【感想】6/30 W杯第20日目
<ドイツ 1-1(PK4-2) アルゼンチン>
これがドイツ伝統の勝負強さという奴なんでしょうか。両チームに多少の誤算・アクシデントがあり、延長戦まで闘ってどちらが優勢ともいえないままPK戦突入。レーマンが見事に2本セーブして、ドイツが準決勝進出。アルゼンチンも十二分にベスト4に残る力を持っていましたが、正GKアボンダンシエリの故障という不運もあって、ホスト国の壁に阻まれました。
前半は中盤を中心とする守りあいの様相を呈して双方チャンスなく終了。後半の早い時間にCKからアジャラが先制してからゲームは一気に動きました。
ドイツは両SH(シュナイダー→オドンコール、シュバインシュタイガー→ボロウスキ)と相次いで代え、フリングスやラームも加えて攻勢を強めます。一方アルゼンチンはなんとリケルメに代えてカンビアッソを投入。どう見ても1点を守りきる采配としか思えませんが、残念ながらその策は実らず、ドイツお得意のクロス攻撃からクローゼに同点ゴールを叩き込まれます。
さらにクローゼに代えてノイビルを投入し、一気に勝負をつけにいったドイツですが、残念ながらバラックがゲーム途中に故障してしまい、事実上一人少ない闘いを強いられて突き放すことはできず。
またアルゼンチンもリケルメ不在で攻撃パターンが変わってしまい、またクレスポに代わって半ばセットプレー防衛策として投入されたクルスもイマイチ機能せず。テベスを中心とするカウンターっぽい攻撃に活路を見出すしかなくなってしまいましたが、こちらもドイツDFの凡ミスを突いたビッグチャンスが一度あった程度。
結局延長戦も双方攻めあぐねてPK戦突入。アルゼンチンにとって不運なことにここでGKの差が出てしまいました。レーマンは4本ともシュートコースのほうに飛んでおり、お見事としか言いようがありません。
P.S.
PK戦が終わった後両チームもみ合いになりましたが、
【PK戦0分】クフレ(即退場)
ってその絡みなんでしょうか(^^?
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<イタリア 3-0 ウクライナ>
早々とザンブロッタがミドルシュートを叩き込んでイタリア先制。
堅守からカウンターを得意とするウクライナがイタリアに先制を許したのは致命的で、勝負の行方は半ば決したものと思い、その後はあまり真面目に見ませんでした。リードしたイタリアは陣形をしっかり整えて無理には攻めず、ウクライナはイタリアの堅陣を攻め倦むという想定通りの展開。
ウクライナは後半10分くらいに立て続けに訪れた得点機を生かせず、逆に後半押され気味だったイタリアがショートコーナーからトニがヘッドで追加点。この辺がイタリアのイタリアたるところですね。
これで勝負は完全に決してしまい、双方ややプレーが雑になったところで、イタリアの左サイド攻撃が実を結んでトニがさらに追加点。ウクライナもサイドから何度か形は作りましたが得点には至らず。
イタリアはネスタ負傷、マテラッツイが出場停止でCBの控えなしという危機的状況をなんとか乗り切ったどころか無失点で完勝。攻撃的になったと言われながらも、やはり守備がベースのチームですね、イタリアは。
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