【観戦記】浦和 5-0 マリーゼ
<スタメン>
北本 安藤
松田 木原
柳田 高橋
岩倉 森本 田代 山本
山郷
<交代>
HT:木原→若林
80分:松田→保坂
85分:森本→笠嶋
実力差をまざまざと見せつけた快勝でした。取りも取ったり5得点。しかも完封。さらに得点者が全部異なるというおまけもついてリーグ戦中断明け緒戦を最高の形で終えることができました。
5点中4点がセットプレー。上背のある選手が少ない浦和としては珍しいように思います。マリーゼが壁作りでもたもたしている隙を突いてほぼどフリーでFKを決めた2点目はなんかトップが昔よくやられたような・・・ レディースらしからぬ抜け目の無いプレーで大いに褒め称えるべきでしょう。
3点目はエリア前中央からのFK。GKとDFの間にFKを落とし、前線で浦和の選手が競り合って落としたところを松田が叩き込む! 4点目はCKをファーの若林が押し込んだもの。さらに5点目はショートコーナーからニアの北本がヘッドで逸らしてそのままゴール! 全部違った形で得点しているのが素晴らしい!
流れの中での得点は1点目(左を崩して、北本の上げたロビングボールを安藤がヘッド)だけに留まったのが攻撃面ではこの日唯一の反省材料でしょうか。
前半は共に中盤のプレスが厳しくて双方さしたる決定機を掴めなかったものの、浦和のほうがややスキルに長け、マリーゼのプレスを交わせる分浦和が中盤で優位に立って押し気味に試合を進めました。後半は立ち上がりこそメンバーチェンジのあった浦和がバタバタしてしまいましたが、3点目が入ると共に浦和がはっきり優勢に。両サイドから攻勢をかけましたが、折り返しの精度が悪いというか、飛び込む人数が少ないというか、チャンスを作りながら流れの中から得点はならず。
この日は安藤をFW起用。これだと安藤の単独ドリブル突破や安藤が前線でキープしているうちにSHが飛び出す形で何度となくサイドからチャンスを作れるのですが、サイドからのパスに反応する中央の枚数が足りない場面が目立ちました。本来なら柳田が飛び出さないといけないはずですが、今日の柳田は高橋とほとんど並ぶような位置取り。やや守備的ともいえる構えでしたがちょっと不可解。
後半20分以降から運動量が落ちて中盤のプレスが効かなくなり、マリーゼが俊足の丸山を投入してきたことも相まって浦和DFがいきなりマリーゼFWと対峙する場面が増えましたが、ここからDF陣が粘れるようになったのが昨年との大きな違い。FWと1対1になり、スピードでぶち抜かれそうになっても安易に飛び込まず、きっちり最後まで体を寄せて相手のコースを限定。そして最後の砦に山郷。結局相手に与えた決定機は2回あったかどうかといったところでしょうか。
永井監督は戦術練習を後回しにしてフィジカル強化を優先したと聞いていますが、それが確実に結果に出た試合といっていいでしょう。
今日1得点の北本。明らかに従来よりシュート意識が高まっているように見えました。前が空いたらシュート!それでいいのだ。
P.S.
マリーゼはこの日も大量動員。当然出島には収まりきらず、かなりの方がメイン端に誘導。
浦和戦にやってくるマリーゼサポが近隣の大宮サポよりも明らかに多いって喜ぶべきかどうか(^^? 新潟が上がってくるとこんな感じなんでしょうかね?
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