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2007.04.24

観客動員-ホーム第4節(1)

 浦和のホーム第4節川崎戦の観客数は50,531名。開幕戦以来の5万人超で、前売り売り上げから推察される観客数に近いものとなりました。やや暑い位の好天に恵まれ、ビジター席もきれいにビジュアルパフォーマンスが出来上がるほどの盛況。川崎はおそらく今季最後まで優勝を争うであろう好敵手と目されるに至り、優勝争い真っ只中の昨年の対戦ととほぼ同数の観客が集まりました。試合内容から見ても川崎が首都圏最大のライバルにのし上がったのは間違いありません。結果は浦和が1年半ぶりのホームでの敗北に終わりましたが、浦和がホームで負けるのを初めて見た方もいらっしゃったかもしれません。

 その他の会場は味スタを除いて観客数に漸減傾向が見られますが、気になるのは広島。またしても雨交じりだったようですが、ホーム3試合連続の1万人割れ。そんな中広島には厳しいニュースが先週報じられました。

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サンフレの赤字、約5億円(中国新聞)

 サッカーのJリーグ1部(J1)サンフレッチェ広島は十六日、広島市内で株主総会を開き、二〇〇六年度(〇六年二月―〇七年一月)の決算を承認した。経常損失は球団史上二番目の四億九千八百万円にのぼり、二年連続の赤字となった。

 総事業費が前年度比二億九千二百万円増の二十七億六千六百万円に達した。選手補強に加えシーズン途中の監督交代が響き、選手スタッフ人件費が十億九千五百万円(一億二千五百万円増)。選手獲得にかかる移籍金なども三億五千万円(九千七百万円増)、仲介手数料も四億千二百万円(八千百万円増)とアップした。

 一方、売上高は前年度比三千七百万円減の二十二億六千七百万円となった。うちスポンサー広告料は十一億九千二百万円(八千四百万円減)。入場料収入は三億七千九百万円(三千三百万円増)。主催20試合の総入場者数は約二万七千四百人減の約十九万九千百人。一般向けチケット販売の不振を、好調だった年間指定席と年間パスの販売がカバーした。

 久保允誉社長は「本年度は補強に頼らない育成型のチームづくりに原点回帰し、黒字に転換させる」と話した。(佐藤正明)

 ◎解説 黒字転換、観客動員が鍵

 広島が一九九六年度の五億七千四百万円に次ぐ赤字決算となった。それでも、チームはペトロビッチ監督の下で上昇傾向にあり、劇的な「V字形」の回復は可能。久保社長は「本年度は大丈夫」と三年ぶりの黒字転換を見込む。

 赤字が約五億円まで膨らんだのは、例年なら次年度に回していた移籍金などの支出要素をできるだけ「前倒しした」(久保社長)面もある。それだけ、二〇〇六年度で底を打ちたい意図が読み取れる。

 〇七年度はJ1クラブ平均の売上高約二十五億円(約二億二千万円増)と経常利益七百万円を見込む。既存、新規のスポンサーから約一億円の増額をほぼ確保。さらに小口のスポンサー獲得も進める。選手補強を抑えたことで、総事業費は約三億円の削減を目指す。

 ただ、球団を黒字体質に変えていくには、二年連続で減少している観客動員数のアップが欠かせない。久保社長はJリーグとの共同企画など、さまざまな取り組みを実施する方針を示した。

 主力選手を手放すことなく黒字を達成できれば、久保社長の言う「厳しいが来年以降につながる年」になる。(佐藤正明)

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広島は05年度も1.7億円の赤字を出していますが、06年は赤字が約3倍増。単年度で5億円もの赤字を出しているクラブは05年度では神戸しかありません。

(参考) 2005年度Jクラブ個別経営情報開示資料

 昨年度の赤字には一時的要因がかなり混じっているとはいえ、広島の今季入場者数は昨年度を大幅に下回って推移しており、現状では観客増=収入増という正攻法で経営が早期回復する可能性は薄いといわざるを得ません。社長は「本年度は育成型のチームづくりに原点回帰し、黒字に転換させる」と語っていますが、その帰結は残念ながら明らかかと思います。

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