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2006.10.31

【観戦記】サテ浦和 0-1 仙台

 前節はレディースの後座試合と化してしまったサテライトゲームですが、今節は磐田戦を警告累積で休みとなった闘莉王がサテライト出場を志願していた他、酒井が磐田戦後にブログでサテライト出場を明言していたこともあって、やや興味が持てる試合になりました。

 レディースゲームの後半途中からサテライト出場選手がテント付近でうろちょろ。必然的にレディースの控え選手や出番が終わった選手と渾然一体となってしまうので、レディース的にはちょっとやりにくいんじゃないかなぁ・・・

 内舘や酒井、都築は早い時間から表へ出てきて、とりわけ都築はベンチでふんぞり返っていましたが、闘莉王の姿は見えず。

 「いくら本人が志願したとはいえ、怪我持ちの選手をサテライトに出場させるほどウチも馬鹿じゃないよなぁー」と思いながら練習に出てきた選手を見ていると、そこにはなんと闘莉王の姿が!!! なんか岡野共々観客を驚かせてやろうと建物の中に隠れていたような気配が濃厚なんですが、当方予想以上に浦和は頭が劣っていることを再確認・・・orz

<スタメン>

  小池  横山
    赤星
大山      岡野
  細貝  酒井
 近藤 釣男 内舘
    都築

 後ろは現役日本代表を含む豪華メンバー。大敗が続いているサテライトですが、今年の浦和のサテライトはトップチームのベンチ組が出ることはほとんどありません。おそらく天皇杯4回戦静岡FC戦はトップチームのベンチ組で臨むことを前提に調整を兼ねてサテライトに出場させたのでしょう。

 これだけの面子を揃えたらいくらなんでも今日のサテライトは快勝だろうとのんびり寝転がりながら観戦していたのですが、あに図らんや浦和のチャンスは立ち上がりに小池がどフリーでシュートをふかしてしまったのが一回あっただけで、後は泣かず飛ばず。

 攻撃は物凄く左に偏っている印象があり、岡野がドリブルを仕掛けた場面は数えるほど。トップのメンバーだけで試合をしていてはサテ組の練習にならないのであえて左の大山へボールを振ったのかもしれません。都築や闘莉王からのロングフィードが高めに張っている大山へズバズバ通るのは見ていて実に爽快!受けた大山は日頃こんなに良い形でボールを貰えることなんてないでしょうから彼なりに良い練習になったでしょうが、残念ながらクロスの精度が今ひとつふたつ。特に左足に問題があるようです。また再三闘莉王に「早いよー」と怒られていましたが、おそらくクロスを上げるタイミングのことでしょう。深く切り込んでクロスを上げた時は、クロスの精度はイマイチでも闘莉王は拍手してましたし。

 点が入る気配が全くしないのは、クロスの精度のせいもありますが、それ以上に2トップが問題。新人の小池は致し方ないとしても横山が全く何もできないのは困ったもの。トップデビューの頃はハイボールに競り勝って味方に玉を落とすような動きができていたはずなんですが、いつの頃からか全く精細を欠くようになってしまいました。これでは厳しい年の瀬を迎えてしまうことになりかねません。2列目の赤星も同様。

 単に勝つだけなら闘莉王を前線に張らせて置くのがもっとも手っ取りはやいのですが、それじゃ練習にならないせいか闘莉王はいつになく自重気味。それでも堪えきれずに怪しい徘徊を続ける時間帯もあり、とりわけセットプレーでチャンスを得たときの闘莉王の動きは挙動不審そのものでした。だいたい最後尾にいるべき選手がオフサイドポジションにいるってどうよw

 サテライト組で頭一つ抜けているのはやはり細貝。酒井とのコンビは慣れないせいか、最初は共に横並びで大した役にも立っていませんでしたが、次第に積極的に前に出るようになり、際どいミドルシュートを放つ一幕も。また玉際鋭く相手に詰める場面もあり、この日は酒井よりも良い出来だったと評価して差し支えないでしょう。細貝がトップで出番を得られないのは誠に残念ですが、天皇杯で起用されることを願ってやみません。

 浦和は守っては再三左サイドで数的優位を作られ、パス交換で守備網を突き崩されてしまいます。まぁラストパスは闘莉王が控えているので事なきを得てはいましたが、後半にCKをヘッドで合わされてついに失点。誰のミスで失点したのかはさっぱりわかりませんでしたが、失点後は特に都築や闘莉王が怒鳴ることもなく実に淡々、サバサバ。

 後は失点を取り返すべく闘莉王が暴れまわるのかと思ったのですが、劣った首脳部もさすがに我慢の限界が来たと見えて、闘莉王は後半17分に新井と交代。「今日は見るべきものを見た」という思いで、そそくさと会場を後にしましたが、やはりその後の試合はぐだぐだ模様だったと耳にしております。

 豪華メンバーをつぎ込んでも効き目なく、練習試合を含めて負けを重ねるサテライト。勝敗が最重要視されるところではありませんが、これだけ負けるとメンタル的に参るでしょうなぁ・・・

P.S.

 エリア内で近藤が傷んで倒れこんだ場面。

「はよ出せ!はよ出せよ、ゴルァ!! はよ出せっていってんのにわからんのか、このくそボケ!!! いっぺんしばいたろか、ゴルァ!」(一部脚色あり)と声を荒げる都築。

 「早くボールを出してください」という旨を都築なりにいったつもりなんでしょうが、審判にも何かいってしまったみたいでイエローを頂戴。 さすがGKなのに異議で累積警告4枚になってしまう漢都築。相変わらず熱いぜ!

P.S.2

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 すっかりJ2にも馴染み、その境遇を堪能しているかのような仙台サポ。来年こそは上がって来いヨ!

P.S.3

 一日遅れのアップのため、ネタがずいぶん被ってしまいました(^^;

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2006.10.30

【観戦記】浦和 1-0 湯郷

 プレーオフ第2戦湯郷ベル戦は東松山での開催。過去何度かサテライトで出かけたことがありますが、バックスタンドに急傾斜の芝生席があるだけのとんでもない競技場で、とても有料試合をやる環境じゃありません。駐車場のキャパが小さいので早めに出かけましたが、ちょっと早すぎて(^^;開門まで場外の芝生でゴロゴロ。11月も近いというのに日差しがきついの何の。

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<スタメン>

     窪田  安藤
高橋           保坂
     柳田  百武
岩倉 笠嶋  田代 木原
       山郷

 前回田崎戦で初スタメンながら良い働きをした百武が今回も先発。北本はなぜかベンチスタート。警告累積で次節日テレ戦が出場停止となるのを恐れたとの噂も耳にしましたが、目の前の湯郷が引き分け以下に終わってしまえばその時点で優勝消滅なのですから、北本温存の意味はほとんどないように思います。

 北本の代わりに窪田がFW起用されましたが、さすがに窪田の1トップは荷が重いと見えて、この日は安藤と2トップの布陣。

 党首は試合を重ねるごとに良さが出てきたように思いますが、残念ながら田崎戦で負傷してしまったようで、この日はベンチにも入れず。代わりに右SHには保坂を起用。中盤の構成は田崎戦同様、2ボランチのボックス型。左の高橋と柳田は頻繁にポジションを変えていましたが、どちらかといえば柳田がボランチに入っていた時間が長いように思いました。

 試合は終始浦和ペース。田崎戦とは打って変わって中盤を浦和が完全に支配しているのが印象的。湯郷の頼みの綱といってよいMF宮間に全く仕事をさせませんでした。この日も百武が活躍。ほぼ守備専業ボランチという役回りですが、彼女が加わったことで高橋や柳田の守備の負担がずいぶん軽減されました。とりわけこれまで浦和の中盤の底を支えてきた高橋が前に出られるようになり、これが浦和の攻撃力アップに寄与しているように思います。

 またこの日印象的だったのはSB木原の攻撃参加。党首が右SHに入った場合はほとんど木原は攻撃に絡んで来ず、浦和の攻撃は左サイドに偏りがちなのですが、保坂と組んだ時は木原がガンガン上がってきます。党首と保坂のボールキープ力にそんなに大きな差があるようには思えず、どうしてそうなってしまうのかは謎なんですが、攻撃のバランスは保坂起用のほうが明らかに良いわけで、党首ちょっとやばいです!

 ただ両サイドを崩しまくった割には流れの中から得点が生まれないどころか、決定機の数も少なく、全体的に攻め倦んだ印象。窪田&安藤の2トップは一緒にやったことがほとんどないせいか、コンビネーションといえるようなものがほとんどない上に、高さ・強さで北本に劣るのでサイドからクロスを上げてもほとんどチャンスになりません。クロスの精度もイマイチだったように思います。安藤の調子はかなり良くなっており、この日は2人にマークを付かれても容易にはボールを失わないところまで回復してきました。ただマークを交わしてシュートに持ち込むには至らず(1回あったくらいかな?)、この辺りも苦戦の一因でしょう。

 結局浦和の得点はセットプレー(高橋左からCK→田代がニアで反らしてゴール!)での1点に留まりましたが、相手に点を取られる気配はほとんどないまま逃げ切りに成功。なんかトップチームみたいな試合展開でしたw

 湯郷の攻撃はロングボールが9番のFWに出た時に多少見せ場があったくらい。田代がスピードで振り切られそうになるのがちょっと怖かったのですが、決定機を与えるまでには至らず。

<57分:保坂→若林>

     窪田  若林
高橋           安藤
     柳田  百武
岩倉 笠嶋  田代 木原
        山郷

<86分:安藤→待井>

    窪田  若林
       柳田      
 待井  百武  高橋
岩倉 笠嶋  田代 木原
        山郷

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 後半30分くらいからは双方チャンスらしいチャンスもなくてだらだらした試合展開になり、メイン側のテント付近にサテライトに出場する選手がちょろちょろし始めたこともあって、かなり集中力を欠いた観戦になってしまいました(^^;

 その後の試合で日テレが田崎を下し、優勝決定は次節日テレ戦に持ち越しになりましたが、莫大なな得失点差を考えればこの日で浦和の優勝は事実上消滅。しかし、なんとか日テレを下して良い形でリーグ戦を終えたいものです。

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【観戦記】磐田 3-2 浦和

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 苦手の東海アウェーでまたしても勝てず。

 過去の相性はともかく、近時の対戦成績から見て悪くても引き分けで済ませるであろうと考えてヤマハへ出かけたわけですが、唯一かつ最大の懸念材料であった闘莉王不在の影響は殊の外大きく、立ち上がりに立て続けに2失点を喫して磐田に逃げ切りを許してしまいました。主審やメイン側の副審には言いたいことが山のようにありますが、そもそも早々と2失点も食らわなければああも判定にナーバスになる必要はないわけで、残念ながら審判団が敗戦の原因じゃありません。

 闘莉王に代えてCB中央には堀之内。ネネ・堀之内・坪井で構成した3バック。昨年の天皇杯は闘莉王なしで乗り切った例もあり、この一戦もなんとか凌げるかと思ったのですが、やはりそううまくは行きませんでした。1失点目はCKを後から飛び出してきた犬塚に決められたものですが、ここはマークがずれまくり(暢久・・・)。

 2点目は伸二からの緩いバックパスを奪われたことが発端。坪井がバックパスを難なく処理するように見えたのですが、相手(太田?)と接触して坪井が一瞬動けなくなってしまい、そのまま太田にエリア内で突破を許してしまいました。傷んだ坪井はいつものように背後からボールを奪うことはできず。太田のシュートは山岸がセーブしたものの、こぼれたところにカレン・ロバート。坪井は京都戦での負傷が癒えてなんとか磐田戦に復帰してきたのですが、残念ながら実線に耐えうるレベルにはなかったようで、肝心なところでふんばりが効きませんでした。DFに内舘という選択肢もあったはずですが、スピードのある磐田FW陣に対し内舘・堀之内・ネネでは不安だとギドは思ったのかもしれません。しかし、結果的に坪井スタメン起用は完全に裏目に出てしまいました。

 早い時間帯に2点を先取されたことで浦和は終始前掛りにならざるを得ず、絶えず磐田の鋭いカウンターの脅威にさらされながらの攻撃を余儀なくされてしまいました。2点先行されはしましたが、浦和も前半15分あたりからようやくリズムを掴み、両サイドからチャンスメーク。なぜかオフサイドとなった暢久のゴールを筆頭に枠内シュートを何本か放ちましたが得点はならず。ワシントンへのマークは厳しく、ワシントンへの縦パスが磐田DFに狙われていた感があったのと、久しぶりにスタメン復帰して1.5列目に入った伸二の運動量が物足りない印象は拭えず、中央にでかいスペースができてしまいました(同じく運動量がありませんが、1.5列目としてはポンテのほうが適任です)が、それでもまずまずの出来と思いました。

 ただやや前掛りになっているため中盤でボールを失った際のダメージもまた甚大。とりわけアレックス-ネネで守る左サイドは太田・犬塚のコンビに良いように蹂躙されて、何度も決定機を与えてしまいました。磐田の攻撃は中央で奪って素早くサイドへ展開。そして手数をかけずに再度中央へ。これの繰り返しですが、スピード・運動量が豊富な磐田のSBやSHには実に良く嵌ります。3点目を取られてもなんら不思議はなかったのですが、そこを決められないのが今の磐田の実力なんでしょう。

 川崎・千葉・大分・甲府と攻守の切り替えが速いチームは概して浦和は苦手ですが、すっかりスタイルが変わった磐田も苦手の部類になってしまうのかもしれません。もっとも全盛期の磐田を知るものにとっては、相手に圧倒的にボール支配を許しながらもその隙を虎視眈々と狙う磐田の姿って「もののあはれ」を思わざるをえないのですが、まぁそんな磐田に負けてしまっては感慨もへったくれもないですわな。

 相馬を早い時間帯で準備していたのが判ったので、後半頭からアレ→相馬となるのかなと思ったのですが、ギドの選択はなんと坪井→相馬で相馬・ネネ・堀之内・平川の4バック。今季の浦和は4バックを採用すること自体珍しく、しかもネネ・堀之内は一度も組んだことがないはずなので大博打もいいところなのですが、この博打は(結果には繋がりませんでしたが)吉と出たといっていいでしょう。サイドに蓋をしたことで磐田の両SBは沈黙。守備の負担がなくなったアレックス、そして一列下がってパスセンスが活きるようになった伸二、さらには相馬や平川の攻撃参加で浦和の攻撃に厚みが出るようになりました。左CKからの混戦でワシントンの主砲がついに炸裂。後半早い時間帯に一点返したことで逆転の目が出た!!!と思ったんですがねぇ・・・

 相馬のクリアを田中に拾われ、ファーにポツンと残っていた福西に送られて3点目を失ってしまいました。現場では福西のオフサイドに見えたのですが、どうもアレの戻りが遅れてオフサイドが取れなかった模様。反撃の狼煙をかき消されてしまったかのような痛恨の失点でした。

 またもや2点を追いかけざるを得なくなったギドは後半24分にアレックスと伸二に代えて達也と永井を同時投入。故障を抱えている伸二を90分使うわけにはいかないので伸二の交代は仕方ないのですが、アレックスまで代えてしまったのはかなり疑問。達也の状態はやはり芳しくなく、永井も立ち上がりに一つ良いクロスがあったくらい。正直ユース上がりの若者を一対一で永井が抜けないのにはめちゃめちゃ凹みました。永井が蓋になって平川が上がりにくくなったようにも見えましたし。

 またアレと伸二を共に代えてしまったことの弊害はセットプレーでより顕著になりました。奇跡的といっては失礼ですが、暢久のCKをワシントンがヘッドで決めて1点差に追いつきはしましたが、後の暢久のFKは味方の反撃意欲を削ぐようなあんまりな出来。

 磐田は後半完全にべた引きになってロングボールでカウンターを狙うしかなくなったわけですが、その堅陣をサイドから崩そうとしても両サイドで頑張る平川・相馬のクロスの精度も良好とは言いがたく、ここでもアレの不在が響きました。おまけに闘莉王がいないので、クロスを入れても中央のターゲットが少なくて得点の臭いは漂わず。ネネは最後の最後で上がってきただけ。闘莉王不在の悪影響は前半は守備に、後半は攻撃に表れたといって差し支えないでしょう。

 茶野・服部・金と守備のスペシャリストを入れ、暴力も反則も厭わず逃げ切りを図る磐田を最後は攻め倦んだ按配で試合終了。勝っていれば往時からすれば随分と退嬰的な磐田のサッカーを高笑いに笑うこともできたのですが、負ければただただ頭を垂れるのみ。

 決定機は数多く作っており、返す返すも立ち上がりの2失点さえなければ(勝てるかどうかはともかく)負ける気はしない試合内容でした。また立ち上がりの2失点は止むを得ないとしても引き分けには持ち込める試合でしたが、そこでなんとか磐田に勝ちを引き寄せたのは川口の奮闘にあったといっていいでしょう。さすがは代表正GK。恐れ入りました。

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 まだ6試合も残っているのに、"Sportiva"だの"Soccerz"だの、優勝ムードを煽るようなレッズ特集を読んでニヤニヤしているようじゃダメだということですな。一見何のモチベーションもないようなチームですら、やっぱり浦和には必死で立ち向かってくる。今日の試合は悪い試合じゃなかったけれど、ちょっと相手を舐めたところがあったかもしれない。特に立ち上がり。

 久しぶりの負けで落ち込んじゃうのは致し方ないけれどまだ首位なんだし、来る一戦一戦で相手をなぎ倒してゆけばいいんじゃないですか、選手もサポも。

 楽な道はないけど、ここを乗り越えないと今年は何もない。

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2006.10.29

(メモ)サテ浦和‐仙台

(スタメン)
都築、内舘、闘莉王、近藤、細貝、酒井、岡野、大山、赤星、小池、カニ

(前半)前が弱いためかボール納まらず、やや押され気味。左サイド中心に攻めるがクロスに精度欠く。
細貝好調!

都築、暴言でイエローw

(後半)頭は交代なし。

CKをヘッドで決められ失点。

闘莉王交代時点で撤収w

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(メモ)浦和1 ‐0湯郷

(スタメン)党首不在!

北本もスタメン落ち。前節に続き百武がスタメン。窪田のワントップか?

(前半)左からのショートコーナーをニアの田代がそらして先制!
終始押し気味。左右の攻撃のバランスよし。
右サイドへの縦ポンカウンターに注意。

(後半)終始優勢で危なげなく逃げ切り。サイド攻撃を仕掛けるもクロスの精度が悪く、中の枚数も足らず、アイデア不足で追加点ならず。消化不良の印象。

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2006.10.28

(メモ)磐田3 ‐2浦和

*さすがに今日は観戦記を書く気がしない。明日にまた。

 立ち上がりの2失点と、(結果論だけど)達也・永井の同時投入不発が全てやね。メイン側の副審には文句をいいたいが、残念ながらそれが勝敗を決定的にしたわけではない。早い時間帯に先制を許して磐田ペースでゲームが進んだのが何より痛かった。

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(スタメン)ポンテ負傷欠場でワシントン・達也の2トップの予想に反し、伸二をスタメン起用。ワシントンの1トップ。負傷明けの坪井・長谷部も無事出場。
主審高山

(前半)立ち上がり早々CKをヘッドで合わされ失点。さらに右サイドで坪井がつまずいた?隙にエリア内に侵入されてさらに失点。
浦和がボールを支配してサイドからチャンス作るが無得点。
ボール奪ってからサイド経由での磐田のカウンターに注意。

(後半)頭から坪井→相馬の大博打!4バック!

CK崩れの混戦から一点返すもカウンターを食らってまた失点。
べた引きの磐田からセットプレーで一点返すのが精一杯。
闘莉王不在を痛感。

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2006.10.27

シーチケの怪?

 周囲で「シーチケ当選!」の朗報が相次いでいます。

 埼スタシーチケが出来て少なからずの人がそちらへ流れ、辛抱強く通常のシーチケを待った人が続々当選したのかもしれませんが、真相は不明。たまたま当たった人が身の回りに多いだけなのかもしれません。

 聞くところによると来年は埼スタでリーグ戦13~15試合が予定されているようで、逆にいえば来年も駒場開催が残る模様(こちら様参照)。

 浦和のシーチケは割引率が低く、またナビスコで勝ち進んだ場合の優先購入権があるくらいで目ぼしい特典がないのが特徴でしたが、駒場のシーチケ枠拡大以降、通常シーチケは駒場のチケットが手に入ることが大きな特典と化しています。

 本ブログでは死にチケ問題を放置したままでの駒場開催には反対してまいりました。来年も駒場開催を続けるとの報を聞いて、浦和フロントが駒場開催を止めないのは地元とのしがらみ等ではなく、駒場開催を続けないとシーチケが安定的に売れなくなるのを懸念しているからではないか?という疑念を持つに至っています。

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2006.10.26

【観戦記】U-21日本2-0中国

 細貝が選ばれなかったため赤サポ的にはどうでもいい試合になってしまいましたが、U-21とはいえ代表戦の人気の無さを連呼されるのも癪だし、雨の心配も無くなったので国立までノコノコでかけてきました。

 開始30分くらい前に青山門に着いたところ、周囲には長蛇の列。しかもチケット売り場よりも引き換え券窓口のほうの列が長い感じ。相当タダ券配ったんでしょうなぁ・・・ なんか金払って見るのバカバカしくなるんですよね、こういう光景見ると。

 酒飲みながらマターリと見たかったので、アウェー側ゴール裏で観戦。あまりにも酒を飲みすぎ(^^;、しかも平山を中心にツッコミを入れすぎた(^^;のでまともな論評はできません(いつもしてないじゃないかというツッコミは禁止)ので、箇条書き風に。

・カレン、枝村、谷口、水野と実績的には上位と見られるメンバーがなぜかスタメン落ち。この日はいわば練習試合なので、控え組のテストと割り切ったのでしょうか?

・フォーメーションはてっきり平山1トップ+苔口・増田の2シャドーと思ったのですが・・・ 例えばこんな感じ。

     平山
  増田  苔口
本田      中村
  梶山  青山敏
 一柳 伊野 青山直
     西川

・で、梶山が積極的に前に出て、青山敏が守備専門みたいな・・・

・試合は興業的には退屈以外の何者でもなかったですね。日本はサイドからのクロス攻撃で2点取った(しかも2点目はどう見ても平山のハンド・・・)他は、左サイドを中心に2、3度チャンスを作った程度。中国は立ち上がりのセットプレーでチャンスを得たくらいで何もできず。

・北京では前半押され気味ながらそこを凌いで勝機を得たといった感じでしたが、東京での再戦はつまらない内容ながら完勝でした。一応完勝だったせいか、各紙はえらく前向きに評価してますけどもうちょっと強い相手とやらないとこのチームの課題は見えてこないかと。この日の中国はコンディション不良だったみたいですし。

・3バックがあたふたした場面なんてほとんど記憶にないので、中盤の守備が良かったということになるのでしょう。俺達の青山直が活躍する場面を見に来たのですが最後にちょっと見せ場があったくらい。

・左の本田・増田に梶山あたりが絡んでくる攻撃はまずまずだったのに対し、右はしょぼい印象。中村はよく動いて目立ってはいましたが、結局平山の疑惑の得点に繋がったクロスと、青山敏がエリア内に突っ込んだプレーに絡んだくらいでしょうか。

・A代表と比べるとDFの攻撃参加がほとんどなく、全般にポジションチェンジが少ないように思いました。この辺はオシムと反町のやり方の差なのかどうか。前線でボールが落ち着かないので、後ろから上がるに上がれないのかもしれませんが。

・交代枠は事実上一つ使っただけ。しかも枝村はボランチではなく、2列目に起用。この日は徹底してテストモードなのか。

・次の韓国戦はもうちょっと真面目に見ようと思います(反省) 

・で、帰宅してもまだテレ東の録画中継が始まっていなかったのには心底驚きました。延長戦突入でもなく、乱打戦でもないのに4時間以上かかる試合っていったいどうよ・・・

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運頼みの糞サッカー?

磐田MF西全体練習に合流(日刊・静岡)

 右足関節ねんざで戦線離脱中の磐田MF西紀寛(26)が24日、全体練習に合流した。チームが2日間のオフ明けということで、フィジカル中心の2部練習となったが、「もう痛みはない」とフルメニューを消化。完全復活をアピールした。

 9月7日の練習中に負傷した。全治4週間と診断されたが、予想以上に回復は長引き、当初の復帰時期からも大幅に遅れた。今日25日から戦術面の練習も再開する予定で、「(1日も早く)復帰できるように頑張ります」。28日浦和戦での戦列復帰も視野に入れ、調整のピッチを上げていく。

(中略)

 チームは21日に福岡に敗れ、優勝の可能性が完全に消滅した。西は「J全体でついている(運のある)ところが勝っている気がする」と分析。チームにも少なからず当てはまる部分はあっただけに、西ら主力選手が相次いで復帰予定の磐田も、残り6戦で地力のあるところを見せたいところだ。

[2006年10月25日10時35分 紙面から]

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 最近姿を見ないなと思ったら怪我で長期離脱していたんですね。

 西は浦和戦では事あるごとに野次の標的となってきましたが、通称893と違って退場してくれないどころか、野次られてますます活躍してしまう傾向があるのが困り物。浦和にとって嫌な選手の筆頭格ですが、近時は代わりに出場している太田が好パフォーマンスを見せているので怪我が癒えたところですぐに出番があるかどうか微妙なところです。

 ところで最後のパラグラフは西の分析、それを受けた日刊のコメントとも意味がよくわからないのですが・・・ Jリーグは運頼みといいたいのでしょうか? 上位陣は運任せの糞サッカーといいたいのでしょうか? ヤマハのクロスバーやポストは使えねーなーと自嘲しているのでしょうか?

 埼スタのクロスバー&ポストが浦和の味方であることは間違いないのですがw

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2006.10.25

闘莉王、東松山に登場?

闘莉王2軍志願!「試合勘失いたくない」29日サテライト出場(報知)

 浦和の日本代表DF田中マルクス闘莉王(25)が24日、サテライトリーグJ2仙台戦(29日、埼玉・東松山陸上競技場)の出場を志願した。日本代表の主力クラスの2軍戦出場は極めて異例だが、累積警告で28日のアウエー・磐田戦を欠場となる大黒柱が試合勘を失わないため、ピッチに立つもの。リーグ初Vに向けて、心身とも極限まで磨くつもりだ。

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|-`)o0 大敗続きのサテライトへの究極のテコ入れか・・・

 というツッコミはさておき、いかにも闘莉王らしい気合の入れようが目に浮かびます。ただ文中に指摘があるように試合出場には負傷のリスクがある他、そもそも闘莉王は故障を抱えながら強行出場を続けていたのだから、1試合休むのが妥当だと思いますがね。もっともこんなもっともらしいことを言っても聞かないのがいかにも闘莉王なんですが、ギドが闘莉王に自制を求られるかどうか・・・

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来年2月、欧州遠征?

浦和 来年2月に欧州遠征を計画(スポニチ)

 初のリーグ制覇へ独走態勢に入った浦和が、来年2月に欧州遠征を計画していることが24日、明らかになった。パートナーシップ契約を結ぶドイツの名門バイエルンMからミニトーナメント参加の打診を受け、浦和側も前向きに検討している。来季はアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の参戦も決まっており、世界戦略に向けた大きな一歩となりそうだ。

 浦和が来季の世界戦略へ動きだした。その第1弾が来年2月のオーストリア遠征だ。今年1月にパートナーシップ契約を結んだバイエルンMからミニトーナメント参加の要請を受けており、中村GMは「バイエルンMとはいい関係を築いていきたいし、前向きに考えている」と話した。

 既にバイエルンM側は日程も調整済み。ミニトーナメントは2月13日にオーストリアのザルツブルクで開催予定。バイエルンM以外にもレッドブル・ザルツブルクを加えた3クラブが、45分1本で総当たり戦を行う予定。スター軍団のバイエルンMが強いのは当然として、レッドブルにもW杯クロアチア代表MFニコ・コバチが在籍しており、ハイレベルな大会になる。

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|-`)o0 「年2月のオーストリア遠征」の間違いじゃないのか???

 天皇杯の結果にもよりますがw オフ明けにいきなりくそ寒いところへ行って大丈夫なんですかね? なんかタイ・キャンプが流れて、やむなく九州の中では寒さが厳しい熊本でキャンプを張ってイマイチだった05年を思い出すのですが・・・ 先方はウィンターブレーク中の肩ならしなんでしょうけど・・・

 今夏のドイツ合宿も目に見える成果なんてほとんどなかったように見受けられましたし、バイエルン絡みの遠征ってちょっと疑問符がつくことが多いような・・・

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2006.10.24

伸二、長期休養へ

小野V決定後、長期休養!左足首骨挫傷治療(報知)

 サッカーJ1で首位を快走する浦和の司令塔・MF小野伸二(27)が、最短で来月18日の名古屋戦に決まるリーグ優勝後、天皇杯を含む残る全日程を回避し、最大3か月の長期休養をすることが23日、明らかになった。左足首骨挫傷治療のリハビリのためで、全治2~3か月で完全休養が必要な状態。天才司令塔は初のリーグ制覇まで激痛に耐えスーパーサブ役で全力を尽くす。完全復活後の来季、オシム・ジャパンに初見参を果たすつもりだ。

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 伸二の負傷はやはり軽いものではなく、先発出場できる状態ではない模様。残念ながら今年の伸二は前半はコンディション調整に時間を要し、後半は負傷欠場を重ねる結果になってしまいました。

 幸いにもといってはなんですが、暢久が依然好調を維持しているため、伸二が負傷していなくても今の浦和で先発出場できるかどうかかなり疑わしい状況にあります。川崎戦では短い時間にも関わらず投入直後から巧みな技&ポンテとのコンビで敵を翻弄する場面もあり、負傷を抱えながらあれだけやれるのかと驚かされました。今はそういう役回りでチームに貢献していただければ十分でしょう。

 報知はオシム、オシムとうるさいのですが、3ヶ月も休養するとなると来年のキャンプでも出遅れることが容易に想像されますので、実際は代表どころじゃないでしょう。浦和で活躍することが先決ですね。

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2006.10.23

【観戦記】浦和 1-0 TASAKI

 リーグ戦駒場で完敗を喫した田崎にプレーオフで雪辱。この一戦は新戦力の抜擢とフォーメーション変更がものの見事に奏効したといっていいでしょう。

 永井監督はスタメンに今季ほとんど実績のない百武を抜擢。負傷が長引いていた模様ですが、もともとDFの選手。笠嶋・田代といった本職DFもスタメン入りしていたので百武を入れて3バックでもやるのかと思ったのですが、蓋を開けてみればなんと百武はボランチ起用でした。

フォーメーションはこんな感じ。

      北本
      安藤
高橋 柳田  百武 党首
岩倉 笠嶋  田代 木原
      山郷

 本来の狙いは中盤はボックス型なんでしょうけれど、OMFが田崎のプレスを受けて思うように高い位置を取れないので実際はフラット4っぽくなっています。

 前回は通常通り高橋の1ボランチで田崎戦に臨んで田崎に中盤を完全に支配され、とりわけガウ子(山本絵美)にいいようにやられました。その反省を生かして百武を入れて2ボランチを採用。百武はボランチの経験があるのかどうか定かでありませんが、彼女の活躍で中盤の勝負を五分五分に持ち込むのに成功。柳田はもちろん高橋と比べてもボールを奪ってからの展開力に欠けるとかなと思いましたが、守備的な仕事は十二分に出来ていました。強い相手と闘うためにはまず守備から。党首もよくボールに絡んで田崎の中盤を自由にさせなかったのがこの日の勝因といっていいでしょう。

 ただ2ボランチを採用すると逆に攻撃に厚みが無くなってしまうのは致し方ないところ。左SB岩倉の攻撃参加を待って柳田らとのパス交換で左サイドを崩すか、柳田や安藤がサイドのスペースに飛び出すかして北本目掛けてクロスを放り込むくらいしか攻撃の手立てがありません。あとはセットプレー頼み。

 しかし1トップ気味の北本は下小鶴と磯崎、いわゆる「鶴とザキ」という縁起が良いのか悪いのか良く分からない代表DF組にがっつりマークされていて、あんまり点の入る気配がありません。

 浦和は右サイドの攻撃が使えると楽なのですが、この日も党首&木原で右を崩す場面はほとんどなし。党首が田崎DFラインの裏へ飛び出す動きが欲しいところですが、惜しくもオフサイドになったプレーがあったくらい。先の湯郷戦と比べれば格段に良い働きをしていましたが、自ら仕掛けるというよりは他の選手の飛び出しをフォローする役割に徹していたように思いました。

 また浦和は田崎の攻撃をよく防いでいるとはいえ、FWの個人技でサイドを抉られる場面もあって、やや田崎優位という印象で前半終了。

 大谷・鈴木の両FWはスピードがあるのでDFの裏を突かれるとスピードのない浦和DF陣には非常に辛い。出所を押さえておかないとスルーパスを出されたり、サイドをぶちやぶられて速いクロスを送られたりすると目も当てられません。この日はスルーパスでやられる場面はなかったのですが、サイドからは時々危ない形を作られました。

 後半立ち上がりもさして戦局に変わりはなかったのですが、浦和の数少ない攻め手といって差し支えない左サイドからの崩しが見事に嵌って、タッチライン際で粘った岩倉のパスを受けた安藤のスルーパスを北本がエリア内で受けてGKまで交わしてゴール! 角度のないところを明らかに体が軽くなったロナウド北本きっちり決めてくれました!!!

 その後は百武に代えて保坂を投入。さらに党首に代えて若林。百武はよく効いていたので前者の交代はやや疑問でしたが、百武は浦和で90分やった経験がないのでスタミナに問題があるのかもしれません。保坂は左SH。百武のところには高橋が入り、安藤が右SHに回って、北本・若林の2トップ。完全にカウンター狙いの構え。得点には至りませんでしたが、前掛りにならざるを得なくなった田崎を牽制するに十分な動きはできていたように思います。

 また非常に不思議なことに田崎は先制された後、ロングボール攻撃が目立つようになりました。浦和両CBは高さは十分なのでロングボール攻撃への対応はなんら不安なし。左右サイドを一度ずつ破られてヒヤリとした場面があり、これをしつこく狙われるほうがよほど嫌だったのですが、田崎の拙攻に助けられて1点を守りきって試合終了。ガウ子の見せ場がほとんどなかったことが、この日の田崎を象徴しているのかも。

 強敵を良い内容で倒したためか、試合終了後の選手達のはじけっぷりが印象的でした。

 その他由無しごとを少々。

・党首vsガウ子というチビッコ同士でもたまにハイボールを競り合うことがある。党首惜敗・・・orz

・相手CK時には党首が最前線に居残ることも。党首はそれなりにボールキープができるのでそうしているのかもしれない。

・でも、いくらキャッチしたボールの出しどころがないからといって、党首めがけてゴールキックを蹴るのはヤメレ! 相手がジャンプしてないのに党首に競り勝つのは見ていて悲しくなる。

・党首がフリーなのに、2人もマークを背負っている柳田にスローインを出すのは納得が行かないヽ(`Д´)ノ ウワァァン!!

・安藤は湯郷戦の絶不調ぶりからは若干回復。しかし田崎DFを個人技で交せるほどには復調しておらず、まだまだ先は長そう。終盤に右SH入るケースが増えてきましたが、党首の地位を脅かすとは不敬にも程があろうというもの。法師党としてはボルテのカタログに党首とペアルックで登場した堀之内選手とともに安藤選手を要注意人物に指定して動静を監視してゆく方針です。

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季語

「エメ遅刻」

は春の季語としてはもう死語になっちゃったけど、

「ガンバ失速」

はもう秋の季語認定ですなw

今日は朝から雨。ちょっと冷え込んでまいりました。

今夜は鍋にして、感謝の意をこめてちょっとだけ瓦斯を多めに使ってやろうかと。

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2006.10.22

(メモ)サテ浦和1 ‐5札幌

(スタメン)なんとカニも小池も不在で2トップはユース組。さらにU16の山田も出場。

(前半)DFのパスミスをさらわれて失点。さらにミドルシュートをGK大谷が前にこぼしてさらに失点。
しかし赤星のスルーパスをユースの永田が決めて一点返す。
全般に押され気味。ユース組のほうが心なしか目立つくらい。

(後半)
CKから曽田ヘッド。西沢のミスからさらに失点。ポストプレーから中央を割られてまた失点。

もうプロとしてはやっていけないね、かなりの数の選手は。

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(メモ)浦和1 ‐0田崎

(スタメン)
なんと窪田がベンチからも外れ、代わりに百武がスタメン。

(前半)
百武はボランチに。中盤の守備が強化されて田崎と五分の戦い。
しかし北本1トップでは攻めに迫力がない。
双方左サイドからチャンスメーク。
田崎はFWが速いので一発に注意。

(後半)
左サイドからのスルーパスを北本が決めて先制!
その後保坂、若林と攻撃的な選手を投入してカウンターを狙いつつ、田崎の反撃をいなして試合終了。
田崎が放り込みになったので、楽だったか。

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2006.10.21

【観戦記】浦和 2-2 川崎

 先制しながら勝てなかった。

 終始やや優勢にゲームを進めたのに勝てなかった。

 近時驚異的な勝率を誇るホームゲームなのに勝てなかった。

 あれやこれやでちょっと負けに等しい引き分けのような気がしますが、逆転優勝を狙う川崎からすれば勝利が必須。この一戦を浦和は引き分けで凌ぎ、事実上川崎を優勝争いから蹴落とすことができたという意味では勝ちに等しい引き分けといっていいでしょう。ただ敵もさるもの、楽にリーグ制覇はさせてくれません。明日ガンバが勝てば勝ち点差が3に縮まってしまいますが浦和が不利になったわけでもなんでもありません。ガンバとは最終戦で雌雄を決するくらいの精神的余裕があっていいんじゃないでしょうか? 

 でも見所が乏しいにも関わらず勝ち点3を確保する試合が多い今年の浦和が、川崎戦では比較的面白い試合を演じながら勝ち点1に留まってしまう。それがフットボールの奥深さなんでしょうなぁ・・・

 長谷部の負傷欠場で代替要員・布陣が注目されましたが、ギドの選択は長谷部に代えて暢久。達也が調子を落としているのでてっきりワシントン1トップと思ったのですが、ギドはワシントン・達也の2トップを選択しました。結果からすればこの選択の評価は分かれるでしょう。ポンテはいかんせん本当にヤバイ時しか守備をしないので、前線に運動量が多い選手を置いておく必要があり、その意味では達也は随分守備に貢献していたのですが、肝心のFWとしての仕事は全然できませんでした。スピード・ドリブルの切れ共に全盛期にほど遠く、後半伸二に交代を命ぜられるのも已む無しでしょう。達也にDFラインサイドのスペースを突かせても全く突破できないのは非常に寂しいものがあります。

 一方長谷部の代わりにボランチやや前目の位置に入った暢久はまずまずの出来といっていいでしょう。過去あまりボランチで機能した覚えの無い暢久ですが、今日の出来なら文句はありません。時折消えがちでしたが、2点目に繋がったドリブルでの中央進出からポンテへのスルーパスには痺れました。ただ判定にいらついて露骨なファウルを犯し、イエローをもらったのはいただけません。

 判定といえば、片山主審。立ち上がりの伊藤のハンド見逃しに始まり、やや浦和に不利と思える判定が相次いだこともあって、久しぶりに浦和の選手達が判定にいらつく場面が目立ちました。しかし、こういう態度はだいたい碌な結果になった試しがなく、今回も案の定勝てず。録画を見るとマギヌンのPKゲットは妥当で、千葉戦の岡田なら山岸はレッドがでてもおかしくないプレーでした。またそれ以外に双方PKを与えてもおかしくないプレーがあり、それらは片山主審が全部流したので良くも悪くも不公平感なし。ただアレックス・暢久・闘莉王に対するイエローはそれぞれ妥当だと思えるのに対し、川崎のラフプレーには一切イエローがでなかったあたりに少々不満があります。

 立ち上がりの川崎は鋭いプレッシングで浦和の中盤を封じ込めにきました。互角の展開でしたが、細かいパス回しで浦和が徐々に川崎のプレス網の回避に成功。右サイドを崩してから闘莉王のシュートは惜しくもサイドネットを叩いたものの、さらに闘莉王のロングフィードをワシントンが川崎DFを巧みに交わして先制! この一点で今日は勝ったと思ったのですが、スピードのある選手が前線に揃った川崎相手に坪井不在はやはり厳しかった様。川崎は浦和DFラインの裏、特にネネやアレックスが上がった裏を執拗に狙っていましたが、2点ともその狙いが嵌りました。山岸がPKを与えた場面はネネがマギヌンに後方からぶち抜かれてあっさり追うのを諦めていますし、浦和の2失点目はアレックスが森にスコンと交わされて高精度のクロスを送られています。後方から飛び込んでくるのは中村の真骨頂。

 それ以外にも左サイドを崩されて2度ばかり決定機を与えたような気がしますが、そこはDCG(だめだこりゃ我那覇)が外しまくって大助かり。ジュニーニョも本調子ではないようで、同点に追いついた後は負ける気がしないまま後半攻めに攻めましたが一点が取れず。

 ギドは引き分けで満足することなく、勝つ気満々で相馬・伸二・永井と攻撃的な選手を相次いで投入。アレックスは前半に一枚イエローをもらい、森に対して厳しく行けなくなったこともあって相馬に代えたのでしょうが、この交代はまずまず。森の進出を抑えたという意味では相馬投入は成功なのですが、相馬の低くて速いクロスはスピードのないワシントンには合わず。そういうクロスは佐藤寿人じゃないと合わないと思うよ・・・ちゅーか、暗に寿人を採れと言っているのか??? ワシントンには緩くてもいいから正確なクロスを送らないと。この二人、とても昨年同じチームでやっていたとは思えない合わなさっぷりですね。

 一方達也→伸二の交代は絶妙でした。惜しくもオフサイドでゴールは取り消されましたが、ワシントン・ポンテ・伸二のダイレクトパスで川崎DFを翻弄した場面を始め、プレスのかからなくなった川崎の中盤・DF陣を尻目に随所でポンテ&伸二が妙技を披露。ただこの組み合わせは前線の守備が機能しないので、ゲーム頭からはやり難いでしょうね。

 さらに平川に代えて永井。今日の平川はマルコンに振り回されることはなく、攻守とも無難な出来でしたが、ギドは攻勢を強めるため永井を投入。ここで関塚監督はなぜか森を左に回して永井と対峙させましたが、その意図は不明。そもそも森が左もできるというのは意外でした。ただギドの願いも空しく永井投入はさしたる効果がなく、浦和の攻撃は左サイドに偏りがちになり、この辺りがこの試合を勝ちきれなかった要因なのかも。

 積極的に選手を代えた浦和に対し、勝たないといけないはずの川崎はマルコンに代えて井川を入れただけで前目の選手の交代はなし。これじゃ関塚監督は引き分け已む無しと判断したと見られても仕方ないでしょうし、適当な交代選手がいないならそれが川崎の限界でしょう

 厳しい試合でしたが、川崎の攻撃力はナビスコで対戦した時から比べれば相当陰りが出ており、浦和からすれば勝たないといけない試合だったように思います。ただこれまで強固な守備をベースに勝ち点を積み上げてきた浦和としては、ホームで2失点しながら勝つというのは少々虫が良すぎるといったほうがいいのかもしれません。今日は緊張感溢れる良いゲームを見せてもらった。それでいいんじゃないでしょうか?

 次節磐田戦は闘莉王がついに警告累積で出場停止。最前線に高さのない磐田相手だったのが不幸中の幸いかもしれません。また、この日の闘莉王は疲れのためか、あるいはコンディション不十分のためか、やや軽率なプレーも目立ちました。ここで休みをもらっておくのは残り試合を闘う上で悪くはないかと。

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小貝川ウォーキングフェスタ

 先日知人が企画・参加している「小貝川ウォーキングフェスタ」に行ってきました。

 茨城県西部・旧下館市あたりを小貝川に沿って水防施設を見学・学習しながら散策を楽しむというもので、参加費無料。こんな企画でもないとまず行かないところです。

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 この手の企画は鉄道会社を中心に結構流行っていて、この日の参加者もざっと300人といったところでしょうか。市長他若干名の挨拶の後、準備体操(これが結構きつい・・・)があっていよいよ出発!

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 コースはこんな感じ。築堤上を延々と歩きます。

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 遠くには筑波山も。冬に歩くと吹きさらしがきつそうですが、この日は暑くもなく寒くもなく、絶好のウォーキング日和でした。

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 要所要所で水防施設を見学・学習。記録代わりにスタンプを押します。小貝川は1986年に堤防決壊により大水害を起こしたため、集落移転を伴う遊水地設置等大規模な治水事業が行われて今日に至っています。

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 妙なモニュメントもあちこちに。

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 広々とした土手で休憩&昼食。

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 けんちん汁が振舞われたりします。参加費無料なので、地元自治体や土木工事関係者・水利施設維持管理者等から相当の費用が出ているものと推察されます。

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 午後2時過ぎ、約4時間で無事15kmを完歩。

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そして謎の参加者も・・・orz

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2006.10.20

横浜M練習場広告で1億円

横浜M練習場広告で1億円(報知)

 横浜Mが横浜・みなとみらいに新設した「MM21トレーニングセンター」の広告料収入が1億円に達することが19日、分かった。現在クラブハウスなどは建設中だが、すでにピッチは使用可能で練習も実施。施設内には広告看板などの設置スペースを設けてあり、9月からスポンサーを募集していた。スタジアムでの広告料収入は一般的だが、練習場で億単位の収入を実現するのはJリーグでも異例のことだ。

 同施設にはスタンド上部に19枚(1枚400万円)、ピッチレベルに60枚(1枚200万円)の看板設置が可能で、その他の広告スペースと合わせ総額3億円に上る。上部看板では17日に契約したIT企業「I・Net・Rely」が14社目。さらに左伴繁雄社長は「今週中に3社決まる」とし、1億円に達する見通しを明かした。昨年度の広告料収入はJトップの約25億円で、今後も貴重な資金源となる。

(2006年10月20日06時06分  スポーツ報知)

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 大原にも広告が随分増えたけれども、あの広告料はどれくらいなんだろう?練習見学に来る人の数だけならマリノスに負けることはありえないんだけれど、みなとみらいと違って場所が場所だけにぷらっと来る人は絶対にないからなぁ・・・

 大原はクラブハウス建設にあたって開発規制条例をクリアするために結構苦労したと耳にしており、クラブハウス壁面等には広告が出せないんだろうなぁ・・・

 それはともかく、「昨年度の広告料収入はJトップの約25億円」ってその「広告料」は「MM21トレーニングセンター」の広告料と意味合いがかなり違うぞw 

P.S.

 練習場の広告は結構ですが、肝心の日産スタジアムの広告。出来た当時から比べると随分広告が減っていますね。特に日産系以外の広告が。

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2006.10.19

川崎戦、長谷部欠場

長谷部が右足痛で川崎戦欠場(報知)

 首位・浦和の日本代表MF長谷部誠(22)が右足内転筋周辺痛で21日の川崎戦(ホーム)を欠場することが18日、分かった。

 「長谷部は今週リハビリで、週末のゲームには出ない。磐田戦には間に合うと思う」と浦和のギド・ブッフバルト監督が語ったもの。長谷部は11日のアジア杯、インド戦の後半に右太ももの付け根部分に痛みを感じた。全治7~10日程度で、28日の磐田戦(アウエー)で復帰となる見込みだ。司令塔不在は、優勝争いで独走態勢に入った浦和の大きな不安要素となる。

(2006年10月19日06時05分  スポーツ報知)

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 今日も俺達の報知。

 福岡戦で長谷部を早めに交代させた原因はこれですね。

 しかし俺達の報知とあろうものが、「司令塔不在」とか「大きな不安要素」とかミスリードしちゃいかんでしょう。今季長谷部はポジション的にも機能的にも「司令塔」ではないし、ボランチは浦和で一番層が厚いポジション。

 長谷部の代わりはギドの性癖からして内舘が入るものと思いますが、ここ2戦の内舘のパフォーマンスはお世辞にもよろしくありませんから酒井に期待したいところ。攻撃的に行くのであれば伸二を入れたいところですが、川崎戦では先制されない限りそのリスクは負わなくていいでしょう。

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2006.10.18

レッズトレイン

レッズGO75万人!J最多観客動員へ大作戦(報知)

 初のリーグ制覇へひた走る浦和が、J史上最多となる75万人動員作戦を展開することが17日、分かった。今季の総観客数は55万2000人で現在リーグ1位だが、埼玉スタジアムでの残り4試合を満員に埋め尽くすためにポスター7000枚を用意したり、レッズ仕様の電車を走らせるなど、様々な仕掛けで動員王者も目指す。

(中略)

 一大作戦はこの日午前発動された。クラブは特別ポスター7000枚とポストカード20万枚を用意。スタッフ総出で、さいたま市内の店舗などに配布した。JR浦和駅前の「伊勢丹」などにレッズブースを準備し、競技場に観衆を運ぶ埼玉高速鉄道では車両を赤くラッピングする“レッズトレイン”も計画中だ。

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|-`).。oO 連日、俺たちの報知、乙!!! もう報知が浦和で飯食おうとしているのは間違いなし。

 レッズトレインはSR線内だけじゃなく、当然乗り入れ先まで走る。となると、要は敵地「武蔵小杉」までレッズトレインがこれ見よがしに走る可能性大というわけだな!!! でも現時点で「計画中」なら川崎戦に間に合わんがな・・・ 藤口社長、詰めが甘いorz 

 しかも地下鉄のラッピングってあんまり意味ないやん。どうせやるなら浦和市内の国際興業バスを10台くらいラッピングしたほうが同コストで広告効果大なんじゃないの?

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京都散策2006(6・了)

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 鞍馬山越えの後は、貴船神社で一休み。

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 神社の傍には由緒ありげな川床料理屋さんが軒を連ねていますが、すいません、そういうのは全部パスです。こういうところはそれなりにしっぽりとしたシチュエーションで行きたいものですね。

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 水の神様で知られる貴船神社。本宮はなんか「儲かって儲かってたまりまへんなぁ・・・」っちゅー感じの外観。結構派手。

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 「水占い」というのがあるんですね。

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 境内は結構奥深いようですが、今回は本宮のみ。貴船川に沿って叡電の駅へ下ります。駅まで約2km。バスや料理屋の送迎バスを使う人がほとんどですが、ここは川面を楽しみながら歩いたほうがいいんじゃないかなぁ・・・

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 貴船口駅着。やってきたのはまたしても800系。

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 一乗寺駅で下車。山歩きで猛然と腹が減ったので

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 昼飯はまたしてもラーメン・・・orz 一乗寺の「珍遊」です。一乗寺界隈には割と有名なラーメン屋が散在していますが、駅に近いところに入って見ました。中華そば(並)を注文。店内はそこそこ広いのですが、その7割ほどがカウンター。テーブルは3卓ほど。店内は雑然としています。

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 出てきたラーメンをぱっと見て、スープの上に脂がびっしりと載っているのでげげっと思ったのですが、スープそのものは割とあっさり目で癖のない醤油味でした。麺は細め、かつ柔らかめ。具にメンマと刻みねぎ。薄いバラ肉が少々。

 雨もざーざー降りになってきたため、洛南を散策する予定を切り上げて早々に京都から撤収。さて来年は試合ついでに京都観光ができるのでしょうか?

(おしまい)

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2006.10.17

なでしこリーグ・プレーオフ日程決定

 なでしこリーグ・プレーオフの日程が決定しました。浦和関連のスケジュールは以下のとおり。

10/22 日 浦和 - TASAKI 11:00 熊谷スポーツ文化公園陸上競技場
10/29 日 浦和 - 湯郷ベル 11:00 東松山陸上競技場
11/4  土 ベレーザ - 浦和 13:00 西が丘サッカー場

 どうもホームチームが割と自由に時間・場所を指定できるみたいで、浦和がホームのプレーオフ第1戦、第2戦は同日・同所で開催されるサテライトリーグの前座試合になっています。

 一方プレーオフ最終戦、リーグ1位日テレと2位浦和が激突する一戦は11/4。天皇杯4回戦の大部分と同日の開催です。よりによってキックオフは「浦和vs静岡FC@駒場」と同時刻。

 もともとプレーオフ最終戦は11/4or11/5と予定されていて、てっきり天皇杯の日程を睨んで被らないように調整するものだと思い込んでいたのですが、そんな気配りは全くありませんでした。

 11/4を指定したのがリーグなのか、日テレなのかはわかりませんが、天皇杯になでしこリーグ・プレーオフ最終戦をわざわざ被せるとは何かなでしこリーグの存在を隠しておきたい事情でもあるんでしょうか? 天皇杯とのダブりがなければ多少は観客も増えることでしょうし、新聞紙上等でのなでしこリーグ優勝決定ニュースの取扱も少々大きくなることでしょう。

 些細なことかもしれませんが、なでしこリーグの露出機会を積極的に探ってゆかないと、日本女子代表の活躍次第でリーグの消長が決まってしまう流れになるのは自明でしょう。半ば言いがかりに近いクレームとは思いますが、今回の日程設定は非常に残念に思います。

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「なでしこリーグ」を良く知らない方のために付言しておきますと、なでしこリーグのプレーオフは野球の大リーグやパリーグのそれと違ってトーナメントではなく、リーグ戦の延長のような性格を持っています。すなわち

・チームによる2回戦総当りのリーグ戦(「レギュラーリーグ」)を行い、レギュラーリーグ終了後、1位から4位の上位リーグと5位から8位の下位リーグ各4チーム2グループに分け、1回戦総当りのリーグ戦(「プレーオフ」)を行う。

・プレーオフ全12試合が終了した時点で、レギュラーリーグでの勝点にプレーオフでの勝点(勝ち3点、引分け1点、負け0点)を加算した勝点の多いチームを上位として各グループの順位を決定する。

というものです。

 昨年のリーグ戦は3回戦総当りで行われたのですが、今季はなぜか2回戦総当り+プレーオフ方式に変更され、結果的に試合数減となっています。日本代表との日程調整だとか、経費の問題とかいろいろなことがあったのだと推察されますが、女子サッカーは試合方式がなかなか安定せず、残念なことです。

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あっと驚く為五郎~浦和オヒサル

浦和公式サイトのトップページが昨夜唐突に変わりました。

 うーん、なんか駅張りの宣伝ポスターをそのまんまトップページにしたみたいで、ものすごくかっこ悪い。しかも従来のトップページに飛ぶボタンが右下に一つあるだけで、直接チケット情報等にリンクしているわけでもなんでもないので使い勝手も良くない。

 もっとも元々浦和の公式サイトは他チームに比べ情報の量・更新速度・使いやすさといった観点で見劣りします(この辺の深い考察はカタカタ系の方にお譲りしますが・・・)ので、今回の更新の出来のみを論っても仕方ないとは思いますし、あまり得意とは言いがたい集客活動にクラブが本腰を入れ始めたことを評価すべきなのかもしれません。

 ホームゲーム入場75万人が目標ですか。そのためには残り4試合で54,000人近くを集めないといけないのですが、最終戦やビジターの多数来訪が見込めるマリノス戦はともかく、ビジターの少ない川崎戦・甲府戦は54,000人は難しく、惜しくも75万人は達成できないと予想します(他人事とせずにオマエも客連れて来い!といわれそうですが(^^;)

 逆にいえば、ホームゲーム入場75万人が今年度当初に立てた目標なら(そんな話は記憶にありませんが・・・)、これまでの入場者数が予想より伸びなかったことに反省材料を求めなければなりません。駒場開催2試合を前提に75万人の目標は立てられているでしょうから、問題はそれ以外のところにあるわけで、それが何なのかはおいおい考えてゆきたいと思います。

 まぁ、どう見ても「補強急務のポジションではないにも関わらず大金を叩いて獲得した伸二のコンディションがなかなか整わず、リーグや代表で満足に活躍できなかった」のが今年度集客上の最大の誤算だと思いますが。

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2006.10.16

川口SCフェアリーズというのがあるらしい

 ちょっと旧聞になってしまいましたが、金曜日のエルゴラ(308号)に「川口SCフェアリーズ
セレクション実施」という小さい記事が載っていました。

 恥ずかしながら「川口SCフェアリーズ」というのは初耳。埼玉県社会人1部リーグに所属しており、浦和レッズアマとも闘っているみたいですね。川口はどちらかというと野球熱の強い土地柄でサッカーはそれほどでもと思いますが、エルゴラにあるように今後川口SCが本気でJリーグを目指すのかどうか注視してゆきます。

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観客動員を考える(ホーム13節終了時)

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 今季リーグ戦最後の駒場開催。観客数は17,541名。日曜のデーゲームなので、前回平日駒場開催の大分戦(16,040名)よりは格段にマシとはいえ、満席にほど遠い惨状。19,000人台が当たり前だった往時の駒場にも及びません。しつこくなりますが、この試合がリーグ戦最後の駒場開催であって欲しいものです。

 ギドが怒りを顕にしているのもごもっともで、この日の駒場はピッチ状態があまりよろしくありませんでした。

 しかし、これでもレディースの試合で見た惨状からすれば格段にマシになったというもの。久々の浦和のトップチームの試合で、グラウンドキーパーの方々がようやくやる気を出したのかもしれません。それじゃまるでかつての暢久なんですが(^^;

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2006.10.15

【観戦記】浦和 2-1 福岡

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 危なげなく勝ち点3を手にしたものの、相変わらずすっきりしない試合内容。おまけに終了間際にやらずもがなの失点を喫し、目出度さも中くらい也。3点目を取っていればもっと楽に勝てたはずですが、それができずに自らゲームをややこしくした感じ。ゲーム内容・展開は前節千葉戦と似ていた気がしました。もっとも千葉は10人でもあわやといった場面を2・3度作ってきたのに対し、福岡は11人でもチャンスらしいチャンスを大して作れていませんので千葉戦と違って負ける可能性はほとんどないわけですが。

 立ち上がりはそれほど悪くありませんでしたが、引き気味の福岡に対しDFからロングボールで直接最前線へ放り込む攻撃が目立ちました。その後長谷部のドリブル突破でチャンスを作った(シュートは枠に飛ばしてほしかった・・・)のを皮切りにサイドからチャンスを作れるようになって次第に浦和ペースに。福岡は前半0-0で折り返したいところだったでしょうが、その願いも空しくアレックスのFKをファーの闘莉王がヘッドで決めて先制。福岡のDF陣は川島くらいしか大きな選手がいないのに対し、浦和は長身のワシントン・闘莉王にネネが加わって、さらに上背はないけれども飛び込むタイミングの良い堀之内がいて、福岡もセットプレーへの対応には苦心したことでしょう。

 その後も浦和はセットプレー中心にチャンスを掴むも追加点はならず。左サイドからのクロスを攻撃参加してきた闘莉王がどフリーでヘディングを放った場面は是非とも決めたかったところですが・・・ 逆に啓太や長谷部が危険な位置でパスミスを犯したり、右サイドを縦のパス交換で崩されたりして福岡にチャンスを与える場面もあって、なんとなく釈然としないまま前半終了。

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 しかし後半立ち上がり早々、暢久が福岡DF(川島?)の緩慢な対応を突いてボールを掻っ攫い、左サイドを突破。中央の達也のシュートはGKに阻まれたものの、そのこぼれ玉をワシントンが押し込んで追加点。浦和の守備の堅さを考えればこれで事実上勝負あり。浦和はその後やや引き気味に構え、相手に適当にボールを持たせる按配でカウンター狙い。

 福岡が連続してワシントンにバックチャージを浴びせ、それを主審が流したり、イエローを出さなかったりしたことが浦和の選手の闘志に火をつけたのでしょうか。前半よりは締まった内容でゲームが進み、こちらは何度か決定機を掴む一方、福岡にはほとんどチャンスらしいチャンスを与えず。このまま2-0で試合終了かと思ったのですが、長谷部に代えて内舘を投入したあたりから雲行きが怪しくなります。

 長谷部は代表組の中では相対的に疲れやすいのでしょうか、この日のプレーはやや精彩を欠いていたので交代自体は妥当と思いますが、投入された内舘の出来は芳しくありませんでした。投入早々攻撃のリズムを崩すパスミスを犯したのには目を瞑るとしても、その後も守備に効いているとは言い難い働きぶり。今年いわゆる「クローザー」としての投入が目立つ内舘ですが、やや球威(?)に衰えが出てきたのでしょうか? 前節DFとしてイマイチだった内舘ですが、より適任と思われるボランチでも十分な働きができないようですが先々ちょっと辛いものがあります。

 さらに平川に代えて永井を投入。この交代は正直謎でした。確かに平川は右サイドで良い形でボールをもらってもそこからの展開に少々物足りないものがあったのですが、先の長谷部→内舘が守備固め的な采配であるのに対し、平川→永井は明らかに攻撃的な采配で整合性がありません。事実永井は右サイドでの守備に危なっかしいところを見せ、土壇場での福岡のサイドからの放り込みによる反撃を許す一因になってしまいました。結果論になりますが、永井を入れるなら達也との交代、平川を下げるなら暢久を右に回して伸二投入のほうが妥当かも。

 1点返されたものの、ロスタイムを上手く凌いで試合終了。慢性的な負傷を抱える伸二はロスタイムの時間つぶし要員になってしまいましたが、さぞ忸怩たるものがあることでしょう。試合終了後の挨拶では、半ばヤケクソで手を叩いているようにも見えました。この日何度かチャンスのあった達也は得点ならず。スピード・シュート精度ともに好調時にほど遠い状態。来る川崎戦はワシントン1トップ+ポンテ・暢久2シャドーで川崎の3バックに対峙するのが最良と考えます。

 内容はともかく、リーグ制覇へ向けてまた一歩前進。一歩一歩前へ。

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ギド続投?

浦和・ブッフバルト監督続投(報知)

 J1首位の浦和のギド・ブッフバルト監督(45)が来季も続投することが13日、決定的となった。過去2シーズンでタイトルを手中に収めてきた指揮官は、今季もチーム史上初のリーグ年間王座獲得に絶好の位置に付けるなど、絶大な功績を残している。指揮官の残留確定で足元を固めた“赤い悪魔”が優勝へ向けて突っ走る。

 浦和を常勝軍団に成長させたブッフバルト監督の続投が決定的になった。浦和幹部はこの日、「この成績で、来季監督を代える理由や必要性はない。ブッフバルト監督には欧州のクラブからの監督就任要請の話も届いていない」と説明した。

 ブッフバルト監督はすでに来季出場権を得ているアジアチャンピオンズリーグ制覇に向け、フロント側と補強点などの構想について継続的な話し合いを進めている。クラブ側との1年間の契約更新は来月以降となる見込みだ。04年1月の監督就任以来、チーム史上最長の4シーズン目という長期政権に突入することになる。

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 観測記事に対してあれこれ噛み付くのもどうかと思いますが、正直がっかり。

 確かに結果を出してはいるのですが、あれだけの戦力を抱えていれば僭越ながらJ制覇は当たり前なんじゃないでしょうか? でも今年の試合内容はその戦力格差にふさわしいものとはとても言えないでしょう。勝ち点獲得に汲々とするあまり守備偏重に陥った、エンターテーメント性のかけらもないサッカーを見続けるのは少々辛いものがあります。

 またリーグ制覇に次ぐ今年の課題として、来年のACLを睨んだ選手層拡充があったはずですが、こちらのほうは残念ながらあまり上手くいっていません。「スタメン固定」と批判されるほど、他チームと比べてスタメンが固定されているわけではないというのが浦和の実情です。しかし、それはたまたまワシントン・ポンテ・伸二と中軸選手の負傷離脱が相次いだやむをえない処置に過ぎず、選手のコンディションを考慮して、あるいは相手に応じた戦術的意図を持ってスタメンを入れ替えるといった試合は非常に少なかったように思います。あえて言えば暢久をしばらくスタメンから外したくらいでしょうか。相馬・酒井・黒部といった他チームならスタメンを確保できそうな選手の活用は相変わらず下手です。来年ACLとリーグを併行して闘うことができるかどうかという観点で見ればギドには大きな疑問符が付きます。

 細貝を筆頭に若手の育成に失敗したことについてはギドの責務であるかどうか疑わしいので、ここではあえて問いません。

 岡田元マリノス監督の例を見てもわかるように、長期政権によるマンネリ化も避けがたいところ。内容の乏しさを常々指摘されながら目先の結果に囚われて監督をずるずる続投させた結果、取り返しのつかない事態に陥ってしまった某国代表を反面教師としてほしいものです。

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2006.10.14

京都散策2006(5)

 京都二日目。雨が心配でしたが、午前中は本降りにはならないと判断して鞍馬山散策に出かけました。

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 叡山電鉄では新鋭の900系「きらら」に乗るのが楽しみだったのですが、今回は運悪く一度も当たらず、乗ったのは800系ばかり。上写真は「ギャラリートレイン・こもれび」です。

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 最近全国各地でクマ害が報じられていますが、鞍馬山にも出没するのでしょうか?山歩きしていてばったりクマに遭遇なんて勘弁・・・ 今年は2度もクマ退治したので報復されるのかなぁ(^^?

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 30分ほど乗って終点鞍馬着。

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 天狗が観光客をお出迎え。

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 鞍馬寺は駅のすぐ近く。仁王門はNHK大河ドラマ「義経」でしょっちゅう見たので、なんか初めて来たような気がしませんね。ここから金堂へはケーブルを使うと楽なんですが、それじゃ山に何しに来たのかわかりません。根性で登りましょう。

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 登り始めて10分ほどで「由岐神社」

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 ようやく金堂まで上がってきました。坪井快癒を祈願(この時点では闘莉王負傷は知らず・・・)。

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 さらに奥の院へと進みます。

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 僧正ガ谷不動堂。朝早くから山深いこんなところへ参詣者がちらほら。

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 木の根道を伝い

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 何度も参詣者とすれ違いながら、ようやく奥の院魔王殿着。

 道はここから貴船へ向けて急激な下りになります。貴船側から登ってくる人も少なくないようですが、最初はきついでしょうね。ただ鞍馬寺側と比べて石段が整備されていないのでここを下るほうがむしろ危険は大きいでしょう。

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 貴船川のせせらぎが聞こえてくればきつい鞍馬山越えも終わり。気がつけば本降りとはいかないまでも、そこそこ雨が降っていました。鞍馬の森がすべて遮ってくれたようです。

※もう1回あります(^^;

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2006.10.13

日ハム優勝!

13日・日経朝刊から

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「本拠地移転なくして優勝はなかった」

「(移転)当時は、とにかく東京ドームを出ないといけないと思った」(島田利政チーム統轄本部長) 6球団がひしめいていた首都圏、なかでも本拠地は巨人と同じ東京ドーム時代、球団の存在感は希薄だった。

じり貧の観客動員。キャンペーンも独自性が出せず、郷土色の薄い”東京砂漠”では地域密着の合言葉も漠として、反応も鈍かった。ところが、駒大苫小牧高の躍進など野球人気の肥えた北の大地では営業活動の手応えが違う。

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|-`)o0 どこかのJクラブとそっくりな悩みを大胆な本拠地移転で見事克服しての優勝、おめー!!!

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福岡の練習風景

福岡、浦和戦へ2時間調整(日刊・九州)

 福岡は12日、雁の巣球技場(福岡市東区)で、浦和戦(15日・駒場)に向けた調整を行った。約2時間のメニューでは、浦和に見立てた攻撃陣に合わせ、守備練習に時間を割いた。「コンビネーションの確認。ケガ人が多いし、また新しい人も入るし」と川勝監督。公式戦初勝利を奪った前節の鹿島戦同様、ゴール前の安定化に力を注いでいた。

[2006年10月12日15時7分]

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|-`).。oO 「浦和に見立てた攻撃陣に合わせ」ってどこをどうしたんだろう・・・

 長身の川島をワシントンに見立てて、サイドからクロスを入れられた時のDFの対応なんかを練習しているのだろうか?

 そもそもなかなか良いクロスが入らないので練習もはかどらないだろうと思いますが、やっとこさ良質のクロスが入ってもエリア内で簡単にボールを失う川島。

 申し訳ないがそんなのはワシントンではない!!!

 と軽口を叩くのは今日くらいまで。福岡はホベルト・中村・アレックスとレギュラーを3人も欠いているようですが、逆に負けてもともとと引き篭もらずに破れかぶれの攻撃を仕掛けてくるかもしれません。埼スタを最大限に活用するようになって以来、どうも駒場での勝率が芳しくありません。予想外に積極的な相手にたじたじとなり早々と失点する悪癖だけは勘弁してもらいたいものです。

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2006.10.12

インド戦補遺

インド戦について後から由無し事でも書き綴ろうかと思ったのですが、試合内容があれだったのと「停電&犬」のインパクトがでかすぎてやや気力喪失。

バンガロールってインドのIT産業の中心地なんだけれど、そんなところでも試合中に停電。コルカタの停電はさもありなんと思ったけどね。テレビで見てもはっきりとわかるでこぼこのピッチ。おまけに芝のグラウンドでやっているはずなのに、なぜか啓太を始め各選手の背中には赤土がべっとり。極めつけはピッチに犬が乱入。

ホーム&アウェーのゲームならアウェーではいろんなことがあるわいなとまぁ半ば諦めもつく。とりわけ現在の代表は国際経験が少ない選手もいるから、こういう劣悪な環境下で試合をやるのもたまにはいいでしょう。でも悲しいかなバンガロールって今月末に開催されるアジアユースの会場でもあるんですな。なんでわざわざこんなところで開催すんねん!

とまぁ前置きはこれくらいにして試合寸評。前半は良かったと思いますよ。インドの両サイドがなぜかがら開きで、啓太が大活躍。中央で両サイドにボールを配球するだけでなく、時折サイドへ走りこんでクロスの機を窺う啓太。最前線に顔を出してヘディングシュートを試みる啓太。おいおい、今日はアシストを決めてしまうのではないかと思えるほど、いつになく積極的な啓太でした。

当然ながらアレックスも活躍。左サイドから素晴らしいクロスを何本か送り込み、そのうちの一つを播戸が決めてくれました(その前の巻の空振りが効いているwww)。CK崩れから啓太のパスをアレックスが右サイドで受け、そのクロスをまたも播戸!これはニアに頭から突っ込んでいった播戸を大いに褒め称えるべきでしょう。

で、当然ながら右サイドからもチャンスは作れたわけですが、そこは駒野。チャンスを一回作ったくらいですかね。加地が復帰するまでオシムも仕方なく使っているのでしょう。2点リードした後は田中隼にチャンスを与えるべきだと思いましたが、水本負傷退場で交代枠を一つ使わざるをえなくなり、田中隼投入ができなかった模様。

 後半は一転して見所皆無。水本に代えて長谷部を投入し、啓太がなんと3バックの中央に入る変則布陣。浦和では闘莉王の代わりにCBに入るというのをしょっちゅーやっているので、本人はそんなに違和感がないのかもしれませんが、阿部・啓太・今野と守備的MF本業の3人が最終ラインを構成するってやっぱり笑いを禁じ得ません。もっとも本番では闘莉王・坪井の起用は鉄板でしょうから、残りの一人のDF適性を見極めているというのが実情なのかも。

 まぁ3バックの破綻云々を語れるほど相手は強くないのでそれはどうでもいいのですが、問題は啓太のいなくなった中盤。終始バタバタ、ポロポロ。いったい何をやっとるんじゃぁ!!!ピッチがめちゃめちゃなのは不憫ですが、そういうところでこそボールコントロール能力が問われるというもの。残念ながら日本代表選手とは思えないほど玉扱いが下手な選手もいて、トラップを失敗したり、簡単にボールを失ったり、パスミスになったりで自らリズムを崩していたように思えました。オシムのサッカーはスピード感に溢れているのが特徴の一つだと思いますが、この日の後半は単に慌てているだけという印象が強く残りました。

 まぁ言っちゃなんですが、啓太は浦和ではテクニックでは後ろから数えたほうが早い選手なんですが、この代表の中ではそんなに下手に思えないというのが問題なんでしょうな。走れることは重要だが、それだけでいつも上手くゆくとは限らない。ボールを落ち着かせることができる選手も一人は必要。そんなことを考えさせられるゲームでした。個人名を挙げれば山岸智に代えて松井を入ればかなりゲームの様相は違っていたのではないかと思いました。

 長谷部は出場機会が少ないのが災いして駒野との相性が悪く、またタイプは異なるとはいえ同じように攻撃的な中村憲との併用も難しかろうという印象。長谷部は中央で啓太と並べてナンボなんでしょうな。

 一方初スタメンの中村憲は少ないチャンスの中で最大限のアピールができたのではないでしょうか。ああいうスルーパス一発狙いをオシムが評価するかどうかは別として、3点目となったミドルシュートはお見事でした。

 残念ながらまたも出場機会の無かったGK山岸を含め、浦和の選手たちが怪我することなく、ACLで経験するかもしれない過酷な環境を一足先に体感できたのがこの試合の最大の収穫。「廃墟からの復興未だならず」を痛感する凡戦でした。

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京都散策2006(4)

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 二条城をあとに、今度は堀川通を北上。晴明神社へ向かいます。

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 ぱっと見ものすごく新しい神社であるかのような印象を与える神社ですが、晴明神社そのものは晴明公屋敷跡に一条天皇が1007年に創建したものでそこそこの歴史を持っており、往時には広大な神域を有していたようです。

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 ただその後衰微の時代が続き、地元の氏子が復興を重ねてようやく今日の規模に復したとのこと。ものすごく新しい印象を与えるのは2005年に晴明神社御鎮座壱千年祭を斎行して社殿の修造と社務所の新築、境内整備を完成させたばかりだからでしょう。もっともそれ以上に小説・漫画・映画等で安倍晴明や陰陽道が広く知られるに至ったことが今日の神社の賑わいに大きく寄与しているのは間違いありません。

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 こんなところへ来て「顔はめ」をせんでも・・・

 さらに堀川通沿いの小道を伝って、西陣、そして北野天満宮へ。

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 平○が賢くなりますように・・・

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 相○が賢くなりますように・・・

 ※観光2日目に続きます

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(メモ)インド 0-3 日本

 長谷部スタメン説はガセ! 負傷が伝えられた遠藤に代わり中村憲。前節いいところの無かった佐藤寿に代えて播戸。あとはガーナ戦と同じ。

(前半)

 インド攻めるでもなく守るでもなく、実に中途半端なポジショニング。 

 日本は3-5-2? 前半半ばまでは啓太がサイドに盛んに飛び出して良い感じ。

 終始サイドががら空きで、左サイドからなんどかチャンスを作り、アレックスからのグラウンダーのクロスを巻空振り→ファーの播戸がゴール!

 そしてインドお馴染みの停電攻撃www

 停電からかろうじて立ち直って、すかさずCK崩れから啓太→アレ→播戸で2点目。あのニアに突っ込む播戸の勇気には恐れ入る。

 前半終了間際に水本が相手と交錯してそのまま負傷退場・・・

 俊輔のCMはウザイなぁ・・・

(後半)

 水本に代えて長谷部来た!!! 啓太、3バックの中央に。

 でも啓太が後に下がってから流れ停滞。

 巻師匠、今日もノーゴールで我那覇と交代。さらに播戸→佐藤。

 中村憲がミドルを突き刺して1点取ったけれど、内容に乏しい後半。ゲームを落ち着かせることができる選手がおらず、デコボコのグラウンドで終始せわしないプレーをして自滅した感じ。

 オシム就任以来、最も失望したゲームでした。

 インドがロスタイムに犬攻撃を敢行したのはオシムへの皮肉でしょうか(^^?!

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2006.10.11

天皇杯組み合わせ決まる!

4回戦(11/4)は駒場で静岡FCと対戦。

以下順当に勝ち進めば

・5回戦(12/9):埼スタ
・準々決勝(12/23):埼スタ
・準決勝(12/29):エコパ/国立(たぶん国立でしょう・・・)
・決勝(1/1):国立

と、事実上全部ホームでの闘いになります。

天皇杯といえば昨年のFC東京戦@愛媛に代表されるように、J1ではなかなか経験できないローカルなスタジアムに飛ばされるのが苦痛であり、ある意味楽しみでもあったのですが、今年は比較的楽な日程にしてもらったのはディフェンディング・チャンピオンへの配慮なんでしょうか(^^?

静岡FCに勝った後は

福岡or京都 → 磐田 → 清水 

と対戦すると考えるのが自然でしょうか。磐田・清水は強敵ですが苦手というほどでもなく、比較的対戦相手にも恵まれているような気もします。

 なんか天皇杯の寂しい観客動員に悩む協会が編み出した窮余の一策-苦しい時の浦和頼み-という気も(激違!)

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最後尾での叩きあい

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 観客動員を観察している者にとってブービー争いも目が離せません。

 昨年最下位だった千葉はフクアリ移転が奏功してブービー争いから足を洗い、今年はブービー争い常連の大宮とJ1復帰が観客増に繋がっていない京都が最後尾で壮絶な叩き合いを演じています。

 京都はいきなり出遅れ。J1昇格効果が見られないどころか、昨年の平均動員すら大きく下回る散々なスタートで、福岡戦では3,670名という「金字塔」を打ち立てる始末。

 方や大宮は駒場・埼スタ・熊谷と開催スタジアムをあれこれ変えながら6,000~11,000程度の観客をコンスタントに集め(っちゅーか、どこでやっても観客数が大して変わらないのは驚きなんですが)「亀の歩み」ながら今年も最下位を免れるかと思ったのですが・・・

 福岡戦の惨状を見てオーナーが怒り狂ったためかどうかは定かでありませんが、京都はホーム4節目から突然スパート。平均1万人強の観客を集め始め、ホーム7節目にして大宮を逆転。

 ガンバ戦の観客数はついに16,000台を突破し、京都は大宮を大きく引き離すかに見えましたが、大宮はホーム13節目に伝家の宝刀「浦和ドーピング」を注入。一気に形勢を五分に戻します。京都もまけじと「浦和ドーピング」を繰り出しますが、キャパが小さいのが災いしてその効果は大宮に遠く及ばず。

 京都はついに監督交代という荒業で選手・観客に刺激を与えようと試みましたが、美濃部監督初戦はなんと「不人気ダービー」。しかもなぜか金曜開催という悪条件。残留争いの真っ只中にあるにも関わらず、前節の大敗でライトなファンはすっかり黒こげになってしまったようで、観客はわずか5000人強と「浦和ドーピング」を帳消しにする大失速。

 さて残りのホームゲームは大宮3試合、京都4試合。

 大宮は埼スタで2試合ありますがキャパを増やしたところで大して観客は増えないのが大宮の通例。優勝はもちろん降格にももはや無関係で、しかも9月に入って以来勝ちが無く、観客増の要素は皆無。最終戦で観客が多少増えるにしても平均10,500程度がいいところでしょう。

 京都が残り4試合で大宮を上回るためには11,000余の動員が必要で、それは決して無理な数字のようには思えないのですが、降格争いが観客増に必ずしも繋がらないのが京都の泣き所。最終戦オーナーの大盤振る舞いで大宮を刺し返せるかどうか???

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2006.10.10

【観戦記】浦和 3-1 湯郷

 前節(高槻戦)はサテライトの試合と被ってしまい、さらにその後国体を挟んだりしたので、レディースは久しぶりの観戦のような気がします。

<スタメン>

   北本  窪田
     安藤
 柳田      党首
     高橋
岩倉 笠嶋  田代 木原
     山郷

 前節高槻戦でスタメン起用され、その後プロ選手が出られない国体でもスタメンの座を確保した党首がこの日も右SHで先発。優勝がかなり難しくなり、観客減が顕著になっているのでファンサービス拡充に努めているのではないかという穿った見方もできなくはありませんが(^^?

 開始早々から浦和が2点先行。得点パターンはいずれも中盤からの縦パスを受けてFWがDFの裏に飛び出すというもの。

 1点目は事実上党首のアシスト。FWがダイレクトで決めることはできませんでしたが、中央でややごちゃごちゃしたところを窪田が先制。

 2点目は左サイドでの縦パスを北本が受け、エリア内でDFを交わしてゴールを決めたもの。この日の北本は好調。「天高く馬肥ゆる秋」ですが体の重さをさほど感じさせること無く、積極的にプレーしておりました。

 大量得点の予感すら漂う立ち上がりでしたが、そこからがいけません。同じようなパターンで簡単に点が取れたためか、浦和はなんどもサイドから縦パスを入れようとするのですが、さすがに湯郷に読まれてしまってパスがDF網に引っ掛ったり、単なるミスパスになったりして自らリズムを壊すような按配になってしまいます。

 いったんFWに預けて中盤からの飛び出しを狙うとか、サイドばかりではなくトップ下の安藤経由で打開を図るとか、攻撃のバリエーションを増やさないともう一段強い相手には通用しないでしょう。ただこの日の安藤は全くいいところがなく簡単にボールを失うケースが目立ったので、あえて安藤を使わない戦術を多用したと考えられなくもないのですが・・・

 あと攻撃が左に偏りがち。安藤が不振で柳田頼みになっているので自然にそうなってしまうのだと思いますが、党首が良いポジションで出張っているもあんまり使ってもらえません。党首はボールをもらうといったんこねてしまう傾向があり、ダイレクトパスが出ないのでFW陣がタイミングを取りづらいのかもしれませんが・・・

 また左SBの岩倉は再三攻撃参加してくるのですが、党首を右SB木原が追い越して行く場面はほとんどないのも気になりました。党首はボールキープ力はそこそこあるのですが、木原には信用ないんですかね・・・ 総じて右は山本・木原で構成したほうが攻守ともバランスが良いような気がします。

 柳田・安藤・山郷のプロ選手と高橋は国体に出場せず休養十分なはずですが全体に運動量も多いとは言えず、自らリズムを壊した前半半ば以降は湯郷に中盤を完全に支配されるに至り、左サイドでボールを回されて中央への折り返しを叩き込まれてしまいます。相手に与えた決定機は多くはないのですが、宮間のクロスバー直撃のミドルシュートを浴びる等やや押され気味の状態で前半終了。

 後半は湯郷の運動量が落ちたことに助けられてボール支配を取り戻しはしましたが、やはり攻めは相変わらず単調。

 そこで永井監督は党首に代えて保坂を投入。その交代自体は半ばお約束みたいなものですが、同時に大胆なポジション変更を行いました。

<党首→保坂>

   北本  窪田
     柳田
 保坂      安藤    
     高橋
岩倉 笠嶋  田代 木原
     山郷

 保坂が左もできるとは知りませんでしたが、右SHに回されたのはなんと安藤。それまで良い形でボールに絡めていないのでトップ下を外されたのは明白です。代わりにこの日まずまずの柳田をトップ下に据えたのは好判断でしょう。

 追加点は左CKのこぼれ球をミドルレンジから豪快に保坂が叩き込んだもの。保坂投入が思わぬ形で奏効しました。

<最終形>

   北本  若林
     柳田
 松田      保坂    
     高橋
岩倉 笠嶋  田代 木原
     山郷

 湯郷は運動量が激減しているのに選手交代はなく、方や浦和は3選手を代えたのが徐々に効いてか、その後も終始優勢。しかしながら数多くの決定機を掴むには至らず、ベレーザ・ペルーレという強豪相手では不安の残る試合内容でリーグ戦・ホーム最終戦を終えました。

 ホーム最終戦でしたが、監督が挨拶した程度で特段のセレモニーはなし。窪田・保坂・北本と朝井さんのインタビューを受けている間に"We are Diamonds"が始まってしまう一幕も・・・

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観客動員を考える(ホーム12節終了時)

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 千葉戦の観客数は清水戦とほぼ同様の48,000人余。

 明らかにサポーターが増えた千葉。ビジター席は清水同様ざっと埋まった状態。

 一方の浦和は今や南も満席が当たり前。ビジター席との緩衝帯を2ブロックも設けたのは千葉相手にはやりすぎでしょう。もったいないことです。

 最も観客の入りが悪いメイン・アッパーですらホーム側半分がそこそこ入っていたのでてっきり5万人超だと思ったのですが、観客数は案外少ない気がしました。メイン・ロアーに空席が目立ったところから察するに、季節柄運動会・秋祭り等他のイベントと重なって来場できなかったシーチケ組が結構多かったのかもしれません。

 気になったのは千葉戦のMDP。埼スタ5周年関連の記事が目立ちますが、巻末で清尾さんが駒場への惜別を語っています。

 次節福岡戦は久しぶりの駒場。ビジターが見込めない相手とはいえ、日曜のゲームを駒場で開催するのは営業的には百害あって一利なし。またもやチケット瞬殺にも関わらず観客者数は17,000程度という醜態をさらすことになるのでしょう。ざっと3万人もの人々が浦和の試合を見られない不合理。

 駒場を改修していただいたことに対する旧浦和市への義理。浦和を創生期から熱く支えていただいた商店街の人々に対する恩義。いろいろなしがらみがあって埼スタ誕生後も駒場開催が残りました。

 しかし、埼スタ誕生後5年が経過し、その歴史にも一段落をつけたいということなのでしょうか。

「この力をチームのパワーに変えるには埼スタでなければ無理なのだ」。

 清尾さんのこの一言は、浦和が埼スタに完全移転することを表明したものと受け止めました。平日の埼スタ開催(新潟戦)はその実験のでしょう。

 真偽のほどは来年にならないとわからないでしょうが、私は埼スタ全面移転を支持します。

P.S.

 なお新潟が35,000人と少ないのは悪天候が祟ったためのようです。

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2006.10.09

(メモ)浦和3 ‐1湯郷

(前半)党首右SHで先発!

党首の右クロスをきっかけに窪田が早々と先制。さらにエリア内で縦パスを受けた北本が見事なボールコントロールでDFを交わして2点目。

しかしその後は中盤が全く作れず苦戦。左でボールを繋がれ、中に折りかえされて失点。

(後半)相手の疲労に乗じてボール支配は取り返したが、得点機は僅少。CKのこぼれを途中出場の保坂がミドルを叩きこんで勝利。
内容に乏しい試合でした。

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スタジアムの風景@千葉戦

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 埼スタに展示された「浦和レッズマスコットデザイン路線バス」。

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 越谷~埼スタ間の運行と聞いていたので、てっきり東武バスだと思っていたのですが、バスを運行するのは「タローズバス」というあまり聞いたことの無いバス会社。越谷や吉川でバス路線を持っているようですが、浦和のパートナーであり「動く広告」にもたまに名前が出てくる「丸和運輸機関」様の関連会社なんですね。

 中にはこんなものも。

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 どう見ても目つきが尋常じゃないですな。

 こんな形でニートと揶揄されるレディア・フレンディアが街中を疾走するのは嬉しいものですが、肝心の浦和中心部に登場しないのは残念。国際興業バスは三菱ふそうではなくいすずが主体なのがネックですが、浦和が広告料を出してラッピングバスを走らせてはどうでしょうか?

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2006.10.08

【観戦記】浦和 2-0 千葉

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 どうも千葉戦はこのところ審判絡みのいざこざが多く、すっきりとしません。

 今日の主審は再三浦和に不利に見える判定を出すことで悪名高い岡田正義。しかし、この日の岡田は千葉にとってやや厳しい判定を下し、このゲームを事実上決めてしまいました。結城はエリア内で後からワシントンを倒しているのでPKは間違いないのですが、併せて一発退場。得点機会阻止に加え、後から蹴りを入れているように見えるのがレッドカードの原因なのかもしれませんが、やや不憫。この日の岡田主審は例によって高圧的な態度で細かくファウルを取りまくっていましたが、その性癖からすれば結城のプレーは不用意といって差し支えないでしょう。この一件でストヤノフが異議でイエロー。試合終了後にもストヤノフは岡田に因縁をつけて再度イエローをもらって退場。なんか今年の清水戦@エコパで浦和が犯した失態をそのまんま千葉がやってくれた模様で、勝ったほうから見れば間抜けそのものですね。浦和も肝に銘じておきたいものです。

 結城退場後は浦和も攻めを急がず、引いてカウンターを狙う千葉を尻目にゆったりとボール回し。なかなか得点機は訪れませんでしたが、後半30分あたりから闘莉王やネネ、そしてたまには堀之内の攻撃参加を交えてサイドからの攻撃が実を結び始め、何度かチャンスを作りましたが追加点はならず。

 後半の千葉はクルプニに代えて水野を投入。左に羽生を持ってきた他、山岸を前に上げる等複数のポジションを変えて反撃開始。もともと後半勝負の算段だったのかもしれませんが、前半と打って変わって千葉は立ち上がりから人数をかけた攻撃をしかけ、浦和は押し込まれる時間が続きます。ただ如何せん千葉は頭数が足りないので決定機を作るまでには至らず、その攻勢を凌いだ浦和は暢久のクロスを後から駆け上がってきた闘莉王がどんピシャリのヘッドで叩き込んで追加点。

 これでギドは安心したのか、岡田との相性が悪くて2枚目のカードをもらいそうなポンテを達也に代え、さらに負傷を押して出場した闘莉王を内舘と交代。しかし、前者はともかく、後者の交代は守備のバランスを一変に突き崩してしまいました。相手のセットプレーに対する守りが弱体化したのは一目瞭然。阿部のヘッドはクロスバー直撃。またそれまでいないも同然だった巻が生き返り、さらにサイド攻撃からポスト直撃弾を浴びる始末。

 運に恵まれて無失点で凌いでいるうちに、浦和も前掛りの千葉に対して猛反撃。何度と無くサイドを崩して決定機の山を作りましたが、今日はこれが一つも決まらない。ワシントンはやはり調整不足で照準がずれている上に、腰のキレもなくてDFを交わしながらもシュートを枠に飛ばせず。アレックスも暢久も撃ってほしいタイミングを逃してしまう。達也は最悪期は脱しているようですが、今日も決められず。結局どちらも1~2点入っておかしくない展開でしたが、共に無得点のまま試合終了。

 結城退場に助けられた感のある試合でしたが、これまで千葉戦では何度も審判に煮え湯を飲まされたこともあり、久しぶりの千葉戦での勝利は嬉しいもの。ガンバ敗戦の報も飛び込んで、リーグ優勝へ向け一歩前進。完璧というにはほど遠い出来ですが、最近の埼スタでは良い内容の試合といって差し支えないと思います。

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 しかし、闘莉王交代後の守備陣のズタボロぶりを見ると、坪井復帰まで闘莉王は休めませんね。代わりの内舘は心もとないどころかヘディングクリアが空を切る始末で、申し訳ないですがこれじゃ内舘のDF起用はもうしんどいでしょう。細貝に経験を積ませるべき時が来たように思います。

 方や坪井の代わりに起用されたネネは期待以上の出来。もちろん守備は坪井に遠く及ばず、アレックスとまとめて水野にぶち抜かれて「おまえら二人でナンボ貰っとるんじゃ!!!」と憤りたくなる場面もありましたが、逆にその攻撃力たるや闘莉王と持ち味こそ違え凄まじいものがありました。フィードにはもともと自信があって、ワシントンのPKを呼んだのもネネのフィードから。サイドに飛び出してクロスを出したかと思えば、最前線でポストプレーもこなす。もちろんセットプレーでは積極的に前線へ。1年ぶりの出場にしては出色の出来といっていいでしょう。

 前目の選手としては暢久に花◎。数的有利ということもありましたが前からの積極的なディフェンスには感謝感激。そして驚異的なジャンプ力でゴールキックから攻撃の基点となり、さらには1アシストを記録。手抜きプレーも皆無。どうした暢久!!!

 次節はポンテが出場停止になってしまいましたが、代わりには伸二がいるので全く問題なし。今節は闘莉王の一大事に備えてサブに内舘と酒井を入れたためか、黒部だけでなく永井がベンチ入りすら出来ないというとんでもない事態になってしまいましたが、チーム編成上は明らかに前が過剰で後が手薄。この辺りを今オフにどう修正するのか楽しみです。

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2006.10.07

(メモ)浦和2 ‐0千葉

(スタメン)闘莉王強行出場!坪井の代わりはネネ。
前はワシントン・暢久・ポンテで達也・伸二はベンチスタート。

主審は因縁の岡田!

(前半)結城がエリア内でワシントンを倒しPK(しかもなぜか退場)。ワシントンが簡単に決めて先制。
数的有利を生かしてリスクをかけずにボールを回しながらべた引きの千葉を攻略。DFの攻撃参加を交えながらサイドから何度かチャンスを掴むも追加点ならず。

(後半)千葉は頭から水野を投入し勝負をかけてきたが浦和はなんとか凌ぎ、逆に暢久のクロスを闘莉王がヘッドで決めて追加点。

あとは闘莉王を温存したのはいいが、高さ・強さが足りずに守備は苦戦。

攻めてはチャンスを山のように作りながら追加点はならず。

満点の出来じゃないけど、それでも一歩前進。

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観客動員を考える(ホーム11節終了時)

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 京都ネタを延々とやっているうちに、次のホーム~千葉戦が近づいてきましたので、あわてて前回のホーム清水戦を振り返っておきます。

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 清水戦の観客数は48,000余。久しぶりのデーゲーム。しかも相手も強敵とあって前週から1万人近くも観客数が増加しました。また2試合連続の関東遠征にも関わらず、優勝争い残留を占う一戦とあってか、ビジターも多数詰め掛けていただきました。観客数4万後半台を狙おうとすれば、ビジターの客入りも極めて重要になります。

 レッズを応援する多くのファン・サポーターが押し寄せたにもかかわらず試合内容は低調そのもの。しっかり勝ち点3を積み上げているとはいえ、夏場あたりから強固な守備陣で逃げ切る試合が目立っています。この清水戦もそうですし、大分戦@駒場もそうですが、やろうとしているサッカーの質では相手のほうが上と思ってしまう試合もあります。良く言えばリアリズムに徹した、悪く言えば面子の割には甚だエンターテーメント性に欠けているのが最近のレッズ。そういう意味では岡田マリノスに合い通じるところがあります。

 なにせ一度もリーグ優勝したことがないクラブですから、なりふり構わず結果を出しにゆく年があってもいいんじゃないかとも思いますが、こんなサッカーを続けていては観客数が先々伸び悩むのは間違いありません。

 結果と内容を両立させるのは容易なことではなく、美しいサッカー、魅力的なサッカーをするチームが肝心なところで勝てないというのもよくあることです。しかし、Jリーグのレベルなら浦和はその困難な課題に挑戦しないといけないのでは?と思い上がった望みを抱いてしまう今日この頃です。

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2006.10.06

【TV観戦記】京都 1-1 大宮

 KBS京都制作の「京都vs大宮」戦をテレ玉で観戦。前節話題騒然となった迷解説で笑い転げようと思ったのですが、この日の解説は松永英機氏。実況アナ共々至って
冷静で特段京都びいきというわけでもなく、ある意味がっかり。テロ朝の迷コンビに代わってもらいたいくらいです。

 京都は浦和戦での大敗が響いたのか、突然柱谷監督を更迭。残り9試合で監督を代えたところで戦術的なテコ入れが図れるはずもなく、単なる気分転換を狙ったものとしか思えませんが、この試合を見る限りはあんまり効果はなかったように思いました。1失点目がその象徴で、藤本に対する詰めが甘くて高精度のロングパスを前線に送られてしまいます。せめて選手の出足だけでも鋭くなっていればシーズン終盤での監督交代という荒治療の甲斐もあったというものですが、やっぱり内部昇格ではショック療法の効果も知れているようです。選手間の連携もなく、ボールも選手も動かず、攻守の切り替えも遅く、全く見るべきところなく0-1で前半終了。前節全く機能しなかった3-5-2を採用した意図は不明。

 後半開始早々にCKを角田が叩き込んで同点としたものの、それが精一杯。前半終了間際にアンドレが負傷し、田原を投入せざるを得なくなったためか、京都はロングボール主体に攻勢をかけるものの決定機は作れず。唯一の頼みのパウリーニョを林に代えてしまう謎采配。パウリーニョは確かに目立ちませんでしたが、そこまでボールが配球されないのが原因で、代えるなら中盤が先でしょう。

 先制した大宮は4-4-1-1の布陣。幸先良く先制して、後は相手にスペースを与えずに逃げ切る算段だったのでしょうが、シーズン前半と違って逃げ切れないのが今の大宮。机上論では4-4-1-1は相手の3-5-2に対してサイドでの数的有利を作りやすいはずで、実際後半30分あたりから左サイド攻撃から2度ばかり決定機を作ったのですが、それを決められずに引き分け。降格争いに巻き込まれないという意味では京都に勝ち点3を与えなければ十分で、大宮にとって勝ちに等しい引き分けだと思いますが、内容は陳腐そのもの。こんなリスクを背負わないサッカーばかりやっていては観客が増えないのは当然でしょう。

 試合数を増やしてクラブ経営を安定させるためJリーグのチーム数は漸増してきましたが、試合内容からすればJ1に18チームは多すぎる。それを確信させるにふさわしい低調な試合でした。

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京都散策2006(3)

 壬生寺の後は朱雀路をふらふらとさらに北上。

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 でっかい結婚式場やなぁ!と思ったのですが、なんと「立命館大学」でした。いつの間にこんな街中に! 立命といえば洛北の奥のほうにキャンパスを構えていたはずですが、これも大学の都心回帰の顕れなんでしょうかね?

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 二条駅も高架化されてずいぶん経ち、駅裏にはビルも建ったようですが、肝心の表側(千本通沿い)は草ぼうぼうの空き地が・・・ 京都は副都心が形成されるほど街の規模が大きいわけじゃないし、まして二条駅のあたりは街外れといっても差し支えないところですからビルを建てたところでテナント集めには苦労しそうです。

 ちなみに二条駅の屋根は琴を連想させる形状をしていますが、ホームに停車する電車に被りきらず「使えない」との評判も。

 ひと歩きしてぼちぼち腹もこなれてきたことですし、夕方の一戦に備えて腹ごしらえ。今回は「餃子の王将」だけは避けようと思ったのですが、

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 結局似たようなところへ吸い込まれてしまいます・・・orz そのチェーンは川口にもあるっちゅーねん・・・ チャーハン定食(ラーメン=こってり)、780円也。少々食いすぎ(その後この食いすぎが祟って夜は何も食う気が起こらず、ローソンの小さな焼きそばをアテにビールを飲んでいたというのはナイショだ・・・orz)

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 京都にはもう何度となく来ているのですが、二条城に入るのは実は初めてだったりします。

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 定番どおり二の丸御殿に上がります。大政奉還が発表された大広間は教科書等の挿絵からイメージされるものよりは随分狭い気がしました。

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 二の丸御殿庭園を散策。

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 「アホと煙は高いところに上がる」の格言に従って、天守閣跡にも登って見ます。眺望皆無。がっかり。

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 本丸御殿は限定的にしか公開されていないので、周囲をぐるぐるっと散策するだけに・・・

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 二条城は京都観光の定番だけに、うぃあーのみならず次から次へ観光客がやってきます。

 ※本シリーズ、まだまだ続きます。

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2006.10.05

ガーナ戦におけるある事実

 ガーナ戦のフォーメーションは結局「よくわからない」というのが結論のようですが、便宜上3-6-1だということにして、スタメンの所属クラブの現在の順位を当てはめて見るとこんな感じになります。

     7位
  7位   15位
1位  2位 1位  15位
 14位 7位 7位
     8位

これ、ガーナが見たら「なめとんのか、われぇぇぇぇ」と思いませんかね(^^?

もっともリーグ戦で試合に出ていない選手がずらずらと並ぶよりは格段にマシなのですが。

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【TV観戦記】日本 0-1 ガーナ

 オシム監督は良く言えば自分の信念を曲げない、悪く言えば頑固でわがままだから、協会スタッフはさぞ苦労されていることでしょう。今回の親善試合に独W杯16強、しかも有力選手を多数従えたガーナの招聘に成功したマッチメイクご担当の方々はグッジョブだと思います(もっとも過去4年間の安直な仕事振りへの贖罪を兼ねて、今後ともきっちり仕事してもらわんといかんのですが)

 ただガーナのパフォーマンスまで協会に責務を負わせるのは酷。ガーナは長旅の疲れもあったでしょうし、監督が就任してまもないということもあったでしょうし、またやはり所詮親善試合ということもあって本来の調子にはほど遠かったように思いました。そりゃ、絶妙のクロス・パスが出た!あるいは絶好のシュートチャンス!と思っても後ろから脚が出てくるとか、ちょっとしかスペースがないのにボールを受けて前を向けるとか、3人に囲まれているのにボールキープできるとか、ミドルレンジ、しかも角度のないところから枠内にシュートが撃てるとか、個人能力には驚愕すべきものがありましたが、まぁそれだけという感じ。

 従って日本としては、焼け跡からの再建途上とはいえ、せめて引き分けて欲しかったわけですが、まぁそうは問屋が下ろさないといったところでしょうか。ガーナに一瞬の隙を突かれ、こちらはチャンスを生かせずに敗戦。時にDFからのロングボール、時にサイドから縦へ、そして時にダイレクトパスで何度かガーナDFラインの裏を突きながらも決定機は僅少。そしてそのわずかなチャンスを決められないようではガーナに勝つのは難しいといわざるを得ません。守備はガーナの攻撃が中央突破に偏り勝ち(特に前半)だったので、散発的にミドルシュートを許した以外は常に数的有利を確保してしっかり守れていたと思いますが、それだけでは勝てませんな。

 システム的には巻1トップ+佐藤寿・山岸の2シャドーだったんでしょうか(テレビだとわかりにくくて・・・)。中央やや前に遠藤、後ろに啓太。左WBアレックス、右WB駒野。DF今野・阿部・水本。GK川口。

 親善試合の気楽さもあって新戦力を多数テスト。とりわけ闘莉王・坪井の2枚看板を欠いたDF陣で若い水本と、本職ではない今野を試してまずまずの成果を得たのがこの試合の収穫でしょう。なにせ水本はエメルソンを完封したこともあるくらいですからスピード系に強いのは実証済み(それだけに股下を抜かれてのクロスを許したのは痛かった・・・)ですし、今野は2回ほど致命的なミスをしていたように思いましたがスッポンマーカーの仕事を全うしていたんじゃないでしょうか。

 山岸智は評価が難しいです。後半の巻→佐藤寿→山岸智で、後方からゴール前に飛び込むのはいかにも山岸らしい(というかジェフっぽい)動き。あれを決めていれば合格でしたが、あとはただ動き回っているだけで特に印象なし。ややサイドに張り勝ちで、なんかアレックスとの相性は悪そうという気がしました。

 点が欲しい日本は播戸・中村憲らを投入。播戸は気迫だけは買えるのですが、なんか空回り気味。中村憲は盛んにスルーパスを狙っていて悪くはないのですが、守備を固めたガーナ相手にあまり意味は無かったような・・・ オシムのサッカーは個々人のアイデアがシンクロしてナンボ(まぁガリガリの個人技サッカーでなければどこでもそうでしょうが)なんである程度慣れが必要で、新戦力がぱっと出ていきなり活躍するのは難しいかもしれません。

 新戦力ではありませんが、羽生・我那覇・長谷部・二川と投入してはみたものの、得点の臭いは漂わず。これまで途中投入でチーム活性化に役立っていた羽生にいいところがなかったのが最も残念。長谷部も最後のシュートはせめて枠に飛ばさないとね・・・

 スタメン組では佐藤寿が最も不憫。ワンタッチゴーラーが最終ラインまで下がって守備をやらされているって、あれほど不憫なことはない。まさに不適材不適所。本人のせいじゃないけど、たぶん達也が復調したら達也に代えられることでしょう。あとは駒野は本職の右で使うほうがはるかにマシなことと、中央での啓太・遠藤の組み合わせは悪くないのを確認できたくらいでしょうか。啓太にパスの精度を求めるのはやっぱり酷かなぁ・・・ アレックスは良くも悪くも普段どおり。

 まぁオシムのやり方では成果が出るのに時間が掛かるのは明白なので、今しばらくは生煮え状態のチームで我慢するしかありませんな。とりわけ ポストプレーでは一定の仕事をしているものの、およそ得点を期待できそうにない巻。これをどうするのかが今後の最大の見物でしょう。

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2006.10.04

京都散策2006(2)

 西本願寺を訪れたあとは北へ北へと歩いて壬生寺へ。

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 こんなところを通りかかったりします。有名な漬物屋さんなんでしょうか?

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 壬生寺はいうまでもなく新撰組の屯所として、あるいは壬生狂言の舞台として有名な寺ですが、近隣には大きな老人ホームが建っているだけではなく、境内に保育園も併設しており、ぱっと見にはずいぶん世俗的なお寺のように見受けられました。

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 京都が非常に面白いのは「小学校区」(最も統廃合等により現在の小学校の区域とは一致していないようです)が地域コミュニティーの単位になっていること。10月上旬の3連休には学区単位で運動会が催されるようで、こんなポスターをあちこちで見かけました。町内総出の運動会をやっているところなんて、大都市じゃあんまりないように思います。逆に言えばこの辺の「濃さ」がよそ者が入りにくいといわれる所以なのかもしれません。

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 だいたい京都の小学校は校名からして「立誠」とか「明倫」とか「淳風」とか古典由来っぽいものがごろごろあって、その格で他の都市を圧倒しています。建物もなんとなくちょっとモダンで由緒ありげ(写真は元待賢小学校)。でもご多分に漏れず少子化の影響で小学校は閉校が相次いでいるようです。

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2006.10.03

サテライト仙台戦、会場決定

Jサテライトリーグ、日程決定のお知らせ  (レッズ公式)

 どういうわけかなかなか決まらなかったサテライト仙台戦の会場がようやく決定。

 恐れていた通り、東松山での開催。おそらく芝生席での観戦になるのでしょう。

 浦和はサテライト戦といえども2、3千人の観客がやってくるのでそれなりに経費がかかるのは判るけれども、有料試合とするならそれなりのスタンドを有した会場で開催すべき。いろいろな事情で東松山でやらざるをえなくなったのなら、先日の埼スタ第2グラウンドでの大宮戦同様無料とするのが筋だと思いますが、果たしてどうなることやら。

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京都散策2006(1)

 京都でそれなりに食を楽しんだ方も多いとは思いますが、私の場合はどこに行ってもあんまり代わり映えしないですね。湯豆腐とか湯葉とか全然興味ないんでスイマセン。

 うぃあーだらけの「のぞみ5号」で朝早くから京都入り。朝飯には少々遅い時間ですが、京都駅に近くて朝からやっている「新福菜館」でとりあえず中華そば(並)を賞味(600円)。

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 雑然とした下町風のラーメン屋です。テーブルが4つばかりと小さなカウンターだけで店内は少々手狭。京都の有名ラーメン屋は小じゃれた構えの店は少なくて、よく言えば昔ながら、悪く言えば小汚い店が多いような気がします。「新福菜館」の隣にこれまた京都では有名なラーメン屋「第一旭」がありますが、こちらも同様。

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 真っ黒なスープがここの最大の特徴。見た目ほどではありませんが、やはりややしょっぱさを感じます。ただ脂分は少なめ。麺は並太のストレートでやや柔らかめの茹で上がり。スープが濃いのでこれくらいの太さでちょうど良い感じ。値段の割にはばら肉がたくさん載っている感も。緑の刻みネギがたくさん入っているのはいかにも京都。

 朝からライスを併せて頼んでいる人が多いようでしたが、確かにごはんのおかずにもなる出来ですね。最近どこかで似たようなラーメンを食ったなと思ったのですが、「富山ブラック」が似たような系譜なのかも。

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 一頻り腹を満たした後は、西本願寺まで散策。大修繕工事の真っ最中で広い境内が随分手狭に見えました。境内に巨大なクレーンが立っている姿はなんとなくシュール。

 なお西本願寺は新撰組最盛期の屯所になっていますが、そのことを示す西本願寺の案内板が新撰組の存在を迷惑げに記しているのには苦笑を禁じえませんでした。

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2006.10.02

ごらんアウェー:京都2006

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 スタジアム最寄の西京極駅。久しぶりの西京極ですが、なぜかこれまで京都戦はナイターが多く、こうして駅舎をしげしげと眺めるのは初めてかもしれません。

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 河原町行きホームの臨時改札口。スタジアムに近いのはいいのですが、改札口が著しく狭くてなかなか駅に入れないのが西京極駅の欠点。但し、いつもの試合なら何の問題にもならないのでしょうが・・・

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 開門10分前くらいの到着しましたが、Sバックの待機列は野球場の辺りまで伸びていました。Sバックはそこそこ広いので座席確保にはこのくらいの時間の到着で何の問題もありません。運営サイドの全精力はアウェーゴール裏に注がれていたようで、Sバックは特段の入場規制がないどころか手荷物検査も皆無。

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 問題のアウェー側Aゾーン。がらがらのホーム側Sバックやホームゴール裏を尻目に、早々に満席になってしまいました。試合終了後、浦和の選手たちはここにもきっちり挨拶に来て一部サンガサポを刺激してしまったようですが、そもそもこういう席割りに問題があるのであって、浦和の選手を責めるのはお門違いもいいところ。

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 セレッソ同様、観客がトラックに降りれるサービスがあります。

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 サンガのマスコット、パーサ君とパー子コトノちゃんは結構まめに働きます。実にフレンドリー。うちのニートも見習え!

 J1慣れしていないのか、アウェー側にもやってくるパーサ君とコトノ。

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 達磨をしげしげと眺めるコトノ。「達磨を蹴ったらぶっ殺すぞ!」と隣の婦女子wがおもわず罵声を浴びせかける一幕がありましたが・・・

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 何事もなく無事通過。

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 売店は相変わらず碌なものがありません。ビール500円也。

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 リラックスチェアも健在。昔は黒かったと記憶していますが、目立たないためか黄色に変更。うーん、そのセンスは大阪のような・・・

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 ちょっとだけベルリンスタジアムを髣髴させるアウェー側ゴール裏のモニュメントも当然ながら健在。毎度毎度大勢詰め掛けるうぃあーな皆さん、お疲れ様。

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2006.10.01

ガーナ戦・日本代表選出

 中東遠征メンバーと比較して、

・GKは不変。

・DFは坪井、闘莉王、加地が負傷離脱して代わりは水本のみ

・MFは中東でほとんど出番がなかった中村直・山瀬・小林大・伊野波・梅崎がごっそり外れて、代わりに中村憲・山岸智を選出。

・FWは調子を落としている田中達を外して、ただいま絶好調の播戸を選出。

 MFより前にはそれほど違和感はありませんが、本職のDFが若い水本しかいないというのは驚愕すべき選考。本日追加があるのかもしれませんが、おそらく阿部をCBに入れての4バックになるものと思われます。手強いガーナに通用するのかどうか。

 また少ない練習時間で結果を出さないといけなかった中東遠征とは大きくメンバーを変えてくることは十二分に予想されましたが、リーグ戦では戦績が上がっていない千葉勢を多く選出したのは少々意外でした。

 頑として鹿を入れないのは実に爽快ですな。

P.S.

 その後山口智・青山・今野を追加選出。本職のDFが2人増えて、なんとかまともに戦える体制に。でもただでさえ過剰気味のボランチなのに、さらに今野を追加するのは少々謎。オシムが好きそうな選手であることは間違いないのですが。

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KIRIN WORLD CHALLENGE キリンチャレンジカップ2006 日本代表メンバー (10/4 対 ガーナ代表@横浜国際総合競技場<日産スタジアム>) 

GK 川口 能活(ジュビロ磐田)
  山岸 範宏(浦和レッズ)
  西川 周作(大分トリニータ)
DF 三都主 アレサンドロ(浦和レッズ)
  駒野 友一(サンフレッチェ広島)
  水本 裕貴(ジェフユナイテッド千葉)
MF 羽生 直剛(ジェフユナイテッド千葉)
  遠藤 保仁(ガンバ大阪)
  二川 孝広(ガンバ大阪)
  中村 憲剛(川崎フロンターレ)
  鈴木 啓太(浦和レッズ)
  阿部 勇樹(ジェフユナイテッド千葉)
  佐藤 勇人(ジェフユナイテッド千葉)
  田中 隼磨(横浜F・マリノス)
  山岸  智(ジェフユナイテッド千葉)
  長谷部 誠(浦和レッズ)
FW 播戸 竜二(ガンバ大阪)
  巻 誠一郎(ジェフユナイテッド千葉)
  我那覇 和樹(川崎フロンターレ)
  佐藤 寿人(サンフレッチェ広島)

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【観戦記】京都 1-5 浦和

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 最後の最後で坪井が負傷退場。即座に×印が出され、非常に後味の悪い試合になってしまいましたが、今は坪井の負傷の程は診断結果を待つしかなく、その事実には目をつぶって試合を振り返ることにします。

 この試合の最大のポイントは京都が即席で敷いてきた角田-手島-登尾の3バックが機能するかどうかにあったと言っても過言ではありません。実際のところは両WBも下がって5バック状態で守りに守って勝ち点1をもぎ取るのが狙いだったのではないかと推察されますが、やっぱり慣れないことはやるもんじゃないですね。

 セットプレーで早々と失点して守りきる京都のゲームプランは簡単に崩壊。すかざず同点に追いついたのは良かったのですが、その均衡状態も長くは続かず、平川が入団以来最高と断言できる素晴らしいミドルシュートを決めて浦和に再度リードされるとあとはもうメロメロ。サイドを徹底的に突かれ、飛び出してくる2列目・3列目の選手は全く捕まえられず、よく5失点で済んだと思われるほどの散々な出来で試合終了。

 そもそも浦和が2トップで臨んでくることを想定しての3バックだったのかもしれませんが、蓋を開けてみると浦和の布陣は達也の1トップ。その誤算からくる守備のずれを最後まで修正できずに大敗。相手の長所を消す狙いでしょっちゅう布陣を変えるチームというのもありますが、それはそういう闘い方を年中やっていてのこと。これまでずっと4バックでやっていて、いきなり3バックにしたところでなかなか巧く行くものではありません(それができるチームなら降格争いなんてしないって)。この日の柱谷監督はいわば「無策士策に溺れる」といったところでしょうか。

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 京都の不甲斐なさに助けられた面もありますが、この日の浦和はなかなかの出来。ただ立ち上がりだけは褒められたものではありません。中盤のプレスが甘く、左サイドを崩されて3度ばかりチャンスを与えてしまいます。先制点が京都に入っていれば試合の様相は全然違ったものになったかもしれませんが、京都はそれを決められないのでこんな位置にいるんでしょう。ただ京都唯一の得点となった田原のポストプレー&中山のミドルだけはお見事。闘莉王は田原に競り負け、中盤が機能しない浦和は中山を捕まえられず。浦和の悪い時間帯をしっかり突いてきましたが、その前に浦和に先制を許したのが京都にとって打撃となりました。

 平川の得点で京都を突き放して以降は中盤の守備が安定し、中山に一発際どいのを浴びたくらいで無難な出来。坪井は快速のパウリーニョを完封し、最後までシュートを撃たせず。

 守備が安定すると攻撃も冴えを見せ始めます。京都のサイドの守備はボロボロ。アレックスに対しては必ず数的有利を確保して守るという基本的な守備戦術すら不徹底なため、アレックスは久々に左サイドで生き生き。平川の得点はアレックスのクロスのこぼれを叩き込んだもの。

 3点目は達也→ポンテ→達也。右サイドに流れたポンテをどフリーにしては、そりゃとんでもない精度でクロスを放り込まれるっちゅーねん。GKの前に飛び込んだ達也もお見事でした。達也にはやはり1トップは荷が重く、前を向いてプレーする機会が少ないうえに、たまにスペースにボールが出てもなかなかDFを振り切れない場面も目立ちました。そのため前半はほぼ守備の人でしたが、1点取って吹っ切れたのか後半はしり上がりに調子を上げてきた感じ。

 この日の最大の収穫はポンテ復調でしょう。3点目のクロスもそうですが、4点目が圧巻。前線でタメて暢久の飛び出しを引き出すポンテらしい働き。この日くらいの出来なら伸二がベンチスタートになるのもやむなしでしょう。ただまだ完調ではなく、たまに簡単にボールを失う場面も。

 ガンバとの得失点差を詰める絶好機と見たのか、ギドは平川→永井、アレックス→相馬、ポンテ→伸二と相次いで攻撃的な選手を投入して追加点を狙いに行きましたが、結果は相馬、しかもシュートがDFに当たってのラッキーな1点のみ。永井が再三右サイドを切り裂いていたのに比べ、相馬の出来は悪い意味でいつも通りで、しかもしっかりイエローを貰う始末。ゲーム展開上はアレックスを代える必然性は全くなく、点差が開いた場面でギドは相馬をテストしたのでしょうが、残念な出来に終わりました。相馬が投入されてから暫くは、最近よくありがちな中盤が下がり気味になってしまうぐだぐだ模様が垣間見られて、チームの出来としてはあんまりよくなかったように思います。ただ悪いながらも狙い通りに1点追加できたのは幸いでした。

 伸二のほうはエリア内に飛び込んで、相手を交わしてシュートという見せ場を作っただけではなく、また坪井負傷退場で数的不利になりながらも攻撃の基点となりつづける等まずまずの出来。ただ明らかにポンテの調子が上がっているので、次節もスタメン入りは他の選手の出来・疲労度如何かと。

 サイドから何度も良いボールが入るためか、闘莉王は点差がついた後も盛んに攻撃参加。京都のDFはそれほど高さがないので闘莉王の攻撃参加は実によく効いていました。どうしても京都のDF陣は闘莉王に釣られるので、他の選手がフリーになる場面がしばしば。坪井もたまに攻撃参加。一度坪井がドリブルで中央を持ち上がり、その横を闘莉王が駆け上がる場面がありましたが、お前ら遊びすぎwww 残されたDFラインにはホリ・啓太・長谷部。カウンター食らって放り込まれたらジ・エンドみたいな・・・

 今日は啓太・長谷部の両ボランチにミドルシュートを撃たせる場面がありましたが、啓太は枠に飛ばず、長谷部はボテボテ。これは攻撃面の反省点。引いた相手を崩すためにはこれが嵌らないときついです。

 ワシントン抜きで大量点を取れるとは夢にも思いませんでしたが、やはり京都の不出来に助けられたんでしょうなぁ。次節は苦手の千葉戦。坪井離脱でいよいよネネ復帰なのでしょうか? 守備はこれまでほどには計算できなくなるので、攻撃陣の奮起に期待したいところです。

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