2006.03.31
2006.03.30
【TV観戦記】日本 1-0 エクアドル
いつもながら、浦和モードでの観戦でスマン。
・当落線上の選手でしかない遠藤が欠けただけで、なんで4バック予定のところを3バックに変えてしまうのだろうか? 「SBに適任者がおらず、4バックでは本戦を戦えないと判断しました!」とは言えないからか? このまま4バックをお蔵入りするならともかく、全く安定感のない4バックの成熟度を上げるせっかくの機会を些細なアクシデントで捨ててしまうのは非常に不思議。
→ここで3バックに戻したのが不可解であることは選手も感じているようですね。
日本代表イレブンが31日、ドイツW杯までの4バックの再確認を訴えた。当初4バックで臨むとされていた30日のエクアドル戦でジーコ監督(53)は3バックを採用。結果的に前線からの積極的な守備で完封し、チーム全体の自信にもなった。しかし、逆に4バックの完成度を不安視する声も上がる。「本番で(4バックを)やるなら、ここ(エクアドル戦)でやりたかったというのはある」とDF中沢佑二(28)=横浜M=。「3バックはどんなに悪くても最低限ここまではできるというのは、みんなの頭の中にはある」(中沢)と3バックでは好感触を得ており、今後は4バックにおける攻守の手応えをつかむことが急務となる。
・立ち上がりからしばらくは左サイドから三都主が何度がチャンスメイク。しかくビッグチャンスを久保が外し、その後は一進一退に。
・後半は長旅の疲れ&時差ぼけのためか、エクアドルの運動量が激減して日本が圧倒的にボールを支配。それにも関わらず日本は決定力を欠き、奪った得点はわずか1点に留まる。
・久保は浦和戦での不振を引きずっているのかだろうか、エリア内で決定力を見せることのできない久保ほど寂しいものはない。
・玉田は病み上がりの割にはそこそこできたと思うし、少なくとも久保よりはマシな出来だったが、結果を焦りすぎてチャンスをフイにする場面もちらほら。
・で、FW陣で唯一結果を出したのは交代出場の佐藤寿人。サイドからの速いクロスをGKの鼻先でちょこんと合わせてゴールを奪うのは、広島で何度も見せた得意中の得意なパターン。日本が本戦で勝ち抜くにはこういう後半30分以降の勝負どころで0-0の均衡を打破できるプレーヤーが必須と思うのだが。
・守備に忙殺されない三都主を見るのは実に気持ちが良い。浦和での好調を持続。
・伸二に至っては浦和よりも伸び伸びプレーしていた感じ。引いた位置からの長短のパスだけならともかく、後半は小笠原と位置を変えて積極的に前線に顔を出し、シュートを放つ場面も。今日の試合は伸二の良いリハビリになったことだろう。パスミスが結構多くて、本人は不満だったみたいだけど、それでも浦和での出来よりはずっとマシだったと思う。ただ小笠原との関係は必ずしも良好ではなく、片方が活きている時は片方が消えていたような・・・
・坪井は立ち上がりにクリアミスを犯したのが痛かったが、後はエクアドルのしょぼい攻撃もあって無難な出来に終始。
・長谷部は出場なし。あのオヤジは日惨に何を見に来たのか・・・(レッズサポを見に来たというのが今のところ有力)
・で、大量に交代枠を余らせる練習試合って何なんだろう?
壮大なる実験:浦和 2-0 F東京
GK:山岸
DF:堀之内、闘莉王、内舘
MF:岡野、鈴木、酒井、相馬、ポンテ
FW:エスクデロ、ワシントン
SUB:加藤、細貝、平川、赤星、中村、黒部、小池
壮大なる実験としか言い様の無い、想像をはるかに越えたギドの挑戦であった。代表組が抜けるのは当然として、暢久、永井が負傷欠場が決まった時点で苦しい布陣となることは承知していたつもりだが、その両名に代わって今季全くトップ出場経験のないエスクデロと岡野を起用するとは全く予想外だった。そしてその賭けにギドは見事に勝った。
ホームゲームでの完封勝ち。しかも2点差を付けての勝利。ロスタイムにワシントンが突然脇腹を押さえながら崩れ落ち、そのまま担架で外へ運ばれるというアクシデントがあったため心の底から勝利を喜べないのが残念だが、メンバーの苦しい中で予選リーグを勝ち抜くために必要なミッションは完遂したといってよい。
もちろんゲーム内容は2-0という点差ほどFC東京と差があったわけではなく、単に決定力の差がこの点差となって表れたに過ぎないのかもしれない。しかし、決定力の無さというのはもはやFC東京の伝統的な欠陥であり、そういった側面から見れば実力差通りの順当勝ちなのかもしれない。
前半はやや浦和ペース。東京の左SB鈴木の守備に難があるのはギドは先刻承知だったようで、浦和は徹底してそこを突き、何度かチャンスを掴んだが決定機には至らず。岡野先発起用は東京の左サイドを沈黙させるという限りにおいては大成功だったが、残念ながら得点を取ることはできなかった。
逆に満場の期待を背負ってのスタメン起用となった相馬だが、徳永相手に苦戦。得意の攻撃は一度エリア内に切れ込んだ場面があっただけ。守っては前半やや安易なプレーが散見されるなど、攻守共に三都主に取って代わるにはまだまだ時間がかかりそう。左が使えれば浦和の攻撃ももっと楽になったはずなのだが・・・
浦和はワシントンを1トップに置きながらポンテとセルが機を見て代わる代わる前線に顔を出すような形で東京陣内に迫る。ボランチがポンテやセルに引きずられるせいか、FC東京は最終ラインにぐちゃぐちゃ人がいるような按配になってしまい、浦和の両ボランチやDFの攻撃参加を容易に許してしまう場面が目立つ。
闘莉王は立ち上がりから攻撃意欲満々。京都戦で分析したとおりFC東京の攻めは遅く、ボールを繋いでいるうちにボールを失ってしまうのがオチなので、闘莉王も安心して攻撃参加できたのか。あるいは攻撃的なタレントを大幅に欠いているので、いつも以上に攻撃意欲を掻き立てられたか。前半は堀之内も意欲的に攻撃参加。岡野と共同しての右サイド攻撃は実に効果的だった。
DF陣の攻撃参加が目立つ反面、長谷部・小野を欠く中盤の攻撃力・展開力はさすがにいかんともし難かった。啓太はいつもより前へ出る意欲を見せてはいたが、やはり酒井とのコンビとなると共に守備的な位置取りになってしまうようで・・・
エスクデロは今季初出場ながら水準以上の出来。さすがにポストプレーは荷が重いようだったが、シトンやポンテがキープしたボールを受けて再三エリア内に斬り込んだプレーは目を惹くものがあった。
前半のFC東京の攻撃は徳永が浦和の左サイドを破った場面が一度あったきりで、あとはほぼ沈黙。その反面厳しい守備で浦和に決定的なチャンスは与えず。今日の穴沢主審はほぼ一貫して激しい当たりや多少手を使ったプレーはファウルを取らず、これがFC東京の激しい守備に幸いした感もある。
後半に入ると岡野の疲労が目立ち始め、東京の左サイドが活発になり出してから形勢は逆転。自陣でのイージーミスも手伝って浦和は一方的に押し込まれ、10~15分にかけて東京の波状攻撃を浴びた。山岸の好セーブやゴールライン上での守備陣の奮戦でなんとか事なきを得、逆にシトンが落としたボールをセルがきっちりゴールに叩き込んで先制。
あとはセル→赤星を皮切りに、岡野→平川、相馬→細貝と適宜守備固めともいえる選手交代をしながら逃げ切りと行きたかったところだが、赤星・平川の出来は今一つで大した守備固めになっていなかったところは今日の反省材料。平川の守備力は残念ながら暢久に遠く及ばず、スタメン奪取にはそこが大きな課題。ただ少々サイドを破られてもクロスは闘莉王が全て弾き返してくれるので大過には至らず。
赤星はセルと比べると運動量が少なすぎ。シトン・ポンテは連戦でコンディションが良くないのは一目瞭然なので、上手さはなくてもいいから、ご両人を助けるべく動いて欲しかったところだ。
終了間際に阿部が闘莉王を交わして放ったシュートは枠を捉えられず。逆に右サイドで粘った平川がなんとかワシントンに繋いだところから酒井がダメ押しの得点。この辺りがこの日の両チームを象徴したものか。
2006.03.29
嗚呼、神園さやか
新応援歌のコーラス・レコーディングで盛り上がるサンフレッチェの選手とサポーター 若者に人気の、広島在住のインディーズバンド「ザ・クレイン・フライ」がサンフレッチェ広島の新応援歌「光の射(さ)すほうへ」を制作した。小野剛監督や選手も参加して録音されたCDは、今春リリースされる。
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こんにちは、立花もえです(←全く意味なし。小ネタとして入れてみた。)
古い話題で恐縮ですが、今年のビッグアーチで試合前に流れていたのはこれでしょうか?
すると昨年ビッグアーチで販促活動に勤しんでいた神園さやかの立場は・・・・ このまま第2の「ときめいてハットトリック」になってしまうのでしょうか???
(関連エントリー:ごらんアウェー:広島2005)
P.S.
神園さやかはたまにテレビ埼玉のCM「イーグルバス」で見かけます。
2006.03.28
呉・艦艇日曜公開(3・了)
*前回からの続き
掃海母艦「ぶんご」の艦長席。赤・青の布を被っていて瓦斯くさいのなんの・・・
双眼鏡はクラス毎にモノが違います。
海上自衛隊掃海隊群のシンボルマーク(?) 判り易すぎw
いい加減飽きてきたので「ぶんご」を離れて付近を散策。「ぶんご」の後ろに停泊していた掃海艇「みやじま」(左)「いずしま」(右)。
港内は広いので、移動には自転車が活躍しているようです。
でもそんな自転車も隊員の私物ではなく、艦付属の公用車だったりする・・・
厚生センターで見かけたポスター。いずれも隊員の手によるもの。海上自衛隊の掃海能力は世界屈指と評されていますが、表現力・デザイン力にはかなり問題があると言わざるを得ません・・・
こちらは呉基地に隣接した石川島播磨(IHI)の呉工場。戦艦「大和」等を建造した旧呉海軍工廠です。
ドックでは護衛艦の改修(?)が行われていました。ドックがあまりにも巨大なせいか、護衛艦がものすごく小さく見えます。
(おしまい)
2006.03.27
浦和・二七の市
浦和・常盤公園で開催された「二七の市」に行ってきました。
着いた時は「轟轟戦隊 ボウケンジャー」ショーの真っ最中。悪者一派は「ネガティブシンジケート」というらしいが、子供番組なのにえらく難しい英語を使うようになったものだとつまらんところで感心。ワシの頃は「死ね死ね団」だったぞ。
今のヒーローは気軽に握手会に応じてくれる。これも隔世の感あり。
だが、ワシは轟轟戦隊を見に行ったわけではない。今回の主目的は浦和レッズレディースのトークショー。出演者は左から永井監督、北本選手(FW)、岩倉選手(MF)、森本選手(MF)。
司会は例によって貴婆。いつも通り喧しく、かつ自分の考え・思いを出演者に押し付ける癖があるのが難。監督と岩倉はしゃべれるので、そこを上手く引き出して欲しかった。
永井氏がレッズからレディース監督の打診があったのは昨年10月。監督としては全く成果が出ず、勝負の世界から身を引いて普及活動に精勤していたところで、再び勝負の世界に引きずり出されたことでかなり悩んだとのこと。
ネタだとは思いますが、「選手頼みです」とのご発言も。それじゃトップと大差ないってw
永井監督はほんと浦和にゴロゴロいるサッカー好きの好々爺といった感じで、人には好かれるのかもしれないけど、勝負師としてはかなり頼りないような・・・
北本はかなり天然ボケなことが判明。しかも貴婆の話を聞いていないw
岩倉は見た目どおりの宴会部長。
森本はこれまた見た目どおりの割とフツーの女の子に近いようでした。
なんだかよくわからない貴婆の仕切りでリフティングだの、子供らとの遊びだのをやらされたのは不憫でしたが、「三冠奪取」のご挨拶とともに終了。
リーグ戦初戦は5/21とのことですが、いきなりトップチームの試合と被っているんですね、残念ながら。
P.S.
「二七の市」には各種屋台も。
浦和といえば鰻ですが、
こんなものがあるとは知りませんでした。
キャラは「浦和ウナコちゃん」。デザインは見ての通りやなせたかし氏。
浦和のイベントですがレッズ色はほとんどなく、屋台関連でレッズが出しているのはこれだけ。天皇杯、リーグ準優勝皿、ナビスコ3位盾(ってそんなもんがあるんですね)を展示しておりました。
悪意はないんでしょうが、これじゃまるで瓦斯の旗・・・orz
浦和レッズ展
三菱自動車品川ショールームで「浦和レッズ展」を開催しています。先着500名様に、3月11日開幕戦のマッチデープログラムをプレゼント!!
[ 開催期間 ] 3月14日(火)~4月8日(土)
[ 場所 ]三菱自動車 品川ショールーム
っちゅーことで、マリノス戦の前に立ち寄ってきました。
ショールームに入ると、まずはこの巨大ポスターがお出迎え。
展示物で見ていて一番面白いのは歴代MDPかな。創刊当時のMDPは正方形でした。昔のMDPの表紙は大将が非常に多い。っちゅーか、絵になる選手は大将しかいなかったからなぁ(遠い目)。
今となってはこの選手が浦和にいたことを知らない方も多いかと思います。あっ、コンサドーレがJ1にいたことを知らない方もいるか・・・
笑っちゃいかんわな。
ユニフォームの展示はまぁどーということもなく・・・
大前稔氏の写真展。っちゅーても、どなただか知らんがな。
で、その裏では三菱自動車の赤広告を特集。あの日の感動が蘇ってまいります!!!
2006.03.26
【TV観戦記】F東京 2-1 京都
京都弱すぎで大して参考になりそうにありませんが、次節瓦斯戦の参考記録として観戦記を箇条書き風に上げておきます。
・話には聞いていたが瓦斯のスタイルは原時代とかなり変化していて、細かく繋ぐようになった。サイド攻撃主体なのは同じだけれども、高く張った選手に一気にワイドに展開するのではなく、ボールを保持しながら高めに位置取りしているSBの攻撃参加を待ってのサイドからクロスという感じ。
・従って原時代よりは攻撃が遅い。今日は京都の守備(特に中盤のプレス)がお話にならなかったので形になっていたが、守備の堅いチーム相手には全く通用しないと思う。
・但し後半はFW川口や交代出場の阿部に早めに縦にボールを送る場面が増え、少し原時代の臭いも。
・チャンスは山のように作るが、それを決められないのは従来どおり。早々とササ・阿部・栗沢と3人の交代枠を使うものの、さしたる効果もなし。
・両SBが高い位置に張っている代わりに、ボランチの伊野波が下がってFWを見ていることが多いので実質的に3-5-2。
・よって当然ながらSBが上がった裏を突かれやすい。皮肉なことに原東京タイプのチームを最も苦手とすることだろう。
・後半はバテて京都の攻勢を許すものの、京都の攻撃は両外国人FW頼みでしかないのでなんとか凌ぎきる。
・京都は中盤が弱すぎ。守っては瓦斯の攻撃に対して大してプレスにも行かず、最終ラインでなんとか跳ね返しているだけ。攻めては両外国人FWがなんとかしてくれるだろうという感じで、瓦斯がバテてくるまでさしたる貢献もできず。J2仕様そのまんまで闘ってJ1の壁に当たっているというところか。
・また京都はセットプレーに極端に弱そう。押しなべてハイボールへの対応に不安があるようでした。
2006.03.25
【観戦記】横浜M 1-3 浦和
近年のマリノス戦としては珍しく点が入り、かつ点差がついたゲームとなったが文字通りの完勝。しかも岡田監督並びにマリノスの各選手の脳裏に浦和の強さを刷り込ませるに十分なほどの完勝だった。
前半はマリノス戦らしい「守り合い」で共に決定機掴めず。左サイドから何度かクロスを送れている分、ややマリノス優勢だったかもしれないが浦和守備陣もシュートは打たせない。このまま前半終了かと思ったがCKから暢久が先制。
後半も早めの時間帯にポンテ・ワシントンのコンビでマリノス守備網を中央突破してワシントンが追加点。
マリノスは仕方なく清水・隼磨を投入して攻勢に出るも攻撃はいたって散発的でさしたる効果はなく、逆に再三浦和のカウンターを浴びる始末。マリノスはさらに大島を投入してサイドからの放り込みに活路を見いだすしかなくなり、なんとか大島が一点を返すも時既に遅し。
ロスタイムに浦和が猛攻を仕掛け、終了間際に長谷部がようやく3点目を決めて試合終了。榎本の好守がなければ後半半ばで大差がついていただろうし、逆に言えば浦和が3点目を取って早々と試合を終わらせることが出来なかったのが今日の唯一といってもいいほどの反省材料。
マルケス・マグロン・ドゥトラが絡むマリノスの左サイド攻撃は確かに威力があるのだが、ここから決定機を作らせなかったのが今日の勝因。マリノスの攻撃は左に偏るきらいがあり、吉田のいる右サイドはほとんど攻撃に絡めないため、浦和DF陣は狙いが絞りやすくて案外守りやすかったのではないか。
坪井は久保を完封。堀之内はなんとかマルケスに仕事をさせず。マリノスはトップにボールが納まらないせいか、後ろからの飛び出しも少なかったかも。いつもなら嫌らしい仕事をする奥や清水はほとんど印象に残っていない。
逆にマリノスは三都主のケアにはほぼ成功したものの、最後までポンテには良いようにやられ、ワシントンのポストプレーにも手を焼いていた感じ。
よく負けた相手のサポが「浦和は思ったほど怖くなかった」と評することがあるが、それはわからないでもない。浦和のコンビネーションは未だ確立したとはいえず、今日の前半はワシントンとポンテの二人で攻めていたようなものだからだ。しかし、それでもセットプレーで一点をもぎ取ってしまうのが今の浦和。
先制した後の浦和の強さは凄まじい。相手が点を取りにきて中盤にスペースができるようになると、たちまち浦和のタレント達が好きなようにパスを回し始めて、速さはないものの確実にゴールに迫る。
もとより浦和の守備は堅く、一点返すのも難儀なのに追加点まで取られては、相手チームが戦意喪失するのも無理はない。
マリノスにはなにやら大口を叩いていたDFがいたようだが、「口は災いの元」を地でゆくが如し。しっかり失点に絡む始末。
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横浜Mは、真の力を見せつける。岡田監督は大一番を前に「無心で臨む。戦術的なものは何も言わない。力をすべて出してくれれば」と、戦い方を選手にゆだねることを明言した。
2年前は違った。チャンピオンシップで浦和と対戦した時は、徹底した守備をベースにカウンターを狙った。結果的に勢いがあった相手の力を抑え、リーグ制覇を達成。「あの時は力の差があると思ったから、戦術でガチガチにした。でも今回は力が五分五分だと思うし、縛る必要はない」と指揮官は説明する。
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岡田監督は今夜は眠れんやろうな。がっぷり四つで戦おうとしたら全く歯が立たず、結局浦和とやる時はとことん勝負に拘って、ある意味マリノスらしい面白くともなんともないサッカー=中盤省略の放り込みを続けるしかないことを証明したような試合だったから。
P.S.
小野強行出場の是非は、大勝の陰に隠れて不問に付されると思うけれど、ボールを安易に失ったり、タメを作っているというよりは単にボールを出すタイミングが遅れたりと、褒められた出来ではなかったと思う。最後のビッグチャンスも高々と打ち上げてしまったし・・・
P.S.2
ワシントンにタイミングを外されて転ぶ松田。転んだついでに中澤の進路を塞ぐ貴君の機転はGJでした。ちなみに2点目のきっかけはあの栗原がワシントンにあっさりと競り負けたことだったのも忘れてはいけません。
一抹の不安
結果論になると癪なので先に書いておく。
至って軽度ながら足首に故障を抱え、さらに木曜には発熱が伝えられた伸二。
開幕時よりはかなりマシになったとはいえ、未だチームにフィットしたとは言い難い伸二をコンディション不良の状態でスタメン起用しなければならない必然性はない。
硬直的な選手起用はギドの最大の欠点だ。
だがそれでも控え選手が腐らないのはギドの偉大なところではあるけれど。
2006.03.24
呉・艦艇日曜公開(2)
*前回の続き
受付係のおっさんの諸注意事項を一通り聞いた後、一行は桟橋を伝って艦艇見学に出かけます。
この日の公開艦艇は掃海母艦「ぶんご」(上の写真右側の艦艇)。左に停泊しているのは訓練支援艦「てんりゅう」。
「掃海母艦」とは耳慣れない名前ですが、要はそれ自身が機雷除去等の掃海活動を行うわけではなく、掃海艇の活動支援、掃海ヘリコプターへの支援等を主任務とする自衛艦です。掃海艇は小船なので、長期にわたって活動するとなるとそれを支援する船が別途必要ということです。また「ぶんご」は機雷敷設能力をも持ち合わせています。
順路に沿ってだらだらと見学。要所要所には乗組員が立っております。軍艦なので階段・ハシゴがものすごく急。
日曜公開といっても基本的に艦の役割や諸施設についてはパネルやパンフレットで簡単に紹介するだけで、自衛官がバスガイドよろしく積極的に説明して回るわけではありません。聞かれれば答えるという対応。まぁこの手の催し物には付き物のミリヲタにも真摯に対応しておられてましたが 。
非常に地味な任務を架せられている艦艇なので、諸施設もこれといって面白いものはありません。
「ぶんご」は最前線で戦闘するわけではないので、戦闘艦らしい装備はこれっきり(76mm単装砲)。ちなみに同型艦の「うらが」にはこいつが付いていないようです。
せっかく日曜公開に来たのだから
こんなの(艦対艦ミサイル「ハープーン」発射機)とか
こんなの(対潜水艦ロケット魚雷発射機)を間近で見たかったですね。共に隣に停泊していた護衛艦のもの(艦名失念(^^;)
※まだまだ続きます。
内舘祭り@セレッソ戦
こちらを筆頭にウッチーファンの方々のご発言で、もうネタは出尽くしたと思いますが、セレッソ戦の陰の見所となった内舘祭りの模様を備忘録として記しておきます。
たぶん内舘は「伸二のポジションに入れ」との指示を受けて投入されたのでしょうが、どう見てもこの日の内舘は「伸二のように働け」と言われたように思い込んでいたフシが大。そんな勘違いをもとに容易に自己暗示に掛かってしまうところがウッチーの凄さ!
・登場するや否やちょっとブラックウッチー気味に相手を削りに行くウッチー
・左サイドでボールを受け、前にいた三都主にノールックパスを出すウッチー。どよめく観客席。三都主はやや反応が遅れ、チャンスに繋がらず。
・DFラインの裏に浮き球でスルーパスを出すウッチー。逆回転をかけたもの思われるが、三都主の反応は完全に遅れてボールは転々・・・
・怪しさモード全開にも関わらず、セレッソは誰もウッチーにプレスを掛けに来ない。放置されるがままのウッチー。
・中央でフリーになった西澤のシュートを身を呈してブロック!! 本職の守備でも見せ場を披露。
・たまに左サイドに顔を出して、三都主のスペースを塞いでいるウッチー。おまいら逆だろう、フツー・・・
・暢久退場で当然のようにキャプテンマークを受け取るウッチー。これでもう無職とは呼ばせないぜ!
・職を得たウッチーは調子こぎまくって、ついにこぼれ玉を豪快にミドルシュート! 惜しくもシュートはセレッソの選手に当たってしまったが、あまりにも意外な展開にテレビ埼玉はシュートシーンを捉え損ねる。
・但し伸二が憑依しているものの、フィジカルはウッチーのままなので、シュート速度はワシントンの半分くらいだったような・・・
・右サイドに進出した堀之内にロングフィード。かなり厳しいボールだったが、戻り際にウッチーの怪しさに気づいた堀之内は猛然と追いかけてライン際での折り返しに成功。3点目の演出者は事実上ウッチーだろう。
・こんなに活躍しても試合終了後特にコールされることもなく、淡々とピッチを去るウッチー。 それでこそウッチーだ。
2006.03.23
呉・艦艇日曜公開(1)
広島戦の翌日は、かねてから課題だった呉・海上自衛隊の「艦艇日曜公開」に行って来ました。呉駅からバスで10分ほどの昭和埠頭前で下車。入口にあたる「係船堀正門」には上記看板が立っているので迷うことはないと思います。
ベテラン自衛官の立会いの下、厚生センター前で受付。氏名・住所を記入します。マニアックな観光施設(?)のためか、遠方から来られる方も少なくないようです。但し、この日は明らかな赤サポはゼロ。
艦艇公開そのものはAM10:00からだったのですが、20分前くらいから受付開始。後から後から人々がやってきて、結局最終的には200人くらいになったでしょうか。
艦艇公開までは付近でプカプカ浮いている潜水艦を見物。右が「はるしお」で左が「ふゆしお」。案内の自衛官は「潜水艦に立ち入ると捕まります!」とこれだけはしつこ目に注意しておりました。
潜水艦の乗員も心得たもので、記念撮影用にポーズを取ってくれます。右のオッサンは見るからに寒そう・・・
よく見ると、その日の乗り組み状況を示す木札が脇にあります。
(この項続く)
セレッソ戦2題
苦戦の原因が中盤のメンバーの入れ替わりにあるのなら、それは監督の責任じゃないし・・・(未だに試行錯誤を繰返しているところは監督の責任大ですが)
気持ちはよくわかるけれど、チームをサポートするという観点からは本末転倒の感も・・・
で、今日はこんな記事が
C大阪、新潟戦で大敗なら監督人事に発展か(スポニチ大阪)
リミットは25日・新潟戦-。開幕から悪夢の4連敗となったC大阪が、この日も出原社長、西村GMともに「現時点で監督の交代は考えていない」と話した。しかし出原社長は「(ホームの新潟戦で敗れた場合は)その負け方による。甲府戦まで連敗が続くようなら大改革は必要やろうな。手を打つなら早い方がいい」と明言。新潟戦で大敗するようなら、監督人事に発展する可能性が高まった。
2006.03.22
続・動く広告
内舘祭りの模様を確認したくて、セレッソ戦を後半だけ録画で見返してみた。録画はもちろんテレビ埼玉だ。
そこでふと気がついたのだが、現場ではかなり小さく見えた「動く広告」がテレビでは非常に目立つのだ。あの広告はスタジアム向けというよりはテレビ向けなのだろう。リプレイ時にゴールマウス正面から得点シーンを映した際、ゴール下半分に従来の回転式広告が、そして上半分に「動く広告」が映るように配置されているのだ。 当然動く分だけやたら目立つ。
セレッソ戦の得点時は3点とも三菱自動車の広告が映っていた。これはそれだけ広告料を払って長時間CMを流していることの効果であって偶然とはいっては三菱自に失礼だろう。
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【観戦記】浦和 3-0 C大阪
大阪ダービーの虐殺劇をテレビで見て予習したつもりでしたが、セレッソの状態はさほど好転しているように見えませんでした。前半浦和を無失点に抑えたことで守備は良くなったと見る向きもあるかもしれませんが、あれは半ば攻撃を放棄してベタベタ守っているだけ。堅守速攻の狙いは悪くはありませんが、ひたすら浦和のボール回しを耐え忍んでいるその姿はもはやJ1チームのそれではありません。
セレッソの攻撃は一にも二にも西澤が機能してナンボのはずですが、西澤がなぜか中盤まで下がって来てしまうため、ほとんど得意の型に持ち込めず。結局セレッソのチャンスは2回-前半にワシントンが不用意にボールを奪われて速攻を食らった時と、後半モリシに浦和の右サイドを抜け出された時だけ。結局セレッソのシュートはわずか4本に留まりました。
シーズンも半ばを過ぎ、降格が現実味を帯びてきた段階なら「ハナから引き分け狙い」と取られてもおかしくない消極策もやむを得ないかと思いますが、シーズン序盤で攻撃に全く繋がらない単なる引きこもり策を取るのはどうかと思います。負けが混んでいるとはいえ、チームが固まらない状態で強豪と連続して当たったという不運な面もあり、昨年同様後半から持ち直すくらいのタイムスパンでチーム再建を図れば十分でしょう。今日の大敗が迷走を深めることにならなければよいのですが・・・
で、そんな状態のセレッソに見事なまでにお付き合いしてしまったのが前半の浦和。開始早々三都主が左サイドを駆け抜けて鋭いクロスを送ったものの、ワシントンのヘッドは枠を逸れてしまいます。これが決まっていれば楽勝そのものだったのですが、後はボールを一方的に支配すれども決定機まで持ち込めないもどかしい展開。
セレッソは右WBに山田卓ではなく河村を配し、おそらくここが穴になるだろうと思ってみていたのですが、決定機となったのは立ち上がりだけ。あとは三都主の突破を数的優位を確保しながら巧みに防いでいたと思います。
左からの崩しがうまく行かないので、ポンテが右に流れてみたり、闘莉王が乱入してみたりと浦和もいろいろ試しては見るのですが、セレッソの選手がぐちゃぐちゃいるところで細かいパス回しをしようとしてラストパスが相手に引っかかるの繰り返しでしかなかったような・・・前半は「撃て!撃て!」と心の中で4万総指示ラーになっても不思議はない展開でした。
ワシントンのキープ力は驚異的なのですが、縦に入ってきたボールを簡単に叩く場面ではポンテ・長谷部・伸二らとの呼吸が寸でのところで合わず、これが前半の苦戦の一因になっていたように思います。
ただ攻撃陣の連携は格段に良くなっており、パス交換のタイミングだけがもう一息のところで合わないだけで意図ははっきりと通じている状態なので、爆発するのは時間の問題でしょう。
ボールは支配すれども決定機が掴めないような展開では、往々にしてカウンター一発で負けてしまうものですが、この日のセレッソはその可能性もほとんど感じさせず。後半立ち上がりから浦和はさらに攻勢を強め、伸二のダイレクト&ドライブ掛かりまくりという芸術的なミドルシュートがセレッソゴールに突き刺さった時点で勝負あり。今日の伸二は前半専らボランチの位置でボール配給に徹していた感がありますが、後半になって前へ出る動きが頻繁に見られるようになり、やっと3-6-1の2列目らしい働きができたかなと。
あとは前に出てこざるを得なくなり、といってもDFラインは怖くて上げられないせいか、中盤がスカスカになってしまったセレッソ相手に着々と追加点を上げ、さらに伸二→内舘、暢久→平川、ワシントン→黒部とスタメン組を休ませながら、控え組の調整を図るという余裕も見せながら快勝。ここ2戦続いていた終盤の凡ミスもなく、今季初の完封勝利のおまけつき。
今日の闘莉王は後ろで見ていてイライラしていたのかも知れませんが、セットプレー崩れでもなんでもないのに頻繁に前線に顔を出しておりました。しかし、ワシントンが叩いて闘莉王が決めるってなんちゅー2トップやねん・・・ 喜ぶ闘莉王が「動く広告」に登るかと思って楽しみにしていたのですが、そのそぶりさえ見せず。この辺はクラブからきつい申し渡しがあったのかも(^^?
セレッソは前半から中盤で複数人でプレスを掛けにくるのですが、全くといってもいいほどボールを取れないので次第に運動量も減少。新外国人のピンゴですが、本来のポジションであるボランチに入っても大して見所がなく、セレッソ不振の元凶のように言われるのも無理はないかも。
伸二のゴールで早々と勝利を確信してしまった人が多いせいか、後半は半ば内舘祭りになってしまいましたが、そのネタは今日のところは別の方にお譲りします。
なおバックスタンドでは終了間際のオフサイドの判定を試合終了と勘違いして席を立つ人が多数いました。このあたりがゲームの雰囲気を象徴したのではないでしょうか。
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2006.03.21
(メモ)浦和 3 ‐0 C大阪
(前半)一方的に押してはいるが、中央を固めるセレッソを崩し切るには至らず、決定機は僅少。守備はほぼ完璧で西沢を起点とするセレッソの型を許さず。
(後半)伸二のミドルシュートでセレッソゴールをこじ開けた後は楽勝そのもの。ワシントン、闘莉王が着々と加点し、今季初の完封勝ち。
細かいコンビネーションはまだ合わないが、爆発は近い。
セレッソは引いて守っているだけで、攻撃の型ができず重傷。
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2006.03.20
ごらんアウェー:広島2006
広島サポ遠景。スペースがふんだんにあるせいか、ゴール裏でも傘を差している人が目立ちます。
それはともかく、よく見るとサポーター集団が二つに分かれているのに気づきました。
こちらはキックオフ前に紫・白の小旗で声援。
こちらは特になにもなし。ちなみにビックユニがバックスタンドに出ていました。
後者が古くからあったグループだと思いますが、いつからこんなスタイルになったのでしょうか?昨年は全く気づきませんでしたが・・・(そういう精神的余裕のある状況ではなかったというのが最大の理由と思いますが)
コールまで分かれているわけではないので、実害がないのが幸いといては幸いなのですが、元々あまりサポーターの数が多いとは言い難いだけに残念なことです。
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2006.03.19
【観戦記】広島 1-4 浦和
ジニーニョの一発退場が全て。そんな試合でした。
問題の場面はワシントンがDFの裏に抜け出しているのでイエローは出るだろうと思っていたのですが、レッド相当かどうかは現地では全くわからず。TV組はレッドもありだろうと所感を持った方もいらっしゃったようなのですが、広島には極めて厳しい判定になりました。
それまではよく言えば中盤の守備がしっかりしたもの同士のがっぷり四つ。悪く言えば中盤でのパスミスの披露し合いといった試合展開だったので、この試合は1点勝負だなと腹を括っていたのですが、終わってみればあの退場で勝負は決してしまったようなものでした。
もちろん退場に繋がったプレーで得たFKをきっちりゴールに叩き込んだ三都主はお見事。昨年なかなか決まらなかったFKをばしばし決めてくれるのはなんとも心強いもの。ポンテがいて、小野がいて、フリーキッカーとしての重圧がちょっと和らいで、得意な位置でのFKに専念できるのが好結果に繋がっているのかも。この試合は左から崩す場面は少なかったかと思いますが、好調は維持しているようです。
ジニーニョの退場も痛いことは痛いのですが、致命傷となったのは小村の凡ミス。もう脱力ものとしか言いようがなく、これをポンテが掻っ攫って追加点。ポンテは磐田戦に続くタナボタゴールとなりましたが、あそこできっちり点が取れるのは凄いといえば凄い。
広島はこれで戦意を喪失してしまったのか、最後にウェズレイが一点を返したものの2・3度チャンスがあったくらいで反撃らしい反撃もできずに試合終了。今季の新布陣-中盤フラットの4-4-2はジニーニョ退場まで守備は十二分に機能していましたが、攻撃の形を作るまでには至らず。ロングボールで佐藤寿を走らせて、佐藤寿がキープしている間に中盤が上がってくるみたいな攻撃パターンかなと思っていましたが、広島が得意とするサイドから速いクロスを入れてFWに合わせるような場面は前半に一度あったきりかも。後半途中から上野を投入してパワープレーかと思ったのですが、上野のポジションはどうもイ・ハンジェのいた右サイドのようで、意図の見出し難い攻撃がだらだらと続くだけ。佐藤寿は結局シュートゼロでしょうか。
前半で2点先行した浦和は早々と小野を下げて内舘投入。今日の小野は長谷部と頻繁にポジションを交換して攻守に絡んでいました。まぁここ2戦よりはマシでしたが、存在感を見せ付けるには至らず。この交代は半ば3日後のセレッソ戦へ向けて休みを取らせたようなものと思いますが、一人少ない相手に対し無理せずそのまま逃げ切りを図ったものと見てもいいでしょう。
で、選手は選手でギドの意図通りかどうかはともかく、足元から足元へ安全にパスを繋ぎ、中央からサイドへ、サイドから中央へと相手を翻弄しながら着々と点を重ねます。お約束の「宇宙開発」で満場の笑いを誘っていた啓太が伸二や長谷部を差し置いて今季初ゴール。ほとんど三都主がお膳立てしたようなものですが、この日も中盤をしっかり引き締めていた啓太に多少のご褒美があってもいいでしょう。
この日は攻撃がやや右に偏り、サイドにポンテが流れて暢久が中央に切れ込む場面が目立ちました。ワシントンは前半なかなか縦にボールが入らず、ジニーニョ退場の場面以外ほとんど消えていたもの同然でしたが、後半はエリア付近で驚異的なキープ力を披露。しかも飛び出してくるMFに繋ぐだけでなく、反転して自分でシュートを撃とうとする意識がありありなので、相手DFはさぞやりにくかったことでしょう。伸二同様、まだフィットしているとは言いがたい状態ですが、その中でもなんとか1得点。それなりに結果を出していることでフィットが早まると嬉しいのですが。
伸二に続いて、代表組の三都主・長谷部に休息を与え、相馬・永井を投入。残念ながら相馬は明らかに空回り。縦に突破してクロスを上げようとする意図はわかるのですが、良いクロスを上げられなかったばかりか、出し先をちゃんと見ているのかどうか怪しい感じ。ただ一度不用意に奪われたボールを必死に取り返しにいったあたり、厳しい状況に置かれている自覚はあるようなので今しばらく見守るしかありません。
永井が投入されて2トップにするのかと思ったのですが、どうもそのまま長谷部のポジション=2列目に入った模様。案の定全く機能せず。暢久を2列目にして永井を右WBに入れたほうがはるかにマシと思うのですが、この辺のギドの意図は不明。
主審の判定に助けられたとはいえ完封勝ちなら文句なかったのですが、試合終了近くにお約束の間抜けな失点。闘莉王の軽率なプレーが失点に繋がりましたが、前に出ていたGKの位置を見てミドルを撃ったウェズレイも褒められてしかるべきでしょう。凡庸なFWなら入らんでしょう、あれは。
前半の出来とくだらない失点で、選手の間ではおそらく反省の弁が飛び出す帰路となったと思いますが、内容はともかくコンビネーション不全の状態で勝ち点3を着々と積み上げ、さらに得失点差もつけることができたのは何より。勝っている間は連戦もまた良しでしょう。
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2006.03.18
(メモ)広島 1-4 浦和
終わってみればジニーニョの退場が今日のすべて。さほどいい出来とは思えない浦和はこれで楽になった。
またしてもアレのFKが炸裂。広島DFの凡ミスをついてポンテが畳み掛け、後半はゆっくりボールを回しながらサイドを崩して着々と追加点。
ギドは代表組を次々休ませる余裕の交代。
それだけに最後の失点だけは余計だった。
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2006.03.16
サンフレッチェ応援乗車券
~ 昨シーズンのビッグ3を迎え撃つ! ~
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広島ビッグアーチで開催されるJリーグ戦当日、「入場チケット」「入場券引換券」「年間パス」をご提示いただければ、通常の一日乗車券よりおトクな(大人300円OFF、小児150円OFF)『サンフレッチェ応援乗車券』を全21駅の窓口で発売いたします。
※駅員不在の時は、窓口横のインターホンでお問合せください。
※「サンフレッチェ応援乗車券」は、アストラムライン全線が1日何回でも乗り降り自由です。
試合開始4時間前から、アストラムラインご利用者先着3,000名様に、広域公園前駅にて「オリジナル携帯アクセサリー」をプレゼントいたします!!(アストラムライン公式サイトより転載)
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「ビッグ3」といえば、どうしても「タモリ・たけし・さんま」のほうを思い起こしてしますが、3月にビッグアーチで開催される鹿島・浦和・G大阪の3戦のことの様。浦和を指して「ビッグ」と言われてもまだこそばゆい感じですな。
広島に遠征される諸兄におかれましては先刻承知のことと思いますが、このキップは実に安い。アストラムライン経由でビッグアーチへ行かれる方は、たとえ可部線大町駅から乗車の場合でも『サンフレッチェ応援乗車券』をお買い求めになられたほうが得です。
昨年の経験では、大町駅では自動改札脇の有人改札でこのキップを販売していました。当然ながら有人改札は一つしかないので、このキップを買い求める列が出来てしまいました。乗り換え時間はその辺を考慮しておくべきかと思います。別途販売窓口を作ってくれると楽なのですが・・・
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「浦マガ」を読む
埼スタで売ってた「浦マガ」ようやく読みました・・・・っちゅーても、残念ながらあんまり読むところないですね。
野人組対談もマリッチインタビューも他誌に先行されたので新鮮味なし。相馬×啓太対談は面白い話が引き出せるほど相馬が浦和に馴染んでいるはずがなく、時期尚早の感がありありで、明らかに人選間違えたなぁっちゅー感じ。それこそ暇そーにしていた酒井を呼べばよかったのになw
企画物で最も目新しかったのはさだまさしのインタビュー。サッカー好きであることは確かなんだけど、残念ながら最近のゲームを見てらっしゃらないようで、肝心の浦和に関する言及があまりないのが残念でした。
浦和系の月刊誌って出しては潰れの繰り返しなんだけど、その原因の一つは事実上MDPが強力な競合誌になっていることにあると思います。クラブの近況・今後の計画・チーム&選手の今シーズンデータ・直近のゲーム内容(とりわけGMが直近のゲーム内容を振りかえるというのは、内部者の視点を取り入れている面で他誌では出せない貴重なもの)といったものはこれで全て判る。プロの手による写真もついているし、選手・スタッフの(そこそこ長い)インタビューもある。おまけに読者の意見欄まである。その年の総まとめに公式イヤーブックを買っておけば、一般の雑誌はなくても事足ります。
月刊誌の成立を阻むものはそれだけではありません。日々の練習内容を綴るもの、浦和関連ニュースのまとめ、観戦記、アウェー観戦のノウハウ、単なるネタ等々浦和を扱ったブログ・サイトが山のようにあり(極めてクォリティーの高い「犬的」様や「浦和烈」様がなくなってしまったのは残念ですが・・・)、サイトを巡る労さえ惜しまなければそれだけで相当の浦和情報が得られます。
こういう状況下では、圧倒的な専門知識を駆使して我々シロートを唸らせてくれるか、あるいはメディアパスという特権を駆使してしか得られない情報を提供するかじゃないと有料誌、とりわけ速報性が全くない月刊誌というのはなかなかしんどいんじゃないかと思います。
読むところなんてほとんどない、選手の写真集みたいな女性向け雑誌というのは落としどころとしてはありかもしれませんが、ワシは絶対に買わんな。女子高生だけど(シツコイw)
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2006.03.15
今週のサカダイを読む
苦悩する伸二。
「サッカーが楽しめていない。」との伸二の言葉は実に重い。チームも自分自身もリズムに乗れないもどかしさ。代表スタメン落ちという現実。そして過剰かつ低レベルなメディアに囲まれる毎日。
全編を通じて伸二が元気なさげなのが非常に気になりました。
磐田戦の評価はさほど違和感なし。メンバー中で小野の評価が相対的に低いのも同感です。
P.S.
JFL選手名鑑が面白い。
山根(佐川東京)は知らん間にボランチになっている!
小林陽介(横河武蔵野)は浦和時代と全く風貌が変わっていない!
三本菅はいつの間にかアルテ高崎(旧FCホリコシ)からいなくなっている!
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SR屋台村
あれこれと立ち並んでいるSR屋台村。今まで全く利用したことがなかったのですが、ふと思いついてちょっと立ち寄ってみました。つまみ系の店より食事系の店が多いかなと思っていたのですが、パンだとかクレープだとかは気がそそらないので、使える店は見た目より少ないかなという印象。
今回はオムハヤシを試してみました。
オムハヤシ大盛り600円也。予想以上にしっかりした出来で、かなりウマーでした。
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2006.03.14
シトン新企画の寄付金試算
「サポティスタ」に貼られる内容がワシと違いすぎてかなり悔しい今日この頃w
で、kojya様の新企画ですが、結局寄付金総額がいくらになるのか検討がつかない方もいらっしゃるかと思いますので、老婆心ながら試算例を。
・「1得点ごとにそれまでの累積得点数と同数の「シトン」(=100円)をプール」
なので1得点目は100円、2得点目は200円、3得点目は300円・・・ n得点目はn×100円
ワシントン選手が年間n得点を挙げた場合の総寄付金額は
(1+2+3+・・・+n)×100
=0.5×n×(n+1)×100(円)
になります。従って仮にワシントンが昨年のリーグ戦ゴール数と同じ22ゴールを上げた場合の総寄付金額は
0.5×22×23×100=25,300円
になります。
ということでよろしいでしょうか?>kojya様
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変わる浦和美園駅
浦和美園駅周辺の開発が昨年秋あたりから急速に進み始め、埼玉スタジアムへ足を運ぶ毎に景観が変わっていることに驚かされます。せっかくですので、ホームゲームのある時を捉えて定点観測的に気づいたところをメモっておきます。
駅前ロータリーの整備はホーム開幕戦に間に合わず。
美園駅横のジャスコは4月下旬開店らしい。スタジアムとは逆の方角にあるので、帰りはともかく行きに立ち寄ることはないと思うけどな。
ジャスコへ向う客用に駅出口を新設。でもわざわざこのジャスコにSRで来る人は少ないと思うよ。
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2006.03.13
変わる埼玉スタジアム
ホーム開幕戦。オフィシャルサイト等で一部は事前に告知されていましたが、いざ出かけてみると実にいろいろなものが昨年から変わっていることに気づきます。
昨年は南ゲートまでの動線を塞がないように出店・展示/企画物等は南ゲート広場の外縁部に設置していました。ところが、今年はMDP売店をスタジアム入口ほぼ正面に置いたのを始め、広場の広大なスペースを有効に活用しようという発想に切り替えた模様です。ハートフルコンサートの学生達も県の誇り「埼玉スタジアム」をバックに心なしか胸を張っているよう。
最悪期を脱し、新車も売れて多少元気を取り戻してきた三菱自動車。今日は埼スタが"i"の一大展示場と化していました。ちなみにオープニングの人文字用シートも三菱自に新調していただいたようです。感謝感謝。
楽しみにしていた「動く広告」は意外にしょぼかった・・・orz 従来の回転式ボードと大きさが大して変わらん。フェンスと同じくらいのどでかい奴をイメージしていたのですが・・・ 闘莉王は得点後ギドの元へ駆け寄ってしまい、「動く広告」が闘莉王の負荷に耐えられるのかは実証できず。広告主はボーダフォン、三菱自動車、ルフトハンザ等の大会社に加え、意外なことにファミリー引越センター等比較的小さな会社も名を連ねています。しかし、2頭身にデフォルメされた大将がちょこちょこ動き回るのはなんど見ても萎えますねぇ・・・
ちなみに大旗を自チームの「動く広告」に被せてしまうのはいかがなものかと。
四隅にある大広告のうち、ボーダフォンからのクレームでNTTの広告には袋が被せられていました。
ビジター席との間にある柵は実はアクリル板とのこと(この写真は読者からいただきました)。そのせいかどうかはわかりませんが、緩衝帯がずいぶん狭くなったような気がします。ただアクリル板は想像したのよりはかなり背が低く、ビジターへの威圧感は全くありません。
こういう試合前の紹介画面も毎年マイナーチェンジが入ります。
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【TV観戦記】C大阪 1-6 G大阪
ガンバ恐るべしなのか、セレッソざるざるなのか。
フェルナンジーニョ&マグノアウベスのハットトリック。90分を通じてほぼ主導権を握り続け、後半はほぼ一方的にセレッソをタコ殴りにしての圧勝。浦和的には万博での引分けは大きいとの思いを新たにしました。
この日大活躍のフェルナンジーニョ。ガンバは開幕戦以来4-4-2を採用していますが、この成熟度は日に日に上がってきているようです。この日のフェルナンジーニョは下がってボールをこねる悪癖がすっかり影を潜めました。エリア付近で積極的に相手DFに勝負を仕掛けるようになり、対峙するブルーノ・クアドロスの対応もいかがなものかと思いますが、この勝負の姿勢が1点目に繋がります。
加地の負傷でやむなくガンバは3-5-2に変更しましたが、怪我の功名でしょうか、それまで鳴りを潜めるどころかセレッソに1点を返される遠因となった家長が途端に活気を取り戻し、左サイドをぶち破って低くて速いクロスを送り、それをフェルナンジーニョがちょこんと合わせて2点目。
3点目は柳本がヘッドでGKに返そうとしたところを二川に掻っ攫われるというまぬけなもの。
これでセレッソの集中が切れたのか、後はガンバのカウンターを食らい放題。それまで良い形でボールを受けながらシュートが決まらなかったマグノアウベスが、気が楽になってすっかり覚醒してしまい、パン・パン・パンと立て続けに3ゴール。セレッソは寝た子を起こしてしまったようです。それまでのマグノアウベスは絶対的なゴールゲッターとしてゴール前に君臨する大分時代のイメージから打って変わって、下がってボールを叩いたり、必要時には守備にまで加わるなど、すっかり駒の一つに成り下がってしまったような感があったのですが・・・
セレッソは引いて守ってはいるのですが、プレスが緩いためにガンバの前4人及び機を見て上がってくる加地・家長の動きを全く捕まえきれず、好きなようにパスを繋がれていました。セレッソの好機の芽を摘む働きをしている明神の名がしばしば聞かれたのに対し、セレッソのボランチ河村の名がほとんど呼ばれなかったあたりにこの日の惨敗の鍵があるのかもしれません。また右WBのピンゴの守備に難があることは小林監督も認めているようです。
セレッソ得意の1トップの西澤に当ててからの攻撃も前半20分過ぎから前半終了くらいに機能しただけで、あとはそもそもトップにまともなボールが入らないという惨状。3失点してから2トップに変えましたが、何の効果もありませんでした。
今日の試合を見た限り、浦和的には早めにセレッソと当たるのは幸い以外の何物でもありません。ただ今日のセレッソが壊滅したのはガンバの良質の動きがあったがゆえで、今の緩慢な浦和の動き出しでは人数をかけたセレッソ守備陣に四苦八苦する可能性もあります。何事も侮るべからず。
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2006.03.12
【観戦記】サテ浦和 1-5 川崎
「懐かしい痛みだわ」(by松田聖子)というところでしょうか。
(スタメン)
黒部
横山 赤星
相馬 永井
細貝 酒井
近藤 内舘 南
山岸
(後半開始)
黒部
横山 セル
平川 岡野
酒井 赤星
近藤 細貝 南
山岸
トップチームの控え選手を中心とした豪華といえば豪華なスタメンですが、一見してわかるように守備があまりにも脆弱です。従って戦前から多少の失点は免れないだろうと思ってみていたのですが、結果は思った以上の大量失点。攻めては終了間際のセットプレーによる1点のみと全くいいところがなく、今年のサテライト初戦は惨敗でのスタートとなりました。
失点のかなりの部分は残念ながら近藤に責があります。相手に詰め寄られたところで慌ててしまい、こともあろうにボールを失ったところから一気にシュートまで持っていかれて失点。凡ミスとしか言いようがありませんが、早い時間帯の失点だったので気持ちを切り替えてプレーしてくれるだろうと期待を寄せては見たものの、残念ながら不安定なプレーが最後まで続きました。
昨年早々とトップデビューを果たしながら、デビュー初戦の早い時間帯に大怪我をしてしまい、その後長期のリハビリを余儀なくされた近藤。公式戦復帰初戦はほろ苦どころか、胆を嘗めるようなものになってしまいました。とりあえず90分間動けるようになったというだけで、試合感等まだまだ不十分なところが多々あったのだと思いますが、非常に残念な出来栄えでした。
ただ大量失点の責任を近藤に押し付けるのはあまりにもかわいそう。前半の両サイドは守備が苦手。両ストッパーはやや心もとない。おまけにそれを統率するのは本職ではない内舘と構造要因がてんこ盛り。内舘は心労がたたってか、ワンバウンドの処理を誤って3失点目に絡む失態を犯してしまいました。
おまけにこの日、特に前半は選手の動きが至って緩慢で、ただでさえ脆弱なDFラインの前に容易に川崎の進出を許すという情けない場面がままありました。酒井が90分にわたってボランチを努めましたが、川崎の攻勢の芽を必死に摘んでいるという印象はなく、どうも試合中も気配を消していたような感じがしましたが、これも大敗を喫した一因かもしれません。
攻めても攻守の切り替えが遅く、攻勢に出た頃には川崎がさっさと帰陣してしまっている場面が多かったように思います。この辺はトップとほぼ同じ欠点だと思いますが、トップだとそれでも個人技でなんとかしてしまうのに対し、サテライトレベルでは全く相手に通用しません。
攻守の切り替えが遅い上に、フリーランニングする選手が少ないため、出しどころを探してウロウロしているうちにボールを奪われてカウンターを食らうのがオチ。川崎はサイドのケアが上手く、万一突破を許したとしても良いクロスを上げさせるようなことはありませんでした。この辺も浦和が全く良い形を作れなかった原因でしょう。後半平川・岡野を投入して多少サイドが活性化したかなという気もしますが、決定機を作るに至らなかったのは前半と同じ。
全くといっていいところのない試合でしたが、個人レベルに目を転じれば細貝は一人気を吐いていたように思います。酒井に代えてトップのベンチの座を確保してもなんらおかしくないでしょう。あとは赤星がまずまずくらい。
黒部は空中戦・ポストプレーともに強いところを見せましたが、GKとの1対1を筆頭にシュートを一つ決めて欲しかった。
相馬はドリブルで2度ばかりサイドを駆け上がって見せ場は作ったものの、クロスの精度がイマイチ。三都主どころか後に出てきた平川を抜いてトップ出場を勝ち取るのは現状では難しいかも。
セルは持ちすぎてことごとくチャンスを潰し、これまた不甲斐ない結果に。
千島・加藤と出場機会のなかったプレーヤーが続々と虫干しのように交代出場しましたが、そのあおりで小池ら新人はベンチにも入れずスタンド観戦。ギドは0-3となった前半でスタンドから去ってしまいましたが、この惨敗を受けて何がしか動きがあるのでしょうか?
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お詫び-月刊浦和レッズマガジン
先日のエントリー「ホーム開幕戦の楽しみ」中で、「月刊浦和レッズマガジン」に知人が絡んでいる云々との記述がありますが、本人に確認したところそのような事実は一切ないことが判明いたしました(^_^;)
従いまして、弊サイトは「月刊浦和レッズマガジン」について自然体というか是々非々というか、まぁそんな感じで臨むことといたします。
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【観戦記】浦和 3-1 磐田
スコア通りの快勝ですが、浦和が良かったというよりは磐田が弱すぎたといったほうがいいような試合でした。浦和の出来は万博の一戦とと大差なく、単にガンバと磐田の力の差がスコアの差に表れただけでしょう。
先制点を取るまでの浦和の出来はゼロックス杯以降の3戦で最悪といっていいと思います。ワシントン、ポンテ、伸二の動きが悪く、せっかく中盤で良い形でボールを奪ってもパスの出しどころを探しあぐねているような場面が目立ちました。ポンテがここぞという時にしか動かないことは昨年で経験済みなのでそれほど驚きはないのですが、伸二の動きが良くないのはコンディションのせいなのかどうか。
前半途中から伸二と長谷部がポジションを代えていましたが、ドリブル突破が期待できる長谷部を2列目に出したほうが今のシステムは機能しそうです。伸二は2,3人に囲まれてからの突破とか、逆回転をかけてスペースへパスを出す等小技で唸らせる場面もありましたが、どちらかというと後半の守備の貢献が高かったように思います。
ワシントンもあまり良くありませんでした。何度か裏に抜け出しながらシュートを決められなかったのはまだしも、前線で拠点となう仕事も今一つ。またパスが出てくるタイミングが合わないのか再三オフサイドを取られました。ただ長谷部→闘莉王の先制点は明らかにワシントンがDFを釣っていたのが効いており、また茶野の凡ミスを招いた場面もその前にワシントンがハイボールを競ったことによるこぼれ玉が起因になっています。その意味では一定の仕事はしたといえるかもしれません。
全般にぴりっとしない中、啓太の献身的な動きが光りました。練習中の怪我が伝えられ、万一のことを考えてベンチに酒井を置いたのですが、そんな心配は全く無用。獅子奮迅の働きでした。滅多に回ってこない攻撃機会ですが、ミドルシュートの精度が良くなっているのも頼もしいところ。
今年は早々とFKを叩き込んだ三都主。対面の鈴木秀人では相手にならず、立ち上がりは一人でチャンスメークしているようなものでした。攻撃に専念させた時の三都主の威力を見せ付けた感も。もちろんお約束のアマアマのディフェンスでヒヤリとする場面もありますが。
それほど良くないながらも前半のうちに2点を先取し、さらに後半磐田の誇る日本代表の素晴らしいコンビネーションで1点を頂いて以降は、引いて守ってカウンター狙い。磐田はボールを支配するもののラストパスがほとんど通らず、全くといっていいほど得点の気配がないまま時間が流れてゆきます。それだけに相手CK時に注意散漫になって1点を献上したのは余計でした。3点差・相手との力関係・相次ぐ選手交代と集中が切れそうな要素はいくつもありましたが、この失点は全くいただけません。
豊富なタレントを擁する割には楽しいサッカーとは程遠い出来にありますが、今日は勝ち点3がきっちり取れて前回の引分けを有意義なものにできました。選手間のコンビネーション確立に時間がかかるのは致し方ないことですし、その間に比較的強い相手から勝ち点を取っておくことが何よりも重要。今の浦和は守備重視のように見えて仕方ありませんが、広島・C大阪・横浜と続く3月の連戦では負けないことが大切なのかもしれません。
さほど良いようにも見えなかった浦和に対し、磐田は悲惨としかいいようがありません。浦和のサイド攻撃を封じる趣旨で4バックを敷いたのかもしれませんが、浦和の右サイドこそその狙いはほぼ完遂できたものの、右SBに入った鈴木は前半三都主にいいようにやられました。
またカレンの1トップも不発。カレンがサイドに流れてボールをキープし、ボールを回してサイドを崩して速いクロスを入れて、再度前線のカレンに合わせるような狙いだったのかもしれませんがチャンスらしいチャンスは作れず。中盤で安易にボールを失うというかつての磐田では考えられないプレーも散見され、力の衰えは隠せないようです。
浦和相手に実験を試みる山本監督の冒険精神には頭が下がります。
P.S.
この試合のトホホ。
ワシントン・黒部・闘莉王・堀之内と4人もターゲットがいるのに、ポンテのCKは誰にも合わずにファーに流れてそのままタッチを割ってしまった・・・orz
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2006.03.11
(メモ)浦和3 ‐1磐田
(前半)
磐田は報道通り4バック。
浦和はぼやっとしたような立ち上がりで、ワシントンに二度好機があった程度。しかしついに右を崩した長谷部のクロスを闘莉王がヘッドで叩きこんで先制。さらに三都主のFKで追加点。
磐田・鈴木の右SBは穴。カレン1トップも機能せず
(後半)
磐田はなぜか田中に代えて茶野投入。その茶野の凡ミスをポンテが突いて三点目。
あとは平川・相馬・黒部と投入し、相手にボールをもたせながらカウンターを狙って楽々逃げ切りと思ったら終了間際に無用な失点。
大差がついた上に実験的な交替が続いて気が緩んだか。
山本監督は相変わらず実験好きだな。
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ホーム開幕戦の楽しみ
待望のホーム開幕戦。
伸二復帰で開幕前からマスコミに話題を提供しまくったけれども、チケット前売り完売はならず。「正直がっかりしました」って言ってたら「6万弱も売れていて、それでもがっかりするのは浦和だけじゃ!」と一喝されました。確かにそうですね、ハイ。
浦和の場合は残念ながらチケットゲッターが横行しているせいか、あるいはシーチケの方が対戦相手や天候次第で来たり来なかったりするせいか、チケットの売れ行きの割には実際の観客数が伸びないことが少なくありません。ホーム開幕戦は天候にも恵まれ、相手も手頃と観客動員には最適なんですが、それでも「死にチケ」が気になります。埼スタこけら落としの6万553人超如何はもはやそれ次第でしょう。
浦和オフィシャルサイトを見ると、営業サイドもいろいろと新企画を打ち出している模様。
【ワンコインフードバー】
南広場で試合開始5時間前から、いろいろな種類の食事がカップに盛り放題500円均一となる「ワンコインフードバー」がオープンします。アフター・バーの時間帯にも営業します。
「カップがすげー小さい!」とか「いろいろ種類はあるけれど、全部芋だ!」とかそういうのは勘弁願います。
【外連味なく弁当2】
昨年までJ1各チームのホームタウンの名物などを盛り込んだ内容の「外連味なく弁当」を販売していましたが、今季から試合ごとに内容が変わる「外連味なく弁当2」になります。ベースは、浦和名物の「鰻ご飯」とレッドトマトパスタ(さいたま市はパスタ消費量日本一)が定番で、それに当日の対戦相手と次の試合の相手、2チームの特産品が日替わりで加わります。価格は1,300円。11日(土)のメニューは「わさび漬け、イチゴ、うなぎのテリーヌ」(磐田)と「カキのスモーク、一口蒸し餃子、アスパラベーコン巻き」(広島)です。
価格は1300円。「ワンコインフードバー」とは天と地ほどの差がある客層を狙っていますね。両者が当時に企画・発売されるあたりに、日本の貧富の差が広がっている様相が見え隠れします。
前身の「外連味なく弁当」も全く食べたことがないのですが、1300円ともなると駅弁でもかなり高い部類に入ります。内容・味は値段相応なんでしょうか? しかし「うなぎのテリーヌ」って何だろう(^^? 「うなぎイヌ」なら知っていますが。「ヌ」しか合うてまへんがな。
そして、何度も誕生してはなぜか潰れてしまう浦和系雑誌がまたも誕生。
■06.03.10 [ 「月刊浦和レッズマガジン」が創刊! ]
(株)アスペクトから「月刊浦和レッズマガジン」が創刊されます。3月11日(土)発売の創刊号には、「岡野×山田×闘莉王×平川」座談会、「鈴木×相馬」対談、マリッチ選手インタビューが掲載されている他、特別付録としてレッズカレンダーが付いています。
価格は、600円(税込み)です。
3月11日(土)は、埼玉スタジアム北広場・南広場でも販売致します。(数に限りがございます)。
まさに歴史的に見れば七転び八起きというか七転八倒というか一進一退というか三々五々というか朝三暮四というか二束三文というか、まぁそんな感じの浦和系雑誌ですが、どうやら知人がこの雑誌に絡んでいるようなので、こんどこそ謎の廃刊の憂き目に会わぬよう、影ながら支援させていただきます。
アクリル板設置の話は聞かないし、あとはゴール裏に設置される「動く広告」ぐらいでしょうか、試合以外の楽しみは。
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2006.03.10
後援会パス来たる
先週末後援会の「メンバーズパス」がようやく郵送されてきました。今週末にサテライトの試合があるのでどうなることやらと気をもんでいたのですが、なんとかそれには間に合った格好です。今年もサテライトのホームゲームは4試合。全部見に行ければ後援会員は割安なのですが、実に不可解なことに大宮との試合日程がホーム・アウェーとも未定のまま。実に不吉です。
過去の経験ではサテライトの試合はたまに平日に開催されたりします。今年の浦和のサテライトは豪華メンバーになることは必至なので、是非とも平日開催は避けてもらいたいものです(平日の昼間のサテライトの試合ってどんな奴が見に行んやろう?と書いたら、「見に行きましたが、何か?」と言われかねないのがレッズサポの恐ろしいところですがw)。また昨年はグラウンドコンディション不良で春の鹿島戦が順延となり、結局秋に東松山で開催となりましたが、有料試合をああいうグラウンドで開催するのもいかがなものかと思います。
今年から有料になるレディースの試合に関して後援会特典はないみたいですね・・・
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2006.03.09
【観戦記】東京V 0-2 蔚山現代
前半は互角の闘いを見せていましたが、DFのミスで失点してからは力の差が出てしまって無念の完封負け。Kリーグ王者である蔚山に圧倒的に押し込まれこそしませんでしたが、残念ながらヴェルディは攻撃力に乏しく、よくやっても引分けに持ち込むのが精一杯だったかなと思います。
ヴェルディは開幕戦のスタメンから平本・大橋・藤田・永井が外れていましたが、昨季から大幅に入れ替わってしまったため、どれがベストメンバーなのか全くわかりません。蔚山はイ・チョンスを知っているくらい。ノ・ジュンユンやユ・サンチョルも在籍しているらしいのですが、この日は出場なし。GKがものすごく下手なのが印象的でした。
ヴェルディはメンバーの大幅入れ替えのためか、あるいは早くもJ2仕様にチームを作り変えてきたのか、やっているサッカーもすっかりヴェルディ色が消えてしまいました。細かく、かつ緩急をつけてのパス回しから中央突破といういかにもヴェルディな攻撃パターンは影を潜め、(やや手数がかかるきらいはありますが)徹底してサイド攻撃。
守っては無理に前線へ繋ごうとせずに、セーフティーなプレーを心がけていました。また危険なエリアで安易に相手をフリーにしてしまう悪癖もすっかりなくなってしました。これにより守備は昨季よりは格段に堅くなったようで、前半は一度イ・チョンスに右サイドを突破されたのと、中盤でパスカットされて速攻を喰らった場面以外は、多少蔚山の決定力不足に助けられたところはあったとはいえ、まずまずだったように思いました。
守備はそれほど悪くないのですが、攻撃力が如何せん弱い。サイドを崩すところまでは行くのですが、そこからのクロスの精度が今一つだったり、(FWのポジショニングにも問題があると思いますが)出し先を相手DFに読まれてしまったり、またやっと良いボールが上がってもシュート精度が低かったりとあまり点が入る気がしません。攻撃のヴァリエーションが少ないあたりはチームの練度にまだまだ向上の余地があるのでしょう。
ロングボールの処理をDFが誤って(GKとの連携ミスといったほうがいいのかもしれませんが・・・)失点してからヴェルディは前がかりになって攻めに転じましたが、人数の割には相手に圧力を与えることは出来ず、そうこうしているうちに右サイドから綺麗に崩されて再び失点。
蔚山はこれで勝ちを確信したようで、イ・チョンスを引っ込めて無理に追加点を取りに行くことなく楽々逃げ切り。ただ今日の闘いぶりではKリーグ王者の強さを感じるには至らず、せっかくの視察も無駄足になった感があったのが残念でした。
CFに高さがないせいか、サイドからガンガン放り込んでくるような韓国らしい攻撃があまり見られなかったのはある意味新鮮ですが、3トップ気味の攻撃陣がポジションを変えながら攻めてくるのは浦和の苦手とするところですね(^^?
心配された審判ですが、接触プレーを流し目なのはアジアのデフォルトとしても、そんなに違和感は感じませんでした。蔚山の何人かの選手はシミュレーションっぽいプレーを仕掛けてくるのですが、それに騙されることもなければ、きっちりイエローを出すこともなく、そういう点では良くもなければ悪くもない感じ。
また韓国の選手は当たりがきついイメージがありますが、今日は悪質なバックチャージが一度あったくらいで、ヴェルディの選手がチャージで吹き飛ばされるような場面は少なく、全体としてはそれほどでも。
もっとも試合全体を通じて蔚山がどこまで本気だったのかという疑念がつきまとうわけですが。
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2006.03.08
浦和外国人OBとのPSM
こちらでもネタとして取り上げていますが、バイエルンとの対戦はOB戦のほうが案外気楽に楽しめるかもしれません。大将の引退試合では「浦和OB」の一員としてペトロビッチが出場したのはいいが張り切りすぎて平川を削ってしまったり、城定は現役なのにOBより動かなくて解説者からお叱りを受けていたのもまだ記憶に新しいところかと思います。
で、突然思いついたのですが、浦和も10年超の歴史を刻んでまいりましたので、歴代外国人OBだけで浦和のOB戦を組むことができます。
「スパサカ」の収録はもう飽きましたから、大人向けの「レッズフェスタ」として本企画をご検討願えないでしょうか?>犬飼社長
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<FW>
・エメルソン
・ルンメニゲ
・トゥット
<MF>
・ベギリスタイン
・ペトロヴィッチ
・バイン
・アリソン
<DF>
・アルパイ
・ゼリッチ
・ニキフォロフ
<GK>
・ミロ
(サブ)
・マリッチ
・ラーン
・ボリ
・ネイハイス
<監督>
・オフト
*複数年在籍した選手を中心に選んでいます。
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苦闘する相馬
左サイドが本職の浦和MF相馬が、亜大との練習試合で3バックの左で起用された。東京V時代もほとんど経験のないポジションでの起用は得意の攻撃に比べ、不安視される守備意識の強化が目的。「いい勉強になっている。攻撃は自信があるけど守備面は修正しなければいけないので」と話した。即戦力と期待ながらゼロックス杯、開幕戦と出番なし。この日は45分間の出場で無失点、得意のクロスも4本上げるなど必死にアピールしていた。
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ゼロックス杯で三都主に代わってなんと細貝が左WBに投入されたことに象徴されるように、ギド監督は相当相馬の守備力(守備意識?)に不満を持っているようです。リーグ開幕戦の闘いぶりでも見て取れるように、今年のギドは「2点取られても3点取る」サッカーを放棄し(っちゅーかエメ離脱後、ずっとそうですが)、とりあえずは守備重視で手堅く勝ち点を拾ってゆく方針の模様。
この分では予想以上に早く戦線に復帰した平川が今年も三都主不在時に左WBとして重用されそうですね。
相馬は思わぬ壁にぶつかった格好ですが、これを機により一層精進して欲しいものです。
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2006.03.07
読者の皆様へ
昨日から弊ブログが残念な状況になっております。
これはひとえに管理人の不徳の致すところであり、諸エントリーで気分を害された方には深くお詫び申し上げます。
なお諸般の事情に鑑み、新しいエントリーについては当面コメント、トラックバックを停止します。
今後とも弊ブログをご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
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バイエルンMとPSM
【グラスゴー(英国)6日=石倉勇】J1浦和が、1月に業務提携を結んだドイツ・ブンデスリーガの名門、バイエルン・ミュンヘンと前代未聞の“3連戦”を行うことが6日、明らかになった。バイエルン側はベストメンバーでの来日を確約し、7月31日に埼玉スタジアムでの親善試合が内定。前座試合として、両クラブのOBマッチも組まれている。6月下旬には、浦和がドイツでバイエルンのユースチームと練習試合を行うことも内定。2か月間で日独名門が3試合にわたって激突するという、豪華競演が展開される。
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エジプト・アジア遠征のため今年は海外ビッククラブとのPSMはないと思っていたのですが、なんとシーズン中にバイエルンM戦を決行する模様。7月には水・土・水・土と4連戦が控えていますが、最後の7/29アウェー甲府を終えた後は、8/12FC東京戦まで日程が開くのでそこへPSMを組み込んできたのでしょう。
バイエルンMとの業務提携を結んだ初年ですすから半ば記念行事としてPSMを開催するのでしょうが、営業活動に翻弄される浦和・バイエルンMの選手諸兄に置かれましては誠にお疲れ様としかいいようがありません。
P.S.
過密スケジュールの中でほぼ不動のスタメンを張っているにも関わらず、シーズンインしてからブログを更新する暢久って、ホント不思議な奴だ。
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2006.03.06
ごらんアウェー:万博2006
今回は趣向を変えて、行きは万博記念公園駅から歩いてみました。公園東口駅が出来るまでは、ここから歩いていたんですよね。
「芸術は爆発だぁ!!」 中に入れるそうですが、未だ入ったことなし。
どうも道を間違えたようで、行き止まりの有料の公園入口に突き当たってしまいました・・・orz 入場料250円也。 太陽の塔に釣られて橋を渡ったのが失策で、エキスポランドに沿って歩かないといけなかったみたいです(´・ω・`)ショボーン
公園にはこんなもんも走っています。
それはともかく、有料の公園を突っ切って結局公園東口駅脇の出口へ。既に歩道橋を越えて延びている待機列までさらに延々と歩く羽目になってしまいました。
新たなガンバのキャラか!と思ったのですが、どうも朝日新聞の販促だったみたい。微妙にレディアに似ているような、似ていないような・・・
ホーム側自由席を持ったレッズサポも無事アウェー側自由席に入れるようにしていただいたガンバ運営のご配慮の結果、ホーム側自由席はこんなにスカスカに。青、白の小旗で演出しているつもりですが、色分けが全然できていません(ワッハッハwww)
こういうのは、なんか開幕っぽいですね。
ハーフタイムにはバルーンスティックで応援の練習。
君達楽しいですか?
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【観戦記】甲府 0-2 清水
半ば小瀬競技場のネタを仕入れに出かけたようなものでしたが、甲府のサッカーはJ2経験の長いチームにしては珍しく攻撃的で結構楽しめました。
ゲームを通じて終始攻めたのは甲府。シュート数も甲府が上回っています。清水は数少ないチャンスをきっちり決めて勝ち点3はものにしましたが、ただそれだけといった惨状で、試合運びの面白さという点では甲府に遠く及びませんでした。
J2上がりのチームの常として甲府の運動量は清水を凌駕していました。J1緒戦で良いところを見せようとして前半から飛ばしすぎ、最後は運動量が激減してボールは支配すれども相手を崩すには至らない感じになってしまいましたが、清水のあまりの出来の悪さを割り引かないといけないにせよ、そこそこ闘えるレベルにはあったかなと思います。
攻撃時にはやや3トップ気味になり、サイドに高く張った長谷川らを活かしながら清水のサイドを切り崩して、中央に構えるバレーへアーリー気味に速いクロスを送る攻撃が最も効果的でした。後方から直接バレーへロングボールを放り込む場面も目立ちましたが、ボールを受けたバレーがそのまま縦へ抜け出るには至らず。このあたりはJ2で通用したものがJ1では通用しないという一種の壁のようなものを感じました。運動量の落ちた後半は中盤からサイドへ速いバスを送ることができなくなり、後方から直接サイドへロングボールを放り込むようになってしまいました。これは清水の応対も楽で、甲府は攻めては跳ね返されの連続になり、攻めている割には得点の気配がしません。やはり運動量のある前半のうちに先制しないと、このやり方でJ1で勝つのは難しいでしょう。主力の藤田選手を欠いているのが非常に痛いようなのですが、藤田のプレーぶりが全くわからないのでそこは割愛します。
前線で孤軍奮闘のバレー。真に乙でした。彼がいなかったらこのチームはお話になりません。浦和キラーとして名を馳せた堀井。今日は途中出場でしたが、知らん間にヘアバンドを止めていましたw 全般にせわしない選手が多い中、テクニックがあって意識的にペースダウンできる林の加入は非常に有益でした。CBに入ったビジュ。元札幌で嫌な奴でした。彼もそこそこ健闘していましたが、相変わらず汚いファウルで相手を止めてしまうことが多く、残念ながら外国人プレーヤーとしてはもはやJ1レベルでは厳しいかなと思いました。
清水サポには申し訳ないですが、甲府がJ1でどれだけやれるかを推し量るには清水のレベルは格好の相手でした。結果は勝つのは難しいかもしれないが見せ場は十分に作れるといった感じで、勝ち点欲しさにガチガチに守備を固めてカウンター一発を狙うという現実志向というか、糞というか、まぁそんなチームよりは格段に面白いゲームでした。
実際問題としてこのやり方でJ1を勝ち抜くのは難しいと思いますし、中盤での致命的なミスも散見される上に、信じがたいほど尻が軽いので強い相手には虐殺を食らうかもしれません。ただたとえそうであったとしても、目先の残留に拘らずに攻撃的で魅せるサッカーを志向する甲府を地元の方々は暖かく支えて上げて欲しいと思います。
方や清水。勝ったこと以外何も収穫はありません。磐田とのPSMではスコアレスドローながらも内容は圧倒していたと聞いていたので楽しみにしていたのですが、今日の内容では今年も上位進出は難しいといわざるを得ません。相手の情報がなくてやりにくいという点はあるかなと思いますが、甲府に運動量で完敗している上にパスミスが頻発し、決定機は得点に繋がった場面以外は2回あったくらいでしょうか。まぁもともと決定機は数多く作りながら決定力のないチームですから、今回数少ない決定機をきっちり決めて勝ったというのは皮肉以外の何物でもないですが。
左サイドをドリブルで突破してくるチェがいなくなったためでしょうか、サイドから縦に速いボールを送って相手のサイドを崩す意図が伺えましたが、それがモノになったのは数えるほど。とてもJ1上位相手に通用するレベルではありません。直接チョ・ジェジンへ放り込むだけではなく、FWと2列目の縦のポジションチェンジをかませるあたりが多少目新しいかなと思いますが。
前評判の高かった藤本もほとんど見せ場なく、後半の早い時間帯で交代を命ぜられてしまいました。
P.S.
小倉選手の引退式。明るい別れは小倉らしくて好感が持てました。ご苦労様でした。
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2006.03.05
【観戦記】G大阪 1-1 浦和
ギドはこの試合を引き分けでよしと考えていたのだろう。ゼロックス杯は勝ちに行ったのに対し、リーグ初戦は強豪相手にアウェーで引分けで十分と考えたのだろう。無理やりそう前向きに解釈して慰めにするしかない。そんな試合だった。
敷衍すればゼロックス杯は小なりといえどもタイトルなので合流まもない主力=日本代表組を積極的に登用して、積極的にタイトルを狙いにいった。この起用だけでもやや無理があるのだが、ボスニアとの一戦で代表組はさらに疲労を重ね、それでもなおリーグ戦で代表組をスタメンに起用したのは、目先の勝ち点に拘らずに代表組との連携強化を図りにいったものとしか思えない。
この試合伸二、長谷部そして三都主は案の定疲労の色が濃く、次第に中盤の優位を失いつつあるにも関わらず、最後まで交代させなかったのは勝ち点1で甘受して連携強化を優先させたものなのだろう。勝ちに行くなら三都主→相馬の交代があっただろうし、また伸二か長谷部のどちらかを下げて右WBに永井or平川or岡野を投入して中盤を再活性化させつつ、右からの圧力を強める手もあったはずだ。
ハナから引分け狙いと考えれば、不可解なワシントン→永井の交代はワシントンのコンディションが未だ十分ではないことに配慮して無理をさせなかったものとして納得できる。最終盤のポンテ→内舘に至っては、多少ポンテが相手との接触で痛んだとはいえ、どう見ても引き分け狙いの采配である。
この試合を悪く言えば、ゼロックス杯の負けを教訓にしてそれなりに手を打ってきたガンバと、自然体というか無為無策というか、まぁそんな感じで試合に臨んできた浦和が対峙した結果、前回の1-3が1-1に縮まったといったところか。それでも負けなくなったのだから浦和も強くなったものである。
スタメンがスタメンなので時間が経つにつれてコンディションの差が明らかになるのは明白だっただけに、開始早々の先制点はありがたかった。暢久が右サイドを駆け上がっていとも簡単にクロスを上げ、これをまたいとも簡単にワシントンがヘッドで決める。真にあっけない先制点であった。伸二やポンテの視野の広さを活かして大きなサイドチェンジを交えながら、なおも浦和は何度かガンバ陣内に攻め込むが、攻勢は次第にフェードアウト。頼みのセットプレーも今日は火を吹かず(三都主がお疲れのせいか、CK・FKは全てポンテが蹴っていたような・・・)。選手のコンビネーションはやはり良いとは言いがたく、またそれ以上にゼロックス杯と比べて選手の動きは格段に悪い。このため次第に流れはガンバへ。
ガンバはゼロックス杯の教訓を活かして、右WBの寺田と明神CB構想を諦め、家長-山口-シジクレイ-加地の4バックへ変更(明神はボランチへ)。前線のメンバーに変更はなかったが、マグノアウベスへのフォローが早くなり、マグノアウベスが前線で孤立することは少なくなったように思えた。実際マグノアウベスの際どいシュートを浴びる回数も増えた。
またガンバはゼロックス杯と比べてサイド攻撃の意識が高くなり、サイドから浦和DFの裏を突こうとする狙いがはっきり見て取れた。このあたり、個人能力が高いがゆえにコンビネーションプレーがツボに嵌った時の破壊力は凄まじいが、今一つ攻撃パターンがはっきりせず、「まぁその辺は選手諸君でひとつよろしく頼むよ」的な現在の浦和の攻撃と対照的である。
ただガンバのサイド攻撃も肝心の中への折り返しを闘莉王を中心にことごとく浦和DF陣がカットし、裏へ抜け出そうとするところは坪井や堀之内が寸でのところで止めていたので、この日もなんとか浦和が逃げ切れるように思ったのだが、さすがに相手はディフェンディング・チャンピオン。そうは問屋が卸さない。中盤のプレスが緩くなったところで右サイドを上がってきたどフリーの加地にクロスを送られ、それを加地に見事に決められてしまった。加地ってこんなに上手かったっけ?とこのプレーだけは改めて驚嘆。
同点に追いつかれたところでギドがどう動くか注目していたところ、ギドの采配はなんとワシントン→永井。ゼロックス杯で全く機能しないことが証明済みの永井の1トップはこの日もやっぱりさしたる効果を見せず。但し、後半30分を過ぎていたこともあって両チームの中盤がスカスカになって殴り合いの様相を見せたのは永井にとって不幸中の幸いか。
啓太のミドルシュートがGKを掠めてポストを直撃。跳ね返りに長谷部が滑り込むという絶好機が生じたが、これをなんと長谷部が高々と打ち上げてしまい、結果からすればこの瞬間に浦和の勝利は潰えた。
相馬、黒部といった新戦力を試しての引き分けならまぁ仕方ないかなとも思うが、代表組と一緒にピッチに立った時間が増えたのが唯一の収穫ともいえる引き分けというのは不完全燃焼感が否めない。強豪相手のアウェーでの勝ち点1は悪くはないはずなのだが、事前の期待が大きかっただけになんとなく釈然としないままの帰路となった。
*後日録画見て適宜修正予定。
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2006.03.04
新兵器の正体
読者から千葉が導入した新兵器に関する情報を頂きました。
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PITF-180
メーカー:mikasa(ミカサ)製
● フリーキック・ドリブル練習用バルーン
● 身長180cm
● 重量約1.2kg
● 材質:PVC
実用新案登録第3113540号
MIKASAピッチマン
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なんとミカサ製だったんですね。
楽天を通じて買うと5040円のようです。既にこちらが購入の意向を示されていますので、何かの折にネタとして登場することでしょう。期待しております。
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2006.03.03
ガンバ戦の見所
いよいよ開幕。
「今年の浦和は豊富な持ち駒を抱え、スタメン予想自体が楽しみ」とつい常套句を書き連ねそうなところですが、まぁそこはメンバーを固定するのが好きなギドのことですから、達也復帰までは怪我人でも出ない限りゼロックス杯のスタメンで行くんでしょうな。
日本代表組も当然のように酷使。出場機会のなかった坪井・都築はもちろん、短時間の出場に留まった伸二もスタメン起用。
ボスニア戦で90分出場し、唯一スタメンから外れる可能性がある三都主ですが、ギドは相馬の守備に相当不満を持っているようで、平川が完調でない現在、へろへろなのは承知でやっぱり三都主を使ってくるのでしょう。
ここでいきなり相馬を起用すれば、「今年のギドは一味違う!!」と刮目するところですが。
永井は腰の不調が伝えられたところですし、家長対策もあって右サイドは暢久で間違いなし。
ゼロックス杯では無限の可能性を秘めつつも連携不足は否めなかったところですが、一週間を経てどの程度の出来になっているか。ワシントンのコンディション如何と共に注視したいところです。
方やガンバ。こちらはゼロックス杯で諸問題が露呈したので、スタメン・フォーメーションの大幅な変更は必至。
右サイドが脆いのが一目瞭然だったので、ボスニア戦フル出場でお疲れながら間違いなく加地は出場。明神のCB構想もあっけなく崩壊したので、宮本も起用せざるをえないでしょう(これが守備力強化に全く繋がらないところに笑いを禁じ得ませんがw)。
ほとんど機能しなかったマグノアウベスの1トップをどうするのか。ここが予想のつかないところで、この一戦を見る上での最大の興味どころであります。
じゃ、万博で(^^)/
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ワシントンのコール
ららら、ワシントンー
ららら、ワシントンー
ららら、ワシントン、ワシントン、ワシントン、ワーシントーン
とつい歌ってしまいがちだが、絶対にそうではないので注意。
P.S.
こちらにぶっ刺されないように、今日は夜道に気をつけて帰ります。
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2006.03.02
秘密兵器を導入せよ
千葉に秘密兵器が登場した。空気でふくらませたほぼ等身大の人形で、倒れても再び立ち上がる「起き上がりこぼし」。主にセットプレーやゴール前の攻防の練習で使われる。選手の危険防止が第1目的で、オシム監督の希望で10体購入された。GK立石は「プラスチックの壁だとケガの危険もあるけど、これなら思い切ってやれる」、岸本GKコーチも「人間に似たボールの当たり方をするところもいい」と話す。1体6300円と、資金が豊富とはいえない千葉らしいアイデア器具。ただし、強風に弱いのが玉にきずだ。
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浦和だと地面に突き刺して使うタイプの人形を使っています(あれをシドニーまで持っていったのには驚きましたが・・・)が、それの代わりなんでしょうか。しかし、世の中広いもので、こんなもんどこで売っているのでしょうか? 「強風に弱いのが玉にきずだ。」って千葉の練習場は海沿いで、割りと風きつくなかったっけ?
で、1体6300円と格安のようですから、これを何体か購入してホームゲーム開催日に埼スタ広場に置いてみてはいかがでしょうか?>犬飼社長
もちろん「起き上がりこぼし」には阿部だとか巻だとかの似顔絵を書いておきます。子供達の格好の遊び道具としてバカ受けすることは必至。もちろん殴る蹴るし放題。壊れたところでたかだか6300円。
ご家庭でのストレス解消にも役立ちそう。ボルテでの販売も可能な額かと思いますので、これでさらに収入アップも!
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党首不在
いつの間にやらぬりえの選考会がレッズランドで行われたようです。審査員は「古沢優先生、レッズレディース選手、いっしょもっとスタッフ」とのことですが、写真を見ると
党首がいない!
わかってないなぁ、三菱・・・orz
それはともかく日本代表の柳田選手を移籍獲得し、社長の「今年はレディースも強化する」との言葉が嘘ではなかったことは嬉しいのですが、Lリーグの日程はいつ発表されるのでしょうか?
遠距離アウェーにまで出かけるレッズサポは2ヶ月くらい前から予定が詰まりだすのが当たり前なので、ぼちぼち発表して欲しいのですが。
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2006.03.01
ああ爺古、今日も反省なし
前半はやや優勢、後半はメロメロ、終了間際に同点に追いつき、爺古日本の唯一無二の長所である「勝負強さ」がだけが際立った親善試合でした。欧州組が加わる最後の親善試合であることから、この日のスタメン&フォーメーションで爺古は本番に向かうと見るのが妥当なところですが、その結果は本番に不安を抱かせるもの以外の何物でもありませんでした。
前半は中盤で相手を潰してDFラインの裏を狙うという意図がはっきりしていてまぁまぁ良い出来だったと思います。FWへスルーパスを出したり、大きなサイドチェンジでサイドから攻略してみたり、2列目から飛び出して見るなりと、なかなか決定機には至りませんでしたが多彩な攻めが見られました。飛び出してどフリーでボールを受けた福西のシュートが決まっていればかなりこの試合の様相は変わったかもしれません。また中村のセットプレーは強力な武器であることをこの日も再確認。前半終了間際の中村CK→高原ヘッドは、飛び出してボールに触れなかったGKのミスじゃないかという気もしますが・・・
ボスニアはでかくてスピードもあって足元が上手いけれども、前半は結構パスミスが多くて、日本の中盤は結構楽にボールを奪っていたように思えました。またボスニアは日本のエリア前でポストプレーを絡めて細かくボールを回しながら攻勢に出ていましたが、これといった決定機は作れないまま前半終了。ここまでは日本楽勝と思ったんですけどネ・・・
先制されたボスニアは後半頭から明らかにシフトチェンジ。しかもサイドに狙いを絞った攻撃に切り替えてきました。ボスニアの巧みな足技&スピードのあるパス回しの前に、日本は中盤でボールを奪うのもままならなくなり、たちまり日本の左サイドが火達磨に。三都主の守備力では全く対応できず、鋭いクロスを何本もゴール前に送られます。ボスニアに決定力がなかったのでこの形からの失点は免れましたが、それは天佑にすぎません。簡単に抜け出され、つい手で止めてしまってしっかりイエローをもらう三都主。このまま4-4-2の左SBに三都主を使い続けるようなら、たぶんブラジル戦に三都主は出場できないでしょう。
レッズサポなのでつい三都主をかばってしまいますが、三都主を叩くのは全くの筋違いで、SBとして三都主を使うあのボケこそが責められるべきでしょう。ここで三都主を叩くのはいわばSBに置かれた久保を叩いているのと大差ないでしょうに。
この形でやられるだろうと容易に想定できるシナリオがそのまんま現実になる日本。豪州やクロアチアの目にしっかりと焼き付いているでしょうな、このやられパターンは。
炎上する左サイドに加えて気になったのは今年に入ってから中澤にキレが見られないこと。この試合でも不用意なPKを与えてしまいましたが、どうも米国戦といい、この試合といい、中澤の存在感が希薄になっているような気がして仕方ありません。中澤は日本防空システムの要、いわば「イージス艦」みたいなものだと思っているのですが、中澤の調子が上がらないまま本戦を迎えるとなると、左右からクロスを放り込まれては失点を重ねる姿が目に浮かんでまいります。
川口ポロリで逆転され、小野・稲本・大黒・柳沢と相次いで投入するもさして局面は変わらず。このまま試合終了かと思い込んでいたところで、中村→中田の同点弾。いやはや恐れ入りました。
生暖かい目で見守るしかない日本代表。嗚呼。
P.S.
日本相手に発煙筒やら花火やらを持ち出すとは大人気ない・・・・
瓦斯の中学生相手に大旗攻撃を仕掛けたウチも相当大人気ないですがwww
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