日本、AFC U-17選手権優勝!
前半0-2のビハインドから後半2点を返し、延長後半に2点を叩き込んで見事な大逆転勝ち!
U-17の試合は初めて見ましたが、嵌った時は実に見ごたえのあるサッカーをやってくれますね。豊富な運動量と(アジアレベルでは)卓越した個人技をベースとし、確実に繋ぎながら敵陣を陥れる。いやはや恐れ入りました。1点目の柿谷のシュートなんかプロのプレーそのもの。2点目は柿谷のスルーパスを右から走りこんできた端戸がダイレクトで蹴りこんだもの。河野の3点目はハンド臭いのですが、その前の水沼のヒールでの落しが絶品! さらに河野が北朝鮮に止めを刺した4点目はGKと1対1で冷静に左アウトサイドで流し込む技術を見せてくれました。DFが揃いも揃っていかにも力技に弱そうで、事実同年齢とは思えない北朝鮮に苦戦し、このあたりがU-17W杯に進んだときの課題になると思いますが、なにはともあれ1994年大会以来12年ぶり2度目のアジア制覇おめでとう!
浦和ユースからは山田直輝・高橋峻希がスタメン出場。延長後半ロスタイム突入直前に浜田水輝が出場しました。もちろん3選手とも見るのは初めて。山田は岡本と2ボランチを組み、岡本を守備専にしてゲームの組み立て役を担っていましたが、いかんせんパスミスが多く、また肝心なところでボールが足につかないなど残念ながらあまり良い仕事はできず。右SB浜田は左SBの山崎と比べるとMFを追い越すような動きがほとんどなく、簡単に縦にフィードするだけだったように伺えましたが、この辺は戦術的な縛りだったのかどうか。
総じて両選手ともイマイチでしたが、この辺の世代は後々大化けする余地なんていくらでもありますから、世界を相手に一層の研鑽を積んでもらいたいものです。浦和ユースは昔と比べればずいぶん強化されましたが、残念ながらまだトップで通用する選手を輩出するには至っていません。それはおそらく堤・西澤の世代からになるのでしょうけれど、U-17組は今のトップチームの後継世代として成長して欲しいものです。
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