SAVAS、惨敗デビュー!
今年180分で10点取られたのに合計4400万円の賞金をもらっているクラブですが何か?
いやはや、全くお話にならない試合でした。自他共に認めるうんこレッズです、すいません。
監督・スタッフは口が裂けてもそんなことは言わないでしょうけれど、間違いなくゼロックス杯はハナから捨て試合だったのでしょう。そうとでも思わなければこんなに酷いコンディションで試合に臨むはずがありません。大小問わず負傷が伝えられた選手を全員ベンチにすら入れなかったのもその表れでしょう。時間が経つにつれてガンバとのコンディションの差がどんどん開き、後半途中からあまりの出来の悪さに緊張の糸すら切れてしまったのか、試合を投げてしまったかのようなプレーが随所に顔を覗かせたのは腹立たしい限り(たぶん闘莉王がいたら激怒したでしょうけど・・・)ですが、「捨て試合」であるとの認識が知らず知らず選手達にも伝わったのだと思います。
「時間がなくて戦術面を詰められなかった」云々との話はよく聞きましたが、この日の試合はそれ以前の状態。選手個々人が闘える状態にありません。ボールに対する反応はいたって鈍く、競り合いにはことごとく破れ、簡単にスピードで、あるいは単純な切り替えしで振り切られる。時間の経過とともに動けない選手が続出。組織性以前の問題です。フォローがないため攻撃は終始単発。守っては連動性を欠くために簡単に守備網に穴が開くなど組織的な問題を云々するのは時期尚早でしょう。
オジェックは長丁場を乗り切る体力をつけることをキャンプの目標に掲げ、3部練習を含む厳しい(と伝えられる)練習を課してきました。大原で始動。途中ブルズ杯を挟んでそのまま指宿合宿。選手達は22日に大原に戻ってきたばかりで、疲労の極にあることも容易に想像できます。従ってそのままゼロックス杯に臨めばおよそ良い結果は出そうにないことは監督・スタッフも重々承知の上だったことでしょう。
その点昨年屈辱に塗れに塗れたガンバはゼロックス杯への取り組み姿勢が全然違いました。オフの長さは浦和と全く同じなのですが、個人・組織とも十分戦えるレベルに仕上げてきました。そんなに早く仕上げてまた秋に失速するのではと余計なツッコミを入れるのも空しくなるほど。川上に立った前半は長めのパス一発をFWや左SBに通して手間を掛けずにシュートまで持ってゆくあたり、パス回しが自己目的化していると揶揄された昨年を反省した成果なのかもしれません。
家長不在の左SBは橋本をコンバートすると予想されていたのですがそれは完全に三味線で、2年目の安田(ガンバユース出身)を抜擢。終始高めの位置取りで平川の進出を抑えるどころか、逆に二川あたりと絡んでサイドで数的有利を確保しながら平川をチンチンに。浦和は相馬の負傷欠場で伸二を左WBに起用。その裏を加地にやられることはある程度想像がついたのですが、炎上したのは左サイドではなくどちらかといえば右サイド。後半17分に平川に代えて岡野を投入しましたが、最後まで右サイドは炎上しつづけ、なんと怒涛の4失点。マグノアウベスのハットトリックというオマケ付き。戦前「どちらが勝つにせよ案外大差がつくような気がします。」と予想しましたが、実際その通りになってしまいましたorz
個々人はそれなりに頑張っているのだが、連携が上手く採れずに攻撃が散発的だったとか、数的有利を確保できなかったとかいうのであれば、時間がそれなりに解決してくれそうなものですが、今はまず選手のコンディションを上げることから始めないとどうしようもないです。阿部を機能させるのはどうしたらよいかとか、連動性の向上だとかはそのずっと先。ましてや4バックの試行的採用なんて今は夢のまた夢。もともと組織性なんて大したことはなくて個人能力だけでなんとかやっていたチームですから、コンディションさえ上がってくればそこそこやってくれるような気がします。
チームは全治何週間に相当するのかもわからない重症ですが、とりあえずは個人技頼みだろうが、FK一発だろうが、どんな見苦しい形でも結構ですから勝ち点3を積み上げられるよう祈るばかりです。
P.S.
07年ゼロックス杯優勝記念グッズはお蔵入りになってしまいましたが、どうせなら「ゼロックス杯惨敗記念掛け軸」でも作ったらいかがですか? こんなんみたいな・・・
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