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2006.07.30

【TV観戦】日本 2-3 北朝鮮

スコア上は0-3から追い上げながらも1点及ばず惜敗という形にも見えますが、内容的には完敗に近かったように思いました。審判への暴行含めいろいろと北朝鮮の御乱行のあった後なので、AFCは「北朝鮮を勝たせようとしない『何か』」を発動させるのではないかと期待したのですが(^^;「何か」らしき所業は全くありませんでした。

体格に勝る相手に対してサイドからのシンプルな攻めを徹底できず、中央でごてごてと手数をかけては分厚い守備網に阻まれ続けたあたりは豪州戦とそっくり。ロスタイムに入った2点目のような形がもっと欲しかったところです。後半投入した大谷をアクシデントでもないのに途中で下げざるを得なくなったベンチワークの拙さが勝機を遠ざけたようにも思いました。

立ち上がりこそ日本ペースだったものの、守備陣のお粗末なプレーも加わって前半に立て続けに3点を奪われ、この時点で事実上勝負あり。ここぞという場で北朝鮮と日本のFWの力の差がはっきりと出てしまいました。

大野・永里の2トップでスタートしましたが、この組み合わせってどうなんでしょう?残念ながら二人とも闘っている感じがしないんですよね。後半荒川が投入されて、ようやく前線で体を張るプレーヤーが出てきたなと思いましたが、いつまでも荒川に頼っているわけにもいかないし、とりわけ若い永里には奮起してもらいたいところです。このチームはアテネ組からの若返りに重点を置いているように見受けられますが、若返ることと闘う姿勢がなくなることと本来何の関係もないはずで非常に残念です。

幸いW杯出場はこれで潰えたわけではなく、中北米3位のチームとのプレーオフが待っています。勝ち負けはともかく、納得できる内容の闘いを見せて欲しいところです。

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