ベレーザ 2-0 レッズ
レッズレディースの本年の闘いが終わりました。
残念ながらテクニック・スピード・体格そして組織力はベレーザとは比べ物にならず、かろうじて運動量で何とか対抗しようとして必死に喰らいついてはいましたが、その努力も虚しく後半に永里に中央を割られて失点。さらに川上を倒してPKを与え、これを伊藤にきっちり決められて2-0の負け。
レッズは安易に飛び込まずに常に数的有利を確保し、なんとかボールを奪い返してボールを蹴りだすのが精一杯で、なかなか前線にボールを繋ぐところまで行きません。相手のミスに乗じて中盤でボールを奪い、相手の裏へボールを出すのが唯一の攻め手ですが、これもスピードのあるベレーザDF陣をレッズの攻撃陣が振り切れないので得点機にはならず。先制されてから保坂に代えて党首を投入しましたが、おいそれと局面は打開できません。
正直点差以上の実力差がありましたが、駒場で0-7を喫した時に感じたような投げやりな動きは微塵も感じられず、出来る限りのことを精一杯やった清清しささえ感じた敗戦でした。
ヴェルディが未曾有の危機を迎えているため、ベレーザの今後が案じられるところですが、どうも女子サッカーでは他チームからの引き抜きは暗黙の了解で禁じ手らしいとのこと。ベレーザが一方的に選手を放出した場合はどうなるのかわかりませんが、レッズの能力を補強で一気に上げるのは難しく、地道な努力を積み重ねてベレーザとの差を一歩一歩詰めてゆくしかないようです。
監督交代後試行錯誤が長く続き、結果も出ないため自信を失って迷走した時期が続きましたが、尻上がりに調子を取り戻してきた2005年。トップチームと違って来季の構想はまだこれからの話なんでしょうが、今日の試合を見る限りは少しは順位を上げられそうな気がします。
P.S.
公式サイトで坂庭監督退任の報道あり。今季の戦績&前半から中盤の迷走ぶりからすれば妥当な判断でしょう。
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