の夢は潰えたが、浦和が終わったわけではない。浦和の明日を信じて前へ、前へ。

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現地には行けず、家のTV前、通称「TVゴル裏」に陣取った。雨に打たれたレッズサポの姿と大声 [続きを読む]

受信: 2005.10.06 23:51

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