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2007.01.05

信州小旅(1)

 オフシーズン入りでネタも当面人事関連ぐらいしかありませんので、その場繋ぎとして旅行記を不定期連載します(当たり前かもしれませんが、このシリーズ人気ないのよねぇ・・・)

 多くの方が優勝パレード見物に出かけている折、人混みを嫌ってちょっと信州に出かけてきました。

大宮 9:06(あさま509号 E226-209) 9:56 佐久平
佐久平 10:23(228D キハ110-106)10:31 滑津

 まずは新幹線で佐久平まで。

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 佐久平といえば出来た当初は駅前の巨大なイオンがやたら目立つだけで他には何にもないところでしたが、月日が経つにつれてイオン周辺にロードサイドショップが増えてきました。まぁ寂れているよりマシですが郊外にありがちな光景でしかなく、旅の玄関口としては少々がっかりさせられるものがあります。

 佐久平駅には何度も来ていますが、駅舎の外に出てみたのは初めて。蓼科口は山並みを模ったデザインですが、随分離れていますけど八ヶ岳のイメージでしょうか?ちなみに反対側は浅間口といいます。

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 佐久平駅でJR小海線に乗り換え。2両編成の気動車がトコトコやってきます。この駅はちょっと変わっていて、高架の長野新幹線を小海線が跨ぎ越しています。もともと小海線は地平を走っていたのに、なんでわざわざこんなややこしい姿にしたのでしょうか?

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 旅の第一目標は「旧中込学校」。全国各地に散在する擬洋風(洋風建築を真似て作った和洋折衷的)学校の一つが佐久市に残っています。長野の擬洋風学校といえば松本市の旧開智学校があまりにも有名ですが、旧中込学校も旧開智学校とほぼ同時期の明治8年に建てられたものです。

 建設費用のほとんどは村内の篤志者による寄付金で賄われたとのこと。なにせ明治初期ですから村民の負担感たるやハンパじゃないと思いますが、その割りに随分派手なものを建てられたのはなぜなのかという素朴な疑問が沸いてきます。

 屋根上に突き出た時計台のように見える八角塔内には太鼓が吊るされ、時を告げていたそうです。

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 丸窓にはめ込まれた色ガラスがワンポイント。それゆえか建設当時は「ギヤマン学校」と呼ばれていたそうです。

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 建物はいたって派手ですが中は結構狭く、さほど広いともいえない教室が4つしかありません。案の定といってはなんですが大正の初めには手狭になってしまい、結局隣接地に新校舎を建てることになって、この校舎は中込町役場に転用されたそうです。

 館内は昔の教科書や教育関係の資料、あるいは中込学校の歴史に関する資料が陳列され、また屋外にも別途資料館があってそれなりに楽しめました。日曜日とはいえ信州観光には時期外れと見えて、終始人っ子一人いませんでしたが。

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滑津 11:14(135D キハ112-109)11:39 小諸  滑津駅から小 [続きを読む]

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