無印の馬がゴール!
鉄板中の鉄板、オッズ1.0倍で「ドコモスタジアム」になると目されていた大宮公園サッカー場のネーミングライツですが、意外にも「Nack5」が権利を取得しました。NTTグループもこれ以上ドブに金を捨てるわけにはいかないということなのでしょうか。
また本件でそれ以上に意外だったのはネーミングライツに4社も応募があったこと。蘇我スタ(現フクアリ)のネーミングライツ売却は非常に難航しましたし、山形(現NDスタ)も値下げしてようやく1社が入札に応じたとのこと。
大宮公園のネーミングライツ取得によるPR効果なんて現在の大宮の観客数・メディアへの露出度を見れば蘇我スタ建設当時の千葉と似たようなもんでしょうし、しかも今後J2に転落してしまう可能性が極めて高いチームのホームスタジアムですから蘇我スタよりもさらに条件が悪いような気がするだけに、よく4社も手を上げたなと思いました。
もっともNack5との契約内容が不明なのでこれ以上つっこみようがありませんが。
P.S.
埼玉スタジアムのネーミングライツ売却には知事が否定的ですが、ゴール裏屋根設置の原資としては有力な案だと思うんですがね。「埼玉」を冠につける条件で売却すれば、「埼玉」をPRしたい知事の意向にも反しないはずなんですが・・・
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十一月のリニューアルオープンに向け、さいたま市が公募していた大宮公園サッカー場(大宮区高鼻町)のネーミングライツパートナー企業(命名権売却企業)に、FMラジオ放送局のNACK5(ナック・ファイブ=大宮区、佐藤允克社長)が内定したことが二十三日分かった。県内の公共スポーツ施設で命名権の売却は初めて。
新名称は「NACK5スタジアム大宮」(仮称)となる見込みで、基本事項を確認後、来月十四日ごろに調印式を行う予定。
さいたま市は長期・安定した管理運営を可能にするため、命名権売却を決定。新名称に「大宮」を盛り込むことや売却希望額五千万円以上などを条件に、五日までパート―ナー企業を募集した。市内三社、都内一社の応募があり、二十日の「命名権者審査選定委員会」でNACK5を第一候補に内定。二十三日、四社に結果を伝えた。
市担当課は「詳細は話せない」としたが、「地元企業でイメージもいい。売却金額だけでなく、スポーツを通して地域の活性化など連携して取り組める企業」と評価した。
大宮公園サッカー場は一九六〇年に日本初のサッカー専用球場として開設。Jリーグ大宮アルディージャのホームスタジアムとして現在、一万五千五百人収容の改修工事が行われている。
NACK5は八八年開局。地元企業で知名度が高く、プロ野球やJリーグなどスポーツ中継にも力を入れている。
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