【観戦記】浦和 1-0 湯郷
プレーオフ第2戦湯郷ベル戦は東松山での開催。過去何度かサテライトで出かけたことがありますが、バックスタンドに急傾斜の芝生席があるだけのとんでもない競技場で、とても有料試合をやる環境じゃありません。駐車場のキャパが小さいので早めに出かけましたが、ちょっと早すぎて(^^;開門まで場外の芝生でゴロゴロ。11月も近いというのに日差しがきついの何の。
<スタメン>
窪田 安藤
高橋 保坂
柳田 百武
岩倉 笠嶋 田代 木原
山郷
前回田崎戦で初スタメンながら良い働きをした百武が今回も先発。北本はなぜかベンチスタート。警告累積で次節日テレ戦が出場停止となるのを恐れたとの噂も耳にしましたが、目の前の湯郷が引き分け以下に終わってしまえばその時点で優勝消滅なのですから、北本温存の意味はほとんどないように思います。
北本の代わりに窪田がFW起用されましたが、さすがに窪田の1トップは荷が重いと見えて、この日は安藤と2トップの布陣。
党首は試合を重ねるごとに良さが出てきたように思いますが、残念ながら田崎戦で負傷してしまったようで、この日はベンチにも入れず。代わりに右SHには保坂を起用。中盤の構成は田崎戦同様、2ボランチのボックス型。左の高橋と柳田は頻繁にポジションを変えていましたが、どちらかといえば柳田がボランチに入っていた時間が長いように思いました。
試合は終始浦和ペース。田崎戦とは打って変わって中盤を浦和が完全に支配しているのが印象的。湯郷の頼みの綱といってよいMF宮間に全く仕事をさせませんでした。この日も百武が活躍。ほぼ守備専業ボランチという役回りですが、彼女が加わったことで高橋や柳田の守備の負担がずいぶん軽減されました。とりわけこれまで浦和の中盤の底を支えてきた高橋が前に出られるようになり、これが浦和の攻撃力アップに寄与しているように思います。
またこの日印象的だったのはSB木原の攻撃参加。党首が右SHに入った場合はほとんど木原は攻撃に絡んで来ず、浦和の攻撃は左サイドに偏りがちなのですが、保坂と組んだ時は木原がガンガン上がってきます。党首と保坂のボールキープ力にそんなに大きな差があるようには思えず、どうしてそうなってしまうのかは謎なんですが、攻撃のバランスは保坂起用のほうが明らかに良いわけで、党首ちょっとやばいです!
ただ両サイドを崩しまくった割には流れの中から得点が生まれないどころか、決定機の数も少なく、全体的に攻め倦んだ印象。窪田&安藤の2トップは一緒にやったことがほとんどないせいか、コンビネーションといえるようなものがほとんどない上に、高さ・強さで北本に劣るのでサイドからクロスを上げてもほとんどチャンスになりません。クロスの精度もイマイチだったように思います。安藤の調子はかなり良くなっており、この日は2人にマークを付かれても容易にはボールを失わないところまで回復してきました。ただマークを交わしてシュートに持ち込むには至らず(1回あったくらいかな?)、この辺りも苦戦の一因でしょう。
結局浦和の得点はセットプレー(高橋左からCK→田代がニアで反らしてゴール!)での1点に留まりましたが、相手に点を取られる気配はほとんどないまま逃げ切りに成功。なんかトップチームみたいな試合展開でしたw
湯郷の攻撃はロングボールが9番のFWに出た時に多少見せ場があったくらい。田代がスピードで振り切られそうになるのがちょっと怖かったのですが、決定機を与えるまでには至らず。
<57分:保坂→若林>
窪田 若林
高橋 安藤
柳田 百武
岩倉 笠嶋 田代 木原
山郷
<86分:安藤→待井>
窪田 若林
柳田
待井 百武 高橋
岩倉 笠嶋 田代 木原
山郷
後半30分くらいからは双方チャンスらしいチャンスもなくてだらだらした試合展開になり、メイン側のテント付近にサテライトに出場する選手がちょろちょろし始めたこともあって、かなり集中力を欠いた観戦になってしまいました(^^;
その後の試合で日テレが田崎を下し、優勝決定は次節日テレ戦に持ち越しになりましたが、莫大なな得失点差を考えればこの日で浦和の優勝は事実上消滅。しかし、なんとか日テレを下して良い形でリーグ戦を終えたいものです。
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