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2007.03.01

【観戦記】U22日本 3-0 香港

 天候同様、お寒い試合でした。

 反町が「収穫は勝ったことだけ」と吐き捨てるのは全く同意。チャンスの山を作ったけれどそれを決めきれずというのであればまだしも、先制点を決めた後は次第に尻すぼみの内容になり、チャンスを作れないどころか、自らのミスでピンチを招くという体たらく。2点目を取ってからようやくリズムを取り戻した感がありましたが、今度は決定力不足を露呈。いやはやこの試合のためにU-22組を供出したクラブの監督は腸が煮え繰り返っていることでしょう。

 「個人プレーに走りすぎ。オールスターサッカーじゃないんだ」との反町の言葉は正直ピンと来ませんでした。たぶん反町のいうところは、回りが見えていなくて無駄にボールを持っては囲まれる場面が散見されたという意味なんだとは思います。また伸二じゃないと無理だろうと思われるダイレクトパスを試みてあっさりタッチラインを割るようなプレーを指しているのかもしれません。しかし私は「俺が点を取ってやる!!」「俺が俺が」という意味での個人プレーは逆に希薄で、むしろそれがこのチームの問題じゃないのかなと思いました。

 立ち上がりは右サイドから簡単にDFラインの裏へボールを出す攻撃が頻繁に見られ、実際そのパターンで何度もチャンスを作り、ついにカレン→平山で先制点をもぎとったわけですが、それ以降がいただけません。

 左サイドは李が邪魔になって本田を全く生かせず。FW陣があまりにもアレなので反町が李に夢を抱くのはよくわかりますし、相手が弱いうちに李を実戦登用してチームに慣れさせようとしているのだとは思いますが、未だフィットせず。これなら後半のように家長を前に入れたほうがはるかにマシ(実際家長が中へ入る動きを示したことで本田が上がりやすくなった)でしょう。

 また総じてビルドアップがうまく行かなかった米国戦を反省してか、中盤をなんとか作ろうという意識は見られるのですが、それを意識するあまり今度は肝心のゴールへ向かう姿勢が希薄になっているのが気になりました。

 水野と後半投入された家長だけですね、その点誉めていいのは。2点目のきっかけとなった水野の突進。ああいう「個人プレー」がもっとあって然るべきでしょう。敵DFの間にうまく入り込んで、DFを背負っているわけでもないFWがボールを受けて反転シュートを狙わずに後方に叩く場面には思わずへなへなとなってしまいました。

 この惨状じゃ守備を組織化することには長けているが攻撃は所詮個人頼み-3外国人で攻めて日本人全員で守ると揶揄された新潟-という反町の悪評を拭えないでしょうな。平山はエジミウソンではなく、カレンはファビーニョではなく、何かと頭を抱える場面ばかりが目立つ中、反町はどう修正して行くのでしょうか。

P.S.

 観客わずか12,000人弱。

 これじゃU-22の集客力は(例えに出して申し訳ないが)ヴェルディ並ということですな。テレビ視聴率もおそらく試合同様お寒いことでしょう。

 スタジアムに観客が来ないのは、相手がかなり格下、しかも真冬のナイターという悪条件を考えるとある程度やむを得ないかなとは思いますが、日頃熱心なJリーグファンなのに「今日試合があるのを知らなかった」「試合なのをすっかり忘れていた」とのたまう方が結構いらっしゃるのには正直がっかりさせられます。

 もっとも私も前年までA代表に興味を持てない時期があったので、今のU-22に関心がない方の気持ちもわからんでもありません。でも残念ながらドイツW杯の惨敗をターニングポイントに日本サッカーは(実力はともかく人気面では)衰運に向かいつつあります。そんな状況下で、いくら贔屓のクラブの選手が出ていないからとはいえ、サッカーファンなのに代表への関心を失ってしまうというのはこの時勢自殺行為のように思えて仕方ないんですが。

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