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2006.06.25

【感想】6/24 W杯第16日目

<ドイツ 2-0 スウェーデン>

 ドイツが早い時間帯に2点先取。おまけに前半半ばでスウェーデンに退場者が出て、ドイツが完勝しました。本番前の日本戦での醜態はいったい何だったのでしょう?

 ドイツはクローゼ&ポドルスキーの2トップが猛威を振るいました。とりわけクローゼの出来は圧巻。得点を記録したのはいずれもポドルスキーですが、実質的にクローゼの得点といっても良いでしょう。

 1点目はクローゼのポストプレー&バラックのパスを受けての前線への飛び出し。2点目はスウェーデンのDFを3人引きつけたところで勝負あり。

 ルチッチがくだらないイエローを2枚もらって退場。その後のドイツは引いたスウェーデン守備陣の前でボールを回して適宜ミドルシュートを放つの繰り返し。バラックを筆頭にミドルシュートの精度は極めて高く、悪い攻撃ではないのですが少々単調な感も。後半半ばからポドルスキーに代わってノイビルが投入され、エリア内で基点となることで攻撃のバリエーションが多少増えましたが、GKの好守にも阻まれて追加点はならず。

 後半は攻守ともミスが散見され、やや散漫な試合になってしまいましたが大勢に影響ははなく、そのまま試合終了。

 スウェーデンはそもそも前線にボールがほとんど入らない惨状。見せ場らしい見せ場はイブラヒモビッチがDFを背負って振り向きざまにシュートを放った時くらいでしょうか。主審の温情とも取れるPKすらラーションは高々と打ち上げてしまい、全くいいところがありませんでした。イブラヒモビッチのコンディションも今一つとの報もありますが、やはり一方的に攻めながら引分けに終わったトリニダード・トバコ戦で何かが狂い、調子の上がらないまま大会を終えたのかもしれません。

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<アルゼンチン 1-1 メキシコ>

 立ち上がり早々、両者ともCKから1点を取り合う激しい展開。ところがその後は一進一退となって前半にDFライン裏に抜け出したクレスポが際どいループシュートを放った程度。マラドーナも大人しく座ってご観戦。

 アルゼンチンは攻撃にグループリーグ時ほどの冴えが見られず。守っては一発レッドを取られてもおかしくないエインセの凡ミスに象徴されるように安定感を欠く場面も散見。ただメキシコも絶好機が一度あっただけで、得点機を数多く作るところまでには至らず。

 後半のアルゼンチンもサビオラがDFライン裏に抜け出す絶好機があったものの、シュートはGKに阻まれて得点ならず。こう着状態を打破したいアルゼンチンは後半30分からクレスポ→テベス、カンビアッソ→アイマールを投入。アイマールとリケルメを併用するのはやや驚きでしたが、それでも状況は好転せず。残り10分を切ってさらにサビオラに代えてメッシを投入しましたが、終了間際には怪しげなオフサイド判定でゴールが認められない不運もあってそのまま延長突入。

*すいません、延長があるのをすっかり忘れてここで録画が切れてしまいました・・・orz

 決勝点はもう天晴れとしかいいようがありません。ソリンからのクロスをロドリゲスが胸トラップして、いきなり左足でボレー!!! そこそこ距離のあるシュートがゴール左隅に突き刺さりました。

 あまり良い内容ではありませんが、それでもきっちり結果を残せるとはいやはや恐るべしアルゼンチン。

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