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2006.05.31

ドイツ 2-2 日本

今日の負け組=アディダス。

 どうも首周りというか喉元あたりが極端に破けやすいようで、被弾!被弾!の末に轟沈1、小破1。

 まぁそのおかげ(?)で柳沢セクシーショーが披露され、これでお腹一杯になってしまった婦女子もいらっしゃったかと思います。

 ドイツのあんまりな出来のため、柳沢セクシーショーが唯一の見所だったという惨事を免れたどころか、ひょっとしたらひょっとするかもという淡い希望を抱かせてくれただけでも今日は良しとしましょう。

 っちゅーか、ドイツのグループリーグ敗退というシナリオが現実味を帯びてきましたなぁ・・・こりゃ。

 たぶん、今晩はドイツ中のビアホールやパブが荒れに荒れているような・・・

P.S.

 襟元が破けているところまで忠実に再現したアディダスユニの「ビッグフラッグ」を広げるサポがいたらおもろいんやけどなw

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2006.05.30

北陸2006(2)-富山ライトレール

 順番は前後しますが、今回の北陸旅行はラーメンを食いに行くのが主眼ではありません。

 っちゅーか、前半は専ら鉄旅です。レッズの試合のない間の暇ネタとして逐次アップしてゆきますので、お暇な方はしばらくの間お付き合い願います(さすがにこのシリーズになるとアクセス数が2/3くらいまで落ち込みますなぁ・・・)。

 今回の第一目標は4月に富山港線から転換したばかりの「富山ライトレール(愛称:ポートラム)」の試乗です。この転換は、もともと富山駅から北へ向けて工場・住宅が渾然一体とした運河沿いの一帯を走っていた富山港線が、富山駅付近の立体化に伴い北陸本線と切り離されることになったのが契機。

 赤字線を切り離したいJRと、市街空洞化対策の一環として富山港線の活性化を図りたい地元の利害が一致して、この手の話としては例外的に迅速に話が進んだようです。

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 富山駅は改造工事の真っ最中で、駅の北側は更地になっており、北口駅舎はプレハブ風。もともと富山駅北口は早くから北陸電力のビルが建っていたくらいで、他は何にもなかったように記憶していますが、最近急速にオフィスビルが林立するようになったようです(その一方、古くからの市街である駅南の空洞化が顕著なのですが)。

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 ライトレール富山駅北口のホームは2面3線の実に質素なもの。日中は15分間隔なのでこんなもんでしょう。

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 地元企業が出している広告類が実に垢抜けています。上の写真は富山名物「ますのすし」。黒々としているのは押し寿司の重石。

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 こちらは富山伝統の薬屋の広告。

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 こちらは越中中島駅の名所案内。もともと何もなさげなところなので、作成には苦心の跡が見受けられます。

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 白いボディが眩しいライトレール。新潟トランシス製が独ボンバルディアのライセンスを導入して生産。全部で7編成7色あるとのことですが、地元の高校生の応募により富山ライトレールにはキャラクターまで出来ています。

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 椅子は背もたれが独立型。

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 手すりに「止まります」のボタン。富山ライトレールはGKデザインという会社がトータルデザインしているとのこと。

 富山駅北口から奥田中学校前までは道路上に軌道を敷設。その後は終点岩瀬浜まで従来の富山港線の上を走ります。旧富山港線上を走るほうがジョイントのガタンゴトンで乗りごごちが悪くなるのはちょっと妙な感じ。

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 駅舎はライトレール化に伴ってほぼ新設。ライトレール導入に伴い、ホームを下げないといけない関係でそうなったのでしょうか。旧駅舎は東岩瀬でボロボロになったそれを見かけたくらいでした。ホームは片面や島式ではなく、上下線のホームを対面・千鳥式に配置したものがほとんどでしょうか(上写真参照:越中中島駅)。

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 駅には跳ね上げ式の椅子。重量感に満ち溢れ、どう見てもフクアリの椅子より立派です。これなら赤サポも安心です(^^? なお椅子の上には寄進者と思しきプレートが貼ってありますが、地元企業だけではなく、個人の名も見られるところに感銘を受けました。

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 競輪ファンもライトレールの大切なお客さんです。競輪場ゲートの茶色い鳥は「雷鳥」でしょうか?

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 終点岩瀬浜はもともと全く何もなかったと記憶していますが、ここもフィーダーバスの待ち合わせ場所を兼ねたちょっとした公園風に整備されていました。

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2006.05.29

北陸2006(1)-富山ブラック

 富山ブラックという強烈な個性を持つラーメンを知っていますか?

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 今回入ったのは「大喜(駅前店)」。駅前に建つEXCEL東急ホテルの横という、まさに駅前の店です。ちなみに本店は富山の繁華街(といってもご他聞にもれず、西武があぼーんする等空洞化が著しいのですが)である西町にあります。

 メニューは中華そばのみ。中華そば(小)とライスを注文。600+150円也。

 店内は間口が狭い割には奥行きが深いという妙な造りになっていて、入り口付近にテーブル席、奥にカウンターが2列。

 で、出てきたのがこれ。

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 噂どおり真っ黒。かなり太めの麺にもスープの黒が滲んでいます。

 具はチャーシュー、メンマ、刻みネギだけですが、その上にたっぷりと黒胡椒がかかっています。店内の注意書きには「よくかき混ぜて具をよくスープになじませること」と書いてあるので、その通りにぐちゃぐちゃと。麺は硬めの仕上がりでした。

 味のほうですが、スープは半端じゃなくしょっぱいです。メンマも辛め。また厚めのチャーシューが「チャーシュー麺」を名乗ってもおかしくないほどたっぷり入っていますが、これまた濃い目の味付け。これではラーメン単独で食べるのはちょっと辛いといわざるを得ません。ごはんの助けを借りてやっと食えるかなぁという感じでした。

 ちなみに中華そばにはレンゲが付いてきません。これはスープを飲まないことを前提としていることの表れかもしれません。ちなみに私はスープをほとんど残してしまいました。

 もともとこのラーメンの成り立ちが「よく噛んで食べるおかずの中華そば」というところにあり、その成り立ちを今も頑なに守っている以上当然といえば当然。このラーメンはその特異性にこそ面白みがあるといっていいでしょう。好きかと言われればちょっと勘弁という範疇に入りますが・・・

 老婆心ながら言っておきますと、中華そば(小)だけでもそこそこ量があります。ごはんと一緒に食うともう腹一杯。ラーメンの性格上、中華そば(大)を単独で食べるのはあまりお勧めできません。ましてや「特大」を食べるのは一般の方にとっては自殺行為です。

 最も富山ブラックは極端な例で富山のラーメンが全部そんな様式ではありません。夜は富山北口の「まるたかや(牛島本店)」に行ってみました。

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 外観はごくありきたりのラーメン屋です。あいにく満席で少々待たされましたが、ラーメン(550円)を注文。ここは麺・味の濃さ・ネギの量を選択できるので、麺を硬めにしてもらいました。

 ガス代高騰により5/30より値上げとの張り紙があり、旧定価で試食するのは最初で最後と相成りました。店内は至って手狭でカウンターしかありませんが、地元では人気があるようで老若男女がカウンターにぎっしり座っており、20名強は入るというところでしょうか。

 で、出てきたのはこれ。

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 見た目はごく普通のあっさり系醤油ラーメンです。麺はやや太目の縮れ麺。硬めにしてもらったのが奏功して、なかなかの歯ごたえで文句のつけようがありません。スープのほうは特に癖らしい癖のないあっさり醤油味ですが、やはり東京の伝統的な醤油ラーメンと比べるとかなり塩辛い気がしました。そのためスープは完飲できなかったのですが、地元にはこれでも物足りない人もいるようで、「濃くしたい方は秘伝のタレを加えてくれ」との注意書きが店内に張られています。

 具はメンマと刻みネギとチャーシュー。550円という値段の割にはチャーシューの量はやや多め。塩辛さといい、チャーシューの量といい、富山ブラックとは全く違う系統のラーメンであるにも関わらず、ブラックと同じような特徴が見られ、このあたりが富山人の好みということなのでしょうか。

 この店の際立った特徴はサイドメニューにおでんがあること。おでん屋としても十分通用するほど具の種類は豊富です。当然ながらおでんをつまみに一杯やってからラーメンを食べる客も出てくるので、狭い店の割には夜は回転が少々悪いかもしれません。

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2006.05.28

関西初物巡り(5・了)

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 神戸空港・近鉄けいはんな線・わかやま電鉄と予定のミッションを全て消化した後は、「和歌山らーめん」で〆。 定番みたいで恐縮ですが、和歌山駅から近い「井出商店」へ出かけます。

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 JR和歌山駅から歩いて10分もかからない幹線道路沿いに店を構えています。今や全国的に有名になった店であるにも関わらず、店はオンボロのまま。店内にはテーブルと小さなカウンターがあるくらいで10数人も入れば満員という感じでしょうか。

 雨かつ夕食にはやや早い時間だったので待ち客は全くなく、すかさず中華そばを注文。卓上には寿司(早すし)がおいてあります。

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 和歌山らーめんは概して量が少ないので大(600円)を頼んだのですが、これがそもそもの失敗のもとでした。

 麺はやや細めのストレートタイプなのですが、茹で上がりがかなり柔らか目。なんか水っぽいというか、ぶよぶよっとした食感があるこの手の麺は苦手で、大盛りにしたことでそのぶよぶよ感がさらに際立ってしまいました。

 ノーマルだと麺の量が少ないのですが、そこは卓上の寿司で埋め合わせるというのが正しい味わい方なのでしょう。

 見た目はこってりながら、しつこさが全くない豚骨醤油のスープは非の打ち所がないとは思いますが、やはり麺が性に合わないのが災いして全体評価は並み以下になります。

 かなり期待していたのですが、正直がっかりでした。

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2006.05.27

関西初物巡り(4)

天王寺 13:23(2131H クハ221-13)14:00 日根野

日根野 14:17(113H サハ221-20)14:42 和歌山

和歌山 15:15(わかやま電鉄 2702)15:45 貴志

貴志 15:50(わかやま電鉄 2272)16:20 和歌山

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 この日最後の目標は南海から経営主体が移行したばかりの「わかやま電鉄」の試乗。鶴橋から環状線・阪和線と乗り継いで一気に和歌山へ向かいました。

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 JR九州の特急のデザイン等を手がけている水戸岡氏が「わかやま電鉄」の車両デザインにも人肌脱ぐという話を聞いてはいましたが、さすがにまだ実現には至っていないようで、車両・駅名標等ほとんど南海時代のままでした。

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 わかやま電鉄のサイトによれば

母の日 ギャラリー電車

記念すべき第1回目のイベント電車としまして、電車の中を展示会場に変身。沿線の幼稚園に協力を頂き、「母の日」をテーマに力作を展示いたします

開催期間:平成18年5月9日(火)~5月22日(月)  2週間

小さな絵描きさんは・・・学校法人内山学園 私立東山東幼稚園、私立あおば幼稚園 の皆さん

とのこと。

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 古い行灯式の駅名標等も少ないながら残っています。

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 終点貴志駅。

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2006.05.26

関西初物巡り(3)

本町 11:15 (大阪市交 2807) 11:54 学研奈良登美ヶ丘

学研奈良登美ヶ丘 12:13(大阪市交 2807) 12:23 生駒

生駒 12:29(近鉄 5403) 12:47 鶴橋

鶴橋 12:55(大阪環状線 サハ201-94) 13:01 天王寺

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神戸空港の次の目標は、この4月に延伸したばかりの「近鉄けいはんな線(生駒~学研奈良登美ヶ丘)の試乗です。

旧近鉄東大阪線時代と同様、大阪市地下鉄中央線が直通運転しています。本町から素寒貧とした地下鉄車両に揺られて高速道路ともつれ合いながら東へ東へと進むとすぐに生駒の山並みが眼前に。

新石切から生駒トンネルで生駒山をぶち抜いて生駒着。そこからようやく新線区間になるわけですが、トンネル区間が長く、さしたる見所もないまま終点学研奈良登美ヶ丘に到着。

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「学研」という名が付いていますが、「けいはんな学研都市」の中心(=京都府南部の精華町あたり)とはかなり離れており、駅周辺には何もありません。

何もないけれど交通の便は良いところの通例として、ここも巨大なジャスコが建設中でした(↑写真左の建物)。

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そのまま折り返してもつまらないので、帰りは生駒で乗り換えて近鉄奈良線で鶴橋まで戻りました。上の写真は生駒駅で見かけたもの。こういうベタなセンスはなんとかなりませんかねぇ・・・

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近鉄鶴橋のホームといえば焼肉屋の臭いが漂うことでつとに有名。韓国系の店が多いことで知られていますが、住民の多国籍化が進んでいるのか、看板にはアラビア文字らしきものも見え、ハングルはむしろ小さくなっていたります。

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 近鉄鶴橋はそのままJR環状線に乗り換えてしまう人が圧倒的で改札口は結構ささやかなもの。特に東口改札を出るといきなりディープな世界が広がっています。

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2006.05.25

犬飼社長の4年間を振り返る

 5月23日に犬飼社長の退任と藤口取締役の社長就任が公式サイトで発表されました。ここで犬飼社長の4年間の功績を簡単に振り返っておきましょう。

<2002年>

6月:社長就任

<2003年>

・都築、山瀬選手らを獲得
・柱谷コーチを招聘
・エジムンド事件
・ハートフルクラブ新設
・駒場にキッズスペース開設
・与野八王子グラウンド整備
・グッズ類ラインナップ一新
・ニキフォロフ選手獲得
・ナビスコ杯優勝
・3年契約のオフト監督を2年目で解任
・ゼリッチ選手、契約終了
・ブッフバルト監督、エンゲルスコーチを招聘

<2004年>

・三都主、闘莉王、酒井選手らを獲得
・大原クラブハウス新築
・埼スタSC席新設
・ユニフォームをプーマからナイキに変更
・ニキフォロフ選手契約終了、アルパイ選手獲得
・ボーダフォン杯でイングランド遠征
・坪井選手長期離脱により、ネネ選手獲得
・Jリーグ、埼玉スタジアムの「ホームスタジアム追加」承認
・リーグセカンドステージ優勝

<2005年>

・ボーダフォンがメインパートナーに
・さいたまレイナスを傘下に収め、浦和レッズレディースに
・山瀬選手、謎の移籍
・レッドボルテージ大改装
・シーチケ枠拡大
・駒場、バックスタンド1Fとゴール裏の席種を分離
・アフターバー開始
・MDP紙面刷新&値下げ
・レッズランド開園
・アルパイ選手、無念の移籍
・エメルソン選手移籍(=巨額の移籍金を獲得)
・三菱自との損失補てん契約を解除 & 増資構想を表明
・藤田選手獲得に失敗→日刊スポーツと不和に?
・ポンテ、マリッチ選手を獲得
・浦和ジュニアユース、日本クラブユース&高円宮杯ユース優勝
・天皇杯優勝
・マリッチ選手、契約終了

<2006年>

・ワシントン、相馬、小野選手らを獲得
・バイエルンMと業務提携
・森GM退任、中村氏GM就任
・ミスター佐藤、Jリーグへ出向
・埼スタ、R席新設等席割を大幅変更
・埼スタ専用シーチケを新設
・アクリル板、規模縮小して設置実現
・LED広告板を導入
・埼スタホームゴール裏への屋根取り付けを県に申請

項目を書き連ねると長くなりますが、要するに

・元々比較的潤沢だった資金をもとに大型補強
   ↓
・チーム力&成績向上
   ↓
・巨大スタジアムにライトなファン層を取り込むことで入場料収入増
・露出度アップによる新規スポンサー獲得
・優勝関連グッズ等の売上増

   ↓
・大型補強
   ↓

という好循環を生み出すと同時に、

・経営基盤強化(三菱自との補填契約解除&増資)
・豊富な資金を投じてクラブの環境整備(大原)
・埼スタの諸環境整備
・下部組織強化
・普及活動促進(ハートフル、レディース)
・地元への利益還元(レッズランド)   

等を同時並行的に推し進めたと整理することができるかと思います。無論その実現にあたっては、何かと理由をつけて反対するクラブ関係者、三菱自、さいたま市、埼玉県等に対して社長の豪腕が遺憾なく発揮されたことでしょう。

 一方、犬飼社長はやや軽はずみな言動が目立つと同時に、ともすればコアなサポーター層よりもライトなファン層を重視(=浦和の伝統とは真逆)したと取られかねない姿勢・施策を打ち出したために、社長に好感を抱かない人も少なからずいました。

 しかし、たとえ犬飼社長の4年間は多少の行き過ぎ・間違いはあったにせよ、この功は罪を補って大いに余りあると私は評価しております。

 またその功績の大きさから長期政権を期待した向きが合ったかもしれませんが、ワンマン型社長のメリットとして即断即決で多大な成果を上げ、かつワンマン型社長の独断専行の弊害が目立ってくる前に後進に社長の座を譲るという点で、4年という在任期間はちょうどよかったのかと思います。

 藤口新社長は古くからのサポーターにはなじみ深い方と聞いています。それゆえ、ややライト層志向の犬飼路線の軌道修正を期待できるかもしれませんが、今やJでは図抜けた財政規模となった(リーグ優勝をしたことがないクラブを「ビッグクラブ」とは言いたくありません)浦和レッズの社長に必要なのは一にも二にも経営センス。サポーター目線も大事ですが、親会社やスポンサー、行政サイドとかとの丁丁発止も必要なわけで、まずはその手腕を見守ることと致しましょう。

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2006.05.24

関西初物巡り(2)

三宮 10:23 (3228M サハ223-2007) 10:43 大阪

梅田 11:04 (大阪市交 1908) 11:09 本町

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 大阪環状線ホームの端っこにあるうどん屋。ワシがもの心ついた時からあるような気がしますが、未だに現役です。

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 「きつね」は油揚げ入りのうどん、「たぬき」は油揚げ入りのそば、というのは関西用語の基礎知識ですね。

 ただ新大阪駅のように外来者が非常に多いところでは駅そばでも「たぬきうどん」がメニューにあったような・・・(記憶あいまい)。

 ちなみにワシはついいつもの習慣で「きつねうどん!」と頼んでしまいました。ああ他所者丸出し(´・ω・`)ショボーン

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 「きつね」が280円というのは首都圏の駅そばと比べると50円から100円は安いのでは?

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 関西のうどん屋では大抵置いてある無料の「天かす」。これを知ってしまうと、東京でいう「たぬき」に「きつね」と同じ値段を払うのがバカバカしくなります。

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 適度に腹を膨らませた後、御堂筋線で本町へ移動。梅田ほどじゃありませんが、御堂筋線・本町駅も天井が高いドーム造り。まさに「大大阪時代」の遺物です。

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 「ゆるキャラ」を作らせたら大阪の右に出るものはいないと思う。

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2006.05.23

【録画観戦記】東電 0-1 浦和

 遅ればせながらMXテレビで中継された「マリーゼvsレッズ」の録画を見ました。

 浦和はどうやら怪我人続出で、残念なことに党首はベンチにもいませんでした。

 DFは左から、岩倉・田代・森本・木原の4バック。全体のフォーメーションはテレビではよくわからないのですが、前線は北本の1トップ。中盤は高橋の1ボランチ+前に柳田・安藤、WG気味に左に松田、右に若林がいるという4-5-1みたいな感じでしょうか。

 基本戦術はサイド攻撃。個人技に長けた柳田・安藤が中央で相手を引きつけている間に、空いたサイドのスペースへ両WGや北本が入るという感じでしょうか。またマリーゼの2トップに対しこちらは4バックで構えているので、必然的に余ったSB(特に木原)が攻撃参加する機会も多くなります。また中盤の底では高橋がしっかりバランスを取っています。

 そしてサイドを崩しておいて、中へ飛び込んでくる安藤や柳田に合わせるというところでしょうか。この日唯一の得点となった「右からの若林のクロス→ファーで北本が折り返し→中央で安藤がダイレクトシュート!」というのがおそらく浦和の狙いとする得点パターンなんでしょう。

 試合結果は1-0でしたが、内容は昨年マリーゼに苦戦したのが嘘のように一方的なものでした。柳田の補強効果は絶大だったようで、総じて個人技に勝る浦和は中盤を完全に支配。マリーゼは最終ラインで苦し紛れにボールを蹴りだすのが精一杯で、そのルーズボールを浦和がまた拾って波状攻撃を浴びせつづけます。柳田→安藤、木原→柳田のスルーパスでGKと1対1を作った場面、あるいはこぼれ球を松田がどフリーでシュートを放った場面等があり、追加点が入っていれば楽勝だったと思います。

 新チームの初戦なので両WGや北本がそれほど機能せず、攻撃はもっぱら柳田・安藤任せになっている感じも否めないような気もしますが、その辺は今後に期待しましょう。

 DFラインを上げて中盤で相手を絡め取ることができていたので、マリーゼの2トップに良い形でボールが渡ることはほとんどなし。後半30分くらいから疲れのためか、あるいは若林と松田が相次いで負傷退場したことが起因してか、やや押し込まれてしまいましたが、昨年のように足が止まりまくって一方的に相手の攻勢を許すほどにはなりませんでした。

 また昨年ボコボコにやられたセットプレーも、そもそも相手にFK・CKを与えること自体が少なかったので、浦和DF陣に高さがないという欠点を露呈することはあまりありませんでした(それでも後半1回ほぼフリーでヘディングシュートを撃たれていますが・・・)。結局ピンチらしいピンチは前後半2回ずつくらいでしょうか。この日山郷に代わって小金丸がGKに入りましたが、前半DFラインとの連携が怪しかったくらいで大過はありませんでした。

P.S.

 解説の原博実。案の定女子サッカーに関する予備知識は皆無のようで、コメントは専ら個人技に関するものに終始。柳田を知らないのには唖然としました。

 また東電提供のマリーゼ戦中継で解説に呼ばれたということに配慮してか、コメント・解説はマリーゼ中心でしたが、大して誉めるところがないチームをむりやり誉めるのには結構苦労されていたように思います。っちゅーか、4バック&攻撃的&サイド攻撃中心の浦和のサッカーってどう考えてもヒロミ大好きのサッカーやん・・・ 安藤のゴールの時は「良い時間帯に点が入りましたね!!!」とのど元まで出かかったに違いありません。

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関西初物巡り(1)

 ゲームの合間を縫ってちょっと関西方面へ出かけてきました。趣旨は関西に相次いで出来た交通機関の視察です。

羽田空港 8:15 (JAL1341 B777-200) 9:35 神戸空港

 まずは神戸空港。神戸空港へはいったん姫路あたりまで飛んでから旋回して西から空港へ降りるとの話を聞いていましたが、残念ながらこの日は全国的に雨。ようやく雲を抜けたと思ったらわずかに淡路島が確認できただけでした。

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 これまた話には聞いていましたが、神戸空港ってものすごく小さいです。2Fから簡単にターミナル全景を見渡せるくらい。お土産コーナーや飲食店も一応ありますという程度。スカイマークのブースが非常に目立つ位置にあるのが神戸空港の最大の特色です。

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 ポートタワーや神戸海洋博物館、左上にある「六甲の羊」あたりはわかりますが、パオやサーカスのテントみたいに見えるものはいったい何だろう?

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 空港の壁面で一際目立つ大広告。誰かと思ったら野口みずき選手でした。選手本人は神戸に縁もゆかりもなかったような・・・

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 雨なので3Fの展望デッキには上がらず、2Fの窓越しで飛行機ウォッチ。滑走路のすぐ向こうに船が行き交っているあたりが神戸っぽくて良いですね。

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 三宮へは「ポートライナー」で18分。神戸空港~市民広場間は空港開港に合わせて新設されたもので(細かいことをいえば中公園~市民広場は複線化)、もちろんこの区間は初乗り。飛行機から三ノ宮駅まで一切雨に濡れずにアクセスできるし、便利といえば便利なのですが、ポートライナーは実にトロいです。また出来てから25年も経っている上に潮風に晒されまくりなので、かなりボロく見えるのもいただけません。

 神戸空港をもう一度使うかどうか、微妙なところですね。原油高騰で今後航空料金の引き上げが予想されますが、アクセス料金含めて新幹線とほぼ同額なら空港を使うことはないでしょう。

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2006.05.22

海ゆかば:浦和 4-2 横浜M

 浦和は闘莉王、横浜は松田と共に守備の要を警告累積による出場停止で欠き、ともに守備に不安を抱えた状態での一戦でしたが、横浜の守備網のほうがより脆弱度が高く、それが勝敗を分けました。浦和の先制点はやや横浜に厳しい判定から生じたかもしれませんが、浦和のパフォーマンスは圧倒的で大勢にはほぼ無関係。2点差の勝利は至極当然でしょう。

 横浜は河合も出場停止でDFの人材不足が顕著。日惨でまたもや醜態を晒した栗原三等兵をまたしても起用せざるを得なくなった他、既に予備役に編入されていた中西を前線に復帰させ、4バックで浦和戦に臨んできました。

 しかし、三等兵と予備役ではワ級迎撃にはあまりにも力不足。4人くらいでワ級を囲んでいるにも関わらず、ワ級からボールを奪えないどころか、ワ級の繰り出す足技・力技に圧倒されてずるずる引き下がる三等兵と予備役には失笑を禁じ得ませんでした。

 平川のクロスをファーの位置からなんと右足アウトサイドでゴールに押し込んだ2点目。岡野のクロスをどんピシャリのヘッドで決めた3点目。随所で成すすべなく背番号30の三等兵が立ちすくんでいます。ワ級を「ロサンゼルス級」と誤認したことに端を発した三等兵の悲劇。今ごろは横浜港あたりで水漬く屍となっていることでしょう。

 横浜はマグロンが守る中央の守備こそまずまずなのですが、両サイドはあまりにも脆弱でした。相馬・内舘と「ブリキの装甲板」が連なる浦和左サイドですが、前半は全く破綻がないどころか、一方的にマリノスに対し攻勢を掛けつづけます。狩野・田中隼の守るマリノス右サイドはまさに相馬料理長に蹂躙されるがまま。ワシントン・暢久と中央で溜めて、後方から走りこんだ料理長が砲撃!!! 料理長、ついにキルマーク一つです!!!

 時折調子に乗って内舘すら攻撃参加してくるのですが、一度しかパスを出してもらえませんでした・・・

 また全般に横浜の動きはあまりにも鈍いように感じました。前節雨の福岡で消耗したのか、あるいはその後の中洲で消耗したのかは定かでありませんが、中盤の出足があまりにも遅く、中盤で簡単にボールを奪われてはカウンターをくらい続けたように思いました。

 前半の横浜はパスこそ回っているものの、敵陣に迫り、抉るようなパス回しではなく、エリアの周辺で安全安全に回しているだけなので何の脅威にもなりません。たまにDFラインの裏に抜けようとする動きも見られましたが、これも浦和DF陣に阻まれて実らず。

 闘莉王がいないため大島めがけて放り込んでくるかと思ったのですが、前半は地上戦に徹してくれたので助かったような気もします。脆弱な浦和DFラインの前で必死に相手の攻撃の芽を摘む啓太。誠にお疲れ様でした。結局流れの中からは破れかぶれのシュートを繰り出すに留まり、危険なのはセットプレーだけ。

 前半終了間際に平川→ワシントンで3点目を入れて、ここで試合の大勢は決し、完全にカウンター狙いに切り替えた後半はその狙いがズバリと決まって岡野→ワシントンで追加点。4-0とここまでは申し分のない試合内容でした。

 成すすべのない横浜は後半頭からハーフナーを投入。ハーフナーはファーストタッチが「ハンド」というナイスなボケを噛ましてくれましたが、この投入が徐々に横浜に流れを引き寄せます。

 最初はそもそもハーフナーにボールが入らなかったり、入ったとしても後方から縦に放り込むだけだったので何の脅威にもならなかったのですが、暢久が疲れて中央でミスを連発するようになり(その意味では赤星投入は遅かったですね・・・)、さらに浦和の両サイドで苦戦が続くようになるともういけません。

 最初に音を上げたのが平川・細貝の浦和右サイド。自陣深い位置でつまらないファウルを犯して何度も相手にFKを与えてしまいます。平川→岡野の交代はその辺のテコ入れを兼ねたものでしょう。

 しかし、「ブリキの装甲板」の左サイドも次第に雲行が怪しくなり、サイドからハーフナーへの放り込みを許すようになっては失点は時間の問題。1失点目はハーフナーがハンドとのことですが、その直後にファーのハーフナーにどフリーでヘッドを打たれた場面もあり、どっちみち浦和DF陣が後半45分間にハーフナーに1点を献上する羽目になったことでしょう。

 マグロンのFKからの2失点目も、細貝がエリア近くでファウルを犯したのが契機。闘莉王不在でDFとして出番が回ってきた細貝でしたが、前半こそ無難な出来だったものの、後半はバテてしまったのでしょうか。

 この日最大のサプライズだった加藤順大のGK起用。よりによって闘莉王不在という最もDFラインが脆弱な場面で若いGKを起用するというのは大胆不敵もいいところですが、3点差以上で負けなければ予選1位通過という気楽さが、ギドの大胆な賭けを可能にさせたのでしょうか。

 早い時間にマグロンのFKを弾き飛ばしたことと、前半で勝負がついてしまったので気分が楽になったのでしょうか、守りに大きなミスはなく、またフィードでも見せ場を作って無難なトップデビューを飾ることができたと思います。後半30分あたりからの押されている時間帯でパンチなのかキャッチなのかはっきりせず、何度もゴール前でボールがころがりまくったのが気にはなりましたが、この辺は今後の課題ということで、デビュー戦で勝ったことが本人の自信になってくれればいいでしょう。

 最後は久々にカニを投入。敵陣深い位置でのボールキープはままならず、かといってシュートで終わることも出来ずとややぐだぐだ感が漂う中で唐突に試合終了。途中で大差がついたので浦和の集中力が切れた感は否めませんが、スコア通りに相手を圧倒しての快勝だったことは間違いありません。

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2006.05.21

(メモ)浦和‐横浜

(スタメン)驚いたことにキーパーは加藤。後は出場停止の闘莉王の代わりに細貝が入り、ボランチに啓太が戻って酒井アウトとなったくらい。
マリノスは松田・河合を欠きDF不足。4−4−2か。

(前半)マリノス、運動量が少なく攻守に精彩なし。中洲で遊びすぎたか。

浦和はマリノスの攻撃を中盤で簡単に寸断し、サイド攻撃からやりたい放題。
相馬大爆発。

(後半)完全にカウンター狙いに切り替え、岡野のクロスをワシントンが決めて4‐0に。
しかし時間が経つにつれて後半頭から投入されたハーフナーの高さが効き出して2失点。
最後は闘莉王不在と加藤の若さが出てばたばたしたが、これも経験のうちか。

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2006.05.20

マリーゼ戦TV中継あります!

 今週末5月21日(日)に「なでしこリーグ」(旧:Lリーグ)が開幕します!!

 ただでさえこの時期は世の中の関心がワールドカップへ移って国内サッカーの取り扱いが小さくなるっていうのに、よりによってナビスコ杯予選リーグ最終日とモロかぶりする日に開幕してしまうあたりに、女子サッカーの営業センスのなさを感じざるを得ないのですが、嬉しいことに浦和レッズレディースの初戦マリーゼ戦はなんとMXテレビで生中継(13:00-15:00)があります

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TEPCOマリーゼvs浦和レッズレディース
~Jビレッジスタジアム(福島)
~生中継~
実況:野村 明弘
解説:原 博実、大竹 奈美
レポーター:三田涼子

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 解説になんと原博美が登場します!

 テレビ埼玉でのマリノス戦録画中継(17:50~)とかぶらないので、それと合わせて録画しておくのもいいでしょう。普段女子サッカーを見ていないと思われる原の解説振りがある意味楽しみ。やっぱり90分を通じて「良い時間帯」だったり、浦和に対して敵意を燃やしてしまったりするのでしょうか(^^?

 で、肝心の党首が出場するのかどうかは全く不明。柳田選手が代表合宿で負傷した後の経過については現時点では全く情報がありません。また、たとえ柳田選手が欠場したとしても出番があるかどうかわからない厳しい状況ではありますが、引き続き党としては党首を盛り立ててゆく所存であります。

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2006.05.19

ネーミング

 奈良といえば

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 本来鹿に何の罪もないはずですが、何度見てもムカムカしますね。

 もう鹿には往年の力はなく、まるで角を切り落とされたばかりのよう。鹿を見にくる観光客もずいぶんと減ってしまったようで気の毒ではありますが、一度刷り込まれてしまった鹿への不快感はちょっとやそっとで消えそうにありません。

 まぁそれはともかく奈良交通が鹿をキャラクターに採用するのは至極当然であります。

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 でも、そのヒネリのないネーミングはなんとかならなかったのでしょうか?

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 奈良だけに「何とも奈良ない」というオチは勘弁・・・

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2006.05.18

ナ杯:F東京戦補遺

 ギドはこの試合をどう位置付けていたのでしょう?

 怪我のポンテは当然、軽傷の啓太を無理使いしなかったのは賢明だとしても、後の面子はナビスコ戦の基本スタメンそのまま。ワシントンを黒部に代えることもなければ、試合経験の少ない細貝・エスクデロをスタメンで出すこともなく、ましてやここまでトップでの出場機会のない千島を起用することはありませんでした。ギドが1位通過に拘り、マリノスよりは東京を組しやすしと睨んでこのような面子を揃えて必勝を期したのは明らかです。

 でも、ギドのその意図は選手たちにほとんど伝わりませんでした。

 リーグ戦のスタメン組が多数抜け、控え組には絶好のアピールの場であったはずですが、やはり所詮は消化試合。「アピールの場」というだけだけではモチベーションが保てないのでしょうか、山岸を除けば実に不甲斐ない出来に終始しました。昨年のチームの様相を考え合わせると、ギドがリーグ戦のスタメンを固定していることが控え組のモチベーション低下に繋がっているとは思いませんが、永井しかり、酒井しかり、相馬しかり、内舘しかり、普段はベンチに座っているべくして座っているような按配でした。

 この試合の不出来を個人の責めに期してしまうのは全くもって不適切でしょうけれども、攻撃面ではなんら2列目としての働きができなかった永井、守備面では東京のパス回しに対しさして効果的な仕事ができなかった酒井の責務が大だと思います。ただこんな「気迫」という概念をどこかに置き忘れた試合内容ではスタメンが永井→エクスデロ、酒井→細貝であったとしても大差なかったかもしれません。

 浦和・東京とも何の面白みもない試合でしたけれど、相対的には東京のほうが収穫があったのは明らか。33番の選手(小澤)はフツーに使えることがわかったのは大きな発見だし、茂庭・ジャーンを中核とする4バック(徳永も対面の相馬同様守備はダメだったけどな)と伊野波・今野の2ボランチは安定度が高いのが確認できた分マシだったと思います。また攻めては川口のスペースへの飛び出しや徳永を軸とする相馬いじめといった戦術的意図が感じられました。攻守とも浦和のぐだぐだぶりを割り引かないといけないにしても。

 ただ原時代と比べると総じてチーム力、中でも攻撃面が後退しているような感じがしました。原時代には

・素早い攻守の切り替え = 手数を掛けない攻撃
・ピッチを広く使うワイドな展開
・徹底したサイド攻撃

といった明確な特徴があったと思いますが、ガーロ監督はポゼッション志向のためか、原時代とは対照的に攻撃にやたら手数がかかります。やろうとすることはわからないではないのですが、怖さが全くありません。すっかり守備陣形が出来上がってしまった相手を現在の東京の個人能力&組織力で打開するのはどだい無理な相談じゃないでしょうか。ボールを回しているうちに途中でミスをしてカウンターを食らうのがオチで、前節福岡に負けたのも頷けます。

 結局シュート数では浦和を優に上回り、終始東京が優勢だったことは認めざるを得ないけれども、決定機らしい決定機は結局2回だけじゃないでしょうか。コースを限定されて破れかぶれで放ったミドルシュートは山岸が難なく弾き出し、決定力不足で東京が勝ちきれなかったというほどの内容でもないような・・・

 継続的に見てはいない相手のことをとやかくいうのもなんですが、カウンター一本槍だったオジェック監督を切って、アクティブなサッカーを志向してケッペルを呼んだものの、結局何の方向性も打ち出せず、成果も上げられなかったあの頃の浦和と、原監督を切ってからの東京の迷走ぶりに共通するものがあるような気がしました。大熊・原の遺産とは特段関係ないサッカーをやっているところあたりが特に。

P.S.

 平日の味スタは久しぶり。この日はバクスタ2Fで観戦。いつもだと味スタの出口や飛田給駅に押し寄せる人波に揉まれてずいぶん時間がかかってしまうのだけれど、さすがに2万人を切るとさしたる混雑はなし。21:06の準特急に乗れば試合終了後1時間強で帰宅でき、埼スタとさして変わりがないことがわかったのが、ワシ的には収穫でした(´・ω・`)ショボーン

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2006.05.17

【観戦メモ】F東京0 ‐0浦和

(スタメン)

代表組・ポンテ・啓太が不在。だが、相馬、酒井、永井、平川、内舘が入り、露骨な駒落としはせず。

東京は川口・戸田の2トップでボックス型の4―4―2か。

主審柏原。

(前半)

 ザ・消化試合。シュート少なく、ミスは多い。ワシントン弧軍奮闘の最悪パターン。

サイド攻撃の意図が伺えるガスの前に20分あたりから次第に劣勢に

(後半)

 最後まで消化試合然。後半は共にぐだぐだに。凡そプロの興行とは言い難いひどいゲーム。録画を見返す気力も沸かないな。

 当然何の収穫もなし。控え組がスタメン組を脅かす可能性はあるまい。中盤に若手を起用した分、消化試合の収穫としては瓦斯のほうがまだマシだろう。

 永井の2列目、内舘のストッパーはやはり厳しいか。

 永井はワシントンとの距離感が取れないようで、サイドに張るでもなく、2トップ気味に構えるでもなく、終始ワシントンとは無関係なところをウロウロ。ワシントンとの関係は暢久のほうがはるかに良好。

 おそらくワシントン1トップでの2列目の適性は

 ポンテ>長谷部>小野>暢久>永井

の順で、ポンテが不在なら長谷部を2列目に上げるのが良策なのだろうが、この日は悪いことに啓太が不在。仕方なく長谷部をボランチに、永井を2列目に置いたのかもしれないが、案の定機能しなかったというところか。2列目の適性を持つ赤星が怪我を繰り返しているのは非常に残念なことである。

 内舘を相馬とのペアで左をケアさせるのはあまりにも可哀想。軟鉄の装甲板が二枚並んでいる様なものだからだ。ただ前でカットしようとして失敗し、大ピンチを招く場面が2回あったのは全くいただけない。

 で、その相馬も徳永ごときに1対1で完敗するようではまだまだだな。フリーで抜け出して見せ場を作ったけれども、サイドの人間が1対1で負け続けているようでは話にならない。洗濯は全部クリーニングに出して、吾亦紅の飯でも食って、余事を排して一層の精進を願いたい。

 後半の酒井の消耗ぶりもすさまじい。

 そろそろDFであれボランチであれ細貝に経験を積ませるべきでは?

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ヤマダーン

 ヤマダーンは浦和レッドダイヤモンズのMF。「ヤマダン」と呼ばれることも多い。

 ヤマダーンの義務の一つである「断撃ち」では、相手ペナルティーエリア内及びその周辺でのシュートを断つ。浦和教徒の間では、たとえシュートコースが空いていようが、いくらどフリーだろうが、長々と逡巡し、結局横パスを選択するのが伝統的かつ正統なヤマダーンとされている。ヤマダーンの最盛期には、その横パスを相手にカットされる場面がしばしば見受けられる。

 但し、ヤマダーンは完全にシュートを断つわけではなく、他に適当なキッカーがいなくてヤマダーンがシュート性のFKを蹴ることがある。

 イスラム教徒の「断食月」として知られるラマダーンはイスラム暦第9月の一ヶ月であるが、ヤマダーンの期間は非常に長く、長い時は太陽暦の3月から翌年の元日にまで及ぶ。

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 「ラマダーン」についてはWikipedia等を参照。

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2006.05.15

泣いて馬謖を切る

 ほとんど試合に出ていないAとかBとか、活躍した思い出はすっかりセピア色にあせてしまったCとか、選出に対する不満はいろいろとありますが、およそ人事というものはどうあがいてもどこかしらで批判を余儀なくされるもの。もうこの人選の良否は結果で判断するしかないのです。もはや我々にできることはお百度参りするなり、滝に打たれるなりして、日本代表の最強の武器=天運をちょっとでも我々の元に引き寄せることぐらいしかありません。

 そして巻、おめでとう!!!

 激しいチェーシングを厭わず、前線で身体を張り続けて潰れ役となっては周りの選手を生かし、しかもDFの密集するところに飛び込む勇気に満ち溢れた巻が選出されたのは至極当然でしょう。

 ですが、裏を返せば年明け以来コンディションの万全でない久保を代表で使い続け、その後Jリーグでも大した活躍が出来ない久保の復調を待ちに待ち、直前になってまた怪我をした久保をラストチャンスとなったキリンカップ第2戦で先発起用して、それでもやっぱり久保はダメで、ついに断腸の思いで久保を切った爺古の思いは如何。

 まさに「泣いて馬謖を切る」ならぬ「泣いて久保を切る爺古」。

 爺古の苦渋は察するに余りあります。おそらく爺古は巻に大きな期待はしていないでしょう。それでもなんとかかすかに残っていた理性をもとに久保を外し巻を選んだ爺古の勇気には敬意を表したいと思います(最後は棒読み)。

P.S.

 久保はショックの余り、またアルコール療法に手を出してしまわないかどうか、それだけが心配です。

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≪日本代表メンバー≫
GK
土肥洋一(F東京) 
川口能活(磐田) 
楢崎正剛(名古屋)

DF
田中誠(磐田) 
宮本恒靖(G大阪) 
三都主アレサンドロ(浦和) 
中澤佑ニ(横浜FM) 
坪井慶介(浦和) 
加地亮(G大阪) 
駒野友一(広島) 
中田浩二(バーゼル)

MF
福西崇史(磐田) 
小笠原満男(鹿島) 
小野伸二(浦和) 
遠藤保仁(G大阪) 
中田英寿(ボルトン) 
中村俊輔(セルティック) 
稲本潤一(WBA)

FW
高原直泰(ハンブルガーSV) 
玉田圭司(名古屋) 
柳沢敦(鹿島) 
大黒将志(グルノーブル) 
巻誠一郎(千葉)

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2006.05.14

【観戦記】ナ杯:横浜M 1-2 浦和

 リーグ戦完敗の雪辱に燃えるマリノスを返り討ち。ゲームそのものはマリノスが攻め込む時間が長く、また得点機もマリノスのほうが多い按配でしたが、数少ない好機を浦和はきっちり決めて逆転勝ちに成功しました。

 得点機におけるマリノスのシュートはことごとく山岸の正面に。押していながら得点が奪えないというのは先週のリーグ戦(vs千葉)でも見られたことで、この日の敗戦を運がなかったで片付けるべきではないでしょう。決定力の差が勝敗を分けたような試合ですが、浦和の勝利は妥当といって差し支えないと思います。

 浦和の立ち上がりは全く持っていただけません。甚だしく積極性に欠けるプレーぶりで、ずるずると引いてはCKを与え、どフリーの那須にヘッドを叩き込まれました。

 この失点で目が覚めたのか、その後一転して浦和が攻勢に。左サイドからの平川の低いクロスを中央やや引いた位置にいた永井が確実に決めてたちまち同点。浦和が人数をかけて攻めに出た場面は後にも先にもこれっきりのような気もしますが、その稀有なチャンスをよく永井が決めてくれました。いやしくも元日本代表FWの永井をここまでフリーにするマリノスもどうかしていると思いますが、やっぱり前にいるワシントンに釣られてしまうのでしょうか。

 ただその後の浦和は防戦一方。代表で小野・三都主・長谷部・坪井を欠き、さらに相馬が早々と出場停止。またポンテが前半半ばで負傷退場(ギドのコメントによると重傷らしい・・・)というアクシデントに見舞われたとあっては、中盤の組み立てはままならず。ポンテに代わって投入された岡野を走らせるくらいしか攻めの手立てはなくなってしまいます。

 マリノスの陣形は3-4-2-1でしょうか。最初は1トップの大島への放り込みが主体でしたが、ハイボールは闘莉王に阻まれて効果がないと見るや、細かいパス交換によるサイド攻撃へシフトしてきました。浦和の意識がサイドに偏ったところで、大島のポストプレーを使って中央突破を図り、さらに機を見てマグロンが攻撃参加。こうした一連の攻撃はかなり有効で、前半半ばから前半終了にかけてマリノスは何度か決定機を得ました。
 浦和は激しく動き回る清水、狩野らに撹乱されただけでなく、後ろから上がってくるマグロンを全くケアできずに苦境に立たされましたが、この時間帯をなんとか凌げたのが今日の勝因の一つでしょう。

 後半も前半の続きのようなゲーム展開でしたが、ギドから指示があったのか暢久がマグロンをきっちりケアすることで浦和守備陣は前半ほどの混乱は見られなくなりました。苦しい時間帯を凌ぐ中、永井が右サイドをするするっと駆け抜け、クロスを中央ファーで構えるワシントンがちょこんと合わせたような感じのシュートを決めて逆転。ワシントンのマークを外してしまったのは栗原二等兵でしょうか。リーグ戦での失態で軍法会議にかけられていた栗原。なんとか銃殺は免れたようでノコノコ戦場に復帰してきましたが、またしても致命的な大失態。

 こうなるとマリノスの現在の攻撃力で浦和守備陣を崩すのは至難の業。ゴール前まで攻め込むものの最後の最後で浦和守備陣に阻まれてシュートにまで至らず、逆に浦和が再三カウンターを繰り出すの繰り返し。にっちもさっちもいかなくなって後半30分くらいからマリノスは放り込み一辺倒になってしまいましたが、闘莉王防空網の前に手も足も出ず。長身のハーフナー・マイク投入も虚しく、同点に追いつく気配を全く見せられずに試合終了。ギドは後半30分頃に永井に代えて黒部を投入しましたが、これはマリノスの放り込み攻撃対策を兼ねていたのでしょうか?

 ポンテが離脱し、闘莉王は何度も膝を抱えてうずくまるなど中断期間を前に故障者が増えてきましたが、早々とナビスコ予選突破を決めることが出来たのはなによりです。

 方やマリノス。極めて現実的なサッカーを指向し、つまらないつまらないと言われ続けながら結果を残すことでこれまで一定の評価を得てきましたが、結果も残すことができなくなったマリノスはこれからどこへ行くのでしょうか。

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【録画観戦記】日本 0-0 スコットランド

 試合当日は諸般の事情(^^;で関西に出かけていたので、翌朝録画観戦。

 関西から試合情報を封鎖したまま帰ってくるのはちょっと難儀でしたが、録画を見終わってしまうとそんな苦労をしたのがバカバカしく思えてきました。

 スコットランドは5-4-1といっていいほどの守備的な陣形で、しかも前半はベタ引き。監督は中1日での試合ということで守備的にやらせたということをハーフタイムに語っていましたが、その通りの戦いぶり。攻撃は前半15分くらいまでサイドからの放り込みが散見された程度で、後はほぼ一方的に日本が攻勢をかけ続けました。

 点差をつけて勝たないといけない日本は4バックを選択しましたが、攻撃に迫力のないスコットランド相手にはこれで十分。加地・三都主の両SBは途中から共に上がりっぱなしで、事実上2バックでの戦い。

 サイドからのクロス、ミドルシュート、パス交換での中央突破と一応形は作りつづけ、前半30分あたりから決定機をいくつか生み出しましたが残念ながら得点はならず。サイドからの放り込みは体格に勝るスコットランド守備陣を脅かすには至りませんでしたが、前線で玉田が絡んで、その折りかえしを小笠原に打たせたり、小野に飛び込ませたりというパターンはまずまず効果的でした。っちゅーか、スコットランドの中盤はDFラインと渾然一体となってしまって、日本のパス回しを許しすぎだっちゅーねん・・・

 FWは怪我明けの久保と賞味期限切れの玉田。玉田は前半シュートゼロに終わったものの、まだ前線でのチャンスメーカーとしてそこそこ機能していましたが、久保のほうは何の役にも立たず。久保のところでボールが収まらないのがベタ引きの相手を崩せなかった主因でしょう。

 後半はスコットランドはサイドのケアを強めると同時に、中盤がDFラインと一体化する愚を避け、やや中盤でのプレスを強化する策を取ってきた為に、日本は前半ほどチャンスを作ることができなくなってしまいます。久保→巻の交代は妥当というか、頭からそれで行け!といいたくもなりますが、今日の巻は自分で点を取りに行こうとして何度もオフサイドに引っかかってしまい、結局この交代は不発に。いつものごとく前線での潰れ役に徹してもらわないとダメでしょう。

 遠藤→佐藤の交代もあまり効果なし。サイドからボールが入らなくなった状態で佐藤を入れても活きませんね。

 試合終了間際に相手エリア近くで2本FKを得ましたが、三都主のFKはいずれもGKに弾かれて得点ならず。終盤での異様な勝負強さが爺古日本の最大の長所でしたが、それも次第に薄れてきたようです。

 キリンカップでは2試合とも試合の主導権を握りながら得点はわずか1点に留まりました。ブルガリア戦の観戦記でも述べたように、本番では前の面子が大幅に変わるのでというのはそれ自体はさほど気にする必要がないと思います。ただ玉田なり久保なり爺古が軸と期待していたFWに現状では多くを期待できないということもはっきりしました。W杯メンバーにサプライズがないことはこれまでの爺古の思考回路からすれば明々白々ですが、久保&柳沢という怪我上がりを2人もW杯メンバーに選出するようであればお先真っ暗です。

 この日の課題だった守備はスコットランドが終始ベタ引き、かつカウンターも切れ味がなかったことが幸いして大過ない出来に。中澤がひじ打ちを食らって負傷退場するアクシデントがありましたが、結局ピンチらしいピンチは一度だけ-DFとボランチの間に入られ、パス交換で中央をぶち破られた時だけでしょうか。

 ただ中澤に代えて坪井を投入するというのはどうなんでしょうか。川口・坪井・宮本と高さがないプレーヤーが3人も守備陣中央にいるというのは。坪井投入後、なぜかスコットランドはハイクロスをほとんど上げてこなくなり、日本DF陣に高さがないという欠点が露呈することはありませんでしたが、テストの趣旨で茂庭を投入するのがより妥当でしょう。

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2006.05.13

スタジアム格付け

J's Goalでやっている「2006 スタジアムについて語ろう!」

(東日本)http://www.jsgoal.jp/rating/?no=0027
(西日本)http://www.jsgoal.jp/rating/?no=0028

この手のアンケートとしては比較的納得がいく結果になっています。但し、スタジアムの規模を無視した相対評価なんてあまり意味がないでしょう。東西に分けるくらいならせめて日韓W杯開催スタジアム+国立・豊田・ユニバー・ビックアーチ と それ以下のクラスのスタジアムに分けて相対評価すべきでしょうに。

ちなみにワシの評価はこんな感じかな。基本的にバックスタンドで対レッズ戦を観戦&アクセスは公共交通機関の場合を想定しています。また飲食物は考慮に入れていません。

<大の部>

(A)
・豊田:専用 見易さ文句なし! 屋根付き 駅から歩けるが市街地から遠い 
・神戸ウィング:専用 見易さ良好 屋根付き 駅至近
・埼スタ:専用 見易さ良好 屋根付き 駅から歩けるがやや遠い。
・カシマ:専用 見易さ文句なし! 一応屋根付き バス便 渋滞地獄付き 日本円OK

(B)
・味スタ:陸上兼用 見易さやや良好 屋根付き 駅から歩ける
・長居:陸上兼用 見易さやや良好 屋根付き 駅至近
・国立:陸上兼用 見易さまずまず 屋根なし 駅至近 伝統あり
・神戸ユニバー:陸上兼用 見易さまずまず 屋根なし 駅至近

(C)
・ビッグアーチ:陸上兼用 見易さまずまず 屋根なし 駅から歩けるが市街地から遠い
・札幌ドーム:野球場兼用 見やすいが独特の距離感あり 屋根付き 駅から歩ける
・ビッグアイ:陸上兼用 2F見易さやや良好 屋根付き バス便 やや渋滞
・ビッグスワン:陸上兼用 2F見易さやや良好 屋根付き バス便 渋滞地獄
・エコパ:陸上兼用 2F見易さやや良好 屋根付き 駅から歩ける 

(無用の長物)
・日産:陸上兼用 1F見えない&2Fものすごく遠い 一応屋根付き 駅から歩ける 
・宮城:陸上兼用 傾斜緩くどこからでも見にくい 一応屋根付き 市街地から遠い上にバス便 渋滞あり 

<中小の部>

(特A)

・ユアスタ:専用 見易さ文句なし! 屋根付き 駅至近
・鳥栖:専用 見易さ文句なし! 屋根付き 駅至近
・フクアリ:専用 見易さ文句なし! 屋根付き 駅至近 トイレ少 安普請 

(A)
・博多の森:専用 見易さ良好 屋根付き 駅から歩ける
・日本平:専用 見易さ良好 屋根なし バス便 やや渋滞
・松本:専用 見易さ良好 屋根なし バス便 やや渋滞
・三ツ沢:専用 見易さ良好 屋根なし バス便 
・ヤマハ:専用 見易さやや良好 屋根なし バス便

(A’)
・日立台:専用 見易さ良好だが高さない 屋根なし 駅から歩けるがやや遠い ボロくて仮設スタンド
・旧大宮:専用 見易さ良好だが高さない 屋根なし 駅から歩けるがやや遠い ボロい

(B)
・等々力:陸上兼用 2Fは見易さやや良好 屋根付き 駅から歩けるがやや遠い 
・駒場:陸上兼用 2Fは見易さやや良好 屋根なし 駅から歩けるがやや遠い 

(C)
・瑞穂:陸上兼用 高さなくやや見づらい 屋根なし 駅から歩ける
・万博:陸上兼用 高さなくやや見づらい 屋根なし 駅至近だが輸送力小
・厚別:陸上兼用 高さなくやや見づらい 屋根なし 駅から歩ける
・小瀬:陸上兼用 高さなくやや見づらい 屋根なし バス便
・山形:陸上兼用 高さなくやや見づらい 屋根なし バス便
・西京極:陸上兼用 高さなくやや見づらい 屋根なし 駅至近
・平塚:陸上兼用 高さなくやや見づらい 屋根なし 駅から歩けるがやや遠い

(D)
・愛媛:陸上兼用 高さなくやや見づらい 屋根なし バス便 大渋滞

(税金の無駄)
・市原臨海:陸上兼用 2Fは高さこそあるが随所に柱あり 一部屋根付き バス便
・柏の葉:陸上兼用 高さが全くなく極めて見づらい 屋根低すぎて熱気こもる バス便 トイレが外 安普請

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2006.05.12

サンマーメンを食す

 横浜にしかなく、永らく謎の存在だった「サンマーメン」をようやく食べてまいりましたので、備忘録代わりにブログにあげておきます。サンマーメンといっても秋刀魚が浮いているラーメンではないというのはお約束のボケですね。

180506sanma2

 今回探訪したのは横浜駅東口地下街「ポルタ」内にある「玉泉亭」という店。地下街の店の割にはずいぶんこじんまりとしていて、しかも年配客が多いいかにも地元民向け風の中華料理店でした。サンマーメンは特に看板メニューというわけではなく、数あるメニューのなかの一つという感じの位置づけでしたが、もちろんサンマーメンを注文。580円也。ちなみに普通のラーメンは480円で、今時のラーメン屋としてはいずれもかなり安めです。圧倒的人気というわけではありませんが、後から来た人も何人かサンマーメンを注文していました。

 待つことしばしで、運ばれてきたのがこれ。

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 端的にいってしまえば「野菜あんかけラーメン」ですね。もやし、白菜、にんじん等結構な量の野菜が細い縮れ麺の上に浮いています。スープはごくあっさりのしょうゆ味。全般に淡白な仕上がりで、年配客向けという気がします。あんかけの特性上スープは終始熱めで、これから暑くなる時期には不向きといえます。

 可もなく不可もなく、まぁ一回経験すれば十分かもという感じでしたが、14日にまたマリノス戦がありますので、神奈川在住のレッズサポの方でお勧めのサンマーメンがありましたらお知らせ願います。

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2006.05.11

ブロガーへのお題:埼スタ屋根

 埼スタ屋根問題の続報が出ていました。いずこも財政難の折、屋根が予算化されていない時点で踊っても仕方がないので弊ブログではスルーしようと思ったのですが、

180507kashima2

 埼スタのマスコット。なんという名前なのかはわかりませんが、これに屋根(ホーム側のみね、ここ重要)をつけるとどんな感じになるんでしょうね。

 絵心のあるブロガーの皆さん、是非挑戦してください。

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2006.05.10

ブルガリア戦補遺

「難点はいくつも挙げることができる。・・・だからといって、悲観的になっても何の得もない。前向きになって試合を振り返る必要がある。確かなのは攻めのリズム、多彩さ、滑らかさという点では今年最高のできだったということだ。」

 日経の吉田氏は半ば無理やりではありますが、今日の朝刊で前向きにブルガリア戦を評価していました。凄い!凄すぎる! まるで降格争いをしているチームのサポのようです!そんなサポなら誰でもそういう精神を身につけていることでしょう。 レッズサポもかつてはそうでした。

 でもさ、曲がりなりにもグループリーグ突破を目指している日本代表なんでしょう。ちょっと志が低すぎるような・・・

 後半すっかり足の止まったブルガリア相手に1点しか取れなかったことはそんなに問題じゃないでしょう。どーせ本番はFW&MFは大きく面子が変わることですし。ましてやこの試合でFWの誰それがアピールできたとか、小野が復調してきたとかいうのは本選を戦う上で些細なことです。

 それよりも代表レギュラーで臨んだ守備陣が不安定さを露呈したのは大問題でしょうに。「日本の守備は4バックより3バックのほうが安定感あり」という定説が崩壊し、どう転んでもダメになりつつあるんですよ。

・3バックでは対処が難しい3トップ気味の相手にWBの裏をしっかり突かれていきなり失点。
・1対1の地上戦で急速に劣化しつつある中澤
・川口と宮本の連携ミスであわやオウンゴール
・ハイボールをファンブルする川口
・そして極め付きが最後のFK・・・

 FWの人材不足で攻撃にあまり期待ができない日本としては、まずは守ってセットプレーで1点取って逃げ切るというトホホな勝ち方が最も現実的なんですが、肝心の守りがやばい状態ではどうしようもありませんね。とりわけ中澤がやばいのは年初の代表戦やJリーグを見ていれば気づくはずなんですが、爺古は何を見ているんだか。

 スコットランド戦は守備陣の控え(楢崎・坪井・茂庭・駒野)もテストしておいたほうがいんじゃないかな。このままじゃ本番は目も当てられないような惨事になるような予感が充満しています。今日のブルガリアよりははるかに良いコンディションでやってくるであろうスコットランドを完封できるかどうかが最大の見所だと思います。

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2006.05.09

【TV観戦記】日本 1-2 ブルガリア

 村井選手は非常に気の毒なことになってしまいました。

 浦和勢は日曜に試合があったことを考慮して出場しないはずだったのですが、村井の負傷で三都主が急遽出場せざるを得なくなった他、勝利を焦る爺古は後半小野、長谷部(ついでに小笠原も)を相次いで投入。従ってレッズサポ的には一応見所を作ってもらった格好でしたが、その甲斐もなく日本は敗戦。対戦相手のブルガリアも2軍ならこちらも2軍という陣容でしたが、いくらなんでもこの程度の相手にホームで負けはありえねぇーでしょうに。

 ブルガリアの中盤のプレスはないも同然でしたし、DF陣は日本のプレスを交わす個人技もないようでセーフティーに蹴りだすだけ。また押しなべてコンディションが良くないのか、後半は全員の足が止まってしまい、ベタ引きに引いて守るしかできない状態に陥ってしまいます。

 だが、そんなブルガリアに幸いしたのが試合開始直後の先制点。日本の弱点=WBの裏をしっかり突いていきなり先制。日本の右サイドから大きく左へ展開されてクロスを中央で合わされてしまいます。村井は気持ちが前ががりになっていたのでしょうか、その後もその裏を2度ばかり狙われます。

 この先制点が効いてブルガリアのベタ引き戦術もある程度合理性を持つ形に。日本は一方的に相手陣内に攻め込んでミドルシュートを放ちまくり、かつセットプレーのチャンスを得たりしましたが1点が遠い。ブルガリアはスピードのある玉田や運動量豊富な遠藤を全く捕まえられないのですが、とにかくシュートが決まりません。

 先制したブルガリアは自陣深くからカウンターを仕掛けたり、またゆったりボールを回しながら隙を窺っては一気に攻め立てたりしてはいましたが、時間が経つにつれてそれもままならなくなり、後半は前半以上に日本ペース。小野投入で日本の攻勢はさらに強まり、ついには三都主のクロスを巻が押し込んで同点としましたが、ここでなんと爺古は巻に代えて佐藤寿を投入。これがこの日の敗因でしょう。ベタ引きの相手にスピードタイプを2人も入れてどうするヽ(`Д´)ノウワァァン!! 

 案の定両FWともその後決定機を掴めず(後方からのパスが佐藤に合ったのが唯一のチャンスか・・・)、逆に終了間際にブルガリアの渾身のFKが決まってあえなく敗戦。あれだけ遠くから蹴ったFKに反応できないGKっていったい何なんだろう・・・

 日本はまず相手を完封しないとW杯では勝機がありません。近時Jリーグで中澤や川口が不調で、この試合でもやばいところを見せたのは不安材料以外の何物でもありません。

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観客動員を考える(ホーム6節終了時点)

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 鹿島戦の観客数は56,982人。

 チケットが完売した割には6万人には遠く及ばず、完売しなかった大宮戦との差は2000弱でしかないという結果となりました。バックスタンドから見た限り、まとまってぽっかり空いているような席はなかったので、雨天のため席種を問わず欠席者が出たのかもしれません。

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 ビジターは今季最大の動員となったでしょうか。ホーム鹿島スタジアムでの観客動員減が取りざたされて久しくなりますが、そのホームゴール裏を埋める人々の多くが大挙してやってきたのかもしれません。

 ビジター客が多いのが唯一の理由ではないと思いますが、残念なことに南ホーム自由席との間だけではなく、メイン指定席との間にも緩衝帯を設けざるを得なくなりました。通常より販売席数が減り、もちろん観客動員上は痛手です。

 巨大アクリル板の設置が望まれます。

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2006.05.08

後ろから前から

3点ビハインドでの後半半ばで投入された鹿島の中後選手。

「おまいら大差で負けてんだぞ! 前の選手を入れんか、前を! 中とか後とかを入れてどうする!

と、小声でツッコンでたのは内緒だ。

しかも中後選手は出てきて早々伸二を削り、5万5千人を凍りつかせる始末。

ひょっとして本田の後継者なのか(`Д´)

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2006.05.07

【観戦記】浦和 4-0 鹿島

 千葉戦の惨敗直後にホームで迎えた鹿島戦。どこまで浦和が気持ちを切り替えられているか心配されたところですが、そんな心配は全くの杞憂に終わり、鹿島の不甲斐なさにも助けられて大差をつけての完封勝ち。浦和は早々と得点を重ねたため、その後相手に適宜ボールを持たせて守りきる時間が長くなり、その分娯楽性には欠けるゲームでしたが、鹿島との実力差を見せ付けるには十分な内容でした。

 今日の浦和はいつもよりはサイド攻撃の意識が高かったように思いました。1点目はポンテがサイドへ流れたことから始まり、低いクロスをワシントンの背後にいた小野が叩き込んだもの。また三都主が2度ばかり左サイドから相手DFとGKの間に鋭いクロスを入れてチャンスを演出する場面もあり、悪い時の浦和の攻撃=マークがべったりついているワシントンへ無理やりボールを集めてしまう場面はだいぶ少なくなった感じ。結果的にパスミスになったケースもありましたが、前半はサイドチェンジも散見され、良い時の浦和を取り戻した感さえありました。

 ワシントンのゴリゴリの個人技で決めた2点目も元はといえば左に流れたポンテからほぼフリーのワシントンにボールが渡ったことから始まったもの。一回後ろから岩政につつかれてボールを失ったワシントンでしたが、そこで諦めないのがワシントン。逆にボールがこぼれたところで鹿島守備陣はなぜか足が止まってしまい、ワシントンの独力突破を許す結果に。

 前節いいところがなかった小野はいつになく攻守に奔走。ポンテがやや前、小野がやや後ろと位置取りをはっきりさせたことも奏効したようです。またこの日素晴らしい働きをしたのが啓太。相手ボールになった時点での啓太のチェックの早いこと早いこと。浦和が2点取った後鹿島がボールをキープする時間こそ長かったものの、その攻撃がほとんど実を結ばなかった主因は啓太の献身的なプレーにあったといってもいいでしょう。また暢久は久々の右WB起用で、守備では抜群の安定感を見せておりました。

 逆に言えば鹿島が早々と2点取られる結果となったのは啓太に相当する人材がいなかったこと。本職ボランチの青木やフェルナンドを欠き、小笠原と増田をボランチ起用したものの、守備ではほとんど存在感を示せず。小笠原のボランチ起用は守備になんら寄与しなかっただけでなく、当然ながら攻撃の厚みを減らす結果になってしまいました。

 右SBの内田は開幕時に高評価を受けていたようですが、連戦で疲れているのか今日は全くいいところがなく、フィジカルの弱さが災いして浦和攻撃陣の標的となった感すらありました。内田・増田・コオロギといったあたりはまだまだ浦和相手では力不足。中盤の出来の差は大きく、今日の鹿島の出来ならフルメンバーを揃えてようやく相手になるかどうかというところでしょう。

 結局今日の鹿島のチャンスは小笠原のセットプレーと後半30分くらいのミネイロのシュートくらい。前半ミネイロにどんぴしゃりのヘッドを食らいましたが、そこは山岸がナイスセーブ。鹿島はボールを支配しながらも次第に閉塞感に苛まれたのではないかと。

 後半開始早々にCKからエリア前中央でどフリーの小野がループシュートで3点目。小野のプレーに文句をつけるわけではありませんが、あんな位置で小野をどフリーにすること自体が自殺行為。最後はワシントンがPKをもらって4-0で試合終了。

 この試合にあえてケチをつけるとすれば中盤の選手交代が遅いことでしょうか。後半30分あたりから浦和の中盤(特に長谷部)が疲れてきて鹿島に再三右サイドを突破され、ついにはミネイロに際どいシュートを撃たれるに至ってしまいました。3点差だったので安易な逃げ切り策を取らず、明日から浦和を離れる代表組を極力引っ張ってナビスコに出場する選手を温存したという見方もできなくはありませんが・・・

 これでリーグ戦はしばし中断。首位での中断入りはなりませんでしたが、ここ2年は出だしが良くなかったことを考えると今季はまずまずの出来といっていいでしょう。

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(メモ)浦和4 ‐0鹿島

いつもよりサイド攻撃の意識強し。早い時間に右に流れたポンテから小野がゴール。
三都主も左でチャンスメーク。
前半にワシントンの個人技での追加点。さらに後半早々小野のループで3点差にして勝負あり。

早めに点が入ったせいか、全般に相手に適当にボールを持たせて守り切る感じになってしまい、スペクタクル性には欠けたが、浦和の強さを鹿島に印象づけるには十分な内容だった。

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2006.05.06

旅先で見たものは・・・

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 明日はまぁそういうことだ。往時の力はないとはいえ、ゆめゆめ油断なさるな!!

Shika2

 そんな道はあんまり行きたくないなぁ・・・ どんな罠が待ち構えているかわからんし。

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2006.05.05

ごらんアウェー:フクアリ2006(2)

 負けるとネタも冴えませんので、今回は簡単に。

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 自主出禁継続中で、今回は指定席で観戦。

 非常に安っぽいことで知られるフクアリの椅子ですが、指定席の椅子は背もたれつき&カップホルダー付きで、新鋭のスタジアムとしては標準レベル。前列との間隔が狭いのが難ですが、その分スタンドに角度があります。この日は最前列での観戦でしたが反対サイドが見づらく、もう少しスタンドに高さが欲しいと思いました。もっとも逆に目の前に選手がいる臨場感が好きな観客もいるわけですが。

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 千葉の選手紹介はガンバ同様だらだらと能書きがつきます。さすがに「黄色い○○」とまでは言わないようですが。

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 ハーフタイム。犬も出てくることは出てくるのですが、特に何をするわけでもありません。まぁ出てくるだけレディアよりはマシですが。

 よく考えると首都圏のJ1チームのマスコットって芸達者がいませんねぇ・・・ 比較的運動量の多いレイくんが今年はいないのが誠に惜しまれます。

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おまけ

 フクアリへ出かける前のヒトコマ。川口駅前のパチスロ屋ではふた月に1回くらいの割合でリラックマを見かけます。リラックマが市のマスコットになるのも時間の問題かと(苦笑)

 ちなみにコバトンは1回しか見たことがありません。川口での存在感でリラックマに完敗。どうするコバトン?

 なおリラックマの横にいるメイドについてはあえて言及しません。

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2006.05.04

観客動員を考える(ホーム5節終了時点)

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 大宮戦の観客は54,774人。「前売り完売はできなかったけれども、スタジアムでの当日券販売もない」という程度のチケットの売れ行きでしたし、メインアッパー・アウェー側やビジター席の上の方は空席が目立ちましたのでそんなもんでしょう。試合当日は午後から雨が予想されていたので突然サッカー観戦を思い立ってコンビニ等で当日券を買った人はほとんどいなかったけれども、試合前に雨は降らなかったので前売りを買った人の死に券はあまりなかったという感じでしょうか。

 「前売り完売はできなかったけれども、スタジアムでの当日券販売もない」という程度のチケットの売れ行き・客数というのはスタジアムのビジュアルとしてはさほど悪くはなく、むしろダフ屋が儲けるチャンスがあまりないという意味ではむしろ好都合です。

 意外なことかもしれませんが大宮戦の観客数は、GW前半という同じような条件下で開催された昨年の名古屋戦(5/1 日)の55,476人を下回っています。マスコミ等が「さいたまダービー」を煽ったところで、現状では普段サッカーをみない人の動員力アップには大して繋がらないことを示唆しているのかも。

 また次節鹿島戦はGW最終日という、遠方からの集客が難しい条件下にも関わらず完売していることを考え合わせると、人気・実力のないチーム相手での観客動員はどんなに好条件であっても56,000が限界ということなのかもしれません。

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探さないで下さい

探さないで下さい

悲しい出来事を忘れるため、しばらくさすらいの旅に出ます。

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2006.05.03

【観戦記】千葉 2-0 浦和

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 全く見所のない文字通りの完敗。千葉に組織力と運動量の差をまざまざと見せつけられ、清水戦と違って全く言い訳のしようがない惨敗でした。福岡・京都・大宮といったクラス相手では相手のミスに乗じたり、あるいは個人能力の違いを利してなんとか勝ち点3を拾ってこれましたが、清水・千葉あたりになるともうごまかしが効きません。2-0の敗戦はこの日の両チームの出来の差から見れば少なすぎる点差といえるかもしれません。

 啓太の欠場が非常に大きかったのを痛感させられるとともに、次節鹿島戦に向けてメンバーなり布陣なりの再構築が必要と思われるほど衝撃的な敗戦でした。戦術の硬直性(=とりあえずワシントン&最後もワシントン)は一朝一夕にはどうしようもありませんが、選手起用の硬直性のほうはなんらかの手を打たないと名古屋戦以来の悪い流れを代えることは難しいでしょう。

 啓太が前節大宮戦で退場処分を受けて出場停止。さらに浦和は怪我人続出で同じく大宮戦で都築・堀之内が負傷。三都主・闘莉王・ワシントンも故障を抱えているとの事前情報でしたが、結局その3人は出場。右WBに平川、2列目にポンテ・長谷部、ボランチに伸二、暢久、右ストッパーに内舘という陣容で臨みました。

 しかし、この布陣は完全に失敗。千葉に再三右サイドを破られます。千葉の狙いは至って明快でサイドからアーリー気味にクロスを巻めがけて放り込んでくるのが主体。巻が内舘に競り勝って直接撃ってもよし。闘莉王にマークされてヘディングシュートを撃てそうにない時はエリア内でつぶれてこぼれ玉を拾わせてもよし。また、自陣深いところから巻へ当てて、巻の折り返しを2列目に狙わせるパターンも目立ちました。千葉も浦和と同じような1トップ2シャドーのような布陣でしたが、千葉のそれは実によく機能しており、組織力の差は歴然でした。内舘のストッパー起用は厳しいことはよくわかりましたが、前半の浦和の惨状を内舘の責任にしてしまうのはどうかと思います。

 オフサイドに助けられたり、山岸の好守で事なきを得たりはしましたが、前半を0-0で終えることが出来たのが幸いと言わざるを得ないほど、浦和は千葉の攻勢に晒され続けました。 浦和の攻撃は極めて散発的。負傷が伝えられた三都主は前半まずまずで、またロングパスを受けて右サイドを平川が駆け抜ける場面もありましたが、ともに決定機を演出するまでには至らず。長谷部が何度か敵エリア内に切り込もうとしているのは判りましたが、これも実らず。ポンテや伸二に至ってはほぼ消えていたといって差し支えないでしょう。いつも通り千葉は攻守の切り替えが早く、速攻ができない浦和のもたつきを尻目に千葉がさっさと帰陣。おまけに激しくプレスをかけてくる千葉の守備網を全く崩すことができません。

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 さすがにギドもこの状態はやばいと思ったのでしょう。後半頭から長谷部を下げて細貝を投入。細貝を右ストッパーに据えて、内舘をボランチに、伸二を2列目にそれぞれ上げます。この策は守備には一定の効果があり、運動量のある内舘が中盤をカバーするようになったせいか、前半に比べてサイドを破られる回数はかなり減りました。ただ非常に残念なことに伸二が危険な位置でボールを奪われたことを契機にピンチを迎えることが何度かあり、依然として千葉ペースは変わらず。細貝はいきなりイエローをもらってしまい、大過はありませんでしたが、アップアップという感は免れませんでした。

 後半の交代は守備にはまずまず寄与しましたが、逆にドリブル突破ができる長谷部が2列目からいなくなったことは攻撃には完全にマイナス効果となってしまいました。ワシントン・ポンテ・伸二と前の3人はもともと運動量がない上に、前半は何度かあったWBの攻撃参加はめっきり少なくなって、ただでさえ人数をかけて守る千葉守備陣の前に3名の攻撃陣がポツン、ポツンと突っ立っているだけという場面が目立つようになりました。

 いくらポンテや伸二がキープ力に秀でるものがあったところで、これではどうしようもありません。むしろ持ちすぎの癖が千葉守備陣の格好の餌食となった感すらあります。またポンテ・伸二とも積極的にDFラインの裏へ飛び出るタイプではないので、ワシントンに当てた後の展開に窮してしまい、結局厳しいマークのついたワシントンが独力突破を図っては潰されるという場面も目立つようになります。ワシントン・ポンテ・伸二からなる前線は一見豪華ではありますが、今となっては「悪魔のトライアングル」といって差し支えないでしょう。結果から見れば小野→細貝が一番妥当な交代だったように思います。

 千葉優勢ながらなんとか0-0で持ちこたえる浦和。ギドは勝負手として平川に代えて永井を投入しますが、永井の見せ場は一度きり。前でボールが収まらないせいか、永井は思い切って上がることができないようです。

 そして膠着状態が続く中、浦和はついに失点。相手エリア前でのファウルをワシントンとポンテが抗議している隙に右サイドを破られ、中央でポストを使いながら巻にズドンと決められます。立ち上がりにも千葉の早いリスタートから決定機を作られましたが、浦和の悪癖は全く直っていません。ワシントン・ポンテとも度々厳しいチェックを受け、それを審判が全くファウルと認めてくれずに気の毒ではありましたが、自分もチームも出来が悪くて、その苛立ちを審判にぶつけているだけでしかないようにも思えました。

 あとは闘莉王を前線に上げてのお決まりのパワープレー。しかし後方からボールを放り込むだけでは千葉守備陣は微動だにしません。岡野を右サイドに入れては見ましたが、サイドから崩す試みはほとんど見られず。そもそも今日はワシントンも闘莉王も攻撃時にハイボールでほとんど良い形を見せることがなかったような気がしましたが、この辺が体調不良の表れなのでしょうか。

 終了間際にカウンターを食らって2点目を奪われ、そのまま試合終了。ここまで完敗すれば実にさばさばとした気持ちになるものです。

P.S.

 帰りしなにコンビニのバイトの兄ちゃんに結果を聞かれる。あまりサッカーが盛んではない土地柄だけに珍しいこと。こういう日はそんな些細なことが慰めになったりします。

P.S.2

 手巻、腹巻と散々悪態をついてきましたが、今日の巻の出来は出色でした。これでW杯代表に選ばれなければ不憫としかいいようがありません。もっとも代表では周りが千葉のように動いてくれないので、巻を生かしきれない可能性大なのですが・・・

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2006.05.02

【報告】法師党大会

 先般連絡いたしました「法師党大会」は予定通り4月29日(土・祝)に浦和某所にて開催されました。党員の皆様におかれましてはご多忙のところ多数出席を賜り、厚く御礼申し上げます。

 こちらを始めご来賓の方々のご挨拶、ラジオ体操の後、会場に車座で座る党員の方々の挙手多数によってわたくし紅い雪だるまが今季法師党幹事長に就任することとなりました。

 かくも多くの党員各位のご支援・ご声援を受け、新幹事長としては皆様の信頼になるべく答えてゆきたいと思います(暢久風)。

 なお党大会開催中に、党首が浦和レッズグッズカタログのモデルに選出されるとの一報が届き、場内大いに沸き立ちましたが、カタログに掲載された写真はなんと

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でした。

 一転場内は騒然。 「党首は堀之内とつきあっているんじゃねぇのか???」等党員・ご来賓の不規則発言が相次ぐに至りました。

 本問題について緊急動議が発せられ、「堀之内聖選手を今後要注意人物に指定し、その一挙手一投足を監視する」との案を採択して事態は収拾いたしました。

 リーグ開幕までひと月を切りましたが、今後はホームゲームの都度なるべく法師党の活動報告を続けてゆく予定です。

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