信州小旅(5・了)
田中 14:40(653M モハ114-1007)14:50 上田
田中駅前に日帰り温泉施設が建っているので、海野宿で冷え切った体を温めながらゴロゴロするのも一興でしたが、せっかくなのでしなの鉄道でもうちょっと足を延ばしてみました。
やってきたのは真田の城下町上田。もっとも真田氏は江戸初期に幕命によって松代へ転封され、上田藩は仙石氏→松平氏と治者が代わっているので「真田の城下町」と言ってしまうのも変なのですが、なにせ真田昌幸が2度にわたって上田城で徳川の大軍を撃退したのがあまりにも有名なため、上田といえば真田が通り相場になっています。
城には天守閣がなく(破却されたのではなく、もともとなかったらしい)、本丸に3棟の櫓(南櫓、北櫓、西櫓)が残っているだけですが、派手な実戦を経験している城は、それだけで随分風格が備わっているように見えるものです。
西櫓の建つ高台に登って市街を一望。昔はこのすぐ下を千曲川が流れていて自然の堀になっていました。
まっすぐ駅へ戻ってもつまらないので、駅でもらった地図を片手にしばし上田の街を散策。上田は城下町であると同時に北国街道の宿場町でもあり、海野宿ほどではないですがその面影を残す町並みが若干残っています。柳町界隈がその代表格。
上田はそれなりに大きな街なので、店々は観光客相手だけというわけではなく、ちゃんと街の人々相手に生業を営んでいる感じ。それゆえかどうかはわかりませんが、壁の色一つとっても随分新しめに見えるところが多々あります。海野宿と比べると昔の姿をそのまま留めているというよりは昔の姿をうまくアレンジして現在に生かしているといったところでしょうか。
立て続けになんですが、信州小旅の〆はやっぱり蕎麦。上田といえば「刀屋」が有名なのですが、あいにく日曜は休み、仕方がないので駅近くの商店街にあった「もみぢや」という店に入ってみました。まだ夕食orちょっと一杯には早い時間帯だったせいか、先客は一人だけ。もり大を注文。1,000円也。
太い・黒い・硬いと三拍子そろった本格的な田舎蕎麦。この手を蕎麦を大盛りにするとかなり食い応えがあります。汁はやや渋みがあるものの辛いというほどのことはなく、これまた好加減。蕎麦湯まで飲み干してしまい、もう腹はパンパン。
おまけに柿がデザートに付いてきました。ふらっと入った割には当たりの蕎麦屋さんでした。
日が落ちると上田の街もそれなりにクリスマス。
上田 18:01(あさま544号 E226-222)19:06 大宮
(おしまい)
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