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2006.07.02

【感想】7/1 W杯第21日目

<イングランド 0-0(PK1-3) ポルトガル>

 後半17分にルーニーが一発退場。

 ポルトガルは数的有利を得て相手エリア周辺でボールを回し、何度もサイド攻撃を試み、きわどいミドルシュートを放ちはしたものの、延長戦に突入しても得点は奪えず。

 高さでイングランドに及ばないのとエリア内でポストプレーをこなせるFWがいないこと、それになんといってもデコを出場停止で欠いているのが響きました。

 こういう展開でPK戦にもつれこんでしまうと、往々にして数的有利なほうが勝ち運を見放されてしまうものですが、そこはGKリカルドが奮戦。ポルトガルが見事ベスト4進出を決めました。FC東京との04年ナビスコ決勝を思い起こさせる展開でしたが、結果だけは逆に。

 イングランドはこの日もルーニーの1トップ。序盤こそサイド攻撃や2列目の飛び出しといった形が見られたのですが、その後はやはりぐだぐだに。コンディションの悪いベッカムを後半7分に下げたあたりでそもそも勝ち目が薄くなっていたのですが、それでもPK戦にまで持ち込んだ粘りは大いに讃えるべきでしょう。ただ今大会を通じて大して良いサッカーができていないことを考えれば、ここでの敗退もまたやむを得ないものかと。

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<ブラジル 0-1 フランス>

 ブラジルが負ける時って、必ずといっていいほど不可解なものが付きまといます。

 パレイラ監督は何を思い立ったのか、この日はなんとロナウド、ロナウジーニョの2トップ。これが全く機能せず、ブラジルがリズムを掴めないでいるうちにフランス先制。

 これもFK時にこともあろうにファーにいたアンリをどフリーにしてしまうという、ありうべからざるブラジルのミス。

 ロナウド、アドリアーノの2トップに変更してブラジルは遅まきながら猛攻を仕掛けたものの、フランスの堅守に阻まれて試合終了。最初からこの2トップならおそらく全く違った試合展開になったであろうと思われただけに残念でなりません。

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