« 実証・浦和の呪い~大分編 | トップページ | (メモ)日テレ3 ‐0浦和 »

2006.09.18

【観戦記】浦和 0-1 TASAKI

180917perule1

 強敵TASAKIに点差以上の完敗を喫し、優勝争いから大きく後退。TASAKIは今季浦和の後塵を拝していますが、この日は試合内容で浦和を圧倒。現在3位に甘んじているのが不思議なほどの出来でした。

<スタメン>

   北本  安藤
     柳田
  松田    窪田
     高橋
岩倉 森本  田代 山本
     山郷

 新加入の窪田が入団2試合目にしてスタメン出場。これまで同ポジションを努めることの多かった木原が2試合連続ハーフタイムで交代させられているため、窪田のスタメンはありうるところ。意外にも身体がごつくてエリア内での競り合いに期待が持てる上、これまで浦和がなかなか撃てなかったミドルシュートも披露してサイドに置くのはもったいない感じ。ただ如何せん山本との連携がほとんど出来ていない上に、帰国してからコンディションを整える暇がなかったのか、後半は急激に失速。これからの活躍に期待したいところです。

 もっともこの日は窪田の出来云々とは全く関係が無く、終始TASAKIに中盤を支配されてゲームを作れず。運動量で完敗し、中盤で厳しいプレスを受けてサイド攻撃もままならず。簡単な攻撃でTASAKIのDFラインの裏を狙うのが精一杯。困ったときの安藤頼みも磯崎・下小鶴といった代表DF組の前になすすべなし。今日は磯崎に完璧にやられたといったも過言はないでしょう。安藤が厳しいマークを受け続けているのでロナウド北本がなんとかしないといけないのですが、前半2回あったビッグチャンスを外してあとは沈黙。北本は元来ポストプレーが苦手なので柳田も飛び出すに飛び出せず。

 守ってはガウコ山本絵美を掴まえられず、スピードのある大谷への対応にも苦労して、再三サイド攻撃を許す始末。まぁ中盤であれだけ完敗すりゃ自然とそうなっちゃいます。前半無失点で終えたのは奇跡的。だがその運も90分は続かず、後半立ち上がりに両サイドから波状攻撃を浴びて左サイドからのクロスを中央に飛び込んできた大石にドンぴしゃりで決められてしまいます。

 先制された浦和は山本に代えて木原を投入。中盤が機能しないので3バックに移行するかと思ったのですが、ここは単に人の入れ替えだけ。さらに松田に代えて若林を入れ(若林が右SH、窪田が左SHへ)ては見ましたが全く局面は変わらず。後半のTASAKIも無理には攻めて来ず、途中大石に代えて投入した鈴木を負傷でもないのに10分後に引っ込めるという謎の交代劇もあって追加点はなりませんでしたが、それ以上に浦和の得点の気配もなし。

 終盤には森本に代えて笠井を投入し、笠井を最前線に置くパワープレーを試みましたが、女子の場合はロングボールを蹴れないのでこのパワープレーは全く意味を成しませんでした。

 前節伊賀戦も苦戦したようでチーム状態が下降線にある中、次は中一日でベレーザ戦。なんとか奮起してもらいたいところです。

P.S.

 この日の観客数は1,048人。同日にトップの試合があると観客数が半減するという傾向に変わりはないようです。この日はレディース→トップのはしごが十分に可能なのですが、浦和の場合は朝からトップの試合会場に出かけてしまう人がめちゃくちゃ多く、観客数が半減するのも致し方ないですね。

|

« 実証・浦和の呪い~大分編 | トップページ | (メモ)日テレ3 ‐0浦和 »