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2007.02.28

(メモ)U22 日本3-0 香港

2000円払って国立で耐寒訓練してきました。内容もそんな感じ。

カレン→平山で早々と先制したが、それからが寒かった。

ゴールへの意欲・意識が感じられないパス回し(しかもミス多発)が延々と続き、見ている側は辛いのなんの。

水野→梶山でようやく2点目が入ってからボールも人も動くようになったけど。
前半は左サイドが機能不全。李→家長は当然、というか家長は先発だろう、フツー。

阿部購入でついてきたビックポイントで買える水野はなぜか半袖・手袋なし。立っていると寒いせいか、やたら元気でしたw

反町は新潟で寒いのに慣れていて良かったね(棒読み)

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パートナー大作戦?

究極グッズ「レッズ御殿」発売(スポニチ)

 「レッズ御殿」そのものにはあまり興味が無いのでそれについての言及は割愛します。

 ただ本件の藤島建設といい、朝日新聞が今年からホームゲーム開催前日に試合展望等を語るタブロイド版「Reds Tomorrow」を新聞に折り込み配布することになったことといい、中クラスのパートナーであるにも関わらず、これまでスタジアムやMDP、公式サイト等でロゴが掲示されるくらいで、それ以外に積極的にパートナーとしてのメリットを取りに来ていなかった会社が今年になって積極的に動いているのが目につきます(逆に同クラスのパートナーであっても「さいしん」や「与野フード」といったところはマスが相手の商売だけあって昔から積極的にパートナーメリットを活用してますね)。

 朝日新聞の例は浦和の営業部隊がより一層のファン・サポーターの発掘を図るべくパートナーである朝日新聞に働きかけたものと考えるのが自然ですが、地場の戸建て建築業者である藤島建設はここへ来てどうしたものでしょう?

 そうかと思えば今度はヒューゴ・ボスが浦和レッズと青山本店でチャリティー・イベント。まぁ、ヒューゴ・ボスにメリットがあるのは明らかですが、浦和はパートナー各社を総動員して露出度を上げてゆくというのが今年の営業活動の一大方針ということなんでしょうなぁ。

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 “レッズ御殿”が誕生する。浦和とスポンサー契約を結ぶ藤島建設が、Jリーグが開幕する3月3日から浦和カラーでデザインされた一戸建て住宅「レッズスタイル」の販売を開始することが分かった。埼玉県内限定で、基本プランの価格は2400万円からとなっている。日本一熱い赤きサポーターにとって究極のレッズグッズとなりそうだ。

 きっかけは1つの夢物語だった。浦和の関係者は「かねてサッカーの城下町をつくりたいと考えていた」と明かす。提携関係にあるバイエルンM(ドイツ)のホームタウン、ミュンヘンに“ファンズ・ハウス”が実在することもヒントになった。レッズモデルの家を建てられればというアイデアが、スポンサー契約を結ぶ藤島建設との究極のコラボレーションとして現実になった。

 一部をショールームで見ることができるが、玄関は真っ赤。正面には浦和のエンブレムが設置され、門柱には浦和のマスコット「レディア君」のモニュメントが施された。

 こだわりは外装ばかりではない。クロークは本拠地・埼玉スタジアムのロッカー室に似ている。客間が「サポーターズ・ルーム」なら、子供部屋は「ユース」「ジュニアユース」とサッカーにちなんだ名前をつけた。防音設備も万全でテレビ観戦の際にはお隣を気にすることなく、大声を張り上げ、スタジアムと同等の臨場感に浸ることができる。藤島建設では「デザインだけでなく機能性も重視した」と話している。

 注文建築で価格は2400万円(地代別)から。埼玉県内限定で、販売戸数は10戸。今季のJリーグ開幕に合わせ3月3日に販売を開始する。今季の浦和の快進撃とともに、売り上げも伸ばそうともくろんでいる。街でレッズ御殿を見かければ、選手にも大きな励みになるはずだ。 

[ 2007年02月28日付 紙面記事 ] 

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2007.02.27

Talk on Together2007

 わざわざ整理券をもらいに行くのもかったるいし、内容はたぶんMDP増刊号の話を出ることはないだろうと思って"Talk on Together2007"(というより「語る会2007」といったほうがピンと来ますね)には出席しませんでした。

 幸い「はいぱのどしゃめしゃ日記」様を始め何人かの出席者が内容をレポートしていただいたため、そのあらましを知ることができて非常に助かりました。

 個人的にはMDP増刊号で増資問題について一言も触れていないのが少々気になって「語る会」宛に質問状を出したのですが、これについても「語る会」で言及があったようです。はいぱ様のレポートによると増資問題が前進しない理由として「自工側が感情的になって来たので一旦冷却期間をおいている。レッズが強くなった事により価値が上がったので手放したくないとのこと。」と書かれています。

 言葉尻だけであれこれ妄想するのもどうかと思いますが、この按配だと浦和の話の持ってゆき方がまずかったような気がします。「やはり30%台にしたい」に拘って三菱自の機嫌を損ねちゃったんでしょうな。三菱自にあれこれ相談せずにクラブ経営が進められるという意味では増資とともに三菱自の出資比率を下げるというのは百点満点の回答ですが、三菱自の出資比率を下げることに拘って増資そのものがポシャるのは本末転倒でしょう。商売の規模がでかくなっているのに資本がやたら小さいのは財務上健全とは言いがたく、ここは三菱自に一歩譲って増資を先行させるべきだと思います。

 レディースの補強が予想以上に上手く行っているのには驚き。「他チームの主力」のぶっこ抜きに成功しているところを見ると、選手サイドから見て浦和の環境・待遇はかなりよく見えるということなのでしょうなぁ。プロ契約にならない限り他に職を探さないといけないという意味では、実業団チームよりも厳しいところがあるように思いますが。

 第2部オジェック監督のトークに関する感想は特になし。この時期あれこれツッコむべきではないでしょう。

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【本】ダメな議論

ダメな議論(飯田泰之 ちくま新書)

 これまでにも類書はいくつもあったかと思いますが、本書は論理的思考-感情や直感よりも論理とデータによって様々な情報の有用性を判断する-を習慣づけるために5つのチェックポイントを掲げてみたもので、判りやすさでは右に出るものはないといっていいでしょう。

 チェックポイントは以下の5つ。これらをほとんどクリアできない議論は誤りであり、複数をクリアできないものはかなり怪しい議論というもの。

①定義の誤解・失敗はないか

例)「超能力は存在するのか?」→「超能力」の定義を明らかにしないと議論がかみ合わない。

②無内容または反証不可能な言説

例)「生きる力」の向上が教育政策に必要だ → 「生きる力」を図る物差しがなく、その達成度合いは検証不可能で提言として無内容

③難解な理論の不安定な結論

注)難解な理論を引用している場合、その前提がしっかり説明されているか?(前提がはっきり書かれていない場合、書き手はその適用範囲に自信がない可能性大)

④単純なデータ観察で否定されないか

例)「昔に比べて少年の殺人や放火が増えている」→ データを観察すると誤り

⑤比喩と例話に支えられた主張

注)実証分析がなく、比喩と例話で構成された主張は基本的に信頼できない。

 本書はデータ観察が容易、あるいは少なくともその試みが積極的になされている経済評論・社会評論に焦点を絞っていますが、「ダメな議論」を見極める手法そのものは汎用性を持ちます。サッカー評論もその例外ではないでしょう。

 Opta等の試みはありますが、サッカー評論は野球やアメリカンフットボールとは違ってゲーム内容を数値化・客観化して語るのは盛んとはいえず、客観性を著しく欠いた議論が横行しがち。おまけに定義のはっきりしない語句を巡って水掛け論が繰り返されがちです。

 「結論が出なくても議論そのものが楽しい」という方も多いかと思います(私もその一人です(^^;)が、より建設的な議論を志向される方、無駄な議論に首を突っ込んで時間を浪費したくない方は一読をお勧めします。

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2007.02.26

【観戦記】F東京 1-1 東京V

<スタメン>

*F東京(以下「瓦斯」)

 4-2-3-1でしょうか?

       ワンチョペ
 川口   森村  石川
     栗澤  福西
金沢 吉本  徳永 藤山
        土肥

 後半から順次

・福西→浅利
・川口→鈴木
・ワンチョペ→赤嶺
・森村→馬場
・吉本→エバウド

*東京V(以下「緑」)

 4-2-2-2でしょうか?

    平本  フッキ
  ディエゴ    大野
    名波  菅原
服部 戸川  土屋 海本
        高木

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 瓦斯はU-22組(平山、梶山、伊野波)や怪我の茂庭を欠いているのは当然として今野、ルーカスも不在。おまけにジャーンの代わりに採ったDFエバウドや馬場・鈴木規といったあたりはベンチスタート。レギュラー格と目されるのは土肥・徳永・福西・金沢・石川くらいで、後は話題のワンチョペ含め1.7軍くらいの陣容。方や緑は現段階でのベストメンバーと目される陣容で練習試合に臨んできました。

 試合内容は前半20分くらいまでは緑ペース。ワン・ツーで平本がDFラインの背後へ抜け出したと思ったのですが、放ったシュートはあさっての方向へ。緑が流れの中で掴んだ絶好機は後にも先にもこれだけでしょうか。

  それ以降は瓦斯が主導権を取り戻し、石川の突破から徐々にチャンスを作りだしましたが、先制点は意外にも緑。福西のクリアが大野の出した足に当たってそのままゴールというなんともマヌケなもので、福西も思わず苦笑い。ワンチョペは前線を徘徊しているだけで何の役にも立たず。これなら平山のほうがマシという世評は頷けます。土屋がエリア内で瓦斯の選手のチェーシングを受け、前半ヤバいプレーを連発していたのが印象的。

 後半は両チームとも逐次メンバーを入れ替えながらの戦いでしたが、内容はほぼ一方的な瓦斯ペース。緑は相変わらずパスを回しながらゲームを作ろうとするものの、途中で瓦斯のプレス網にひっかかってボールを奪われるの繰り返し。

 抜群の存在感を見せていた福西は前半でお役御免で浅利を投入。さらに瓦斯は馬場、鈴木といった準レギュラー格を相次いで投入するとお得意のサイド攻撃が嵌り始めます。

 原のサッカーは基本的に前回就任時とほとんど変わっていない感じ。石川は好調を維持している模様で、ドリブルでサイドから中へ切れ込んでシュート or SBの上がりを待ってサイドへ展開と瓦斯の攻撃の柱となっていました。

 ただ残念ながら瓦斯も決定機が少ないんですね。それなりにチャンスは作っているし、シュートもそこそこ撃っているという意味では攻撃的なサッカーなんですが、点が取れずに結果において全く攻撃的とはいえない。ワンチョペが機能不全のままだとそんな「口撃サッカー」が今年も展開されそうな気配プンプン。ワンチョペに前からチェーシングしろ!とかいろいろなタスクを与えてワンチョぺが悩んじゃっているようにも見えましたが、どうなんでしょうか?

 まぁそれでもCKをエバウドが押し込んで同点で終わったことだし、また面子の割りにはやりたいサッカーがそれなりに出来た瓦斯にとって練習試合の成果はそこそこあったと見ていいでしょう。相手がアレだったのを割り引かないといけないでしょうが、面子がいなくて仕方なく4バックのCBに入った徳永がをフツーにこなしていたのも収穫かと。

 方やベストメンバーを揃えた緑は1.5軍の瓦斯に歯が立たず、いいところなし。緑は立ち上がりこそ良い感じでパスが繋がってヴェルディらしいサッカーを見せていましたが、瓦斯がその応対に慣れ、しかも瓦斯の運動量が上がってくるとともに沈黙。後半緑はほとんどシュートを撃っていないような気がします。

 フッキが必死に個人技で打開を図ろうとしますが、1.5軍とはいえJ1には通用せず。時折おおっというプレーもあるんですが、周囲のフォローがないのか、周囲を使おうとしないのか、体の重そうな相方のディエゴが動けなくなるとともにフッキの空回りが目立つハメに。

 そもそも足元から足元へ細かくパスを繋ぎ、手数がかかる上にやたら中央突破に拘るサッカーってもうJ1では通用しないように思えて仕方ありません。嵌れば綺麗ですが、ボールが前線に渡る頃には瓦斯の守備網は完全に出来上がっていて得点の臭いは漂わず。しかもエリア前でシュートチャンスと思われる局面でもまだ繋いでるし。

 名波は後方でパス出しに専念してほとんど動かず。名波は極端な例ですが、動く選手ってホント少ないですね、緑は。

 翌日の報道を見るとラモスはそれなりに満足している模様。志が低いというかなんというか・・・

 まぁJ1へ上がるだけならこんなサッカーでもなんとかなるかもしれません(でも相当カウンターを食らいまくって苦戦しそう・・・)が、その後のJ1定着まで視野に入れるならお先真っ暗という気がしてなりません。

20070225tokyo1

こんなに人が来るのになんで無料なんだろう・・・

20070225tokyo2

 瓦斯サポは終始まったりモードでしたが、緑のほうはかなりガチだったような・・・ この辺は置かれている立場の差なんでしょう。緑のコールは知らん間に漢臭くなっています。

20070225tokyo3

 誰かと思ったら茂庭かよ・・・

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やばいな、Jリーグ

 昨日Jリーグから2/20時点でのチケット販売状況が公表されていました。

J1_1

 開幕戦は例年どのチームでも観客が増えるものですが、どうも今年はお寒い状況にある模様。キャパのでかい横鞠やF東京、大分は(対戦相手も魅力的とは言い難いですし)こんなものかもしれませんが、キャパの小さい万博が半分も売れていないのには非常に驚かされました(「ぴあ」の売上が好調なところから察すると、大きな集計漏れがある可能性も否定できませんが・・・)。

 暖冬とはいえまだまだ寒い時期のナイトゲーム。しかも相手が超不人気チームと悪材料が揃っていますが、サッカーが好きで好きで、ゼロックス杯で見せた良質のサッカーを見に来る人は大阪にはそんなにはいないということなのでしょうか?観客動員はツネ様頼みだったということなのでしょうか?

 同じくキャパの小さい等々力も半分~7割の売れ行き。こちらはデーゲーム、しかも対戦相手に恵まれていているだけに営業努力が足りないといわれても仕方ないでしょう。前年2位と健闘しましたが、いかんせん日本代表が中村・我那覇しかいないので普段Jリーグを見ない人を掘り起こすのは少々骨が折れるかもしれませんが。

 J1復帰なった柏も同様。ちばぎんカップが売り切れたのに開幕戦が売り切れないとは本末転倒もいいところ。オフシーズン一つとして良いことが無かった名古屋の売れ行きが良いのは不可思議ではありますが、ここは営業が頑張ったのでしょう。

 たまたまスタジアムのキャパが小さい3チームが目に留まってしまいましたが、Jリーグ全体に開幕を告知し、盛り上げる雰囲気・意欲が乏しいような気がしてなりません。清尾さんのコラムによれば”もともとスーパーカップは、リーグ戦開幕を前にして「さあ、もうすぐリーグが始まるぞ!」「今年もリーグはこんなに面白いぞ!」というお披露目試合の意味がある”とのことですが、残念ながら先日のゼロックス杯はそういう形で機能していませんでした。日経で全てを推し量るのはかなり無謀だとは思いますが、ゼロックス杯当日の日経朝刊にはゼロックス杯に関する記事は皆無で非常にがっかりしました(もっとも翌日浦和の惨敗はかなりのスペースを割いて掲載され、ある意味Jリーグ開幕近しの宣伝になったわけですが・・・orz)

 先日J2昇格条件を緩和するとの措置が発表されました。Jクラブの裾野を広げる策をJリーグは一環して打ち出していますが、それだけでは地域的な広がりは生まれるせよファンの量的拡大にはほとんど繋がらない可能性が極めて強いように思います。

 新潟の成功で気を良くしたにように思われた「農村から都市を包囲する」Jリーグの戦略は、ドイツW杯惨敗とともに完全に行き詰まりつつある。開幕戦のチケットの売れ行きを見て、そんな気がしてなりません。

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2007.02.25

(メモ)F東京1−1東京V

(スタメン)

無料の練習試合のためか、オーロラビジョン使用せず。

瓦はU22組はもちろんルーカス、今野もいない。茂庭怪我で徳永がCB。

緑はベストメンバーか。

(前半)

20分までは緑優勢だったが、その後は瓦ペース。共に運動量少なく凡戦。終了間際瓦のクリアボールが緑の出した足に当たってゴールというネタ付き。

(後半)共にメンバーを逐次入れ替えたが、瓦の動きが良くなりほぼ一方的な瓦ペース。CKを3番が押し込んで同点。
緑は瓦のプレスをかいくぐれずに沈黙。
瓦も手数は多いが決定機は僅少。でも馬場、鈴木を入れた後半はそれなりにやりたいことができた印象。

緑は良いところなし。手数をかけての中央突破は瓦のプレス網の餌食。動けない奴多いし、今年もだめかも。

福西抜群の存在感。石川も健在。ワンチョぺはとりあえずいるだけだな。

土屋の劣化がすさまじいのと名波の動かなさにはびっくり。フッキは空回り。ディエゴはコンディション不良?

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謎のサテライトリーグ

 気がつけばサテライトリーグの組み合わせ・日程がJリーグから公表されていました(浦和オヒサルには現時点で言及なし)

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2007Jサテライトリーグ Cグループ

第1日 04/01 (日) 14:00 川崎F vs 草津 等々力
第2日 06/03 (日) 草津 vs 新潟  
第3日 06/24 (日) 14:00 川崎F vs 新潟 等々力
第4日 07/01 (日) 14:00 川崎F vs 大宮 等々力
第5日 09/08 (土) 14:00 新潟 vs 川崎F 五十公野
第6日 09/16 (日) 14:00 草津 vs 大宮 嬬恋陸
第7日 09/30 (日) 14:00 新潟 vs 草津 新潟陸
第8日 10/14 (日) 14:00 新潟 vs 大宮 五十公野
第9日 10/21 (日) 大宮 vs 新潟 川越

未定 浦和 vs 草津  
未定 浦和 vs 大宮  
未定 浦和 vs 新潟  
未定 大宮 vs 草津  
未定 大宮 vs 浦和
未定 大宮 vs 川崎F  
未定 新潟 vs 浦和  
未定 草津 vs 浦和  
未定 草津 vs 川崎F

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 ということで浦和は川崎・大宮・草津・新潟と同グループだということが判っただけで、試合日程はホーム・アウェーとも全く不明。しかも川崎との対戦がなぜかスケジュール化されていません。

 後者は「お互いACLで大変だからやめましょうや」ということでクラブ間でキャンセル(埼玉新聞等に記載あり)とのことですが、全試合日程未定というのはかなり不可解。

 大宮もホーム3試合未定というところを見ると会場の調整に手間取っているかもしれません。

 昨年も浦和だけなぜかスケジュール・会場が未定の試合がいくつかあったと思いますが、駒場を栗鼠に食い荒らされたあげく、サテライトにしわ寄せが来ているということなのでしょうか? 

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2007.02.24

SAVAS、惨敗デビュー!

 今年180分で10点取られたのに合計4400万円の賞金をもらっているクラブですが何か?

 いやはや、全くお話にならない試合でした。自他共に認めるうんこレッズです、すいません。

20070224xerox_1

 監督・スタッフは口が裂けてもそんなことは言わないでしょうけれど、間違いなくゼロックス杯はハナから捨て試合だったのでしょう。そうとでも思わなければこんなに酷いコンディションで試合に臨むはずがありません。大小問わず負傷が伝えられた選手を全員ベンチにすら入れなかったのもその表れでしょう。時間が経つにつれてガンバとのコンディションの差がどんどん開き、後半途中からあまりの出来の悪さに緊張の糸すら切れてしまったのか、試合を投げてしまったかのようなプレーが随所に顔を覗かせたのは腹立たしい限り(たぶん闘莉王がいたら激怒したでしょうけど・・・)ですが、「捨て試合」であるとの認識が知らず知らず選手達にも伝わったのだと思います。

 「時間がなくて戦術面を詰められなかった」云々との話はよく聞きましたが、この日の試合はそれ以前の状態。選手個々人が闘える状態にありません。ボールに対する反応はいたって鈍く、競り合いにはことごとく破れ、簡単にスピードで、あるいは単純な切り替えしで振り切られる。時間の経過とともに動けない選手が続出。組織性以前の問題です。フォローがないため攻撃は終始単発。守っては連動性を欠くために簡単に守備網に穴が開くなど組織的な問題を云々するのは時期尚早でしょう。

 オジェックは長丁場を乗り切る体力をつけることをキャンプの目標に掲げ、3部練習を含む厳しい(と伝えられる)練習を課してきました。大原で始動。途中ブルズ杯を挟んでそのまま指宿合宿。選手達は22日に大原に戻ってきたばかりで、疲労の極にあることも容易に想像できます。従ってそのままゼロックス杯に臨めばおよそ良い結果は出そうにないことは監督・スタッフも重々承知の上だったことでしょう。

 その点昨年屈辱に塗れに塗れたガンバはゼロックス杯への取り組み姿勢が全然違いました。オフの長さは浦和と全く同じなのですが、個人・組織とも十分戦えるレベルに仕上げてきました。そんなに早く仕上げてまた秋に失速するのではと余計なツッコミを入れるのも空しくなるほど。川上に立った前半は長めのパス一発をFWや左SBに通して手間を掛けずにシュートまで持ってゆくあたり、パス回しが自己目的化していると揶揄された昨年を反省した成果なのかもしれません。

 家長不在の左SBは橋本をコンバートすると予想されていたのですがそれは完全に三味線で、2年目の安田(ガンバユース出身)を抜擢。終始高めの位置取りで平川の進出を抑えるどころか、逆に二川あたりと絡んでサイドで数的有利を確保しながら平川をチンチンに。浦和は相馬の負傷欠場で伸二を左WBに起用。その裏を加地にやられることはある程度想像がついたのですが、炎上したのは左サイドではなくどちらかといえば右サイド。後半17分に平川に代えて岡野を投入しましたが、最後まで右サイドは炎上しつづけ、なんと怒涛の4失点。マグノアウベスのハットトリックというオマケ付き。戦前「どちらが勝つにせよ案外大差がつくような気がします。」と予想しましたが、実際その通りになってしまいましたorz

 個々人はそれなりに頑張っているのだが、連携が上手く採れずに攻撃が散発的だったとか、数的有利を確保できなかったとかいうのであれば、時間がそれなりに解決してくれそうなものですが、今はまず選手のコンディションを上げることから始めないとどうしようもないです。阿部を機能させるのはどうしたらよいかとか、連動性の向上だとかはそのずっと先。ましてや4バックの試行的採用なんて今は夢のまた夢。もともと組織性なんて大したことはなくて個人能力だけでなんとかやっていたチームですから、コンディションさえ上がってくればそこそこやってくれるような気がします。

 チームは全治何週間に相当するのかもわからない重症ですが、とりあえずは個人技頼みだろうが、FK一発だろうが、どんな見苦しい形でも結構ですから勝ち点3を積み上げられるよう祈るばかりです。

P.S.

 07年ゼロックス杯優勝記念グッズはお蔵入りになってしまいましたが、どうせなら「ゼロックス杯惨敗記念掛け軸」でも作ったらいかがですか? こんなんみたいな・・・

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(メモ)浦和0-4 G大阪

(スタメン)負傷の闘莉王はベンチにも入らず。小破の永井、堀之内、細貝もベンチ外。ネネ・内舘がスタメン入り。GKは山岸。
ベンチには赤星、中村、小池、堤と若手がぞろぞろ。
ガンバは左SBは橋本ではなく安田。

(前半)ガンバは風上を選択。強風を利してロングフィードやミドルシュートを多用しての手間をかけない攻めを展開。これがはまって2点先制。

浦和はボールコントロールに苦しむだけでなく、合宿疲れか動きが悪い。パスミス多く、攻守に冴えなし。右サイド炎上中!

どうするオジェック?

(後半)エンドが代わっても浦和の劣勢は変わらず。パスミスはさらにひどくなり、連動性もへったくれもなし。試合を投げているようにもみえた。
ガンバは浦和DFラインの裏を執拗についてさらに2得点。浦和の守備に粘り強さがない感も。

阿部も全くフィットしてないし。久々に見た糞試合。ブルズ杯のつけが全身に回っている。

ガンバが良かったというより浦和が悪すぎて話にならず。リーグ戦序盤はかなり苦しみそう。

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悩める指揮官

ガンバ06年型布陣…新戦力に頼らず浦和に勝つ!(スポニチ大阪)

 天皇杯決勝はガンバが勝てた試合だったのは確かだけど、ゼロックス杯には浦和は調整途上とはいえワシントン、闘莉王、坪井と天皇杯決勝に出ていなかったメンバーがぞろぞろ戻ってくるわけで、ガンバが同メンバーで天皇杯決勝の内容を再現できると思うのはちょっと甘いのでは? 

 裏読みすれば同メンバーで戦うというのは新戦力バレーが未だチームにフィットしていないことをカミングアウトしているようなものなんですが。

 また別の報道によれば宮本がいなくなって4バックを採用するようですが、家長不在のため左SBにはボランチが本職の橋本を起用する模様。この辺が層が厚そうで実は薄いガンバの内情を如実に示しているような・・・

 もっとも浦和も小野の裏が弱点なことは明白で、どちらが勝つにせよ案外大差がつくような気がします。

 今年はACLの負担がない分優勝候補として世間の評価が高いガンバですが、バレーを使いこなせずに事実上戦力の上積みがなく、しかも他チームの研究も進むとなると案外4~5位くらいに終わったりするかも。

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◆ 24日、2007ゼロックス・スーパーカップ ◆

 06年スタイルで浦和撃破だ!G大阪は22日、非公開の紅白戦を行って今季初戦のゼロックス・スーパー杯(24日、国立)に備えた。西野朗監督(51)は「今までの流れも考えないといけないし、一発勝負とリーグ戦では違う。キャスティングに関しては、変動しない中でスタートさせたい」とFWバレーら新戦力に頼らず、昨季主力のメンバーで戦う意志を示した。

 浦和には昨季4戦未勝利だが、確固たる自信があるからだ。元日の天皇杯決勝戦。惜敗したが、終始ガンバペースで進んだ。指揮官も「これだけ優位に試合を運んで、勝ちを落としたのは今まで記憶にない」と漏らしたほどの好内容だった。

 昨季、不動の右サイドバックとしてフル稼働したDF加地もまた「ストップ・ザ・浦和」に闘志を燃やす。相手の左サイドには同年代の“天才”MF小野が起用される。「三都主と違って、足元でボールをもらって外から中に入ってくる。いいパスも出てくる」と警戒を怠らない。07年の飛躍は打倒・浦和から。“いつもの顔ぶれ”から、ガンバの逆襲が始まる。

[ 2007年2月23日付 紙面記事 ]

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2007.02.23

さいたまシティ杯開催?

「将来参戦したい」 さいたまシティ杯を辞退 J1大宮(埼玉新聞)

 今季浦和のスケジュールは立て混みまくっているのに、「さいたまシティカップ」はやるんですなぁ・・・ 浦和サイドからは何の情報も出ていなかったと思いますが、ひょんなところから開催の話がでてきました。今年もBバイエルンを呼んでの開催なのでしょうか?ブルズ杯は失いましたが、さいたまシティカップ開催でまた目指せ8冠なんでしょうか?

 もっとも浦和が出られそうにないのでさいたま市が大宮へ声をかけたとの解釈も成り立ちますが、その大宮への打診とやらは、

 「まさかとは思いますが、念のため申し上げる次第でございますが、さいたまシティカップに出場されるご予定はムニャムニャ・・・ということでよろしいのでございましょうか?」

とか、たぶん「空気嫁、(`Д´)ゴルラ・・・」に近いものだったのではないかと思いますが(根拠なし)。

P.S.

 ジャスト社は浦和のパートナー(しかも比較的大口)でもあるわけですが、さてさてどうしたものか。

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 大宮は22日、7月に開催される国際親善試合「さいたまシティカップ」への出場を辞退したという一部報道について、「参戦についてはしばらくの間、遠慮させていただきます」と正式に出場辞退を発表した。さいたま市からは昨年8月に参戦の打診を受け、最終的にことし1月に辞退を決定し、市側に伝えた。

 理由としてクラブは、「さいたまシティ・カップにふさわしい体力に至っていない」ことと、「リーグ戦に集中していきたい」ことを挙げた。

 それでも将来的には参戦したいとの意思があるようで、大宮の渡辺誠吾社長は「近い将来、参戦できるように、今後着実に体力をつけて、みなさんの期待に応えられるように努力したい」とコメントした。

 同カップはさいたま市の政令指定都市移行を記念して、2003年から開始。当初は浦和と大宮が、海外のビッグクラブと交互に対戦する予定だったが、ここまで4回はすべて浦和が出場。昨年はバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)が来日した。

新たに2社とスポンサー契約

 大宮は21日、今季のオフィシャルスポンサーとして、毎日興業とジャストの2社と新規契約を締結したと発表した。ともにさいたま市大宮区に本社を置き、毎日興業はビルメンテナンスなど、ジャストはオフィストータルサービスの事業をそれぞれ行っている。

オフィシャルグッズ販売延期を発表

 大宮は21日、24日のファン感謝デーから発売を予定していたオフィシャルグッズ「アルディハンドパペット」の商品入荷が遅れたため、販売を延期すると発表した。入荷が決まり次第、あらためて発表する。

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至福の時、一転。

 明日はいよいよゼロックス杯。賞金付きのPSMのような感が否めない大会で、選手・サポ共々だらっとした雰囲気でゲームに入ってしまいそうな予感がしますが、そうはいっても公式戦。負ければ当然悔しさがこみ上げてきますし、不穏・不吉な感じでリーグ戦を迎えるのも嫌なもの。達也・長谷部・相馬が故障欠場。闘莉王・啓太・阿部あたりも小破と聞き及んでいます。それゆえ明日のメンバー・システム共々興味深いところではありますが(正GK争いは決着がつかないまま公式戦入りの模様・・・)、せめて消化不良感の残る試合だけはなさらぬようお願いしたいところです。

 それはさておき、他のチームはまだまだトレーニング段階。オフの補強が上手く行ったチーム、上手く行かなかったチーム、主力を強奪されたチーム、主力が逃げ去ったチーム等々昨年末から1月にかけていろいろありましたが、もはやそれは過去のこと。今季の戦力も大方固まり、キャンプに入って練習試合を積み重ねてゆくうちに、おぼろげながら今季の闘い方の骨格が見え始めて、今がサポにとって一番楽しい時でしょう。

 ところが、最後の最後までネタを提供するのに余念がないチームがあるんですなぁ・・・合掌。

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早野監督に不満?マルケス退団も(スポニチ)

 横浜FWマルケスが今夏にも退団する可能性が出てきた。ブラジルの地元紙が「マルケスは早野監督に不満を抱いて退団を希望している」という代理人のコメントを掲載。古巣アトレチコ・ミネイロに復帰すると報じた。横浜との契約は来年1月1日まで残っているが、18カ月在籍した後は退団できるというオプションがあり、7月で“満了”となる。早野監督は3トップの一角として期待しているが、開幕直前になって思わぬ誤算が生じた。 

[ 2007年02月23日付 紙面記事]

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2007.02.22

伸二、左サイドへ

小野もポリバレント 左で好プレー(スポニチ)

 相馬が代表合宿で負傷してゼロックス杯が難しくなり、3バックのまま平川を左WBに回すのか、あるいはシステムを変更するのかオジェックの決断が注目されていましたが、22日の練習試合では昨年同様3-6-1のシステム(さすがに公式戦でいきなり4バックを採用するのは怖かったのでしょう・・・)でなんと伸二を左WBに起用。記事にある通りトルシエ時代に一応左WBを経験したことがあり、元来器用な選手なのでやってやれないことはないのでしょう。

 また阿部が加入すると伸二をボランチに置くこともできず、さりとてポンテが復調してくると伸二を前に置くのも難しくなりますから、伸二の活用場所を予め広げておくという意味で比較的手薄な左WBの慣らし運転をしておくというのはこの時期重要なことかと。ただアレや相馬と違ってサイドをドリブルで抉るようなプレー期待できませんから、アーリークロス主体にサイドからゲームメークするような働きが中心になるのでしょうな。

 アレは最初はドリブルに拘ってゲームの流れを停滞させていたのですが、次第にクロスの選択とのバランスが良くなってきて活躍できるようになりましたが、伸二だと逆にクロスないしスルーパスの選択肢しかないという感じでしょうか。守備は相馬よりはマシでしょうが運動量が多いとはいえないのでやはり坪井orネネの負担は相当でかいかと。

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小野もポリバレント 左で好プレー(スポニチ)

 浦和がキャンプ地の鹿児島・指宿で鹿屋体大と練習試合を行い、4―0と快勝。小野は3―6―1の左MFで先発し、前半22分に左クロスで先制点の起点になるなど活躍した。

 小野が3バックの左MFでプレーするのはトルシエジャパンでの02年以来だったが、後半18分に退くまで好プレーを連発した。本来左MFを務める相馬が負傷離脱中のための措置だったが、24日のゼロックス・スーパー杯(対G大阪)でも左サイドでの起用が濃厚だ。トップ下、ボランチに加えてサイドを“習得”することは日本代表のオシム監督が求める「ポリバレント」にもつながる。それだけに小野は「左サイドの方が走るんで、自分のためにもなる」と代表復帰への意欲ものぞかせた。 

[ 2007年02月22日付 紙面記事 ]

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相馬が浦和合流も右足故障で離脱(日刊)

 浦和に、また離脱者が出た。20日、代表合宿を終えた代表勢が鹿児島・指宿合宿の練習に合流。だが日本代表MF相馬崇人(25)は代表合宿で痛めていた右足内転筋痛でリタイアした。朝食前のランニングで歩いただけで、指宿市内の病院で検査を受けた。クラブ幹部は「ゼロックス杯は難しいだろう」と24日のゼロックス・スーパー杯G大阪戦の欠場を示唆。3月3日の開幕戦(対横浜FC)も微妙な状況だ。

 チーム始動後、浦和はベストメンバーを組んだことがない。ゼロックス杯は事実上、開幕に向けた最初で最後の実戦。だがザルツブルクに移籍した三都主の穴を埋める左サイドの筆頭候補、相馬が不在となり軌道修正を強いられる。右サイドの平川を左に配置転換、または4バックに変更し、小野を左MFに置くなど予想されるが、本来の形ではない。MF長谷部、FW田中達もリハビリ段階で開幕戦は欠場濃厚。緊急布陣でシーズンに突入する。

[2007年2月21日7時53分 紙面から]

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【TV観戦記】U-22日本 0-0 米国

 勝てた試合だったが決定力不足に泣いてスコアレスドロー。前半の梶山中央へスルーパス→平山、水野CK→カレンヘッド、後半の本田FK→平山どフリーでヘッド、水野ドリブル&DFを交わしてシュートとビッグチャンスが4回(前半の梶山ミドルも入れれば5回か)あったのに一つも決まらず。FWの人材難が深刻なチームなので、少々手強い相手になるとチャンスを作りながらも点が取れないという展開が容易に想像できますが、まさにその展開になってしまいました。平山は驚くほど体が絞れていて予想以上に動けていましたが、2度あった絶好機を決められず・・・orz

 3人のFWと中盤には本田拓を除いて攻撃的な選手を起用しながら、不甲斐ない出来だった米国(特に前半)から1点も取れなかったのは問題でしょう。まぁチャンスを作るところまでは監督次第でなんとかなりますが、フィニッシュだけは反町といえどもいかんともしようがありませんなぁ・・・

<スタメン>

       平山
    カレン    李
 本田圭       水野
   本田拓 梶山
  水本 伊野波 青山
        松井

後半15分:カレン→増田
後半26分:本田圭→家長
後半26分:李→苔口
後半30分:本田拓→谷口
後半42分:平山→森島

 特に米国の出来があまりにも酷かった前半30分までに点が取れなかったのは痛恨の極み。この日の米国はユース世代のメンバーも混じっているようで組織として熟成していないのか、あるいは長旅の影響でコンディションが悪いのか、前半半ばまではほとんど動かないわ、パスミスは連発するわ、立ち止まって出し先を探しているわと散々な出来。

 そんな米国を相手に日本が圧倒的に優位に立ったのは当然でしょう。とりわけ日本の立ち上がりは素晴らしい出来でした。単純に平山へ縦のクサビを入れるのではなく、平山・カレン・李と前の3人で細かく回しながら両SH(水野・本田)やボランチ梶山の上がりを待ってのぶ厚い攻め。中盤がFWを追い越すどころか、たまにはDF水本あたりまで上がってくるあたりはオシムテイストぷんぷん。また後から上がってくる梶山を米国はなかなか捕まえられず、前後半を通じて梶山がタイミングよく上がってくる時に日本のチャンスが生まれました。

 ただそんな場面は数少なく、時間が経過するに従って高い位置に張った3トップ、あるいは本田or水野にロングフィードを出して、そこからの展開を図る場面が増えてきました。しかし、サイドでのボールキープがイマイチままならず、サイドで受けて単純にFWに放り込む単調な攻撃に陥りがちに。試合終了後に中盤のビルドアップが課題とのコメントを残した選手もいますが、まさにそんな感じ。

 それでも攻撃の形が出来ていたうちはまだ良かったのですが、米国が体勢を立て直した後半は一転して劣勢に。後半から米国の動きは見違えるように良くなり、縦パスで本田の裏を徹底的に突きだしました。3-6-1(3-4-3なのかもしれませんが、カレン・李の位置は平山の後方で2シャドーっぽいなと思いました)だと3バックの両サイド、特に守備の下手な本田の裏を狙われるのは自明の理。4バックの相手に対しサイドで数的優位を作られやすいのもこれまた当然。

 本田の代わりに家長を起用しても結果は似たようなものでしょう。ボランチがある程度サイドをケアしないといけないのですが、ボランチが梶山・本田拓だと本田拓の守備負担がでかすぎてなかなかサイドのケアまでできない気がします。またサイドをやられただけではなく、手薄な中盤中央をドリブルでズコズコやられていきなりDFラインが敵を対峙せざるをえなくなる場面も時々ありました。この日は梶山が何度もチャンスに絡んだのは事実なのですが、サイドに攻撃的な選手を2枚使って攻撃の力点をサイドに置くのなら、ボランチには守備ができるプレーヤーを2枚使わないと守備はかなりしんどいかと。青山敏が発熱で欠場していましたが、梶山→青山敏は現実的な選択でしょう。

 後半半ばまでかなり劣勢に立たされましたが相手に決定的なチャンスを与えるところまでには至らず。逆に本田圭→家長の交代を機に日本は再度主導権を取り戻しました(家長の強引なドリブル攻撃がポイント!)がまたしても得点ならず、消化不良のまま試合終了。強いという印象は全く持てないまま北京五輪2次予選へ臨むこととなりました。

 おそらく反町が祈るような気持ちでピッチで送り出したであろう李は前半こそ活発にボールに絡んでいましたが、後半完全に消えてしまい、おまけにシュートゼロ。たぶん反町失望モード・・・

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2007.02.21

三崎のまぐろソースかつ丼

 横須賀からちょっと足を延ばして今度は三崎(神奈川県三浦市)のまぐろソースかつ丼を賞味。日経夕刊(2006.9.16)で紹介されて、かねてから一度食べてみようと思っていた逸品です。まぐろをわざわざソースかつ丼にするのは普段食べないまぐろの尾の身を無駄なく食べるための知恵。日経によれば三崎港には9軒ほどソースかつ丼を出す店があるようです。

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 とても2月とは思えない陽気に誘われてか、昼飯時間をとっくに過ぎたにも関わらず三崎港周辺の寿司屋や海鮮料理屋には行列また行列。

 まぐろソースかつ丼のパンフレットに掲載された地図ではわかりにくいのですが、まぐろソースかつ丼を出す店は港に面した通り沿いではなく、バス停近くのやや奥まったところにある商店街「三崎銀座」あたりに固まっています。

 日経にも記載されている通り、まぐろソースかつ丼は三崎に昔からあったわけではなく、町おこしを兼ねて生み出された創作料理。

 三崎まぐろ地魚協会では

●上まぐろの尾の身を130グラム以上使用
●三浦きゃべつをたっぷり添える(11月~5月)
    ※入荷の無い時期も有ります。
●小鉢料理一品以上・お椀付きます。

というまぐろソースかつ丼の「憲章」を定めていますが、逆に言えばこれさえクリアしていればあとは何でもありということで、店によって相当バリエーションがあるかもしれません。なお値段も全店1000円に統一されているとのこと。

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 新聞に紹介されていた「重美屋」はご飯がなくなってアウト。同じく新聞掲載の「なるみ」もソースかつ丼は出来ないということで、入ったのは「エンゼル」という店。三崎には珍しい喫茶店というか洋風グリル風の店構えです。

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 店内は閑散としていましたが、何分料理を作るのはオヤジ一人なので、かなり待たされました。

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 「まぐろシューマイ」が別皿で付いてきます。かなりでかいのですが、まぐろベースのシュウマイはあっさりして結構美味。しょうが醤油でいただきます。

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 さらにしばし待っていよいよまぐろソースかつ丼とご対面。

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 この店はソースは適宜自分でかける流儀。ソースが店によってかなり違うようですが。「エンゼル」はデミグラス風(? すみません、こういうの全然自信なし(^^;)のソースでした。

 まぐろカツはトンカツと違って油臭さが全くなく、やはりあっさりした味わい。また意外にも魚臭さもあまりありません。ただ肝心のソースがまぐろカツに合っていないような気がしました。そもそも自分が醤油好きだからかもしれませんが、正直無理にソースをかけずに醤油をかけて食ったほうが旨いようにも思います。ボリュームもそこそこあるので、最後は単調な味わいに少し飽きてしまいました。味噌汁とカブのつけものが別途付いてきますが、キャベツたっぷりの味噌汁が良い箸休めになりました。

 三崎でちょっと変わったものを食べたい方にはお勧めしますが、たまに三崎に出かけた時はやっぱり海鮮もののほうが良さそうです。

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2007.02.20

ダイ選手名鑑2007から

 今日は「選手名鑑」の発売日。

 ダイもマガも別冊になって携帯には著しく不向きになりましたが、その分情報量が増えてネタとして楽しめます。もちろんダイを購入。

 で、名鑑の楽しみといえば変な奴探し。

 まだパラパラとめくった程度なのですが、やっぱりいますねぇ、変な奴。

 まずは山形へ武者修行に出たカニこと横山選手。

⑤好きな選手:ヨコ

|-`).。oO ヨコって誰だよ・・・

⑥好きな言葉:はえぬき

|-`).。oO ・・・・・・(笑いを取りにいって滑ったな)

 次いで川崎どころかJリーグを代表するDQNとして知られる森選手

⑥好きな言葉:くのいち

|-`).。oO 全く理解不能・・・

 写真で笑ったというか、ある意味目を惹いてしまったのが飯田の20番。たぶんなでしこリーグの名鑑に紛れ込んでいてもわからない!(おまけに162cm 52kg と体格も女性並み)

 最後に思わず苦笑したのが愛媛の6番。

⑥好きな選手:南 祐三

|-`).。oO 南は1歳下なだけなのだが、やはりそういうポジションをしっかり掴んでいるようだ・・・

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横須賀海軍カレー

 横浜の「カレーミュージアム」は近々閉館するそうですが、それはそれとしてカレーで街おこしを図っている横須賀まで出かけてカレーを食ってきました。

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 よく知られていることとは思いますが、日本でカレーが普及するに至るには旧海軍が一役買っています。Wikipediaによると「日露戦争当時、主に農家出身の兵士たちに白米を食べさせることとなった帝国海軍・横須賀鎮守府が、調理が手軽で肉と野菜の両方がとれるバランスのよい食事としてカレーライスを採用、海軍当局は1908年発行の海軍割烹術参考書に掲載し、その普及につとめた。」とのこと。このことにちなんで横須賀はカレーで街おこしを図っています。もっともだからといって横須賀にカレー屋がやたら多いとか、カレーの消費量がずば抜けているというわけでもなさそうで、ちょっと街おこしのネタとしては苦しいかもしれません。

 なお同様に海軍の軍隊食として導入されたものに「肉じゃが」があり、横須賀同様旧海軍の根拠地であった舞鶴や呉は肉じゃがで街おこしを図っています。

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 入った店は横須賀中央駅近くのYYポート横須賀にある「横須賀カレー本舗」

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 一昔前なら鴎を見ると激しい敵愾心が沸いてきたものですが、今となっては笑いがこみ上げるばかり。

 1Fは観光案内所兼お土産売り場。2Fがレストランになっています。もう正午近い時間帯ですが店内は閑散としていました。閑散としているにも関わらず、なぜか隅っこの席に案内されました。早速海軍カレー・ビーフ(850円)を注文。

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 最初に牛乳とサラダが運ばれてきました。漬物は福神漬けとらっきょうではありません。

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 やってきました!

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 ちょっとカレーのかけ方が汚いですね(^^;

 ごはんが固いのには少々がっかり(ビーフもちょっと固いかな・・・)しましたが、いかにも日本風の、かつ家庭料理っぽいどろっとしたカレーでした。海軍カレーは甘口だと聞いていたのですがそんなことはなく、万人受けする程よい辛さといっていいでしょう。量はやや多めで、この辺が軍隊食たるゆえんでしょうか。

 なお店内のパンフレットによると、横須賀がカレーで街おこしを図るにいたったのは、呉と舞鶴が「肉じゃが」の元祖争いをしているとの話が総監のお別れパーティーで出たのがきっかけとのこと。旧軍港同士で名物を張り合っていますが、現時点では「佐世保バーガー」が知名度で群を抜いているといっていいでしょう。

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 こういうのはなんか間違っているような気がする・・・

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 腹ごなしを兼ねて三笠公園まで散策。三笠記念艦を訪れるのは2回目ですが、三笠記念艦は連合軍占領期に荒廃を極め、上部構造物が撤去されただけではなく、あろうことか甲板上にダンスホールや水族館が建てられていたという事実に初めて気づきました。

 従って現在の三笠記念艦はその後の復元・保存活動の賜物とのことです。

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2007.02.19

敵情視察-XEROX杯

 ブルズカップのあんまりな惨敗ぶりで(´・ω・`)ショボーン となりがちな今日この頃ですが、週末またしても対戦するハメになった相手のほうも結構苦戦している模様。最近の練習試合では相手が格下にも関わらず毎試合失点しています。コンディションだとか面子が変わったとかいろいろ要因はあるでしょうけど、やはり宮本が抜けた穴は大きいのかもしれません、ゴンバ大阪

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(コメントはガンバ公式サイトから抜粋)

2007/02/13    G大阪 0 - 1 甲府

4-4-2のシステムでツートップはマグノ・アウベス選手とバレー選手。加地選手、橋本選手らのクロスから攻撃の形は見えるものの得点には至らず。後半開始からは播戸選手、家長選手を投入して得点を狙ったが、逆に56分に強烈なミドルシュートから失点。以降は攻めの形を作る事が出来ないまま0-1で試合終了

2007/02/15    G大阪 2 - 2 横浜FC

昨日代表候補合宿参加の為帰阪した4選手を除いた前半のメンバーはGKに松代、DFは右から青木、シジクレイ、山口、安田。ボランチは倉田と明神が組み前線は右に寺田と左に二川でツートップはマグノアウベスとバレー。

この試合で目立った活躍を見せたのが二川。前半3分に先制点となるマグノのPKを自らのドリブルでお膳立てすると、21分にはバレーのポストプレーに機敏に反応して2点目をゲット。直後にオウンゴールで1点を返されたが、時折攻めの形を見せる事が出来た。

後半はガラリとメンバーを変えてフレッシュな顔ぶれで臨んだガンバ。キャンプで好調を維持する安田、平井らのイキの良さが目立ったほか73分から入った星原も思い切ったプレーで自らをアピール。終了間際に失点し同点となったが少しずつチームの形は見えてきている。

2007/02/17    G大阪 3 - 2 東京V

VS東京V戦は主力組に青木、安田、倉田を入れた4-4-2。グラウンドが固く、雨が降りとてもスリッピーな中、相手に先制を許し、その後もシジクレイのパスミスから失点と0-2にリードを許す。だが、二川がバレーのキープから1点を返し、プロ初となるFKも決め2-2。終盤投入された平井がファーストタッチでゴールを奪い3-2で終了。

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幹事長が行く!

 GGRでブルズ杯のあまりにも不甲斐ない失点シーンの数々を目にしてしまった幹事長はテレ玉の録画中継を真面目に見る気もすっかり失せ果てて、氷雨の中あてもない放浪の旅に出たのであった。

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 ふと気がつくと練馬。

 練馬が東京都で地続きの和光は埼玉県。同じように荒川を渡っているのに川口は埼玉県で足立区が東京都なのは納得がいかないのだが、そんなことはこの際どうでもよい。

 目白通りを越え、さらに環7を越えたところに、それは忽然と姿を現したのであった。

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|-`).。oO こんな住宅地のど真ん中に党首が・・・

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 どこからどう見ても民家です。バスが通るような道路に面しておらず、周りの住宅地に溶け込んでいます。

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 ガラガラっと玄関を開けると中も民家そのまんま。玄関で靴を脱いで縦長の和室に。和室には4人用の小さな座卓が6つばかりあるだけで、20人も入れば一杯になるような小さな店でした。店内にはジャズが流れています。

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 ほうしとせいろ(650円)を注文。粗挽きの蕎麦で、麺は心持ち太め。香りもしっかり楽しめます。かなり硬くてごわごわとした食感がある辺りは好き嫌いが分かれるかも知れませんが、私は大好きです、こういうのが。

 値段の割にはそこそこ食べ応えがあって、高価な割には量がちょろっとしかない蕎麦屋が多い東京では珍しいかも。「せいろ」と名がついていますが、せいろに盛って出てくるわけはないのが不思議なところ。でも水切りはしっかりしています。つゆには特段の特徴はありません。

 なお二八そばタイプの「せいろそば」もあります。

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 食べ終わった頃にタイミングよく蕎麦湯が運ばれてきました。押しなべて器に凝っているようですが、カレー入れみたいな広口の器に蕎麦湯を入れると冷めるのが早いんじゃないかな?あんまり蕎麦湯の量も多くないし・・・ でも開店してそんなに時間は経っていないのに蕎麦湯がどろっとしているのには驚きました。

 夜も営業していておつまみもそこそこ充実。日本酒も各種取り揃えているので、党大会をここで開催するのも悪くないなと思いましたが、店の雰囲気が至ってお上品なのでうぃあーには合わないかもしれません、たぶん。店は女性が2、3人で切り盛りしていたようでしたが、万事失礼のないように。ソフトな接客と相まってつい長居したくなりますが。

P.S.

 一応ブルズ杯の録画中継を見ましたけど、闘莉王を筆頭にコンディションが悪すぎて逐一論評するに値しない試合でした。結論としては「何しに行ったのか?」の一言に尽きます。

 あごあし付きどころかなぜか出場賞金までもらって慢心を振り払えるのであれば惨敗もそれなりに価値はあったということになりますが、果たしてゼロックス杯やいかに。

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2007.02.18

東海道行脚7:鞠子~金谷

第7回:2003.03.02 鞠子~金谷

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 鞠子宿を出ると「宇津ノ谷」の峠越え。東海道本線や東名高速は静岡を出ると海沿いに進んで「日本坂トンネル」で山をぶち抜いていったん焼津へ出ますが、旧東海道や国道1号は川沿いに山を分け入って藤枝へ出ます。もっとも国道1号のほうは宇津ノ谷トンネルで山を抜けてしまいますが、旧東海道はまだ葉が出ていない季節なのに昼なお暗い森の中をひたすら進みます。

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 峠を越えると岡部宿。国道1号からちょっと外れているせいか、旅籠屋が残っていたりします。ちなみに岡部はゴン中山の出身地として有名。

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 この辺まで来ると茶畑や製茶業者が目に付きだします。お茶の葉と思われるゆるキャラが笑えます。

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 暢久・長谷部そして赤星の街、藤枝。街道歩き的にはこれといった特徴はありません。

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 藤枝を過ぎるといよいよ大井川の川越えで有名な島田宿。静岡県は静岡・浜松の2大都市の間に藤枝・島田・掛川・袋井・磐田と宿場町から発展した中小都市がずらずらっと並んでいますが、どこもかしこも街の中心部の衰退が著しいようです。

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 島田宿は川越えの料金や川渡りの順番を決める川会所や人足が待機した番宿などが復元されています。近隣に製紙工場があるのがちょっと興ざめ。

 また近くには島田市博物館もありますが、ここも大井川や島田宿、川越えを中心に展示しています。

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 当然ながら今は大井川には立派な鉄橋が!

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 大井川を渡ったところには金谷宿。島田宿同様大井川の川留め一発で大繁盛した宿場町ですが、明治期以降は島田ほどには街が発展せず、ちょっと寂しげ。SLが走る大井川鉄道の出発点ですが、街は実にひっそりとしています。

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 小さな川の欄干にも川越えのレリーフが。

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2007.02.17

【本】サッカー監督はつらいよ

 エルゴラに連載されていた特集のまとめ本。エルゴラを毎週、毎号かかさず買うほどの熱心な読者じゃないので。この手の本は重宝します。

 監督本はこれまでも何冊も出ているかと思いますが、監督を取り巻く利害関係者との関わり合いを中心に抱腹絶倒かつ胡散臭さ満載の数々のエピソード(著者によれば一応実話らしい)を交えながらJクラブの監督像を等身大で描いたものはほとんどなかったかと。

 当たり前のことですが、監督といえども全知全能の神ではありません。必ずしも思惑・目的意識が一致しないフロント、広告効果しか頭にないスポンサー、言うことを素直に聞くとは限らない選手、隙あらば足元を見てくる代理人、無謀かつ合い矛盾する要求を掲げるサポーター等々を相手に仕事をしなければならないわけで(フロントと監督の役割分担がはっきりしないクラブほど監督のつきあう相手は増えます)、まさに「サッカー監督はつらいよ」。

 従って監督に求められる能力(っちゅーか、他者との関わり合いの中で仕事をする人は大抵そうですが)の第一は人を動かせること。人を動かすためには自分の考えを相手に伝えなければならないから要はコミュニケーション能力ということになりましょうか。もっとも話は必ずしも上手くないが人は付いて来るという奇特な方もたまにいて、そういう人は「カリスマ」と呼ばれますが。

 S級保有者もどんどん増えて、その割にクラブ数は増えないからJクラブ監督になれる可能性はどんどん低くなり、かつ「代わりはいくらでもいるぜ!」ということで回転サイクルも速くなるんだろうけど、「欧州トップモードに通じている」とか「戦術の引き出しが多い」とかいうことは監督の資質としてそんなに重要なことじゃないように思いますね。

 でも何を言っているのかわからなくて明らかに監督に不向きな人が往々にして監督になってしまうのがこの業界の不思議なところなんだよなぁ・・・

 本の後半にはオフト以降の代表監督についての論評を掲載していますが、概して監督個々人の論評に留まっており、一般論としての「代表監督はつらいよ」論になっていない上に、個々人の論評としても目新しいものは何もないので正直蛇足だと思います。

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2007.02.16

退嬰

ガ大阪・西野監督、王座奪還に「カウンターも狙う」(朝日)

 おい、今年は「超攻撃」じゃなかったのか(^^? バレーが思ったほど使えず、おまけに守備が予想以上に脆くなってびびったのか?

 まぁ面白いサッカーと勝てるサッカーのバランスを考えたという意味ではわからんではないけど、それじゃガンバはつまらん。

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 ガ大阪の西野監督が16日、キャンプ地の宮崎・綾町で報道各社のインタビューに応じ「カウンターで狙うサッカーも考える」と今季の構想を語った。華麗なパス回しを封印してでも勝負に徹し、浦和からリーグ王座の奪還を目指す。

 監督は、0―1で敗れた浦和との天皇杯決勝を例に挙げて「パスにこだわりすぎると、元旦のようにゴールを意識していないパスサッカーになる。ゴールを意識すれば、パス3、4本でフィニッシュ(シュート)になる」と速攻の必要性を説明した。浦和とは昨季4戦で3敗1分け。リーグ制覇と天皇杯のタイトルを献上した。今季は速い攻撃でスキを狙う。

 守りを固める相手が多くなれば、ボール支配率で上回っても得点が難しくなる。カウンター狙いは浦和戦に限らないつもりだという。

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オジェックの本音は何処?

浦和が帰国 立て直しへ問題山積(スポニチ)

 惨敗に終わったブルズ杯についてはテレ玉で見てから書くことにして、その後に代表合宿があって大量に選手を抜かれることは予め判っていたことだし、今更チームの戦術練習ができないと泣き言を言われても困るんですがね。「監督就任前にブルズ杯だとか指宿合宿が決まっていたので、出足が調子悪くても俺のせいじゃないぞ!!!」というサラリーマン的なオジェックの予防線だったりして。

 っちゅーか、オジェックの本音が「昨年を通じて細かいチーム戦術なんてなきに等しかったのだから、代表が抜けようが、合宿期間が短かろうが、選手個々人のコンディションさえ整えば何の問題もない!」 だったりするとそれはそれで怖い気がする。XEROX杯が(チームの連動性&エンターテーメント性という意味では)最もチームとしての可能性を感じさせた試合だったからな、昨年はwww

 っちゅーか、実際問題守備陣は最も心配な相馬を含めてごっそり代表に持ってゆかれたので、守備陣さえ代表で連携を深めて戻ってくれば、攻撃はワシントン頼みで昨年同様無問題かも(^^;

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 6失点(45分×2試合)と衝撃的な惨敗を喫したブルズ杯から浦和が15日、帰国。16日から指宿合宿で戦術面を立て直す方針だが、日本代表の6人は合流できず。オジェック監督は「オーストリアで機能しなかった部分が最重要課題となるが、代表組がいないのは残念」と話した。全員がそろう20日以降に練習試合を組む予定だが「指宿は場所が離れているので、いい相手がいるか分からない」と対戦相手もままならない様子。24日ゼロックス・スーパー杯はぶっつけ本番となりそうだ(後略)。

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2007.02.15

小林宏之選手、移籍

昨日横浜FCから浦和OBの小林宏之選手が移籍したとの発表がありました。

小林選手移籍のお知らせ  2007/02/14 (Wed)

小林宏之選手がフェルヴォローザ石川への移籍が決定しましたことをお知らせいたします。

◇本人コメント
「1年間応援ありがとうございました。フェルボローザ石川に行ってもがんばりますので引き続き応援してください。」

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 小林選手は03年浦和入団。入団は1年遅れですが坪井や平川らと同じ北京ユニバー組。大卒新人ながらリーグ緒戦から3バックの中央で起用され、オフトは小林にそこそこ期待をかけていたようでした。しかし、長期離脱していたゼリッチが戦列に復帰すると同時にポジションを失い、その後は大きな故障に加え同ポジションに堀之内が台頭してきたこともあってベンチ入りすら難しくなって、結局浦和での出場は03年3試合、04年1試合に留まりました。

 05年に川崎に移籍しましたがDF陣の手薄な川崎でも出番を掴めず、翌06年横浜FCに移籍。16試合を記録していますが、20節~36節とスタメンで立て続けに出場したもののその後は出番なし。横浜FC在籍時には足が遅いとの評があります。

 昔の話になりますが、個人的には浦和在籍時はちょっとおどおどしたプレーぶり -プレッシャーに弱いのかもしれず浦和には最も不向き- が気になりました。

 行き先の「フェルヴォローザ石川」というのは北信越社会人リーグのチーム。将来Jリーグ参入を目指しているようですが、このリーグには同じくJリーグ入りを目指す同県の「ツエーゲン金沢」や長野の「松本山雅FC」などがいてなかなか前途多難。

 サッカーを続けられたのは小林選手にとってなにより嬉しいことだろうとは思います。まだまだ厳しい道のりが続くのかもしれませんが、真紅のユニフォームを一度は身に纏った者としての矜持をもってがんばってほしいものです。

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ちばぎんカップ完売

 来る18日の日曜日。さすがにワシも指宿まで練習を見に行くほど酔狂じゃないので、天気がよければ日立台で開催される「ちばぎんカップ」を暇つぶしがてら見に行こうかと思ったのですが、

2007/2/13 すべてのチケットが完売となりました。
当日券の販売はございません。

とのこと。

 狭い日立台とはいえリーグ戦でもチケットはめったに完売することはないはず。J1復帰初年で意気上がる柏サポの姿が目に浮かびます。

 もっとも今のところ日曜は雨模様みたいでチケ売り切れもワシ的に実害はないといえばないのですが(^^;

P.S.

 仕方ないので「ちばぎんカップ」をちばテレビの録画中継で見ようと思ったのですが、これまた半分ブルズ杯の録画中継とかぶっているんですなぁ・・・

 NHK-BSの中継が大幅に減って他チームの試合を見ることは少なくなりそうなだけに残念。

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2007.02.14

ペルー戦代表候補に相馬!

 浦和からは山岸、闘莉王、坪井、啓太、阿部、相馬の6人が選出。

 前5人は代表常連だけど、相馬選出はビッグサプライズ!!! 浦和では同じ左サイドの攻撃的なポジションを争いながら、とうとう最後まで抜けなかったアレックスの壁。そのアレが欧州移籍で代表選考から外れたと同時にいきなりチャンスを掴んだ相馬。

 ちょっと棚ボタっぽいけどやっぱり嬉しいのかな、相馬。でもクロスの質しかり、守備の下手なアレックスと比べてもさらに劣る守備しかり、まだまだ課題山積。でもそんな状態でもオシムは何がしか相馬に光るものを見出したのでしょう。守備のタスクさえ負わせなければ一級品とか。

 とりあえずは合宿に呼ばれたというだけで、3/24のペルー戦のメンバーに残れるかどうかは微妙だとは思いますが、浦和とは違った環境で刺激をもらってガンガン伸びて欲しいところ。

 一部報道で噂があった山岸・都築の両GK選出はさすがに浦和が断ったのでしょう。都築は浦和で正GKを取り返してからが勝負。

 あとは前年サウジ戦のメンバーと比べるとU-22組がごっそり抜けたのは致し方ないとして、その穴埋めの選考がいかにもオシム。

 GK西川の代わりに川崎に移籍したばかりの川島を選ぶだけでも驚きもいいところなのに、大学生の林を呼ぶとは驚愕ガクガク。第3GK枠は完全に未来志向で、もう楢崎とか下田とかアゴ端とかを第3GKに呼ぶつもりはないということなのでしょうな。

 DFに中澤が復活したのも驚き。中澤本人は代表辞退を表明していたかと思います。またこれまでストッパー役にしばしばボランチ型の選手を起用したオシムですが、中澤はDF専業。かつGKとは逆にベテランを選んだオシムの意図はいかに。

→報知他の報道によると代表引退はなぜかあっさり撤回。

 アレックスの後釜の座を相馬と争う者として藤本を呼んだのは当然として、橋本はなんで呼ばれたのかなぁ・・・申し訳ないが橋本だけは意図を掴みかねます。長谷部が負傷欠場したのでその代わりなんでしょうか? ガンバ勢といえば二川がサウジ戦からこっそりと消えているんですな。

 FWに矢野。典型的な電柱型ですが、この辺りに目をつけるのもオシム流。まだまだ力不足とは思いますが、巻にアクシデントがあった場合のバックアップとして期待しているのかなぁ・・・

 浦和の6名はザルツブルグから帰ったばかりでいきなり代表合宿に合流。未だ不十分と伝えられるコンディションだけでもしっかり整えて欲しいものです。

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▽GK 

     川口 能活(磐田)
     山岸 範宏(浦和)
     川島 永嗣(川崎)
     林  彰洋(流経大)

 ▽DF 

     中沢 佑二(横浜M)
     坪井 慶介(浦和)
     田中マルクス闘莉王(浦和)
     阿部 勇樹(浦和)
     今野 泰幸(F東京)

 ▽MF 

     橋本 英郎(G大阪)
     羽生 直剛(千葉)
     加地  亮(G大阪)
     遠藤 保仁(G大阪)
     中村 憲剛(川崎)
     鈴木 啓太(浦和)
     駒野 友一(広島)
     野沢 拓也(鹿島)
     相馬 崇人(浦和)
     佐藤 勇人(千葉)
     田中 隼磨(横浜M)
     山岸  智(千葉)
     藤本 淳吾(清水)

 ▽FW 

     播戸 竜二(G大阪)
     巻  誠一郎(千葉)
     我那覇 和樹(川崎)
     高松 大樹(大分)
     佐藤 寿人(広島)
     矢野 貴章(新潟)

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最悪のシーチケホルダー

 惨敗に終わったブルズ杯はいかんせん生放送で見ていないので、その件については後日。

 昨日ウチにもシーチケが来ました。

 昨年は佐川急便が何度も拙宅に来ながらなかなか不在通知を投函しなかったためにシーチケの入手が遅れましたが、今年は人並みの時期に入手できました。

 それはいいのですが今年のシーチケホルダーの出来は最悪

Ticket_1

 なぜかどでかいハートの12がポケットに描かれ、おかげでチケットの対戦相手・日付・席種・席番等の確認が困難。

 自由席の方は多くの場合入場ゲートでのもぎり1回で済むので差支えないでしょうが、スタジアム内でもチケットチェックがある指定席の人は場合によってはいちいちチケットをホルダーから取り出さねばならず、ホルダーの意味がほとんどありません。

 使う側の立場を全く考えていないデザイン。

 クラブが悪い方向へ動いていないことを祈るばかりです。

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2007.02.13

よくある間違いとはいえ

Saitama070213

昨年のキャンプが頭にこびりついているのか。

あるいはACLへ気持ちが飛んでいるのか。

夕刻に至るまで修正されませんでした。

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浦和、4バックを試行?

浦和、最強ターンオーバーで8冠獲り…日本最厚の選手層生かす(報知)

 昨年ギドが本格導入に踏み切れなかったターンオーバー制を、リーグ戦とACLを併行して闘わねばならない今年採用するのは半ば当たり前のこと。それよりもオジェックが4バックをテストしたことのほうがニュースヴァリューははるかに高いように思います。

 昨年の3バックは極めて安定している上に、フォーメーションをいじろうにもオフが短くて熟成できないのであえて4バックを採用することはないと思っていたのですが、オジェックの意図や如何に? スポニチによると「注目は守備型チームのDFラインで1度も試していない4バック。トップ下に小野、阿部を右サイドに置く新型布陣となった。」とあって阿部をなんと右SBに置いていることが目を惹きます(右SHなのかもしれませんが・・・)。左SBは相馬なのでしょうか? 小野以外の中盤の構成は?(長谷部はいないし、啓太・ポンテはBチームなので、Aチームは暢久・酒井・内舘???)と妄想は広がるばかり。

 しがらみ系の遠征としか思えないブルズ杯ですが、今となっては日本では望めない手強い相手との練習試合の機会と前向きに考えて、何がしか手ごたえを掴んで&怪我無く日本に帰ってくることを望みます。

 ブルズ杯生中継は見られないので、18日の録画中継@テレ玉を楽しみにしています。

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 【ミュンヘン(ドイツ)12日】今季8冠を狙う浦和が、ブルズ杯(13日、ザルツブルク)の前日練習で、史上最強の“ターンオーバー作戦”をテストした。オジェック監督(58)は日本代表DF田中マルクス闘莉王(25)を中心とした今季初の4バック組と、昨季得点王ワシントンらブラジル勢を核とした3バック組の紅白戦を敢行。あえて実力伯仲の2チームを編成し、今季65試合の過密日程を乗り切るつもりだ。

 雨の降りしきるバイエルン・ミュンヘンのトレーニングセンターが、オジェック監督の実験場と化した。12日午前、欧州上陸後の初練習で、指揮官は遠征メンバー22人を2分割。自ら黄色のビブスを手渡し、完成させたのは実力的に互角な2チームだった。

 「4バックへの変更? ノー。浦和は勝利者。今まで成功している方法を急に変えることは、選手を不安にさせるだけだ」と話していた指揮官が前言撤回。Aチームは闘莉王、坪井の日本代表センターバックと、トップにMF小野を中心に据えた就任後初の4バックを形成した。

 Bチームはワシントン、ポンテ、ネネのブラジルトリオに、日本代表MF鈴木を加えた従来型の3バック。日本から同行する後援会員37人ら観衆200人が見守る中、30分1本の紅白戦が行われたが、内容はかなり熾烈(しれつ)だった。

 「ブルズ杯は2試合。22人帯同しているし、このメンバーで1試合ずつ戦うことになる」と中村修三GMはターンオーバー制導入を明言した。ブルズ杯はバイエルン、ザルツブルクと45分1本×2試合で覇者を決めるが、今回の編成は同杯だけにはとどまらない。今季最大65試合と頻繁な海外遠征を控える過密日程を乗り切り、8冠を達成するための秘策でもある。

 今回リハビリで遠征を回避した長谷部、田中達の代表組も控えており、選手層は日本最高。ぶっつけ本番に近い新システムにも「4バック? 全然大丈夫」と闘莉王は自信を浮かべた。実力伯仲の2チーム態勢で、浦和がまず1冠を勝ち取る。

 ◆三都主浦和戦欠場 ザルツブルクのトラパットーニ監督が12日、記者会見し、三都主は右足内転筋痛のため13日のブルズ杯を欠場する見通しを明らかにした。宮本は出場する。会見に同席した三都主は、「(24日に再開する)リーグ戦に合わせようと思っている。(古巣・浦和には)友達もいるので対戦したい気持ちもあるが、ここでけがをしたら間に合わなくなる」と話した。

(2007年2月13日06時08分  スポーツ報知)

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2007.02.12

東海道行脚6:(新蒲原)~鞠子

第6回 2002.11.17 (新蒲原)~鞠子

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 東海道歩きに興が乗ってきたのか、前回の旅からわずか中1週で蒲原へ戻って参りました。

 歩道に残るタイル絵。広重の「東海道五十三次」でも代表格といわれる「蒲原夜之雪」ですが、温暖な静岡の地が大雪というのは妙で、新潟の蒲原ではないかとよく言われています。

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 蒲原宿は東海道の中では割とはっきりと宿場町の面影が残っているところの一つ。

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 富士山に桜海老とくれば由比の町。昼飯の時間にはちょっと早すぎて、桜海老を賞味とはいかず。

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 レストランの店先ですが、このノリはちょっと関西テイスト・・・

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 由比~興津間には東海道屈指の景勝「薩捶(さったる)峠」が控えます。

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 日本の大動脈である東海道本線・国道1号・東名高速が山と駿河湾の間にひしめき、さながら日本の頚動脈といった感も。

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 峠を越えて興津・江尻(現在の清水)と街道歩き的には見どころの少ないところが続き、一路府中(現在の静岡へ)。

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 安倍川橋のたもとにはお約束のように「安倍川餅」の店が。

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 夕暮れ迫る中、安倍川を一気に渡って鞠子宿まで歩を進めます。

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 鞠子といえば丁子屋の「とろろ汁」があまりにも有名。もうすっかり日も落ちて観光客が来ない時間帯のせいか、ゆったりくつろげたのは何よりでした。

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2007.02.11

東海道行脚5:三島~(新蒲原)

第5回 2002.11.02 三島~(新蒲原)

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 朝一の「こだま」に乗って三島駅着。三島駅南口は新幹線の駅にしては珍しく個性的な造りで、屋根が片流れの曲線美を描いています。富士山と三嶋大社をイメージしたとのこと。

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 三島は富士山の伏流水が湧き出る水の郷。

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 東海道の至るところに残る常夜燈。

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 三島から川一つ隔てて沼津へ。沼津は道路拡幅・区画整理が進んで宿場町らしい面影はほとんどありません。上写真は沼津西郊外に残る沼津藩の藩境を示す石碑。

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 沼津もまた富士山の伏流水に恵まれたところ。「白隠正宗」で知られる高嶋酒造の裏ですが、無料給水なのでしょうか?

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 お墓や寺社仏閣関連だけでは石材店も苦しいのか、最近はいろいろな石像を見かけます。

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 東海道を西下する時は富士山が右手に見ながら進むのが普通ですが、まれに道が北に曲がる辺りで富士山が左に見えるところがあり、「左富士」として名所になっています。もっとも現在の東海道は周囲に家が建て込んでいて、静岡県内ですら東海道を歩きながら富士山を眺められるところはそう多くはありません。

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 原、吉原と進んで岳南鉄道吉原本町駅を越えたあたりまでは良かったのですが、その先で道に迷ってしばし富士市内をさ迷うはめに。ようやく本道に戻ってほうほうの体で富士川を渡ります。

 蒲原宿までは少々距離があったので、その手前の新蒲原駅まで進んでいったん帰宅。

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2007.02.10

東海道行脚4:(箱根湯本)~三島

第4回:2002.09.07 (箱根湯本)~三島

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 またしても1年近くうっちゃってしまいましたが、いよいよ箱根越え。まだ残暑厳しい時期でしたが、前日大雨が降ってかなり涼しくなったので箱根越えを思い立った次第。山からはもうもうと水蒸気が立ち上っています。

 旧街道は箱根湯本駅や国道1号とは須雲川を挟んで反対側。三枚橋を渡って出発!

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 箱根旧街道は石畳になっているところが結構あります。土道のままだと大雨・地震等で道が崩壊してしまう恐れがあるので石畳で舗装するのは昔の知恵なんですが、アスファルトの道に慣れた今となっては石畳の道って必ずしも歩きやすくありません。特に雨上がりの日は却って滑りやすくなっているので要注意。

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 箱根越えは坂また坂。いたるところにナントカ坂の案内板。もうええっちゅーねん。

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 箱根宿までは難所続きのためか、途中に休憩用の宿(間の宿)があります。寄木細工の里として有名な畑宿。

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 さらに坂を上って甘酒茶屋に到着。残暑の季節の雨上がりは蒸し蒸しして、とても甘酒を頂く気分にはなれません。

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 もう一頑張りで元箱根。

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 やっと箱根神社の大鳥居に到着。

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 芦ノ湖で遊んでいる人はほとんどいません・・・ 箱根関所は復元工事の真っ最中でしたが、その工事って驚いたことに未だに続いているんですね。

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 箱根峠を越えてついに静岡県に突入。

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 兜石坂から一気に下りになります。この案内板でわかるように静岡県は東海道を観光資源の一つとして重視しているようです。

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 案内板は結構なのですが、石畳の保存状態は神奈川県内と比べるとイマイチで、ちょっと道が荒れ気味という印象を受けました。

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 秀吉の小田原攻めの前哨戦となった山中城の跡。堀や土塁などの遺構がありますが、往時をしのぶには相当の想像力が必要です。

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 山歩きもようやく終わり、松並木に沿って三島宿へ。

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 浦和同様知名度がイマイチですが、三島は鰻が名物。写真は「本町うなよし」のうな丼。ちょっとこってりした味わいなので、もうちょっとあっさり風味がお好みの方は「桜家」をお勧めします。日本平からの帰りにでもどうぞ。

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2007.02.09

細貝落選

 残念ながら細貝は北京五輪アジア2次予選第1戦の代表メンバーから漏れました。

 アジア大会2006はリーグ戦の最中ということもあって選手召集にはいろいろ制約がありましたから反町の考えるコアメンバーの参考にはならず、むしろその前に開催された韓国戦@国立の選考メンバーと対比したほうが今回の選考の特徴を考えるにあたって有益でしょう。

<GK>

負傷の西川(大分)に代えて山本(清水)、林(流通経済大学)

<DF>

韓国戦では負傷欠場した水本(千葉)が復帰して、細貝が押し出された格好。
右SB/WBの中村北斗(福岡)の負傷離脱により内田(鹿島)を召集。

<MF>

枝村(清水)、乾(横浜M)が外れ、上田(磐田)を召集。
高卒新人の乾はともかく、枝村が外れたのは非常に意外。リーグ終盤には疲れからパフォーマンスが落ちたとの話は耳にしていましたが・・・

<FW>

森島康(C大阪)を追加。過剰気味のMFを削って明らかに戦力不足のFWを増やしたのは妥当ですが、J1での実戦経験がないデカモリシを呼ぶか、フツー。日本は常にそうだけれども、この世代はとりわけFWが弱い。よほど人材がいないのでしょう。セレッソでレギュラーを奪うには至っていない苔口に拘るのも同様。

 長期合宿を含んでいるためGKが3人になって韓国戦@国立より1名増えた格好にはなりましたが、そんなに大きくは顔ぶれが変わっていません。人材のいないGK・FWはともかく、DF・MFでU-22代表になるにはトップチームでレギュラーを張り、実戦経験を積んでいるかどうかが大きな選考基準になっているのは間違いないようです。

 細貝には残念な結果になりましたが、今年の浦和はなにぶん超過密日程。リーグ戦になるのか、あるいはACLになるのかはわかりませんが、浦和で細貝の力が必要になる時がきっと来ます。災い転じて福となすというわけではありませんが、U-22よりははるかにレベルの高い浦和で細貝が一層の精進を積み、やがてA代表へ上り詰めることを願って已みません。

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<アジア大会男子サッカー2008 2次予選(2/28国立) U-22日本代表メンバー>

GK 山本 海人(清水)
GK 松井 謙弥(磐田)
GK 林 彰洋(流通経済大学)

DF 一柳 夢吾(東京V)
DF 千葉 和彦(新潟)
DF 伊野波 雅彦(F東京)
DF 水本 裕貴(千葉)
DF 青山 直晃(清水)
DF 福元 洋平(大分)
DF 内田 篤人(鹿島)

MF 本田 拓也(法政大学)
MF 増田 誓志(鹿島)
MF 谷口 博之(川崎F)
MF 水野 晃樹(千葉)
MF 梶山 陽平(F東京)
MF 青山 敏弘(広島)
MF 上田 康太(磐田)
MF 家長 昭博(G大阪)
MF 本田 圭佑(名古屋)

FW 平山 相太(F東京)
FW カレン ロバート(磐田)
FW 苔口 卓也(C大阪)
FW 森島 康仁(C大阪)

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新説「大化の改新」

 全くといっていいほど人気のない(手抜いているのバレバレだし(^^;)東海道散策ネタもちょっと飽きたので、寄り道の寄り道を。

 先週放映されていたNHKスペシャルをようやく録画鑑賞。

 要するに「蘇我氏は天皇家にとって逆賊ではなく、むしろ王宮を守護していた」「律令国家体制が成立したのは中大兄皇子らによる宮廷クーデターがきっかけではなく、その18年後の白村江の大敗北後である」という辺りがツボですが、なかなかに面白い話でした。例によって一杯やりながら見ていたので多少うろ覚えのところもありますが、備忘録的に内容を略記しておきます。

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・天皇を凌がんばかりの権勢を誇った逆賊蘇我氏を中大兄皇子&中臣鎌足が討ち、その後唐にならった律令国家を打ち立てたというのがこれまでの「大化の改新」の解釈。

・ところが、蘇我蝦夷・入鹿の邸宅があったとされる甘樫丘を掘ってみると、大邸宅ではなく倉庫や兵舎と見られる遺構が出てきた。

・また大化の改新を記した日本書紀も後世の加筆・修正があると見られている(注:これは新発見でもなんでもなく、随分前から言われていたと思いますが・・・)。

・甘樫丘は、蘇我氏ゆかりの石舞台や飛鳥寺を含め飛鳥の宮殿の防衛施設群の一つと見られる。

・蘇我氏は唐の倭国侵攻を恐れて飛鳥の防御を固めるとともに親唐政策を取っていた。

・蘇我氏を中大兄皇子&中臣鎌足が討ったのは、彼らが唐と対立していた百済を支援していたから。

・大化の改新後、直ちに律令国家体制が成立したわけではない。中大兄皇子は百済を支援して唐を刺激した割には唐の攻勢に対する防御を固めていた様子もなく、逆に多大な労力を割いて酒船石とか運河とかを作ったりしている。

・百済再興を期した倭軍は朝鮮に遠征したが、白村江の戦いで壊滅。

・中大兄皇子改め天智天皇はここでようやく国策を一新し、対唐防衛策を採るとともに国力を引き出すための一連の改革に着手。

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 古代史はいかんせん参考文献が少ない上に、その文献が往々にしていかがわしいため妄想の余地が物凄くでかく、また考古学同様何か物証が出てくると一発でこれまでの通説的解釈がぶっ飛んでしまうあたりに面白みがあります。

 先週末の日経によるとどうも今の日本史の教科書は古代史のみならずあちこち書き換えがあるようで(明石原人抹消とか、源頼朝の肖像画を掲載していないとか)、ぼやぼやしていると「お前は古い!!」と言われかねませんなあ・・・

P.S.

「白村江」は昔は「はくすきのえ」と読んでいたのだが、NHKでは「はくそんこう」と読んでいた。戦場は朝鮮だから韓国語読みしてもいいものだが、そこまではしないのは日本史上の出来事だからなのかな? 

 それはともかく分厚いだけではなく火攻めへの防御策を施した装甲を有し、しかも遠距離・近距離とも様々な攻撃兵器を備えた唐の巨大戦艦には驚いた。世の中にそんなもんがあるとは中大兄皇子は知らんかったのでしょうなぁ・・・

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2007.02.08

構想瓦解?

G大阪3トップは白紙(報知)

 営業サイド云々のくだりには報知の妄想が入りまくりのような気がしないでもありませんが、G大阪が3トップ構想を放棄するとの観測はあながち間違いじゃないでしょう。

 バレーは見かけによらずヘディングが下手で、またポストプレーヤーとしてもあまり期待できません。甲府ではJ1の最前線では生かしきれないと見てか、途中からバレーをウィングで起用していました。従ってウィング型のプレーヤーには困らないG大阪はバレーを獲得したところで使い道がないという指摘もちらほら見かけます。

 G大阪は宮本の抜けた穴は補強せず(中澤聡太じゃ補強とはいわんでしょう・・・)、さしあたって補強の必要が無いポジションを補強してしまった感がありあり。加地・明神の補強で攻守のバランスを取りにいった昨年と比べれば補強のバランスが悪いのは一目瞭然。昨年リーグ最終戦ではシジクレイの衰えが隠せないことも確認済ですし、守備力は昨年より劣化したと見ていいでしょう。

 相変わらず超攻撃的な魅力溢れるサッカーを見せてくれるとは思いますが、大勝と惜敗を繰り返すだけでリーグ優勝奪還は困難かと。

P.S.

 昨年は宮本・加地をスタメンから除外するなど、ゼロックス杯をテストの場と割り切っていた西野監督。今年はACLの負担がないためか本気でゼロックス杯を取りにくるようです。でもそのために家長をU-22日本代表合宿から呼び戻すとは随分肝っ玉の小さい話じゃありませんか?

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G大阪3トップは白紙(報知)

 3トップとちゃいますの!? G大阪は7日、キャンプ地のグアムから帰国。ところが、西野朗監督(51)のひと言に、営業サイドの目が点になった。

 真っ黒に日焼けした西野監督。自身の“夢構想”だった3トップに「リスクを感じる場面もあったね。今のところ、3トップを基本にとは考えてない」と待ったをかけた。「超攻撃サッカー」へ、甲府からFWバレー(25)を獲得。マグノ・アウベス(31)、播戸竜二(27)との強力3トップで、人気面でも売り出すはずだった。

 すでに、3人の背番号「9・11・18」をあしらったTシャツなどの特製グッズを作製中。ツネ様が抜け、あの手この手でガンバ党の定着、拡大を進めていた営業サイドとしては「開幕だけでも3トップ、というわけにはいかへんかな…」と願わずにはいられなかった。

(2007年2月8日06時09分  スポーツ報知)

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東海道行脚3:(茅ヶ崎)~(箱根湯本)

第3回:2001.11.25(茅ヶ崎)~(箱根湯本)

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 ほぼ1年ぶりの東海道の旅。茅ヶ崎駅から歩き始めて相模川を渡り、平塚宿へ。ここも大きな街なので宿場の面影はほとんどなく、あちこちに石碑が残るのみ。

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 街道歩きをしていて結構楽しいのがマンホールの蓋。地方色に満ち溢れた秀麗なデザインをそこかしこで見かけます。金のある(?)自治体ではカラーリングを施したものも。上写真は大磯。鴎舞う相模湾に松といったところでしょうか。

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 大磯近辺に今も残る松並木。ようやく旅気分が盛り上がってまいります。

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 東海道から海が見える場所は結構ありそうで案外ありません。大磯~小田原間は国道1号線をひたすら歩く辛い道ですが、左手に西相バイパスを挟んで相模湾を眺められる分多少の慰みになるかと。

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 酒匂川を渡ると城下町小田原。 小田原も本陣等宿場町としての主要施設が現存しているわけではありませんが、箱根越えを前に旅人がくつろぐ東海道屈指の大宿場である以前に北条家以来の伝統を持つ古い町であるせいか、街道沿いには老舗と目される商店が軒を連ねています。

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 もうちょっと足を延ばして箱根湯本まで。駅近くの日帰り温泉で一風呂浴びてこの日の行程は終了。

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2007.02.07

3/10(土)は国立へ

 一日遅れの話題ですが、ようやくJFAより女子W杯予選プレーオフ「日本女子代表 対 メキシコ女子代表」第1戦の大会実施概要が発表されました。

 キックオフは14:00。

 残念ながら甲府vs名古屋、広島vs柏戦とは完全に試合時間がかぶってしまうなど少なからずのサッカーファンには厳しい日程になってしまいましたが、日本女子代表にとってはアテネ五輪出場を賭けた北朝鮮戦以来の痺れるガチンコゲームです。

 翌週17日の第2戦はアウェーゲームになるので、なんとしてもホームではメキシコに勝っておきたいところ。

 幸いなことに浦和レッズの試合(vs新潟)は翌日曜。一人でも多くの方が国立に足を運んで日本女子代表に声援を送っていただければ幸いです。

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■試合日時:2007年3月10日(土)14:00キックオフ(予定)

■会場:東京・国立競技場

■対戦カード:なでしこジャパン(日本女子代表) 対 メキシコ女子代表

■チケット発売開始:2007年2月11日(日)午前10時より

■チケット料金:【全席自由】一般 1,500円/中高 500円

(参考)
・Pコード:808-704
・Lコード:30230

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東海道行脚2:(東神奈川)~(茅ヶ崎)

第2回 2000.07.02(東神奈川)~(茅ヶ崎)

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 東海道に関する関心度合いは都府県によって相当な差があります。通過距離の長い静岡県が多大なる関心を寄せているのは半ば当たり前とは思いますが、神奈川県も相当力を入れているほうで、沿道至るところで「歴史の道」の案内板を目にします。上写真は神奈川宿のもの。いっちゃなんですが、愛知県はほとんど興味なしといった感じ。

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 さはさりながら大都会横浜を東海道はぶち抜いているわけで、宿場町の面影を留めているところはそう多くはありません。中には何がなんだかわからなくなっているところもあります。上写真は保土ヶ谷宿の帷子橋。もう橋もへったくれもありません。

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 保土ヶ谷を過ぎると箱根駅伝で有名な権太坂。坂といえば坂なんですが、ごく緩やかな坂に過ぎません。この先の戸塚との境をなす品濃あたりのほうがよっぽど坂らしい坂ですね。

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 戸塚宿もさしたる見どころがなく、国道1号線をひたすた歩いて藤沢宿へ。まだまだ東京への通勤圏内とあって旅気分も定まりませんが、ちょっとした松並木なんかも現れてようやく東海道らしさも顔を出しはじめます。

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2007.02.06

東海道行脚:日本橋~(東神奈川)

第1回 2000.06.04 日本橋~(東神奈川)

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 東海道の起点は日本橋。ご立派な石造りのアーチ橋ですが、その上に高速道路が覆い被さって景観台無し云々の話は陳腐に過ぎるので全部省略。

 日本橋の傍らに立つのは国道の起点を示す「道路元標」。現在では道路元標には特段の法的意味はないようで、道路の起終点も道路元標と無関係に定められているとのことです。町村役場の前か、市町村を通る主要な道路同士の交叉点に設置されることの多かった道路元標を旧東京市が日本橋に設置したのは江戸の伝統を継いたものに他なりません。

 国道1号の他、4・6・14・15・17・20号が日本橋を起点としています。

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 銀座・新橋を抜けて田町へ。箱根駅伝だとあっという間に駆け抜けて行きそうな距離でしかありませんが、歩くと結構な距離。

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 ようやく山手線の中から抜け出て品川宿へ。品川宿はJRの品川駅ではなく、八つ山橋を越えてさらにその南、京急・北品川駅あたりにありました。同じ江戸の入り口にあたる宿場でも、甲州街道の内藤新宿はもとより、水戸街道の千住や中仙道の板橋と比べても、品川はどことなく宿場町らしさが残っているような感じがします。

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 鈴ケ森あたりからは第一京浜を一路南下。街道歩きで辛いのは往々にして交通量の多い一級国道を歩く羽目になること。

 あまり面白みの無いところを延々と歩いて、ようやく六郷橋に辿り着きます。

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 川崎からは旧道へ。川崎宿にはこれといった見所は無く、そのまま横浜市内でなだれ込みます。幕末史における重大事件の一つである「生麦事件」の現場を通過。「麦」の字が災いしてか、昔はてっきりクソ田舎だと思っていたのですが、横浜の下町っていう感じの佇まいです。

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 地元の祭礼に遭遇。旧東海道沿いの街々は今は寂れていても昔ながらのコミュニティーが生きているところが少なくなく、結構こういう場面に出くわしました。でもこんな風景って横浜とは思えないものがあります。

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 生麦を過ぎるとほどなく神奈川宿。有名な安藤広重の「東海道五十三次」のみならず、東海道を描いた絵図がたくさん残っているため、旧宿場町では随所にこうした記念碑・観光ガイドが見られます。

 いったんここで旅を中断してJR東神奈川駅から浦和へ。

 初めての札幌との対戦。不用意にもFKから失点を喫し、そのまままんまと逃げ切られたあの苦い記憶が今も脳裏に焼きついています。

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2007.02.05

大人の事情

 等々力に行ったことのある方はご存知と思いますが、川崎フロンターレの試合には公式マスコット「ふろん太」だけではなく、蕪(カブ)型の小さなマスコットも顔を出しています。愛称「ピーカブー」。ユニフォームの背中にも書いてある、あれです。公式マスコット以外にスポンサーのマスコットを常時出場させているクラブは珍しいでしょう。

 そもそも「ピーカブー」とは何か、川崎サポ以外の認知度はものすごく低いような気がしてなりませんが、「日興コーディアル証券」の初心者向け証券取引サービスのことです。

 新聞をよく読んでいる方は先刻承知とは思いますが(なぜかライブドアに比べるとテレビニュースでの扱いは非常に小さいんですね)、日興コーディアル証券は現在粉飾決算等の問題で大揺れに揺れており、上場廃止の可能性さえ取り沙汰されています。

 等々力からマスコット「ピーカブー」がこっそり消えていたら、色々大人の事情があったのだと察してやってください。

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失念レストラン

■07.02.04 [ 2007シーズン、国内戦用(胸:SAVAS)レプリカユニフォーム、2月21日発売! ] 

2007シーズン、Jリーグ、Jリーグヤマザキナビスコカップ(国内戦用)レプリカユニホーム1st(S・M・L・XL・XXL)を2月21日(水)よりレッドボルテージ、オンラインショップ、REDGROOVEにて販売開始致します。

REDGROOVE。 

しまった、この存在を忘れていた!!! 

 ボルテまでのこのこ出かけるのがメンドクサイので、赤羽のオーソリティーで予約してしまったではないか・・・orz しかも2/21から販売なので、REDGROOVEで買ったほうが早く手に入ったかもなぁ・・・

 REDGROOVEは川口にある浦和関連ショップですが、影薄いもんなぁ・・・

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2007.02.04

偉業達成

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 どーでもいいワタクシ事になりますが、去る1月8日に東海道を完歩致しました。2000年からちびちび歩き始めて延べ17日で京都到着。朝一の新幹線で出発して30km弱ほど歩き、日が沈む頃に歩行終了の繰り返しです。基本的にオフシーズンの企画だったため6年半も掛かってしまいました。途中でテルが東海道歩きを始め、一挙にぶち抜かれてしまうとは夢想だにしませんでした(^^;

行程は以下の通り

01.00.06.04 日本橋~(東神奈川)
02.00.07.02(東神奈川)~(茅ヶ崎)
03.01.11.25(茅ヶ崎)~(箱根湯本)
04.02.09.07(箱根湯本)~三島
05.02.11.02 三島~(新蒲原)
06.02.11.17(新蒲原)~鞠子
07.03.03.02 鞠子~金谷
08.03.03.21 金谷~(豊田町)
09.03.05.03(豊田町)~二川
10.04.01.18 二川~藤川
11.04.02.28 藤川~有松
12.04.12.18 有松~四日市 
13.05.01.22 四日市~亀山
14.06.04.30 亀山~土山
15.06.05.04 土山~石部
16.06.10.08 石部~大津
17.07.01.08 大津~三条大橋

( )内は東海道の宿場ではなく、たまたまキリの良かったところにあった鉄道駅。

 Jリーグも人事異動の季節=踊りの季節が終わり、各チームともキャンプに入ってしまうと妄想の余地も少なくなります。ネタもどうしてもスポーツ紙の記事頼りになってしまい、どの赤系ブログも似たり寄ったりとつまらないことこの上ない(特にニュースに一言二言添えてお仕舞っちゅーのはねぇ・・・自ブログも含め(^^;)ので、ヒマネタとして「東海道散歩」の模様を写真中心に振り返ってみることにました。

 といっても17日分もあるので、このシリーズが終わらないうちにゼロックス杯が始まってしまうのは明々白々なんですが(^^;

 なおこの旅を続けるにあたっては「完全東海道五十三次ガイド」(東海道ネットワークの会:講談社+α文庫 1996年刊)を旅の友としました。文庫本ゆえ軽量かつ簡潔にして要を得ているのは結構なんですが、如何せん地図がおおまかなので、実は至る所で道を見失っています。従って旧東海道のトレースにはなっていないのですが、その辺はご愛嬌ということで。

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2007.02.03

浦和駅は何をやっとる!

 昨日久しぶりに恵比寿駅に行ったところ、いつの間にか発車ベルがエビスビールのCM風になっていました。蒲田駅の「蒲田行進曲」や高田馬場の「鉄腕アトム」は割りと早くから耳にしていましたが、オリジナルの発車ベル(発車メロディ)は結構な広がりを見せているんですね。ウィキペディアで調べてみると首都圏では他に

品川:鉄道唱歌
高田馬場・新座:鉄腕アトム主題歌
八王子:夕焼け小焼け
駒込・武蔵小金井:さくらさくら
青梅:ひみつのアッコちゃん
高円寺:阿波踊り
舞浜:Zip-A-Dee-Doo-Dah(下り)・It's a small world(上り)
海浜幕張:We Love Marines(千葉ロッテマリーンズ応援歌)
水道橋:闘魂こめて(読売ジャイアンツ応援歌)
西立川:雨のステイション(荒井由美)

等々ぞろぞろ出てきました。

 お気づきの方も多いかと思いますが、浦和駅の発車ベルもオリジナルです。浦和出身のタケカワユキヒデが作曲した「希望(ゆめ)のまち」という曲がベースで、大宮・さいたま新都心駅にも使用されています。以前は3駅が独自の発車メロディだったのを2003年4月1日の埼玉県さいたま市の政令指定都市移行を記念して変更されたそうです。

 私は「なんで浦和は年から年中クリスマスっぽいメロディなんだろう?」と思っていましたが(^^; 

 っちゅーか、なんで浦和駅はレッズ絡みの発車ベルを採用しないんでしょう?「ララ浦和」は発車ベルにアレンジしやすいと思いますが。

 リーグ優勝・天皇杯優勝ではいち早く祝賀ポスターを張り出した浦和駅でしたが、もう一歩踏み込んでもらいたいものです。

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2007.02.02

城定選手引退

 城定が昨年末に湘南から戦力外になったという話は聞いていましたが、残念ながらそのまま引退となってしまいました。

 96年浦和入団。97~99年は浦和の左WB主力選手として活躍。非常にマニアックなファンが多い選手であると同時に、格好の野次の標的としても有名な選手でした。フリーの時は超高精度のクロスを供給するだけの能力を持っている一方、攻守ともあまりにも淡白なプレーが目立つ選手でした。WBというポジション柄、スタンドからの野次を浴びるのは避けがたいのですが、ややメンタル的に弱いところがあるのか、執拗な野次を受けて試合中に泣いてしまったという逸話さえある城定でした。

 J2時代ももちろん城定は主力として活躍が期待されたのですが、水戸戦@日立で芝に足をとられたか何かで負傷してしまい、この辺りから城定の長い怪我との付き合いが始まったような気がします。リーグも終盤、久々に鮮烈に復帰した甲府戦@小瀬でゴールを決めたのが妙に記憶に残っています。

 城定が浦和を離れたのは02年。新任のオフト監督は戦力となる選手の見極めについては実に厳しくて、浦和の苦しい時代を支えた選手が何人も浦和を去りましたが、残念ながら城定もオフトの眼鏡には適いませんでした。その年の夏に新潟へレンタル移籍しましたが、不運なことに新潟での初戦に大怪我してその年を棒に振る結果に。翌年浦和に出戻ってきましたが当然ながらオフトの下では出場機会はなく、サテライトでも元気なさげなプレーが目につきました。

 そして04年に湘南へ移籍。残念ながら湘南でのプレーぶりは全くわかりませんが(天皇杯@桃太郎で途中出場したのをテレビで見たくらいかな・・・)、いつの間にやらCBにコンバートされていたのにはビックリ。

 大将の引退試合に城定も出場したはいいものの、城定は現役なのにOBよりも運動量が少なくて解説者にお叱りを受けていましたが、その辺りがCBコンバートの理由だったのかもしれません。昨年はシーズン初こそレギュラー扱いでしたが第2クール辺りから出番を失い、結局18試合の出場に留まりました。

 トライアウトにも参加していたようですが、Jクラブからも下位カテゴリーのクラブからもお声が掛からなかったようで30歳を前に無念の引退。厳しいプロの世界ゆえやむを得ないこととは思いますが、長い間お疲れ様でした。

 引退後は湘南で普及コーチの任に当たられるとのことですが、人柄的に適任でしょう。てっきり浦和に帰ってくるものと思ったのですが、たまたま安藤のハートフル入りが決まったばかりでハートフルに欠員がなかったせいなのか、あるいは城定が浦和より湘南のほうに愛着を持ったせいなのか・・・ 現役時代にはいろいろありましたが、城定がひょっこり浦和に帰ってくることを願って止みません。浦和の22番といえばまだまだ城定なんだから・・・

※後日イヤーブック等で事実確認してから加筆修正します(^^;

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(参考)湘南公式サイト

【プロフィール】
◇氏名
 城定 信次(じょうじょう しんじ)

◇生年月日
 1977年8月28日(29歳)

◇出身地
 東京都

◇サッカー歴
 市立船橋高('93)→浦和レッズ('96)→アルビレックス新潟('02)→浦和レッズ('03)→湘南ベルマーレ('04)

◇経歴
 1997年 日本ユース代表
 1998年 日本五輪代表候補

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浦和、さいたま市の小学校にボール寄贈

王者・浦和がさいたま市内の全小学校にボール4400個寄贈(サンスポ)

 優勝賞金をボール寄贈の形で地元へ還元するという話は昨年末から出ており、本ブログでも取り上げましたが、その話がどうやら具体化したようですね。

 さいたま市(大宮区含むw)の全小学校110校に40個ずつ、計4400個のボールを寄贈。単価3680円なので単純計算で1600万円強(実際はボリュームディスカウントがあるでしょうけど)もかかります。若手選手を2人くらい雇えるだけの費用をボール寄贈に充てることになるわけですが、これは小学生への浦和レッズの宣伝と考えれば安いものなんでしょうね。ハートフルのような形での宣伝だとどうしてももともとサッカー好き・スポーツ好きの子供相手になりますから、ボール寄贈という形で日頃サッカーにあまり馴染みの無い子供にも浦和を知ってもらうことは大切でしょう。

 少子化の影響もありますが、Jリーグ全体の傾向として若年層のファン発掘があまり上手く行っていません(Jリーグのスタジアム観戦者調査で観戦者の年齢分布推移を見れば明らか)。

 またとりわけ浦和は観戦者の平均年齢こそリーグ全体よりもやや若いのですが、他チームと比べて極端に18歳未満の若年層の比率が低いという特徴があります(高齢者層も少ないです。逆にいえば生産年齢にあたる人々が平日の昼間からわらわら集まってきて何やってんねんっちゅーことです)。これは浦和は小学生の無料招待をほとんどやらないことにその原因があるのかもしれませんし、スタジアムがいつも混んでいる上にチケットが比較的高いので子供を連れて来にくいという事情があるかもしれません。また「スタジアムが危ない!」というイメージを持たれているのかもしれません(^^;

 ただいずれにせよ、明日の浦和を支えてゆく若いファン・サポーターの発掘は必要なわけで、ボール寄贈をきっかけに小学生が浦和レッズの試合に足を運んでくれる(っちゅーか子供が親を連れてくる、さらには子供が親にたかってグッズを買ってもらう、挙句の果てに親が浦和に嵌るのが目先の狙いですね)といいのですが。

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 王者が地元にビッグなプレゼントだ。浦和が、さいたま市内の小学校の全110校に、合計4400個のサッカーボールを寄贈することが1日、明らかになった。昨季のリーグ優勝の賞金を地元に還元するもので、過去3度の優勝時に比べても最大規模。浦和が地域密着、サッカー普及に力を注ぐ。

 リーグ初制覇を達成できたのも、地域の変わらぬサポートがあったからこそ。そこで、王者が感謝の気持ちを込めて、地元に還元する。

 「地元のこどもたちに、ボールを贈呈したい。(合併で)さいたま市になって、学校が増えたけど、大切なことだし継続していきたい」。リーグ優勝が決まってから、藤口光紀社長はそう話していた。それが、早速、今回の贈呈に繋がった格好だ。

 これまでも、カップ戦などで優勝するたびに地元の幼稚園、保育園、小中学校にボールを贈ってきた浦和。03年のナビスコ杯、04年のリーグ第2ステージ、第85回天皇杯。しかし悲願のJ制覇を達成した今回は、さらにスケールアップ。さいたま市内のすべての小学校(110校)に40個ずつ、合計4400個のボール(3号)を寄贈する。浦和レッズのロゴも入れられた特製ボール。1個3680円相当で、単純計算しても、1600万円を超えることになる。地域密着をアピールするJクラブの中でも、破格の“プレゼント”だ。

 「地域に還元するのは、われわれの役目だと思っています。これからも、優勝したいですね」とクラブ関係者。レッズのロゴ入りボールを校庭で追いかける小学生が、近い将来、赤いユニホームを着て、Jの舞台で活躍するかもしれない。

(峯岸弘行)

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2007.02.01

浦和でポン!

 本日の埼玉新聞によると「30日に合流予定だったワシントンは、家庭の事情などもあって再び来日が遅れている。ブラジルに帰国しているポンテとネネは2日に来日し、早ければ同日午後の練習から参加する見込み。」とのこと。ワシントンは飛行機がトラブルったり、家族が病気になったりして来日が遅れているといろいろ情報が入っていましたが、ポンテとネネの動静は全くわからなかっただけに、これでちょっと安心です。

 ポンテとネネは浦和のブラジル組慣例となっている「クリスマス休暇」も返上して天皇杯決勝まで出場したので、クラブ公認で他の選手より多く休んでいるとの話もあります。しかし、全く同条件のマグノアウベス@ガンバはどうかというと、ガンバの公式サイトによると「新人研修を受ける7名を除いた23名の選手がグアムキャンプIN」と書いてあるので、マグノアウベスもキャンプに同行しているものと推察されます。従ってポンテやネネの来日遅れはなんだかなぁという気がしないでもありません。

 ポンテもネネも経験豊富で、短いトレーニング期間でもきっちり開幕に向けて仕上げる術を持っているものと思いたいところですが、ポンテのほうは来日したらポンになっていたという悪夢のシナリオが・・・

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沢肉離れ全治6週間

沢肉離れ全治6週間 ぶっつけプレーオフ(報知)

 負傷が伝えられていた沢ですが、どうも事態は芳しくない方向へ進んでしまったようです。

 2007年女子W杯進出をかけて来る3月10日、17日にメキシコと対戦を迎える日本女子代表。大橋監督はアテネ五輪の主力から川上・山本・山岸らを外し、永里・大野などベレーザ勢を中心にメンバーの入れ替えを進めましたが、残念ながらその成果はあまり上がっていません。女子アジアカップでは豪州・北朝鮮に破れ、試合内容もアテネ五輪時よりも退歩した感がありました。

 国内リーグでは力のあるところを見せている新メンバー、特に攻撃陣が国際試合では力を出し切れないでいる現在、フィジカルが強い相手に対しての攻撃は未だ沢頼みといって差支えないかもしれません。

 沢に今更連携云々の問題はないでしょうから、今はできるだけ良いコンディションで沢がピッチに戻ってくることを願うほかないでしょう。

P.S.

 残り1ヶ月余となったプレーオフ@国立ですが、Jリーグの日程も発表となったというのに、未だにプレーオフの試合時間等大会要綱が発表されないとはどういうことなんでしょうかね?メキシコとの調整が難航しているのでしょうか? 残念ながら3/10はJリーグの日程と被ってしまい(幸いなことに浦和は翌日3/11の試合ですが)、多少女子サッカーとJリーグではファン層に違いがあるとはいえ、観客動員面ではやや厳しいかと思われますが、女子サッカーは男子以上に代表の成績が国内リーグの浮沈に直結する状況にあるだけに、できるだけのバックアップをお願いしたいところです。

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 静岡県内で行われている日本女子代表合宿を右足のけがのために離脱したMF沢穂希(28)=日テレ=が、右内転筋肉離れで全治には6週間前後を要すると診断され、4日から始まる同代表のキプロス遠征を回避することが31日、明らかになった。

 沢はこの日、稲城市のクラブハウスで「全然痛みはないんです。やれそうな感じもする」と重傷でないことを強調した。なでしこジャパンは3月10日(国立)、17日(アウエー)にメキシコと2007女子W杯(9月・中国)予選の大陸間プレーオフを控えているが間に合うかどうかは微妙。絶対的エースの出場可否は女子代表にとって大きな問題となるが、沢は「いま照準を合わせているのはプレーオフ。我慢してベストな状態にすることが必要」と自らを諭すように話した。

(2007年2月1日06時07分  スポーツ報知)

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