Jクラブ個別経営情報で遊ぶ(1)
Jリーグから2005年度のJクラブの個別経営情報が公開されています。
こういうデータが公開されると、ここ掘れワンワンとばかりにデータを弄くってみたくなるのは人の常ですね。格好のヒマネタです。
で、早速データ遊びの成果を開示したいところですが、その前に苦言を少々。
今回のクラブ経営情報公開にあたって、東京ヴェルディの消極姿勢が突出しています。広告料収入と入場料収入、そして選手・スタッフ人件費が全て非公開とあっては、外部からこのクラブの健全性なんて全くわかりません。ヴェルディに多額の金を突っ込んでいる日テレやサイバーエージェントの株主からよく文句が出ないものだと思いますが(まぁ経営を左右するほどの金じゃないでしょうから実際問題としてはどうでもいいのでしょうが)、
ヴェルディの会社概要を見ると、株主には
日本テレビ放送網(株)、(株)サイバーエージェント、清水建設(株)、(株)京王エージェンシー、(株)三和、稲城市、多摩市、日野市
とあり、大口株主で知られる日テレやサイバーエージェントの他に地方公共団体が名を連ねています。少額と推察されるとはいえ公金で支えてもらっているわけですよね。
「企業スポーツの時代なら開示の必要はなかったが、地域に根差すとなると、地元行政や企業など広い支援が不可欠。何をやっているのか分からないようなクラブでは出資も受けられない」(Jリーグ経営諮問委員会・武藤泰明委員長)
というデータ公開の趣旨を踏みにじるヴェルディの消極姿勢。同クラブがどこを向いているかがよくわかりますね。少なくとも稲城、多摩、日野3市の住民から指弾されてしかるべきと思います。
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