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2006.07.26

歴史は繰り返すのか?

 「良い内容が長続きしない」のは浦和の伝統。

 さすがに今は一応リーグ優勝を狙えるチームになったので良い内容の試合が一試合で終わってしまうことは少なくなりましたが、それでも時折かつての悪癖が顔を覗かせることがあります。

 思い起こせば昨年のホーム大分戦。柏原主審が闘莉王を退場処分に付し、浦和は数的不利に追い込まれながらも2点ビハインドを跳ね返して勝ちに等しい引分けに持ち込んだアウェー鹿島戦の後、大分にいいところなく敗戦。

 大分は成績不振で監督が交代したばかり。今日は楽勝だろうとの根拠のない楽観論がスタジアムを包み、観客数が少なかった(35,198人)こともあいまってなんとなくマッタリした雰囲気のまま選手もサポーターも試合に入ってしまい、終わってみればスコアは1-2ながらも内容はほぼ完敗。全くといってもいいほど走れなかったのが印象に残っています。

 奇しくも強敵相手に10人で良い内容で勝った後に迎える今年のホーム大分戦。中3日とスケジュールは極めてタイトで、疲労困憊で動けずという点では前回の轍を踏んでしまう可能性も無きにしも非ずですが、幸いなことに今回は駒場での試合。精鋭が集うスタジアムが選手達を大きく後押ししてくれることでしょう。

 大分は経営難のためマグノアウベスと吉田を手放し、代わって獲得した新外国人オズマールが機能しないまま退団するという大きなビハインドを背負いながらも、降格に絡むどころか今や上位を窺う勢い。やはりシャムスカ恐るべしとしかいいようがありません。さすが人間「力」よりシャムス「力」。

 しかし、敵将に力量があるほうが、妙になめた態度で浦和が試合に臨むことがなくて却って好都合かもしれません。好勝負を期待しましょう。

P.S.

 本題に何の関係もありませんが、浦和J2時代に一世を風靡した「鳥日新聞」が復活しているのを知って嬉しゅーございました。

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