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2006.01.31

躍進と停滞

<浦和>

2003年:4935円(定価。以下同じ)
2004年:6825円
2005年:7014円

<飯田(旧磐田)>

2003年:4935円
2004年:4935円
2005年:4935円

 この3年で最も差がついたのは実力でも観客数でもスポンサーのネームヴァリューでもなく、実はオフィシャルDVDの価格だった・・・・orz

この分じゃ3冠達成した暁には2枚組10000円に跳ね上がるぞ。ACL制覇時にはいったいいくらになるんだ・・・

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【え】えてに帆をあげる

(原解釈)

 伝統的に快速FWが揃うレッズ。広大なスペースへ福田が、岡野が、大柴が、永井が、達也が、トゥットがそしてエメルソンが走る。バインや小野にボールが渡たればまさに順風満帆。

 だが風が吹かなかったり、逆風が吹いたり、そもそも帆が破れていたりと、なかなかうまく走らないのがレッズ丸である。

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 ワシントンと黒部の加入で、長老岡野はもちろん永井すらもFWとして起用される可能性はかなり小さくなった2006年。典型的な快速FWは達也だけになってしまった。

 小野・ポンテ・長谷部・三都主と高精度のパスを出せる選手はゴロゴロいる、いわば風はバンバン吹いているのだが、帆は達也だけ。どうも「えてに帆をあげる」という諺が浦和の攻撃スタイルの形容にそぐわなくなって来たようだ。

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動く広告導入

浦和“世界基準”動く広告導入(スポニチ)

 日本代表MF小野伸二(26)の復帰で注目の浦和が、ピッチ上動画広告をJクラブとして初めて導入することが明らかになった。スペインリーグのバルセロナ、レアル・マドリードなどが採用している、欧州でも最先端を行くスタイル。約2000万円×10社募集の予定でスポンサー収入20%アップを狙う。

 超大型補強で話題を独占している浦和が、スポンサー収入でも“大型補強”を敢行する。ホーム20試合で導入する目玉広告は、LED端子が埋め込まれた高さ0・8メートル、幅22・5メートルの「オーロラリボンアドボード」で、ゴール裏2カ所に設置される。横長の形状を生かして、車が走ったり、携帯電話の動画を映したりすることが可能だ。

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 TV観戦していると、あれってなんかチラチラして結構目障りなんですが・・・ 生観戦だとどんな感じでしょう。「引越しセンター」の大将がちょろちょろ出てくるとかいうのは勘弁な。

 またこのボードは浦和の所有物なんでしょうか。埼スタの所有物だと、大宮もこれを使ってNTTの広告を流しまくる可能性があるわけなんですが。

 今年は加藤あいのドコモ広告に袋を被せる手筈にもなっており、スタジアム周りもビジネス臭が充満石饅頭。

P.S.

 相手のPK・FKの時にアドボードで邪魔したりしてな。

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2006.01.30

フェスタ雑感

 昨日は疲れ果てて手抜き更新で済ませてしまいましたので、出遅れながら自分の備忘録を兼ねてフェスタの感想をば箇条書き風に。

・伸二の出場が決まり、昨年以上の混雑は必至。昨年よりもさらに早めに家を出て8時半にアリーナに着いたのですが、既にそこには長蛇の列。シーチケ列の先頭付近には顔なじみの面々が。おまえら日の出前に到着したのか・・・orz

・しかもシーチケの葉書をもって来るのを忘れる始末。致し方なく一般の列に並ぶ。アリーナの影になって寒いこと甚だしい。

・列は長かったのですが、アリーナの収容力もまたでかく、なんなくバックスタンド中央付近に座席を確保。

・グッズ購入とか景品ゲットとかにはあんまり興味がないので、しばしサッカー教室をだらだらと観戦。

・今年はレディースがフェスタに参加。党首は小学生に紛れてしまうので極めて探しにくかったが、メイン入口よりにウッチーらといた! 狭い教室の場では党首のテクニックが光る。何より走らなくていいw

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・レディア&フレンディアも足取り重く出演。これを見逃すともうGWまで会えません。

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・サッカー教室のゼッケンに「やま」「ひら」と書くのもどうかと思いますが、「カニ」と書いてしまう横山・・・orz 

・どこのグループもそうなんですが、最初はレッズとレディースの選手達は休み時間は別々に固まっていますが、時間が経つにつれて一緒に蹴鞠に興じるようになってゆきます。ああ青春な一コマ。

・景品に興味はないんですが、JAさいたまとファミリー引越しセンターのポスターが当たってしまう。世の中そんなものだ。

・その傍らで景品欲しさに何度も入場を繰り返し、果てはゴミ箱まで漁る奴らが・・・

・12時を回るとグッズ売り場も空きだしたので、イヤーブックだけを確保。今年は昨年と違ってオマケがない。

・フェスタ開始1時間前という最も混雑する時間帯に、よりによってアリーナの通路でハートフル体操を生実演するのはいかがなものか。もそもそと苦言を呈しておく。

・アリーナ内の食事は貧弱。付近には食事処が少なく、コンビニも売り物がなくなってしまうことがわかりきっているので、持参のおにぎりで我慢。

・もともと少々風邪気味の上に、あたりめ片手に酒を飲んでしまい、ちょっとうつらうつら(※未成年の飲酒は法律で禁じられています)

・なお、フェスタ中に酔っ払いが野次を飛ばしていたような記憶があるが、それは断じてワシではないからな。

・まぁフェスタっちゅーのは女・子供相手のイベントだからオッサンが見に行ってもさほど面白いものではない。だらだらとした進行がけだるさに拍車をかける(「拍車」というのは語感的に妙だが)。

・だが、いかんせんオフシーズンはやることがないので、スケジュールが空いていればついつい見に行ってしまうのが悲しいオッサンの性。

・ジュニアユース、ユースに続いてレディースの面々が背番号順に紹介された上で入場。でもフェスタ本体での出番はこれだけ。オヤジの質問コーナーもなければ、突然川上選手の入団が発表されて17歳の女子高生が興奮のあまり2F席から転げ落ちるという展開もなし。

・子供に気配りある質問を求めるのは酷と思うな。朝井さんは子供相手の仕切りは慣れていないと思いますが、乙でした。

・回答者+つっこみ役は岡野組の独断場。平川画伯は退団まで毎年絵を書かされるのでは? でも暴飲話はオフシーズンだけにしておいてくれよな。下写真は達也画伯のもの。

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・回答者の入れ替えは今年は2名のみ。昨年のイケメン組・非イケメン組の入れ替えは苦笑を禁じえなかったが、時間の制約でこうなっちゃったのかな?

・回答者ではない選手達は子供達に混じって体育座り。伸二は率先して子供達の中へ飛び込んでいった(これが伸二の凄いところ・・・)のですが、子供にいじられすぎて途中で係員に救出してもらうはめに。ご苦労様でした。 それに引きかえ永○は・・・・ そしてやっぱりどこにいるのかわからないのが酒井w

・スパさか収録の模様はネタバレになるので割愛。しかし、啓太は狙ってあれをやったのだろうか????

・さらにいえば収録時間長すぎ。これじゃフェスタがスパサカに乗っ取られたも同然やん。まぁスパサカがタイアップしているから、スーパーアリーナでの無料開催が成り立つんでしょうけれど。

・出番のない選手達(特に主力!)のだらけぶりは凄まじい。中でも片肘ついて寝る闘莉王は圧巻。大観衆に慣れるというのは、そういうことではないだろう・・・

・スパサカの収録が終わると階上の観客はごっそり帰ってしまう。「かくれんぼ」以下は見てるだけじゃつまらんから致し方ないな。

・で、「かくれんぼ」がフェスタ唯一の選手との触れ合いの場になってしまったわけですが、今年はなんと相馬選手が近隣の席にやってきました。間近で見るといい漢です。付近では探しに来た加藤選手が、何を勘違いしたのか一般客の帽子を取ってしまう一幕があって笑いました。

・「借り物競争」は慣れた選手じゃないと観客席内まで来てくれません。ふれ合い系の企画としてはちょっと辛くなってきたかな・・・

・今年はとうとう選手との握手もなくなってしまいましたが、観客数を考えればやむを得ないかと。選手との距離が遠くなった分をゲーム中の圧倒的なパフォーマンスで埋め合わせていただきたいものです。

・重複カウントが相当あるかと思いますが。42000人超を集めたレッズフェスタ。だらだらと長い上に観客層が全く違うこともあって試合以上に疲れますが、いかんせん無料なので来年も暇つぶしを兼ねて行ってしまうんだろうな・・・ フェスタが顔見知りへの新年の挨拶代わりになってたりするし。

P.S.

ちなみに
駒場時代のフェスタの模様

レッズフェスタ2004

P.S.2

 報知によれば社長はアクリル板を諦めていなかった!!! 恐るべき執念。

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【こ】紺屋の白袴

(原解釈)

 原意は「人のことはあれこれするけれど、自分にまでは手が回らない事。もしくは 人にはあれこれ指図するけれど自分は何もしない事」らしいのだが、これで思い出すのは柱谷コーチ。

 現役時代は「闘将」として高いキャプテンシーを誇っていた彼。周囲にあれこれと説教や御託をかましていたのだが、当の本人も結構ミスが多い。ついには若手選手に「なんじゃ、このパスミス野郎!!」逆ギレされてしまったとのこと。

 レベルは違うがドゥンガも似たようなタイプらしい。こういう輩に言い返せるだけの実力がある選手が増え、良い意味でチーム内にいがみ合いが出てくるとチーム力は格段に上がるのだが・・・

 サテライトコーチとなった「凍傷」はどう指導しているのだろうか。

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 今で言えば闘莉王がもっともこのタイプに近いか。

 監督の指示を無視してまでもPKを蹴りたがることに象徴されるように、良くも悪くも強烈な自己主張が持ち味。2年前に加入したばかりの選手とは思えないほど浦和での存在感がでかくなったのはそのキャラクターゆえであろう。

 だが誰が見ても闘莉王のミスなのに、人のせいであるかのようにあれこれ怒っている姿はあまり気持ちのいいものではない。

 柱谷元サテライトコーチは、現役時代とはうって代わって試合中は割りとじっと構えていることが多いように思えた。そのせいかどうかはわからないが、柱谷元コーチを慕う若手選手も少なくなかったようである。

 変れば変わるものだ。

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イヤーブック2005

 長谷部は間違った世界へ足を踏み入れてしまったのではなかろうか???

 「イヤーブックご購入の婦女子の皆さん、ご満足いただけましたでしょうか?」という出版社の高笑いが聞こえてきそうな・・・

 っていうか、イヤーブック用ではない写真が紛れ込んでしまったような・・・

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2006.01.29

フェスタにて

「こんなことにまで大勢来ていただいて」

黒部よ、ビッグクラブにはまだ慣れないようだな ・・・orz

っていうかリーグ優勝未経験のクラブを指してビッグクラブというのも何だが。

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2006.01.28

【ふ】武士は食わねど高楊枝

(原解釈)

 レッズフロントは妙にプライドが高い。予算は比較的潤沢であるにも拘らず、変なところでやせ我慢をする。「GKが不安なのに楢崎を取らない」「J2を斉藤監督で乗り切ろうとする」あたりが典型だが、弱い弱いと言われるCBや左WBをなかなか補強しないのもその伝統に則ったものか。

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 補強に積極的な今となっては信じがたいことだが、昔のフロントはこうだったのだ。

 もちろん

 GK→都築
 CB→闘莉王
 左WB→三都主

 と補強して今日に至っている。

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まさか

風の噂に聞いていましたが、GGRアシスタントの原田あすかさんが昨晩の放送で退任。

まさかとは思いますが、レディースの補強ってこれのことじゃねぇーだろうなぁ、社長!

P.S.

 今年の新人。オッサン的には愛称「ばってん坂本」決定w

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2006.01.27

【け】芸は身を助ける

(原解釈)

 俊足を誇る岡野が典型的だが、

・セービングだけは代表レベル=山岸
・守備だけは安心して見ていられる=暢久(但しさぼり癖あり)
・マンマーク一筋で代表入り=坪井
・キレキレドリブラー=達也&永井

など現役選手の中にも一芸に秀でた選手を見出すことができる。だが、こういう一芸タイプは使いどころを誤ると有害無益でしかない。入団したチームのタイプや監督の資質如何ではいきなり墓場行きになることも。フランスW杯予選では岡野は最後の闘いまで全く出番がなかったが、その間の岡田監督の苦悩、そして岡野の荒れ様は察するに余りある。

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・高精度のクロス&FK=三都主
・スタミナ十分=啓太
・スピードは岡野以上=平川
・DFの視界から消える能力は随一=マリッチ

と依然として一芸型の選手も少なくないが、昔に比べると入団してくる選手のレベルが上がったためか、若手には癖の強い選手が見当たらなくなったように思う。

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2006.01.26

伸二おかえり!!

・伸二、焼けすぎ!!!
・かなり体を絞ってきたようで、顔も心持ち小さくなったような・・・

 開幕までの間、伸二がレッズの仲間と過ごす時間がほとんどないのが何とも痛いけれども、十分にコンディションを整えた上でW杯に出ることが浦和復帰の理由の一つなだけにやむを得ないでしょうか。

 フォーメーションにもよるけれども、伸二加入で中盤の誰かがはじき出される可能性大。だが、伸二は抜群の個人能力を持ってはいる反面、レッズのキャンプに参加できないため戦術消化面ではハンデを負うことになる。伸二が代表から帰ってきて開幕戦であっさりスタメンに収まるようでは厚い選手層とは名ばかりになり、長いシーズンを闘うのは難しいかもしれない。

 埼スタで躍動する伸二を早く見たいような見たくないような、ちょっとアンビバレントな気分で開幕を迎えそうです。

P.S.

 某チームの惨事を目の辺りにして今季ユニフォームの出来が心配されましたが、良くもなく悪くもなくといったところでしょうか。襟口が広がった感じがするので、体型によってはビローンとした感じになってしまうのが難でしょうか。選手が着る分には関係ないでしょうけど。

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【ま】負けるが勝ち

(原解釈)

 敗走と見せかけながら戦術的退却を繰り返し、敵の疲労を待って大局的な勝利を収めようとする極めて高度な戦法。サッカーでいえば典型的なカウンター戦法であり、オジェック時代のレッズが最も得意とした。堅固な最終ライン+一発で局面を打開できるゲームメーカー+傑出したストライカーの組み合わせがそれを可能にした。

 だが、その後最終ラインは時を経るにつれてボロボロになり、またオジェック後の各監督が中途半端にアクティブなサッカーをしようとしたため、結局どういう戦い方をしたいのかはっきりしないまま今日に至っている。レッズ中盤が敵に押し込まれて最終ラインに吸収され2ラインになってしまうことがよくあるが、その退却に戦略的・戦術的意味があるわけではない。まさに「負けるが負け」である。

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・オフト時代:前後分断&エメの個人技頼みサッカー
・ギド04~05前半:激しいプレスで中盤でボールを奪取してのハーフカウンター
・ギド05後半:ボールを確実に繋ぎながらサイド攻撃&セットプレー頼み

と闘い方に変遷はあるものの、今の浦和はディフェンスラインを高く保つことが力の源泉になっている。

 中盤でのボールの奪い合いになると分が悪いためか、浦和戦ではロングボールを多用してくるチームも少なくない。大概は闘莉王に跳ね返されて得点に繋がらないケースがほとんどなのだが、それでも浦和のディフェンスラインを下げるという意味ではロングボール攻撃は一定の効果がある。

 05年前半は山瀬を失って中盤のプレスが効きにくくなったためか、ややディフェンスラインが下がり、苦戦を強いられる試合が少なくなかった。

 昔のようにズルズル押し込まれることは見受けられなくなった浦和だが、それでも終盤ボランチがガス欠を起こした場合には2ラインになってしまうことがある。

 いずれにしても浦和が戦術的に自陣に引きこもることはまず考えられず、ディフェンスラインが下がっている時は大体ロクなことがない。

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どうなる埼スタ駅?

今朝の日経:埼玉・首都圏経済面から

・埼玉高速鉄道の岩槻駅方面への延伸問題を議論する「埼玉高速鉄道延伸検討委員会」が25日開催された。

・埼玉スタジアム駅の設置を巡って県とさいたま市とで考え方に相違あり。

・県:「埼玉スタジアムは沿線最大の売り物で、さいたま市の財産」と建設に前向き

・市:「埼玉スタジアム周辺には街がない。街がない以上、埼玉スタジアムの駅は必要ない。」

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試合開催日には万単位の乗客が見込めるにも関わらず、駅建設に消極的なさいたま市の態度は実に不可解。

確かに周辺人口は少ないので平常の利用はごくわずかでしょうから、建設にあたっては相当のコスト削減が必要でしょうし、埼玉スタジアム駅は平常通過扱いとする仮駅でいいのではないかと思います。

新聞にある通り、駅を建設するとそれに伴ってさいたま市に駅周辺開発の負担がかかり、それが駅建設を躊躇わせる原因なのでしょう。しかし市の財政が問題なら岩槻延伸自体そのものに市が反対するのが筋で、埼スタ駅だけが俎上に載るのはなんとなく釈然としません。

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2006.01.25

【や】安物買いの銭失い

(原解釈)

 失敗例には事欠かないレッズだが、安物買いの点で印象深いのはザッペッラだろう。実際の年俸はいくらなのか知らないし、実際のところイスラエルリーグ出身のクビツァといい勝負かもしれないが、やはりイタリア・セリアB出身という経歴がいかにも安物っぽい。

 つまらんプレーで頻繁に退場し、99年J2降格の主犯格と目されるザッペッラだが、贔屓目に見ても日本人より上手いとは思えない外国人選手で何を補強しようとしたのか、全く持って理解に苦しむ。

 だが高ければいいというわけでもないのが選手補強の難しいところだ > エジムンド事件(03年)

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 フロントへのヨイショ続きなのも癪に障るところであるが、エジムンド事件以降レッズの選手補強は外れが少ない。外国人DFはいずれも稼動期間が短いのが残念だったが、出場した試合では期待通りの働きをしてくれたし、プロの精神を浦和に吹き込んだという点ではその存在が貴重だった。

 05年後半の浦和を支えたポンテ。天皇杯で大爆発したマリッチはいずれも移籍金ゼロと格安。

 安くはない移籍金で獲得したエメルソンはそれ以上のマネーを浦和にもたらして去っていったし、同じく相当の移籍金を投入したと思われる都築・闘莉王は浦和の主軸として働いている。

 三都主のフィットに時間がかかったのだけは誤算だったかもしれんな。

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今年も遅刻者???

ワシ脱税嫌疑で来日延びた 28日の浦和始動間に合わず(報知)

 浦和の新外国人FWワシントン(30)が、帰省中のブラジルで脱税の嫌疑を受けたため、来日延期となったことが24日、明らかになった。

 浦和幹部によると、ワシントンは23日、ブラジル南部ポルトアレグレの税務当局に出頭命令を受けた。高給アスリートら20人が税務調査を受けた模様で、昨季、東京Vで22得点を叩き出し、推定年俸1億5000万円のワシントンも、対象になったようだ。

 すでに嫌疑は晴れたという報告書がこの日、浦和側に届いたが、予想外のトラブルで、ワシントンは予定だった25日到着便に搭乗できず。2月9日から浦和が合宿を行う豪州入国に、ブラジル人は特殊なビザが必要で、更に数日要することも分かった。28日の始動日に間に合うのは難しい情勢だが、犬飼基昭社長は「人格者。若い選手の手本となる」とワシントンに全幅の信頼を寄せている。

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 今年は代表組を除けば久々に始動日に選手が全員揃うわいと楽しみにしていたのですが、やはりそこは元祖ネタクラブの浦和。年齢詐称でこそないものの、なんとワシントンが脱税嫌疑で始動日に間に合わない模様。

 しかし、ブラジルは高給アスリート一斉取締り月間でもやってるんかいな(^^?

スポニチの報だとどうも「一斉取締り月間」らしい・・・

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2006.01.24

SOCCERZとサカダイ

 新宿ルミネの本屋で赤い"SOCCERZ"が山積みになっていたけれど、中をパラパラっとめくってほとんど読むところがないのが丸判りで今回は見送り。表紙に釣られてあわてて買うと碌なことがない。

 号を重ねる毎に内容が乏しくなる"SOCCERZ"のレッズ特集だが、今回のは酷すぎた。オフィシャルのグッズならまだしも、レッズのスポンサーでも何でもない会社に「出せば何でも買いよる」と思われるのは少々癪なので、今回はあえて手を出さなかった次第。

 方やサカダイ。表紙こそ「うざい。」が事実上のレッズ特集。佐藤俊に小野を書かせると内容がレッズとはほぼ無関係になってしまうのだが難だが、その次の中村新GMの話はなかなか興味深かった。以下面白かったところを抜書きしておきます。

・ワシントンにはより条件の良いオファーがあったが、ウチに来てくれた。(中略)それに人間性も素晴らしい。そこのプライオリティは高い。これまでの苦い経験が蓄積されているから(笑)

・<相馬>普通は厳しい環境から逃げてしまう人間が多い。しかし、彼には自信と決意が漲っている。これは頼もしい。

・<黒部>プレーに関して少し厳しいことも言ったが、納得してレッズへ来てくれた。

・<ACL>アウェーの試合にスタッフを派遣して、実際にどんな環境なのかを視察してみたいとも思っている。

・<小野>今年6月の時点で良いオファーがきたら出す。気持ちとしては出したくないが、ビジネスの問題としては出さざるをえない。

・<長谷部/達也>「海外に挑戦してもいいけど、戻ってくる場所はレッズだよ」

・他クラブからオファーがあった選手たちはふたつ返事で行きたくないといった。そんな彼らの態度からは、レッズで挑戦するんだという強い気持ちを感じた。

 最後の話は心に滲みました。今オフは三都主を筆頭に移籍話が持ち上がりましたが、中村新GMの話を信じるとすれば、それは全くの杞憂だったということ。

 強烈な選手補強で選手層がぶ厚くなり、どの選手もコンディションに留意していないとスタメンで出続けることは難しくなりました。しかし、浦和でプレーすることの誇りがその厳しさを乗り越える原動力になっているのだとすれば、一サポとしてこれに勝る喜びはありません。

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【く】臭いものに蓋

(原解釈)

 大原練習場とかユースとか、問題点として長年指摘されてきたことに目をつぶり続けてきたレッズフロント。リコール隠しで糾弾された三菱自動車の体質を受け継いでいるともいえるが、犬飼社長・森GMはついに問題解決に立ち上がった。

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 大原のグラウンド状態は未だ満足行くものではないが、クラブハウス建設しかりユース改革しかり、失われた時代に溜まりに溜まった「臭いもの」を犬飼社長就任以降のフロントが徹底的に排除し、立て直しに成功しつつあることは評価すべきだろう。

 最近のグッズ開発にやや行き過ぎ感を覚えたり、マスコミに対する脇の甘さや社長のワンマン的な言動が気になったりしたとしてもだ。

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みんなのi(アイ)大募集

三菱自動車「みんなのi(アイ)大募集」

三菱自動車の新型車「i」(アイ)のぬりえを、お好きな色と柄でデザインし、ご応募ください。
優秀作品に選ばれた10名の方には、「赤菱のイレブン」でお馴染みの漫画家・古沢優先生が描く、「あなたの似顔絵」をプレゼントいたします。

一瞬「党首お手製のぬり絵がもらえる!」と思ったんですが・・・orz

ちなみに党首ならびに各選手のはこちら。党首のイメージ壊れなくてヨカッタ、ヨカッタ。

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2006.01.23

ジュビロ磐田改め歓喜飯田

おめでとう、中国Cリーグ加盟!!!

 大きく出遅れましたが、このネタに触れないわけには行きません。これから3年間、ジュビギャル各位におかれましてはまるで罰ゲームのような日々が待っております。 

 飯田産業様は一夜にしてJリーグファンへの知名度向上という目的は十二分に果たせたかと思いますが、来年も再来年も奇抜なデザインでJリーグに笑いの渦を巻き起こしてくださいな。

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【お】鬼に金棒

原解釈)

 バインに福田。小野にトゥット。

 だがレッズに「鬼と金棒」が揃うことはあまりない。強いチームには鬼と金棒が何セットもあるものだが、レッズには鬼しかいないとか、金棒しかないとか、あるいは「共にない」のが通例である。

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 これはまさに往時と一変。スタメンが一人欠けただけで戦力はがた落ち。主力FWやゲームメーカーが欠けようものなら試合はお話にならなかったのがかつてのレッズだが、今やリーグ屈指の選手層を誇るまでになった。

 パスの配給源は3つも4つもある。エメルソン退団後絶対的な点取り屋こそいなくなったが、得点源もDFを含めて複数ある。まさに「鬼」だらけ。「金棒」だらけ。

 そして06年は最強の鬼「ワシントン」がやってくる。

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2006.01.22

【の】のど元すぐれば熱さ忘るる

(原解釈)

 前の試合がどんなに不甲斐なかろうと、「今度こそ何かが起きるのでは????」と期待に胸を膨らませて駒場へ乗り込んでくる大多数のレッズサポを評した言葉。

 残念なことに、なんかして前向きに気持ちを切り替えていかないとレッズサポを続けるのは難しい。気持ちの切り替えはFWに最も必要な資質だと思うが、その点レッズサポは潜在的にFWの資質に恵まれているのかも。

 困ったことに先の失態を忘れることにかけてはレッズフロントの右に出る者はいないかもしれない。

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 レッズは強くなり、フロントが失態を繰り返すことも昔に比べれば少なくなったけれども、「試合の入り方が悪い」「前半は寝ていた」というチームの悪癖は健在である。チームが強くなった代わりに「下位チーム相手に気が緩んでしまう」傾向も強い。

 「浦和の勝ち試合はそれぞれの勝ち方がある。だが、負け試合はいずれも似通っている」

 トルストイがレッズサポならきっとそう評したことだろう。

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2006.01.21

【ゐ】鰯の頭も信心から

(原解釈)

 頭といえば忘れられないのが盛田・原師弟である。「利き足は頭」がキャッチフレーズの大型新人盛田(99年当時)。同じくヘディングを得意とした元「アジアの核弾頭」原監督は懲りることなく盛田をトップに起用しつづけた。まさに「盛田の頭も信心から」。多くのサポーターも盛田のヘッドが炸裂する日が来ることを信じて師弟を見守り続けたことだろう。

 だがいくらサポーターが念を送ろうと盛田は盛田でしかなく、その頭はついに火を吹くことはなかった。

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 03~04年に急速に広まった信仰といえば「エメルソン教」。

 ゴール時に流れる「えーめー、えーめー、えーめー」の読経(?)は、他サポから相当気味悪がられていたようだが、苦しい試合でのエメルソンの一発はまさに神の存在を確信させるに足るものだった。

 しかし神本人が「えーめー、えーめー」っていうか、フツーw

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田畑、帰還。

 浦和の新スタッフ体制が発表されましたが、目を惹いたのは田畑がスカウトとして浦和へ戻ってきたこと。

 最近レッズサポになった方のために補足しておきますと、田畑昭宏元選手は西武台高卒で97年レッズ入団(永井と同期)のDF。当時のケッペル監督には新人ながら重用されてゴールまで決めたものの、2年目以降は怪我を繰返したこともあって出番がほとんどなく、01年にはジェフへレンタル移籍、03年には札幌へ完全移籍になってしまいました。

 伸二とは大変仲が良いことで知られ、伸二の駒場ラストゲームとなったジェフ戦では伸二のFKが壁の田畑に当たってゴールイン。友情のアシストとして語り継がれることに。

 池田伸しかり、杉山しかり、岩瀬しかり、堀しかり。浦和の辛く苦しい時代を支えた選手達が続々と浦和に帰ってくる(レッズそのものへじゃないけど福永も浦和の街に帰ってきたし・・・)。浦和退団後他チームでのキャリアが長くなり、その地で骨を埋めることになったとしても特に不思議はない人々が、だ。

 戦績が戦績だっただけに浦和には良い思い出ばかりではないだろうけれども、プロフットボーラーとして浦和の空気を吸った者が、長い月日を経て一人また一人と浦和へ戻ってくる。不思議な縁が浦和にはある。

 昔のことを思い出しながら、つい目頭を熱くしてしまうオッサンです。

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2006.01.20

天皇杯の呪い!

 といっても今のところ呪いがかかったのは浦和ではなく、同じく決勝に進んだ清水のようで・・・

 名古屋のアン・ヨンハッと違って観測記事らしきものを目にしたことがないまま(オッサンの不勉強ならスマン)、チェ・テウクが蔚山現代に移籍したようです。

 若手の台頭があったとはいえ、左のチェ・テククが長身のチョジェジンへ目掛けてクロスを放りこむというのが清水の典型的な得点パターン。 先の天皇杯決勝でも岡野がチェにかなりてこずっていましたが、そのチェが抜けると清水の攻撃力は半減どころか・・・

 もともと韓国代表選手はW杯年には所属クラブで仕事をしないという定説?(参考:2002年柏)があって今後の動向が心配されていたかもしれませんが、ここのタイミングで抜けると代わりはなかなか見つからないことは、山瀬の経験でレッズサポが良く了知するところ。

 残念ながら玉田獲得もならず、現時点で清水の即戦力補強はゼロ(大学新卒の出来のほどはなんともいえませんが・・・)。 面子的には厳しいシーズンになりそうです。

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【う】嘘から出たまこと

(原解釈)

 バルセロナのスタープレーヤーがレアルに移籍する世の中、もはや移籍市場に「嘘から出たまこと」の言葉は死語なのかもしれない。もっとも「無い袖は振れぬ」で金のないチームが出来ることは限られるが、過去のいきさつだとか義理人情だとかが選手を縛るようなことはどんどんなくなっているようだ。

 札幌のエースだったエメルソンが(川崎経由ながら)レッズに移籍してきた時は心底驚いたが、2003年のレッズはなりふりかまわぬ補強に乗り出し、札幌の中核選手だった山瀬の引き抜きに成功した。戸田や鈴木慎吾の獲得はならなかったが、浦和フロントがついに仁義無き戦いに踏み出したことはプロとして評価すべきであろう。

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 その山瀬がなんと05年初に宿敵マリノスに移籍してしまうのだから、もう世の中なんでもありだ。

 J2から選手を強奪するのは常套手段(闘莉王、相馬)。前チームで出番が少なくなっていた選手(都築・酒井)を獲得するのは朝飯前。J1中下位チームのバリバリの主力選手(三都主)もぶっこ抜く。

 J1上位チームからの主力引き抜きだけだね、やってないのは。奥が久保連れて来ないかなぁ(笑)

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アル・アハリと親善試合?

浦和アル・アハリと親善試合(報知)

浦和が早くも来年のアジア制覇に動き出した。「アジアの強豪とアウエーでやらなければいけない。うちの選手はアウエーを経験したことがない」天皇杯制覇で来年のアジアチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得した浦和の犬飼基昭社長が19日に公約した。

 まずは昨年の世界クラブ選手権出場のエジプトの名門アル・アハリとの親善試合。W杯期間中の6月にドイツ合宿を行う浦和は、合宿終了時にエジプト遠征を計画中。ともに大手通信会社「ボーダフォン」を胸スポンサーとし、「赤い悪魔」の異名も共有する縁からボーダフォン杯としての開催を打診している。更に今夏アジア遠征を行い、強豪クラブと親善試合プランも進行中。「リーグ戦はもちろん、アジアも制し、世界クラブ選手権に出る」(犬飼氏)がキーワードとなる。

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 単にボーダフォンの肝煎りではないのかという気がしないでもありませんがw 

 アウェー経験を主眼とするならエメルソンのいるアルサド@カタールとやってもらったほうがレッズサポ的にはより興味が沸いたでしょうに。もっともこの一戦はその場にエメルソンがいるかどうかわからないというリスクがあります。

 後段で触れられているアジア遠征は、ACL対策以上に浦和レッズの市場をアジア全域に拡大するという中長期的な狙いを含んでいるものと思います。

 アル・アハリとの一戦もまだ打診段階で実現するかどうかは何とも言えませんが、これじゃリーグ戦中断期間中も浦和の動向から目が離せませんな。

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2006.01.19

森GM退任

中村氏がGM昇格(埼玉新聞)

リーグ浦和レッズの森孝慈ゼネラルマネジャー=GM=(62)が1月31日付で退任するのに伴い、中村修三強化部長(47)が2月1日付で後任のGMに昇格することが18日、明らかになった。

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 森GM退任は他紙で年末に報じられていたので埼玉新聞の出遅れ感は否めませんが、地元紙としては幹部クラスの人事について安易な飛ばし記事は書けないゆえでしょうか。

 J1に復帰したはいいものの、ほとんど何の進歩もなくまたもや降格争いを演じるという2001年の失態を踏まえてフロントは遅まきながら社内体制を一新し、02年から森氏がGMに就任。オフト監督を招聘して浦和の基盤を築き、大物選手を相次いで獲得して浦和をコンスタントに優勝争いできるレベルへ引き上げるのに成功し、さらに下部組織の強化にも着手するなど、GM就任来4年間での浦和の戦力アップに対する森GMの功績は極めて大と評価していいでしょう。おそらく色々な意味で浦和よりは条件の悪い福岡でのフロント経験が、浦和に戻ってからの活躍に活きたのかもしれません。バイエルンMとのパートナーシップ締結が丁度いい花道になりました。

 この時期での退任は単に年齢的なものかもしれませんし、積極的にフロントの若返りを図ったためかもしれませんし、穿った見方をすれば05年に相次いだ予想外の選手退団・獲得失敗に関するけじめということなのかもしれませんが、あまりその辺を詮索しても詮無いですね(サラリーマン的には物凄く興味ありますけどw)。

 オフト解任事件の時はさぞかし辛いお立場だったことでしょう。

 お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

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【む】無理が通れば道理が引っ込む

(原解釈)

 毎回同じことを書いているような気がするが(苦笑)、2002年レッズの攻撃はエメルソンの個人技頼みに終始した。本当はパスを回しながらのサイド攻撃がやりたかったのだろうが、なんだかんだといって最後はエメルソン。「おい、そこは無理だろう!」といった密集に突っ込み、しばしばボールを奪われながら、でもやっぱり点を取ってしまうエメルソン。こんなヤツがいると戦術もへったくれもないわなぁ・・・

 でも、そのツケはシーズン終盤の泥沼の連敗となって表れたのだった。

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 これまた毎回同じことを書いているような気がするが(苦笑)、エメルソン退団後のレッズはすっかりチームカラーが変わってしまい、「パスを回しながらのサイド攻撃」が主体になっている。

 その転換には当然ながら時間がかかり、05年リーグ制覇を逃す一因になったが、特定個人に依存しないチーム作りこそ王道だと思う。

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2006.01.18

【ら】楽あれば苦あり

(原解釈)

 まさに2002年シーズンを指す言葉。である。もっとも「楽」はあまりにも短くてはかなかった。

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03年:ナビスコ制覇 → 監督辞任騒ぎでセカンドシリーズ失速
04年:セカンドシリーズ制覇 → PK負けでCS制覇を逃す

と「楽あれば苦あり」が続く。しかし05年は「苦」が長らく続いた後、最後の最後で「楽」=天皇杯制覇が待っていた!!

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2006.01.17

【な】泣き面に蜂

(原解釈)

 もともと選手層が薄いチームなのに怪我人が出てしまい、あわてて選手を補強してみたがその選手がまた怪我をしたり、怪我がなくても実力不足で何の役に立たなかったりすること。

 さらになんだか良くわからない事情から選手を放出してしまい、選手層の薄さに拍車をかけるというのもある。

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 今や多少怪我人が出ても大丈夫。「災い転じて福となす」ではないが、主力選手の離脱が却って若い有力選手に経験をつませるきっかけになったりする。ネネが長期離脱し、代わりに起用した内舘が負傷しても、なお細貝を起用できるなんて、一昔前には夢のような話である。

 補強選手が全く使い物にならないといったマヌケな事例もすっかりなくなった(外国人DFの稼動期間がいずれも予想以上に短い誤算はあるが・・・)。

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小野帰国&長谷部契約更改

小野帰国、代表宮崎合宿合流へ(スポニチ)

海外視野…長谷部 単年契約で合意(スポニチ)

小野極秘帰国、VIP待遇(報知)

小野の代表復帰が決定的に…宮崎合宿に追加招集(サンスポ)

  スポニチ以外の2誌では小野のおまけのように扱われていますが、長谷部も無事契約更改。海外移籍も視野に入れた単年契約ですが、これだと来年は最悪移籍金も何もなしで海外クラブに強奪される可能性ありということですな。

それはともかく長谷部の年俸(推定)が

・スポニチ:3000万円
・報知:3100万円
・サンスポ:3200万円

と微妙に違うのがなぜなんでしょう?微妙と言うには大きい額ですがw

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2006.01.16

【ね】猫に小判

(原解釈)

 今でこそ啓太や達也など順調に若手が育ってきているが、それまではレッズの育成下手は自他共に認めざるを得なかった。他チームから見ればレッズのサテライトというのは宝の山らしく、桜井のように移籍していきなりトップ出場を果たす者すらいる。

 もっともこれは育成にあたるコーチが悪いというよりは、選手は育っているのに適切に起用できない監督が悪いといったほうがあたっているかも。まさに「猫に小判」である。


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 オフトは選手の見切りが早く、数多くの選手を放出した。中にはまだまだレッズで活躍できそうな人材も多数含まれていたが、福永・石井・阿部・路木・ロボ・宮沢あたりはいずれも移籍先ではさほど活躍できなかった(福永は怪我が主因なので気の毒だが)し、湘南で主力の座を掴んだ吉野ですら05年末にはなぜか放出の憂き目にあっている。

 オフトは確かに目利きであった。

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邪魔者現る

川淵キャプテン、宮崎に小野呼ぶ(報知)

 日本サッカー協会の川淵三郎キャプテン(69)は15日、浦和に復帰した日本代表MF小野伸二(26)について「チームにいるというだけでもその存在価値は大きいというジーコの評価は変わっていない。もちろん宮崎から呼ぶだろう」と29日の宮崎キャンプから追加招集することを示唆した。

 浦和側は、小野をチームにフィットさせるため、代表に招集された場合、宮崎キャンプは回避し、2月5日からの米国合宿からにするように日本協会と話し合いたいとしている。川淵キャプテンは「田島とジーコが話し合いをして最終的には決める」としているが、オランダでもすでにリーグ戦復帰を果たしていることから、ジーコ監督が小野を宮崎キャンプから呼ぶ可能性は極めて高く、今後日本協会と浦和で小野を巡る綱引きが本格化しそうだ。

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 十二分に予想された事態とはいえ、浦和サイドからすれば頭の痛いことこの上なし。過去の例から察するに、怪我でなければジーコが折れることは考えにくく、宮崎に拉致される可能性はきわめて高いかと思います。

 今の浦和は伸二不在でも十分闘えるだけの戦力を持っていますので、伸二のキャンプ不参加そのものはまぁ致命傷になることはまず考えられませんが、伸二は代表合宿で頻繁に怪我しますからなぁ・・・

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2006.01.15

【つ】月夜に釜を抜く

(原解釈)

 GKとDFのお見合いで失点。GKがバックパスの処理を誤り失点。1人の敵に3人行ってしまい、別のどフリーの敵に叩きこまれる。いずれもレッズにはよくある光景だ。

 久々の得点で喜んでいるうちに、いきなり反撃をくらって失点というのもあったな。

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 この手の珍プレーって浦和から一掃されてしまった。三都主が安易にボールを失ったとか、都築が飛び出しを誤ったとか、闘莉王がラインコントロールに失敗したとか、いわゆるミスの類は数多あるけれども、何度見ても笑えるプレーは皆無に近くなった。

 リーグ随一の守備とはそういうものである。

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長谷部&三都主のヒマネタ

なんか最近浦和関係の記事が目立つような気がするスポニチです。

フェイエ“小野後継”長谷部獲り(スポニチ)

 フェイエノールトが小野の後継者として獲得に乗り出していることが分かった長谷部

 浦和復帰が決まったMF小野伸二(26)の後継者として、オランダ1部リーグのフェイエノールトが、浦和の日本代表MF長谷部誠(21)の獲得に乗り出していることが14日、明らかになった。基本的には6月のW杯ドイツ大会終了後に移籍する可能性が大きいが、完全移籍、複数年契約など好条件で迎え入れる準備を進めている。(金額は推定)


 (中略)

 長谷部と契約するFIFA公認代理人ロベルト佃氏(34)は昨年12月に「まず浦和で結果を残した上で、チャンスがあれば移籍したいということ」と話している。

 フェイエノールトとしても、首位PSVに勝ち点差1で2位につける好調なチーム状況の今、すぐにオファーを出す可能性は大きくない。だが、移籍金250万ユーロ(約3億4500万円、金額はすべて推定)での完全移籍で、複数年契約、年俸50万ユーロ(約6900万円)など獲得時の条件の具体的な数字も浮上しており、小野の退団を契機に1月移籍に向けて急展開する可能性もある。 

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 どう読んでも現段階では候補者の一人の域を出ないようです。、妄想を膨らませまくっているネタ枯れのスポニチ、乙。

 しかもそれに飽きたらず、浦和系の海外移籍ネタを連発。

三都主プレミア蹴った(スポニチ)

浦和の日本代表MF三都主アレサンドロ(28)が英プレミアリーグのミドルズブラから獲得の打診を受けながら、断っていたことが14日、分かった。6月のW杯を最高のコンディションで迎えるため海外移籍はW杯後まで封印する。フェイエノールトのMF小野伸二(26)の復帰が決まった浦和にとっては“朗報”続きだ。

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 こちらはW杯以降の海外移籍が現実になる可能性あり。そのために相馬を取ったようなものですし。

 この記事を読む限り、ガンバ大阪行きなんて全くの杞憂でしたね。

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2006.01.14

【そ】備えあれば憂いなし

(原解釈)

 たとえ首位に立とうが、残り時間5分で3点リードしていようが、坂道を転げ落ちるような7連敗、悪夢のような大逆転劇など、常に最悪のケースを念頭において、はしゃがず騒がず冷静に戦況を見守るサポの心得。失われた10年間に身についた(つけざるを得なかった)生きる知恵。

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 ここ2~3年にレッズサポになった方には、こういう「敗者のメンタリティー」ってないんだろうなぁ・・・ たぶんJ2時代を知っているサポとそうでないサポとは精神構造が全く違うと思う。戦前/戦後どころか、明治/平成くらいのジェネレーション・ギャップがあるかもしれない。

 「勝ってあたりまえ」

 そんな気分が「ゴールで俺達を熱くさせろ!」みたいな傲慢なコールを生んでいるのだろう。俺達が熱くなって浦和にゴールをもたらすんじゃないのか???

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苦渋の決断

小野伸二選手と仮契約締結のお知らせ(レッズ公式)

 浦和復帰はレッズの強化にとって心強い反面、それが伸二のファーストチョイスではないことが判りきっているだけに少々複雑な思い。

 もう一度欧州へ飛躍する機会もあることだろうし、それゆえ浦和在籍は短い期間になるかもしれないが、伸二はきっと浦和のために全力を尽くしてくれるだろうし、若い選手達に何がしかの良い影響をもたらしてくれることだろう。

 今はそれしか言えない。

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2006.01.13

【れ】連木で腹切る

(原解釈)

 試合前の練習時に流れる選手からのメッセージ。

 連敗中、しかもチーム状態がボロボロの時に、不振の元凶と目される選手に「今日は勝ち点3を絶対に取ります!!」とかカラッと言われて、ちょっとムカッと来ることもなくはない。

 ちなみに「連木」はすりこぎの事。

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 こういうのは不変の真理やな。

 でもいちいちムカつくからといって、試合前から味方の選手を野次るのは馬鹿げたことだ。

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2006.01.12

【よ】夜目遠目傘の内

(原解釈)

 負けが混むと、控えに追いやられている選手を使え!!という声が高まるのが世の常である。まだ醜態を晒していない選手に夢を見てしまうのもやむを得ない。甚だしきはサブ暮らしの若手を使えという意見が飛び出すこともある。オフト監督は選手交代をほとんどしないため、なおさらこういう意見が巷に渦巻いている。

 だが、残念ながらレッズの選手層は決して厚くない。選手を入れ替えると戦力ダウンになってしまうケースのほうが多いといっても差し支えない。ましてや戦術をチームに浸透させてゆく過程においては、ある程度選手を絞り込まざるを得ないのも当然だろう。

 贔屓の控え選手がやっと出て来たかと思って期待して見ていたら、ことごとく裏切られてしまうのもレッズではよくあることだ。

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 積極補強が奏功してオフト時代に比べるとレッズの選手層は格段に厚くなった。達也・内舘・平川・ネネと主力選手に怪我が相次ぎ、闘莉王は帰国と満足に選手が揃わなかった05年天皇杯を制することができたのは、分厚い選手層の賜物である。

 従ってある選手が怪我等で離脱した場合は、次に起用すべき選手の目処はあらかた立っており、その意味で議論紛糾することはほとんどない。問題はある選手が不調に陥った場合。ギドはオフトほどでないにしても割りとスタメンを固定するタイプなので、往々にしてネット等で不興を買う。

 ただその場合でも一昔のようにサテライト暮らしの選手をいきなり起用しろ!といった極論を見かけることはほとんどなくなった。トップの選手層が厚くなった反面、トップとサテにはかなり実力差があることは認めざるを得ないゆえだろう。

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2006.01.11

エスクデロ、シュツットガルトへ?

シュツットガルトが浦和・エスクデロ獲得へ(報知)

 ブンデスリーガの名門、シュツットガルトが浦和FWセルヒオ・エスクデロ(17)の獲得に乗り出す可能性が10日、浮上した。1月9日発売の独サッカー誌「キッカー」が報じたもので、J史上3位の若さでプロデビューを果たした神童は、ドイツで開催された国際ユース大会「ダイムラー・クライスラー・ジュニアカップ06」で地元クラブの注目を集めた。浦和は7位に終わったが、エスクデロは大会MVPに。今季リーグ戦5試合出場0得点で来季残留は確定しているが、犬飼基昭社長はレンタルでの“ドイツ修業”に前向きで「まだ日本に帰化できるまで時間が必要だから、(移籍も)いいのではないか。成長して戻ってくるのなら」と話した。

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 「可能性が浮上した」っちゅーなんとも回りくどい表現に苦笑を禁じ得ませんが、エスクデロは将来性抜群といえども外国人枠を一名削ってまで常時トップで使うにはまだまだ力不足。日本帰化の目処が立つまでレンタル修行に出すというのは本人にとってもレッズにとっても得策かと思います。

 成長して戻ってくるのなら(笑) 戻らなかったらどうする・・・

P.S.

 俺たちの報知によれば「小野復帰問題」のXデーは15日

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【か】飼い犬に手をかまれる

(原解釈)

 後足で砂をかけるようにレッズを去って行ったことで評判の悪い大柴に点を取られること。そういえば桜井にも点を取られたことがある。盛田にやられそうにもなったなぁ・・・

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 しかし、まさかあの河合まで浦和に噛み付いてくるとは予想もしなかったなぁ・・・

 桜井は大宮に移籍してから一層噛みつきが鋭くなった。噂では西村も浦和への敵愾心をメラメラ燃やしている模様。

 桜井や河合は浦和の育成下手(当時)が原因で捨てられたようなものだから、浦和に恨みがあるのはわからないではない。でも、西村は残念ながら実力不足でベンチに入れなかったのだから、プロの常としてそんなに恨みに思われてもなぁ・・・

 なお、盛田は復讐の場に立てないでいるようだ。

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2006.01.10

【わ】割れ鍋にとじ蓋

(原解釈)

 エメルソン加入時にはトゥットと「夢の2トップ結成」と思っていたが、どうやらそうでもなさそうだ。両者ともスピードがあり、スペースがあるほうが活きるタイプである。しかも共に独力突破が好き。エメルソンのほうがテクニックに優れ、トゥットのほうがフィジカルに勝る等多少の違いはあるが、基本的には同タイプ。これほど噛み合わせの悪い2トップもないだろう。オフト監督下では仕方なくトゥットがポストプレーまがいの仕事をしているが、なんとなくサラリーマンの悲哀を感じさせるものがある。

 今のレッズの資金力ではなんでもできる超一流選手を獲得することは難しい。「キープはできるがシュート精度を欠く」とか「スピードしかない」とか「得点力は高いが運動量に乏しい」とか、総合力はないが一芸に秀でた選手をうまく組みあわせられるのがフロントの眼力であり監督の力量だと思うのだが。

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 【へ】【る】の項と解説がかぶるので詳細は省くが、「異なるタイプのFWを組み合わて使う」というのは未だ浦和がなし得ていない課題の一つである。06年加入のワシントン・黒部は達也・永井といったレッズ伝統のスピード系FWとは全く異なったタイプであり、それをどう融合させるかが06年の最大の見物である。

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2006.01.09

【を】老いては子に従え

(原解釈)

 レッズの数少ない取り柄に「世代交代が比較的うまく進んでいる」ことが挙げられるのではないか。2002年のスタメンで見れば大ベテランの福田・井原、中堅の山田・路木・内舘、その他は外国人も含めて若手揃い。もっともこれまで大した成績を上げていないので、成功体験に溺れて知らず知らずにチーム全体が老齢化する愚を避けられたという見方もできる。

 西野→坪井、土橋→啓太、福永・岡野→達也・永井、路木→平川 と着々と世代交代が進んでいるかのように見えるレッズであるが、「土田・田北→西部・山岸」は成功例といっていいものかどうか・・・

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 2003年以降レッズは積極的に外部から有力選手を獲得するようになった。三都主・都築といった他チームで十二分に実績を積んだ選手を獲得して戦力アップ・選手層の充実を図るだけでなく、闘莉王のようにそこそこの実績を持ちながら伸びしろがまだまだあると思われる比較的若い選手も獲得してチームの老齢化も防いでいる。06年に獲得した相馬も闘莉王と同じ歳で比較的若い。

 だがこの選手補強のあおりを食らっているのか、このアテネ世代の後は少々心もとない。02年加入の長谷部(84年生)が群を抜いているだけで、03~04年の新加入選手は(採用そのものが少なかったこともあって)カニがベンチ入りできるかどうかという状態。

 次の世代交代は細貝・赤星・近藤がいる05年組の台頭を待つことになるのだろう。そして躍進著しいレッズユース組がどう割って入るかが楽しみだ。

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2006.01.08

【る】類は友を呼ぶ

(原解釈)

 レッズで活躍するFWはどういうわけかスピードタイプばかりである。ポストプレーが得意だとか、空中戦は無敵とか、全然動かないが得点感覚だけは鋭いとか、FWにもいろいろバリエーションがありそうなものだが・・・・ カウンター頼みだった頃の習性のなせるわざか。

 FW陣も細かく見れば、ドリブルで狭い局面を打開できるタイプ(福田、永井、達也、福永、エメルソン)と卓越したスピードでDFを振り切るタイプ(岡野、大柴、トゥット)に分かれるが、いずれにしてもスペースがあるほうが生きることには変わりない。引き気味の相手が苦手で、格下に取りこぼしたり、10人の相手によく負けたりするのは、FWの構造問題が主因といってよいだろう(笑)。

 フロントもその辺は気にしているのか、古くは佐藤慶明、最近では盛田、クビツァとポストプレーができそうなFWを採っては見たが、いずれもモノにならずにレッズを去っている。もっとも、背が高くてガタイがでかいから「ポストプレーが得意」と決めつけてしまったフロント・監督にも責任があるような気がしてならないが・・・ 

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 エメルソン退団後に獲得しマリッチは浦和で活躍した歴代FWの中では完全に異色の存在だった(「下手な鉄砲も数打ちゃあたる」参照)。フィットに若干時間は掛かったが、天皇杯初優勝の原動力となったことは間違いない。惜しむらくは達也が負傷で長期離脱してしまい、異なるタイプのFWを組み合わせて使う期間はあまりにも短かった。

 マリッチの成功で味をしめたのかどうかは定かではないが、06年の浦和はワシントン・黒部と長身のFWを相次いで獲得(当初は高松@大分獲得の予定だったが、これは失敗)。ワシントンはポストプレーやヘディングが下手との話があり、その使い方はこれからの楽しみだが、スピード系一本槍だった浦和のFW編成が大きく変わりつつあるのは間違いない。

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2006.01.07

【ぬ】盗人の昼寝

(原解釈)

 一方的に押されているように見えるが、実は相手が疲れるのを待っていたり、さらには隙をうかがってカウンターに出たりするのが狙いの狡猾なチームもいる。まさに「盗人の昼寝」であるが、レッズが押されている場合はほとんどのケースで単に劣勢なだけである。いわば「凡人の昼寝」で、その隙に失点を喰らってそのままなすすべもなく敗れる糞試合を何度見たことか・・・

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 常時タイトルを争うようになった現在でも、残念ながら浦和のフットボール・スタイルは「狡猾」という文字から程遠いところにあり、往々にして「盗人」の罠に嵌る。

 それは盗人の手口を見てはいるけれども、盗人に合わせてこちらの出方を変えることを潔しとしないギドの姿勢に大いに関係していると思う。いつでも横綱相撲を取れるぐらい強くなって欲しいとは思うけれども、現在の浦和の実力はそれほど抜き出ているわけではない。特に2005年は。

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【り】良薬口に苦し

(原解釈)

 オフトは就任当初戦術的な練習は全くやらず、基礎練習を徹底してやったらしい。ってその「基礎練習」ってなんやねんとツッコまれるとたちまち答えに窮してしまう程度のサッカー知識しか持ち合わせていないが(^^; 昨年までとあきらかに違うのは福田が90分動けることだ。すなわち体力づくりに最初の数ヶ月が費やされたのであろう。

 こういうチームの作り方は、単一戦術を教え込むよりも時間がかかる。が、体力がないとどんな闘い方をやっても早晩行き詰まるのもまた真実。なかなか結果が出ないが、ここは「良薬口に苦し」と信じて耐える時であろう。あれこれ薬を替えて10年を空費したレッズだけに・・・

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 オフトは「基礎練習」を一通り終えた後、選手の役割を限定して極力リスクを負わずに勝つサッカーを続けた。エメルソンの能力に極度に依存したオフト・サッカーはナビスコ杯優勝等一定の成果は収めたものの、時に「前後分断サッカー」とも評され、相手の研究が進むにつれて手詰まり感が増した。判で押したように同じような展開で負ける試合も多く、正直言って退屈で、集客を考えないといけない犬飼社長がオフトと対立したのも解らないではない。

 だが、このオフト時代を抜きに今日の浦和の隆盛はあり得ない。良薬は確かに効いたのだ。

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2億円のおもちゃ顛末

高松が大分残留決意(スポニチ)

 FW高松の大分残留が決定的となった。週明けにもクラブから正式発表される。高松は浦和からの獲得オファーを受け、代理人を交え交渉を行っていた。一時は合意寸前まで達したが、浦和が同タイプのFWワシントンを獲得したことで、本人が移籍を断念。C大阪からのオファーも断り、大分残留の方針を固めた。 

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 真偽のほどはわかりませんが、これだけ読むと浦和での激しいポジション争いに怖気づいて大分残留となった模様。セレッソで西澤と争うのも嫌だと思ったのかも。

 まあ「お山の大将」がお似合いということか。その志たるや、笑止。

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2006.01.06

どうする、黒部???

 黒部のレンタル契約は2/1からである。

そのため、黒部は1/29開催の「レッズフェスタ」に参加できないのでは? との憶測が流れているが、そこは融通無碍のレッズフロント。間違いなく黒部はレッズフェスタに参加する。

 但し、観客としてだ。

 駒場開催の時と比べて、スーパーアリーナのレッズフェスタは選手との距離が随分遠くなってしまったが、それでも一応観客参加型の催し物が必ずある。その観客に黒部がやたら登場するのだ。子供に扮してレッズの選手に質問する黒部とかな。

 関西の笑いを吹き込んでくれよ、黒部!!!

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【ち】塵も積もれば山となる

(原解釈)

 あの敗戦が、あの失点が降格につながる。札幌に勝とうが磐田に勝とうが勝ち点は同じ。負けは仕方ないけど大敗はいけない。1999年の経験を忘れずに。

P.S.

 優勝するためにも同じことが言えるのだが、あまり現実的ではないので省略。

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 意味するところは今も昔も変わりませんが、浦和が強くなったため本文と追伸のあるべき位置がすっかり逆転してしまいましたw

 2005年にリーグ優勝できなかったのは上位に全く勝てなかった以上に、柏・大宮に負けたり、神戸に引き分けたりと下位相手に勝ち点を取りこぼしたのが大きいですね。

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【と】飛んで火にいる夏の虫

(原解釈)

 レッズにはサイドチェンジで相手の薄いところを攻める発想がない。小技に長ける選手が多いせいか、わざわざ相手の人数の多いところへつっこんではボールを奪われることが少なくない。相手チームからみれば、レッズ攻撃陣はまさに「飛んで火にいる夏の虫」なんやろうな。

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 エメルソン退団により浦和のチーム戦術は大転換を余儀なくされ、よく言えばボールポゼッションを高めた、悪く言えば足元から足元へチンタラチンタラボールを繋ぎ、遅攻一辺倒ながら組織的に敵陣を崩す攻撃が主体となった。達也離脱後その傾向は一層顕著になり、相手DFにドリブルで勝負を挑む場面はめっきり少なくなった。三都主ですらドリブル勝負の回数が減り、それが彼の精度の高いクロスを引き出す誘因となっている。

 昔に比べればレッズもピッチをワイドに使うようにはなった。ただそもそもロングパスを出せる選手が限られているのと、浦和の運動量がやや乏しいのとが相まって、サイドチェンジが有効な攻撃手段にまで昇華しきれていないのが現状である。

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2006.01.05

【祝】黒部、相馬選手獲得

 報道等で噂されていた通り、黒部、相馬両選手が浦和に加入しました。

 黒部選手は京都からのレンタル移籍。01~02年は京都サンガの主力FWとして活躍し、天皇杯獲得にも貢献。日本代表にも選出。しかし03年の怪我あたりから不振に陥り、05年はセレッソへレンタル移籍したものの、小林監督が西澤の1トップに固執したため出番は限られました。ちなみに日刊によればセレッソを去るにあたってかなりエゲつない扱いを受けています。

 永井の1年上。外国人選手を別格とすれば(さらに岡野をFWとして勘定しないことを前提にすれば)浦和のFW陣ではいきなり最年長。もうあまり伸びしろは期待できないし、ここ数年の実績を考えればレンタル移籍で様子見となるのは頷けるところ。

 京都がJ2時代にセレッソへレンタルに出しているところを見れば、既に京都へ戻る目はほとんどなく、黒部の活躍次第で来年浦和へ完全移籍となるのでしょうし、そうあって欲しいものです。エンゲルスコーチは京都時代の恩師。黒部覚醒に一役買ってくれることでしょう。

 相馬選手の獲得をどう評価するかは、これまた世情を騒がしている三都主の去就次第。

①三都主がガンバへ移籍することを前提とした獲得(報知によれば三都主は年俸減を提示されており、また昨季の起用法に不満をもらしていたことも伝えられています。また邪推すれば浦和が積極的に三都主を高値で売り払う可能性も考えられます)

1/6の報知ではガンバの補強計画に三都主の名前が上がっていないところから察するに、ガンバへの移籍の可能性はそれほど高くはないようです。

②三都主がW杯後に海外へ移籍することを前提とした獲得(三都主が強い海外指向を持っているのは確か)

③日本代表関連で抜けがちな三都主のバックアップ & 来年のACLを睨んだ補強

といろいろなシナリオが考えられますが、このあたりの機微はおいおい明らかになってゆくことでしょう。もちろん③であって欲しいものですが、これはこれで平川が物凄く辛いことに・・・

 経緯はどうあれ、弊サイトは真紅のユニフォームに袖を通して共に闘ってくれる選手達をただただ応援してゆく所存です。

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【へ】下手な鉄砲も数打ちゃ当たる

(原解釈)

 ほとんどエメルソンのためにあるようなことわざである。ガリガリの個人技に走ってしまい、フリーの味方がいても無理な体勢からシュートしてしまいがちなエメルソンのシュート決定率は恐ろしく低い。しかし、どのFWよりも得点を取っているのだからまさに数打ちゃ当たるだ!! ちなみに永井やかつての大柴は数打っても当たらないので有名。

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 エメルソンの影響を受けた達也もやや無理目なポジションからも積極的にシュートを放つようになり、良くも悪くもこの諺の系譜になりつつある。

 浦和のFWの伝統から見れば異色だったのがマリッチ。独力で局面を打開するのではなく、良いポジションを取って味方からのパス・クロスを確実に決めるタイプだ。それゆえシュート数が少ないのは致し方ないが、その精度は浦和の歴代FWでは非常に高かったように思う。

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2006.01.04

天皇杯決勝あれこれ

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 芸の仕込みに余念のないパルちゃん。バックスタンドではHG風のネタをかましていました。正月くらいレディアが出てくるかと思ったのですが・・・orz

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 声量は試合開始前が最もでかいことで知られる清水サポ。左のビックフラッグ掲揚に手間取るの巻。

 また気持ちはわかるが、味方のサポートよりも三都主へのブーイングのほうが声がでかいのは本末転倒では???

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 新出のダンマク、ゲーフラ多すぎてフォローできず。

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 デカ旗の裂け目からちょこんと顔を出すコールリーダー。遠くから見るとなんでデカ旗が破けているのかわからなかったもしれん。

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 NHKでもしっかり写った紅白+☆の一文字。中で振られている大旗は要らんと思うが。

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いい絵です。何度でも見たいものです。

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テレビ画面をキャプチャーする小道具が無いので、国立のオーロラビジョンの画像で勘弁w

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2006.01.03

天皇杯決勝補遺

 帰省先から戻って天皇杯決勝を録画で振り返ってみたが、第一印象通りお世辞にも面白い試合ではなかった。

 運動量の差は歴然。足元から足元へ恐る恐るボールを回すばかりで、さらに悪いことにパスミスも目立った。清水の素早いプレスの前に中盤での優位を確保できず。サイド攻撃を意識してはいるものの、いい形でクロスを上げることはほとんどできなかった。平松退場で数的優位に立つまで、浦和の決定機はわずかに3度。だが暢久が1対1でシュートを西部にぶち当てた場面を除いて2回の決定機をきっちりものにした。

 かたや後半半ばまで優位にゲームを進めているかのように見えた清水。シュート数では浦和を上回っていたが、角度のないところからのシュートや無理目のミドルシュートが目立ち、さらに数少ない決定機もシュートは枠を捉えきれない。従って押してはいても、見た目以上に浦和守備陣に脅威を与えていなかったのかもしれない。

 前半はチョジェジンへロングボールを出したり、ボールを奪って一気にサイドへ展開したりと手数をかけない攻撃が目立った清水だが、1点先制された後半は前に人数をかけてパス攻撃も織り交ぜてきた。明確な意図を持った選手の動き。鋭い出足。素早い攻守の切り替え。若手選手を多数起用しながらもその試合内容はこの日の浦和を優に凌駕していたように思う。

 だが結果は浦和の勝利。清水はボールとは無関係に高木和が都築を押し倒したどさくさにゴールを決めて一点を返すのが精一杯だった。

 今季浦和は清水と闘って4勝1分け。しかもその4勝は全て1点差。得点が少なく、番狂わせの起こりやすいフットボールという競技において5度闘って僅差ながら一度も負けないというのは浦和と清水の間には得点差以上にはっきりとした実力差があるということなのだろう。そしてその実力差は清水の絶望的な得点力不足に起因するところが大きい。天皇杯決勝はそれを再確認したような試合だったと思う。

 後半に何度かチェ・テウクが浦和の右サイドを混乱に陥れている時間帯に得点できなかったのが清水の敗因。ギドが岡野→赤星の交代で暢久を右サイドに回してチェの攻撃を封じるとともに、赤星の投入で中盤の支配力を上げた好采配で清水の攻勢は潰えた。平松の愚かな退場劇が清水の致命傷になったのは言うまでも無いが、結果論的にはその前に事実上勝負はついていた。

 闘莉王帰国で準々決勝・川崎戦から急遽ストッパーとして起用された細貝。試合を重ねる毎に安定感が増し、簡単に裏を取られたり、自由にヘディングを許す場面はほとんどなくなった。チョジェジンに突き飛ばされてチョがイエローをもらった場面があったが、あれは細貝がDFとして成長した証のように思う。

 難しい状況で投入された赤星。長谷部→赤星→ポンテ→マリッチのダイレクトパスの交換で2点目に絡み、数的有利になってからは卓越したテクニックでボールを取りにくる清水を翻弄。難点だった線の細さも日増しに力強さを増してきた。

 内容よりも結果がなによりも大事なカップ戦。ここ2、3年いい試合をしながら結果がなかなかついてこなかった浦和としては優勝という結果を得たことは何事にも代えがたい喜びには違いないが、二人の前途有望な若者が貴重な経験を積んだことは将来の浦和にとって優勝同様に喜ばしいことではなかろうか。

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2006.01.02

静かな正月

天皇杯を制した後、さして大きくもない浦和の街の喧騒ぶりは容易に想像できたが、こちらは国立から直接帰省。
マリッチ送別もかなわず、静かに寝正月。

アジアへの扉は開いたが、そこで勝ち抜かないと意味がない。

日本では群を抜いた力をつけよう。
アウェーで薄汚い手口を使う外国のクラブに浦和の底力を見せ付けよう。

この一年は浦和跳躍の年。もう国内での混戦とはおさらばだ。

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2006.01.01

天皇杯:浦和‐清水

(前半)サイド攻撃の意図は見えるが、パスミス多く、動きも鈍く、引き気味の清水を崩せず。
チョ頼みながら多少形のできている清水優勢。20分過ぎから清水のサイド攻撃に曝され続けたがこれを凌ぎ、逆に浦和がワンチャンスをものにして先制。三都主のクロスをセットプレー崩れで残っていた堀之内がヘッドで合わせた。

(後半)先制後も事態は全く好転せず。前に人数をかけた清水のパワープレーでしばらく一方的に押し込まれた。だが清水は悲しいほど決定力がない。

見所の少ない凡戦だったが、追加点は圧巻。ダイレクトパスで清水を翻弄し、最後はマリッチが決めた。
岡野→赤星の交替で暢久を右に入れたのが奏功。CKで一点反されたが、次第に清水の攻勢は尻すぼみに。
おまけに交替出場の平松が愚かにも立て続けにイエロー二枚をもらって退場し、これで勝負あり。
赤星の個人技は目をみはるものあり。

内容は乏しかったが、カップ戦は勝利が全て。

そしてついに浦和はアジアへ飛躍する!

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謹賀新年

 弊サイトご愛読者のレッズサポの皆さん、そして何が悲しくてわざわざ弊サイトで不愉快な思いをしにくるのかわかりませんが他サポの方々、本年も若者を置き去りにするネタの数々を仕込みながら徹頭徹尾浦和レッズをサポートする弊サイトをご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

 天皇杯決勝進出、しかも相手はこのところ滅法相性のいいエスパルスとあって、昨夜から浮かれまくりのまま多くの方が新年を迎えたことでしょう。

 今日の埼玉・東京は曇り。お天道様は拝めそうにありませんが、国立に赤々と燃える浦和を初日の出代わりに拝むと致しましょう。

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