オフィシャルイヤーブック2006
例年どおりフェスタでイヤーブックを購入。
この時期イヤーブックをめくりながら感慨に耽るのはもはや年中行事そのもの。
浦和暗黒期はもちろんのこと、カップを手中にしたここ数年でさえあと一歩のところでリーグタイトルを取れなかったということもあって、イヤーブックにはどこか陰というか物悲しさというか、なんか大なり小なり切ないものが詰まっていたような気がしました。
でも2006年版はさすがに違いますね。残念ながらナビスコ杯を取れなかったとはいえ、悲願のリーグ制覇を成し遂げ、さらに天皇杯連覇で締めくくるというほぼ理想的な展開だったこともあってイヤーブックから喜びが迸っています。
表紙の題字がレリーフっぽくなっているのが2006年版の最大の特徴ですが、構成は昨年とほとんど変わっていません。1選手2ページを使っての手記風の主力組述懐。ポンテが若手に対して苦言を呈しているのが目を惹くほか、どの選手も大なり小なり怪我なりコンディションなり何がしかの悩みを抱えていたことが切々と綴られていて、つい目頭が熱くなってしまいます。しかし、暢久が(広く知られていることですが)J2降格時に移籍を考えたことをカミングアウトしてしまうのはオフィシャルブックとしていかがなものかと思いますがw
昨年からの相違点で目についたところといえば、
・DATA RECORDの戦評の書き手を河野氏から小斎氏に変更
・昨年やや他のページから浮いていた感のあった"REDS Family"のページデザイン・体裁をさほど違和感のないものに抜本改定
・巻末のクレジットのページには例年ちょっとした詩が書き添えられていて、これが往々にして涙を誘ったものでしたが、今年はダンマクそのものがメッセージを伴っているせいか、詩を省略。
そんなところでしょうか。
P.S.
イヤーブックではサポーター達の写真が結構好きなのですが、例年よりも子供をクローズアップしたものが減ったような気がしました。かつては「いつのことになるかはわからないけれど、お前らがレッズを強くしてくれ!!!」という魂の叫びが子供を多数取り上げる誘因になっていたのかもしれませんが、一応レッズも強くなったということで子供ではなく現役のサポに焦点が当たり勝ちになったのかもしれません。
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