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2007.03.08

【観戦記】浦和 3-0 ペルシク

 グループで最も力が劣ると見られるペルシク・ケディリに対し3-0の勝利。

 内容は前節横浜C戦同様芳しいものではありませんでしたが、何かと難しいリーグ戦緒戦を怪我人も出さずにきっちり勝てたのでまぁ良しとせざるを得ないでしょう。ネネが不用意なイエローをもらったのは残念でしたが。

 後半交代を命じられたワシントンが怒ってユニフォームを投げ捨てて退場してしまったのが気がかりですが、ワシントンはこの日も不調、また横浜C戦で小破して週初は別メニューだったことを考えれば、交代自体はやむを得ないと思います。どフリーを3発外してしまったのはともかく、前節同様簡単にボールを奪われる場面が目立ちました。いつもでしたら懐の深さを利用してきっちりボールを収めてくれるはずなんですが。ベタ引きの相手に対して前線に拠点ができないのは非常に辛く、致し方なく永井が下がってボールを貰いにゆく場面も多々。

 ワシントンも自身のコンディションが良くないことは自覚していますから、あの怒りはベンチに向けられたものというよりは半ば思うようなプレーができない自分に向けられたものだと思います(とはいっても、いくらなんでも途中帰宅はまずいなぁ・・・ 何らかの処分は免れんでしょう)。また海外では監督とスタープレーヤーが対立するなんて日常茶飯事ですから、オジェックもワシントンの振る舞いには慣れたものでしょう。

 しかしコンディション不良でシーズンに突入し、試合を重ねながらコンディションを上げてゆこうとするのはいいが、やっぱり使い物にならずに途中交代を命ぜられるって、まるでエメルソンなんですが(´・ω・`)ショボーン

 ゲーム内容はほぼ前節をなぞったようなもの。相手のレベルは久保がいない横浜Cといったところでしょうか。ベタ引きで守備一辺倒。中盤でプレスをかけると簡単にボールを失ったり、やっとこさボールを奪っても有効なカウンターが繰り出せないあたりは横浜Cとそっくりです。一応アウェーであることを意識してか、意外にもペルシクは手荒いプレーが少なかったように思いました(啓太が一回削られたくらいか・・・)。負けているのにGKが執拗に時間稼ぎするのは謎でしたが。

 相手は中央をびっしり固めている上、中央のワシントンを絡ませる攻撃が機能しないため、浦和の攻撃は両サイドからの放り込み中心。だが、これが悲しいほどに決定機にならない。誰にも合わないクロスが何本放り込まれたことか。今日は2トップだけでなく前に3人飛び込むこともあったのですが、それでも誰にも合わない。一度相馬のクロスがどんぴしゃりで永井に合いましたが、今度は永井のジャンプのタイミングが悪く、体が伸びきった状態でヘディング・・・

 ただ横浜C戦と違って中から外、外から中という動きがちょっとあって、中からミドルシュートを撃とうとする意識が垣間見られたのは進歩でしょう。伸二がミドルを枠内に3本放って内1本が貴重な追加点になりましたし、暢久やネネも良質のミドルシュートが各1本ありました。

 しかしそうはいっても全体に運動量が少ない(伸二やポンテの運動量が多いほうに見えるくらい、他が動かない・・・)のと、攻守の切り替えが極めて遅いのは相変わらず。特に攻守の切り替えの遅さは致命的で、わざわざ相手に帰陣の時間を与え、陣形を整えさせてから攻めているようなもの。これじゃ1ランク上の相手から点を取るのは無理でしょう。ポゼッション重視も結構ですが、現在の浦和はポゼッション自体が自己目的化しているように見えます。簡単に攻められる時は一気に攻めきらんと・・・ 基本的にポゼッション志向ながらも時折素早いカウンターを織り交ぜながらの攻撃を繰り出せるまでには相当時間がかかるのでしょう。

 GKが小さいのでセットプレーに期待がかかったのですが、結局得点に結びついたのは序盤の伸二左CK→暢久のみ。あとは得点機にすらならなかったような・・・

 あとオジェックはどうもギド同様守備重視=安全第一サッカーを志向しているのではないかという気がしてきました。相手はほぼ1トップなのですが、浦和はご丁寧にもかなりの時間帯で3人DFに残っています。これじゃ引きこもりの相手をなかなか崩せないのも道理。序盤は阿部が時々攻撃参加して前節とは違ったところを見せていましたが、次第に尻すぼみ。代わってネネが盛んに攻撃参加していましたが、これは結構効果的。闘莉王ばりに敵エリア内に長く滞留してヘディングシュートを狙う一幕も。時折守備が軽い悪癖もありますが、あえてオジェックがネネを残したのはそれなりの意味はあった模様。

 ベタ引きの相手に対し岡野投入はかなり無理があり、案の定最前線の岡野にボールを当てるのはことごとく無駄玉になりましたが、それでも岡野が激しく動き回ることで全体の運動量が心なしか上がったのは不思議なもの。岡野がどういう指示を受けて投入されたのかはわかりませんが、戦局を見ながら岡野なりに交代選手としての役割どころを考えたのかもしれません。

 相馬→平川の交代は単に相馬を休ませただけか。でもそれなら交代枠を1つ余らせてしまうのは不可解。久々に左WBに入った平川でしたが、残念ながら全く見せ場なし。

 観客は31,000余。38,000枚も前売りが売れたとの話でしたが、やはりその大半はシーチケだった模様。開幕戦ですら5000名ほど欠席があったくらいですから、極寒の平日ナイターで多数欠席が出るのは致し方なし。

 埼スタの広告類は全部カバー付きで、ACLのスポンサー看板(しかも固定式)がピッチに立てられているだけ。随分素寒貧とした感じ。MDPの広告すらACLスポンサーのみに制限されました。今季100円値上げとなった(というか元の300円に戻った)MDPですが、増ページによる値上げというのは表向きで、ACL用MDPに広告が入らない分を値上げでカバーしたんじゃないかと。

P.S.

 ACLの予選グループ順位決定基準は以下の通り。

 複数チームが勝ち点で並んだ場合、順位は以下の基準で決定する。

1、当該チーム間の勝ち点
2、当該チーム間の得失点差
3、当該チーム間の総得点
4、グループリーグでの得失点差
5、グループリーグでの総得点
6、当該チームが2チームのみで、なおかつ最終節がその2チーム間の試合であれば、その場でPK戦
7、くじによる抽選

 従って、当該チーム(浦和の場合、シドニーor上海が該当する可能性大)に対し負けないことが大切で、最も力の劣るペルシクから大量点を奪うことはそれほど重要じゃない。その辺をよくわかっていない人があまりにも多いようなので注意喚起しておきます。

 「アジアでは何が起こるかわからない!」と煽る向きもありますが、そもそも「当該チーム」にホームで勝てないようじゃ話になりませんな。

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