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2006.02.06

【め】目の上のこぶ

(原解釈)

 実力のあるなしに関わらず、ベテラン選手というのは若手にはうっとおしいものだ。サテライトで黙々と鍛錬を積む者。出番を求めてレンタル移籍を志願する者。若手選手の有様は様々だが、世代間の争いはチーム力アップには欠かせないものだ。

 「こぶ」がことごとくなくなってしまったレッズ。あまり良い成長プロセスとはいえないが、これまでがこれまでだけに致し方ないのか・・・

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 井原・福田の退団後、他チームから高齢の選手を獲得しなかったため(外国籍選手除く)、相変わらずレッズにはベテラン選手が少ない。30代の選手は岡野・内舘・山田・ネネの4人だけ。外国籍のネネはさておき、練習風景を見ると岡野・山田の二人は「ベテラン」という言葉がおよそ似つかわしくないはしゃぎぶりで、しょっちゅう若い選手から弄られまくっている。またどこそこで暴飲したとか、マッサージをせずに帰ってしまうとか、若手の見本としてはいかがなものかという行動が多いのも彼らである。

 人柄的には信頼できそうな内舘も若手に対してあまりどうこういうタイプではないし、こう見るといかにも頼りない浦和のベテラン勢だが、それでも浦和はかつての「仲良しクラブ」から少しずつ脱却しつつある。

 山田は人前で何とか挨拶ができるようになり、練習も多少は居残るようになった。浦和復帰後も出番の少ない岡野は、それでも腐ることなくコンディション維持に努め、最後の最後で獅子奮迅の働きを見せた。内舘に至っては不意の離脱が相次いだDFラインをほぼ通年支え続けた。

 そんな彼らの背中が若い選手達に何かを訴えかけるものがあるのだろう。

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