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2006.12.16

【観戦記】浦和 3-0 福岡

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 まさに勝っただけ。どうしようもない糞試合でした。

 リーグ戦を制するとやっぱり何だかんだと目標達成感が出てしまって、その次の天皇杯は意欲が沸きにくいのでしょうか。04年のマリノスがCSで浦和を破った後、草津に天皇杯で負けていますが、さもありなんといったところなんでしょうか。何が何でも勝ちに行く。そんな気持ちが感じられない非常に残念な試合でした。ハナから120分間で1点取れればそれでいいと考えていたかのような腰の引けた闘いぶりが誠に残念でした。

 福岡は4-4-2というよりは3ボランチの4-3-3に近い形でしょうか。意図的に引いているのか、押し込まれて引かざるを得なくなったのかはわかりませんが、福岡の人垣の前に浦和は四苦八苦。前半引き気味の相手に対して大きなサイドチェンジを交えながらのサイド主体に相手の薄いところを攻めるのは定石通りなのですが、左右ともクロスの質が良くないのとエリア内の人数が少ないためなかなか得点機には至らず。ポンテにしても伸二にしても個人技一発で相手のマークを外すのは良いのですが、それ以降の展開が遅くてやはりシュートに持ち込めず。

 だいたい毎度毎度「仕上げはワシントン」ってどうよ。今日のワシントンはどう見ても調子が良いとはいえず、しかもそのワシントンにはマークがべったり付いているのに、それでもワシントンにパスを出しては跳ね返されるって。こういう時は暢久や伸二がミドルシュートをガンガン放ったり、エリア内に飛び込んだりして然るべきなんですが、そんなプレーは後半のポンテ→伸二ヘッドのビッグチャンス一回切り。

 後半は相馬が疲れてサイド攻撃もままならなくなり、福岡のカウンターからの反撃を許す始末。浦和が終始押し込んでいるため自然と両WBとも高い位置を取る場合が多いのですが、その裏をズバリと突かれた時に浦和のピンチになります。福岡のロングフィードに内舘が対処を誤って左に開いていた古賀に通った時は敗戦を覚悟しましたが、古賀のシュートはバーを越えて一同安堵。これを決められないのが福岡が降格に至った原因なのでしょう。だが古賀は後半の立ち上がりにも際どいクロスを放っており、田中祐とともに福岡の数少ない攻め手となっていました。

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 J2降格が決まっている福岡。来季戦力外になっている選手も出場し、さぞ落胆しているかと思えばさにあらず。やはりリーグチャンピオン&人気の浦和相手、しかもBSで全国放送とあってか、守備に意識を置きながらもあわよくばという意気込みで試合に臨んでいました。福岡は主力外国人選手抜き、しかも監督不在ではありましたが、それでも試合に対する取り組み姿勢では福岡に軍配が上がるといわざるを得ません。

 まぁだからといって福岡が「勝てた試合だった」とのたまうのは相当に片腹痛いとは思います。この試合をきっちり勝てたなら降格してないって。今年5戦全敗という結果を直視すべきでしょう。

 この日良いところが無かった暢久に代えて長谷部を投入したのは当然至極。ただこの時伸二を前に上げたのはどうなんだろう??? さらにやはり良いところのない伸二に代えて永井。後半はさして見せ場のなかった永井ですが、延長に入ってまもなく永井のパスを基点にエリア内でワシントンのポスト、そしてポンテが狙い澄ましてようやく先制ゴール。ワシントンをフォローする選手が近くにいる。それさえ出来ていればこんなに簡単に点が取れるんですがね。

 延長後半に永井→ポンテ→ワシントンで加点。ここで勝負は付いたも同然なのですが、なおも浦和はぴりっとせず、左サイドを破られたりセットプレーで崩されたり、はたまたDFラインの裏へ飛び出されたりして都築やポストのお世話に。相馬は延長に入って全く動けなくなり、ギドはなんと左WBに細貝を投入しましたが、さすがにやや危なっかしかったような・・・

 最後は双方すっかり足が止まり、スキルで圧倒的に優位にある浦和の前の3人が福岡守備陣を手玉に取りながらそれでもなかなか点が取れず、最後の最後でようやく永井が決めるといった不恰好な按配ながら、終わってみれば3-0の大差で準々決勝進出。しかし、スタジアムにそんな結果を喜ぶ気配は微塵もなし。

 負けたら終わりのトーナメントなのでリーグ戦よりも闘い方が一層慎重になるのは致し方ありません。しかし、リーグチャンピオンとしてはあまりにも寂しい試合内容。見学に訪れたオジェックやチキ、そしてオシムはどう思ったことでしょう。

 この糞サッカーともあと3試合でお別れ。私はそう思っています。

P.S.

 オジェックに良いところを見せたかった相馬。前半はドリブルで2人を交わすなどそれなりに見せ場はあったのですが、性癖なのかややドリブルが自己目的化していて抜いた後の展開にかなり問題があるように見受けられます。クロスの精度はアレックスに遠く及ばず、ゲーム後半は電池切れ。これなら少々調子が悪くてもギドがアレックスを使うのは理解できます。

P.S.2

 負傷欠場の闘莉王に代えて3バック中央を努めたのはなんと坪井。でも存在感が薄いの何の・・・ 坪井はやはり敵FWと対峙させてナンボであってカバーリングの役目はあまり向いていないような・・・ っちゅーか、フツーここで細貝起用でしょう。内舘がかぶって大ピンチを招いた時に心底そう思いました。3バックの中では今日はネネがダントツに良かったような・・・ 来季退団が決まっている選手が一番よく働くって、それは昨季もそうだったような・・・

P.S.3

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 観客数わずか17675人。あまりにも空いているので、日頃行くことの無いメインスタンドにまで足を運び、初めて「駒場らーめん」を食しました。700円とチト値は張りますが、スタジアムの食べ物としてはまずまずじゃないでしょうか。

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