細貝落選
残念ながら細貝は北京五輪アジア2次予選第1戦の代表メンバーから漏れました。
アジア大会2006はリーグ戦の最中ということもあって選手召集にはいろいろ制約がありましたから反町の考えるコアメンバーの参考にはならず、むしろその前に開催された韓国戦@国立の選考メンバーと対比したほうが今回の選考の特徴を考えるにあたって有益でしょう。
<GK>
負傷の西川(大分)に代えて山本(清水)、林(流通経済大学)
<DF>
韓国戦では負傷欠場した水本(千葉)が復帰して、細貝が押し出された格好。
右SB/WBの中村北斗(福岡)の負傷離脱により内田(鹿島)を召集。
<MF>
枝村(清水)、乾(横浜M)が外れ、上田(磐田)を召集。
高卒新人の乾はともかく、枝村が外れたのは非常に意外。リーグ終盤には疲れからパフォーマンスが落ちたとの話は耳にしていましたが・・・
<FW>
森島康(C大阪)を追加。過剰気味のMFを削って明らかに戦力不足のFWを増やしたのは妥当ですが、J1での実戦経験がないデカモリシを呼ぶか、フツー。日本は常にそうだけれども、この世代はとりわけFWが弱い。よほど人材がいないのでしょう。セレッソでレギュラーを奪うには至っていない苔口に拘るのも同様。
長期合宿を含んでいるためGKが3人になって韓国戦@国立より1名増えた格好にはなりましたが、そんなに大きくは顔ぶれが変わっていません。人材のいないGK・FWはともかく、DF・MFでU-22代表になるにはトップチームでレギュラーを張り、実戦経験を積んでいるかどうかが大きな選考基準になっているのは間違いないようです。
細貝には残念な結果になりましたが、今年の浦和はなにぶん超過密日程。リーグ戦になるのか、あるいはACLになるのかはわかりませんが、浦和で細貝の力が必要になる時がきっと来ます。災い転じて福となすというわけではありませんが、U-22よりははるかにレベルの高い浦和で細貝が一層の精進を積み、やがてA代表へ上り詰めることを願って已みません。
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<アジア大会男子サッカー2008 2次予選(2/28国立) U-22日本代表メンバー>
GK 山本 海人(清水)
GK 松井 謙弥(磐田)
GK 林 彰洋(流通経済大学)DF 一柳 夢吾(東京V)
DF 千葉 和彦(新潟)
DF 伊野波 雅彦(F東京)
DF 水本 裕貴(千葉)
DF 青山 直晃(清水)
DF 福元 洋平(大分)
DF 内田 篤人(鹿島)MF 本田 拓也(法政大学)
MF 増田 誓志(鹿島)
MF 谷口 博之(川崎F)
MF 水野 晃樹(千葉)
MF 梶山 陽平(F東京)
MF 青山 敏弘(広島)
MF 上田 康太(磐田)
MF 家長 昭博(G大阪)
MF 本田 圭佑(名古屋)FW 平山 相太(F東京)
FW カレン ロバート(磐田)
FW 苔口 卓也(C大阪)
FW 森島 康仁(C大阪)
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