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2006.09.09

秋田麺巡り(1)

 一昨年前に富士宮の焼きそばを食べに行きましたが、同様に焼きそばで町興しを図っているところがいくつかあるようで、秋田県の横手もその一つです。

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 「かまくら」で有名な人口10万程度の小都市ですが、どういうわけか市内には焼きそば屋が密集して建っています。空洞化の目立つ駅前にも焼きそば屋は健在で、その一つの「ふじわら」に入ってみました。

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 「ふじわら」はマックスバリューと同居している横手バスターミナルの近くにあります。店は至って狭小。小さなテーブルが4、5個置いてあるだけで、10数人も入れば一杯でしょうか。ガイドブック片手に家族連れも来店しており、有名な店のようです。老夫婦が二人で切り盛りしています。

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 頼んだのは肉玉入り中盛(500円) 他に並・大盛があります。中盛は1.5人前に相当しますが、さしたる量ではないのでお勧めです。わりとあっさり目かつ甘めの味付けでした。同じテーブルにいた地元客らしき兄ちゃんはソースをかけながら食ってましたが。

 横手やきそばの特徴はいくつかありますが、最も顕著なのが蒸し麺ではなく茹で麺を使用しているところでしょう。しかも麺はストレートでやや太目。

 また具にバラ肉ではなくひき肉を使っているのも特徴の一つです。肉に合わせているためかどうははわかりませんが、具のキャベツの刻み方も随分細かい感じがしました。また「玉入り」を頼むと半熟の目玉焼きを乗せてくれるのも大きな特徴です。また紅しょうがではなく、福神漬けを添える店も多いようです。

 味わいの上での横手焼きそばの特徴は焼きそばの割には汁っ気があること。このため横手やきそばは好き嫌いがはっきり分かれると思います。また目玉焼きは横手やきそばの外見上の一大特徴ではありますが、やきそばの具としてそんなに適しているようには思えませんでした。

 如何せん狭い店で、しかもお客が次から次へとやってくるので老夫婦は厨房に詰めっきり。従って水はセルフ。しかも食い終わったら皿を厨房に返してやるのが礼儀なようです。

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 一軒だけで横手焼きそばを語るのもいかがなものかと思い、夕刻にもう一軒「出端屋」を訪ねてみました。駅から10分足らず。市役所裏の小さな店です。出かけたのは夜で、店は単なる居酒屋状態でしたが、やはり焼きそばを食べに来る家族客がいました。

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 焼きそば中盛(550円)。50円高いものの内容は「ふじわら」とそれほど変わりありません。「ふじわら」よりもさらにべちょっとした感じが強いように思いました。ちょっと作りが雑な感じがするのは時間が時間なので致し方ないでしょう。

 この店には変り種としてキムチ入りのピリ辛焼きそばがありました。

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