« クロアチア戦への秘策 | トップページ | クロアチアの要注意人物 »

2006.06.14

【感想】6/13 W杯第5日目

<韓国 2-1 トーゴ>

 韓国が勝つのは癪だと思う一方、トーゴ相手に韓国が負けてしまうとアジア枠削減論が浮上しかねないので韓国には勝って欲しいという、非常にアンビバレントな思いでこの一戦を見ていました。

 概して韓国優勢のままゲームが進みましたが、トーゴのFWがすば抜けた身体能力をもって韓国DFを交わし、すかさず強烈なシュートを叩き込んで先制。

 これで試合は一気に面白くなったのですが、後半早々トーゴに退場者が出てしまい、その直後になべやかんのFKが決まって同点。

 韓国は後半アン・ジョンファンの投入が奏効したようで、一人少ないトーゴ守備陣を混乱に陥れ、そのアンがミドルシュートを決めて逆転。

 トーゴは高い身体能力以外、取り立ててみるべきものがなかったような・・・

--------------------------

<フランス 0-0 スイス>

 前半は中盤での潰しあいで、ややフランス優勢ながらも双方ともチャンス少ない。DFの裏へ抜け出たリベリがGKと1対1になりながら肝心なところで柳沢化したのが妙に印象的。

 後半は疲れて前目でのプレスが掛からなくなり、フランスはややボールを持てるようになったものの、引き気味に守るスイスを最後まで崩せず。前大会から続く得点力の乏しさを今大会でも露呈。

 スイスはフライを前線に置いてカウンターによる反撃を狙うものの不発。セットプレー以外ではほとんどチャンスを作り出せなかったが、狙い通りフランス相手に引分け。

 滅茶苦茶眠い試合でした。

 ドメネク監督はどう見ても「うさじい」

--------------------------

<ブラジル 1-0 クロアチア>

 クロアチアは高い守備意識でブラジルの誇る攻撃陣を自由にさせず。ロナウジーニョへのマークは非常に厳しく、ロナウド&アドリアーノの出来が酷いのにも助けられて、ブラジルにエリア内へ侵入を許す機会はほとんどありませんでした。それでも何度か際どいミドルシュートを撃たれ、そのうちの一つを前半終了間際カカに決められてしまいます。

 先制を許した後は1点差負けでよしという退嬰的な姿勢を取らず、人数をかけて攻勢に転じましたが同点には至らず。しかしスピード感のある攻撃はそれなりに見ごたえがありました。

 クロアチアは負けはしましたがブラジル相手に最小失点ということで、満足ではないにせよ悪い結果でもないというところでしょうか。

 ブラジルは先制してとりあえず目標達成感が出たためでしょうか、無理してまで攻める姿勢は見せずじまい。ロナウドに代えてロビーニョを投入して前線に変化はつけてみましたが、やはりクロアチア守備陣を崩すには至らず。ブラジルはグループリーグから全力を入れてこないですから、こんなもんなんでしょうな。皮肉なことに相対的に非力といわれる守備に見所があったように思いました。

 ブラジルには鉄人衣笠がいるし、クロアチアは監督の横にセルジオ越後が座っていましたが、気のせいでしょうか。

|

« クロアチア戦への秘策 | トップページ | クロアチアの要注意人物 »