日本 2-0 フィンランド
フィンランドは全くといっていいほど攻撃の形を持ち合わせていないようだったので、早々と試合の興味は長身DFを揃え、かつ引き気味に構えるフィンランドをどう崩すかに絞られました。
前半はボランチの小野からロングパスでDFラインの背後へFWやWBを走らせる攻撃が目立ったがシュートまでは持ち込めず。小野→加地→巻突っ込む!が最も惜しかったけど、それだけかな。
この戦術ならFWのどちらかはスピードのある佐藤寿にすべきでしょうけど、そこは親善試合なのであえてツッコミません。佐藤が出ていれば後半34分にあったようなサイドからの鋭いクロスに佐藤が飛び込む場面がもっと見られたと思うのですが。
スローインを受けた小笠原の低いクロスを中央に走りこんで来た久保が蹴りこんだ先制点は長身DFラインの攻略パターンとしては実に教科書的。2点目の小笠原のロングシュートは小笠原を褒めるべきなのか、GKを嘲るべきなのかよくわかりませんが・・・
日本代表も2戦目とあってさすがに米国戦よりははるかに動きは良いと思いましたが、フィンランドが弱すぎて強化試合になったかどうかちょっと疑問。もっとも米国戦で惨敗した後ですから自信回復にはちょうど良い相手だったのかもしれませんが、力の差の割には決定機が少なく、手放しで喜べる内容ではありません。後半は日本らしく細かいパス回しも織りまぜて敵陣に迫りましたが・・・
今日の収穫はレッズサポ的には残念ですが三都主に代わって左WBに入った村井でしょう。パス&ゴーで受けたボールを簡単にクロスを送る一連の動きは、ボールをこねがちな三都主と比べてスピード感があります。献身的な動きを見せる巻もさすがオシム門下生と思わせるものがありますが、巻自身に得点能力が乏しいのが代表では辛いところかも。
米国戦で見せ場を作った長谷部は出番なし。爺古の目はやはり節穴か!とも思いますが、シドニー合宿でも休みを取ったくらいなので、こんなつまらないところで無理に出場することはないでしょう。
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