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2006.12.08

昔の名前で出ています

浦和・オジェック新監督9日にも誕生(報知)

 次期監督についてはオジェックが本命。ダメだった時はゲルトという線で話が進んでいる模様。とりわけ報知がかなり前のめりに報じています。

 オジェックといえば言うまでもなく、「堅守速攻」で弱小チームだった浦和の立て直しに成功したことで有名。もっとも当時の浦和ではそれしかやりようがなかったのでしょうし、リーグ随一の戦力を誇る今の浦和でオジェックがどのようなサッカーを見せてくれるのか興味深くはあります。

 ただ監督選考プロセスで、あんまり世界的に名の通った監督が出てこないというのは少々寂しいところ。オジェックもそれなりに実績があるとはいえ、いわゆる「ビッグクラブ」で成果を収めたり、中小規模のクラブを率いてCL等で強豪に抗したりしたわけではありません。来季はACLとJリーグを併行して闘うために「ターンオーバー」で選手をやりくりする必要に迫られるのは明らかですが、オジェックにそれができるのかどうか。

 また大物を呼びたくても浦和には人脈がないということなのかもしれません。近時の外国人選手に外れがない(DF陣は揃いも揃って稼働時間が短いという問題はありますが)ところを見ると海外に全く人脈・情報ルートがないわけじゃないのでしょうが、こと監督となると「昔の名前で出ていますぅー」になってしまうのは残念なことです。バイエルンとの提携がこういうところに生かしてほしいものですが、この調子だと福田監督やペトロビッチ監督が登場するのは案外早いのかもしれませんね。
 
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 J1浦和の来季の監督最有力候補、ホルガー・オジェック氏(58)が7日、監督就任に前向きな姿勢を示した。国際サッカー連盟(FIFA)技術委員としてトヨタクラブW杯視察のため来日中のオジェック氏はこの日、自ら8日にも浦和と初の直接交渉を持つことを明らかにしたうえで、交渉が順調に進めば、近日中に正式発表できる見込みだと語った。

 志半ばで離別した“赤い悪魔”への愛がほとばしった。FIFA技術委員会の責任者を務めるオジェック氏が、注目される11年ぶりの浦和復帰問題で初めて口を開いた。「私はレッズの進化を心からうれしく思っています。これまでに確かに浦和側からの打診はありましたし、近日中に藤口氏(社長)と直接会談を持ちます。私が日本に滞在する間、レッズといろいろ細かい条件の話もできる。双方が合意できれば、私の帰国前にメディアのみなさんに(監督就任を)発表できると思います」

 ドイツから来日した翌7日夜、オジェック氏は穏やかな表情を浮かべた。浦和は次期監督候補を、J開幕から2年連続最下位だった「お荷物クラブ」を95年第1ステージには3位に導いたオジェック氏に一本化。2年契約を提示し、今週中の合意を目指している。

 オジェック氏の決断が最後の障害だったが、クリアされた様子。「私の心にはいつも日本が存在した。浦和と私のきずなが切れたわけでもない。日本に戻ることに何の問題もない」と断言。第2次オジェック政権誕生はもはや秒読み段階。カナダ代表監督などを歴任し、規律を重んじる世界屈指の理論派に成長した新指揮官が、浦和のアジアチャンピオンズリーグ制覇とJ連覇の切り札となる。

(2006年12月8日06時07分  スポーツ報知)

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