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2006.09.23

秋田麺巡り(2)

 間が空きましたが前回の続きです。

 全国的な知名度はありませんが、秋田の隠れた名物麺の一つに「十文字ラーメン」があります。

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 十文字は横手の南。特にこれといった特徴のない田舎町で、今は合併で横手市の一部になってしまったようですが、こんなところにラーメン通の間では良く知られたラーメン屋があるというのですから驚きです。

 手持ちの古いマップル(99-00年版)には極めてアバウトな地図しか載っていませんでした。狭い町ゆえ行けば判るだろうと大して下調べもせずに駅を降りたのですが、駅前にラーメン屋の案内どころか広告すらなく、結局アバウトな地図を頼りに歩くこと10分ほどで「マルタマ」を発見。

 十文字には他に「三角そばや」「丸竹食堂」と3軒有名なラーメン屋があるのですが、特にこれっといった希望はなかったので、最初に見つかった「マルタマ」に入ります。

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 驚いたことに田舎の小さなラーメン屋とばかり思っていたのですが、店構えはでかい! 2Fは宴会場。もともと地元の社交場的な店だったのに加え、ラーメンで儲けて財をなしたのでしょう。

 注文したのは「中華そば」(450円)。これまた田舎では珍しいことに食券制でした。ゆったりとした店内はテーブル席が主体ですが、カウンターもあり、おまけに小上がりすら付いています。

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 平打ちのやや細めの縮れ麺。スープは極めて澄んでいています。チャーシューが小ぶりで薄いのは値段相応。メンマに加えて大きな麩が載っているのが特徴です。

 超あっさりのスープが気に入りました。もちろん完飲。

 埼玉からだと十文字に行くこと自体が難しいので、再訪の機会があるかどうか疑わしいところですが、思い出に残る逸品でした。

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