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2006.12.20

2006年他チーム寸評(2)

半ば自分用のメモ書きです。長いので3チームずつに分けて連載します。

浦和と闘った試合を中心とする見聞に基づいたものなので、見当違い・頓珍漢なところはご容赦願いたい。ツッコミどころも多々あるかと思いますが、その辺は適宜。

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【磐田】

 世代交代も進まなければ成績も上がらず、テストに明け暮れては有望な若手を潰し続けた人間力の半年さえなければもうちょっと成績はマシだったでしょうし、また来年へ向けての展望もパっとしたものになったでしょう。絶大な期待をもって監督に据えたであろう人間力をズバっと切ったフロントの大英断だけが印象に残る1年でした。

 後任のアジウソンの能力は正直よくわかりません。世代交代には随分積極的だし、成績も残しています。ヤマハでの一戦では若い無名の選手達が走りまくる姿に感銘を受けました。でも強いかと聞かれるとあまりこれといった型がなく、取りこぼしも少なくないだけに「さぁー」という感じ。来年は要注意とは思うけど。

 あとヤマハでの浦和戦開催はもう勘弁願います。

【鹿島】

 長年のトニーニョ・セレーゾ政権の終焉と同時に、サンパウロFCをクラブ世界一へ導いたパウロ・アウトゥオリ監督を招聘して一大反攻が予想された鹿島でしたが、実に中途半端な結果に終わりました。リーグ優勝争いは終始無縁で浦和戦@埼スタでは4-0の屈辱を経験。ナビスコ杯も決勝まで駒を進めましたが千葉の前に屈して10冠ならず。

 内田や増田等若手選手を積極的に起用したのが功績といえば功績でしょうが、来季アウトゥオリ退任が決まって今後の展望は至って不鮮明。如何せんトニーニョ・セレーゾ時代が長かっただけに1年での監督交代=試行錯誤の連続はちょっと辛いかも。

 またシーズン途中で小笠原が抜け、小笠原と同世代の人材はピークを超え、その下の世代は小笠原世代を凌駕するには至らずとなると、今後のチーム編成は難しそう。

 観客激減は留まらず経営基盤の脆弱化が明らかなだけに、毎年優勝を狙いに行くチームコンセプトの転換を迫られているように見えて仕方ありません。

【名古屋】

 このチームは全くわかりません。前半は大不振。しかしヨンセン獲得がチーム再建のきっかけとなって、途中恒例の内紛劇まで演じながら最後はとうとう7位まで浮上。見事なまでの中位力を発揮した。ありがとうヨンセンマン!監督の続投は別にどーでもいいような・・・

 今季浦和が1勝もできなかった唯一のチームなんですが、試合内容は2戦とも浦和が圧倒。皮肉なもんです。

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